サラリーマンの生涯年収っていくらくらいでしょうか。
2億円だとか3億円だとか言われてはいますが、実際のところどうなのかを調べてみました。
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サラリーマンの生涯年収を推定してみる
各年代の生涯年収や退職金から生涯年収を推定してみます。
平均年収から生涯年収を推定
各年代の平均年収は以下の記事にて紹介しています。
今回は男性の場合で考えてみます。
簡単に年代別でまとめると、
- 20代前半:265万円
- 20代後半:378万円
- 30代前半:446万円
- 30代後半:502万円
- 40代前半:564万円
- 40代後半:629万円
- 50代前半:656万円
- 50代後半:632万円
となっています。
大卒で22歳から60歳まで働いたとすると各年代での年収は合計で
- 20代前半:795万円
- 20代後半:1890万円
- 30代前半:2230万円
- 30代後半:2510万円
- 40代前半:2820万円
- 40代後半:3145万円
- 50代前半:3280万円
- 50代後半:3160万円
となります。
よって、サラリーマンの生涯年収は
1億9830万円となります。
おお、なんとも寂しい額です。
あんたの生涯年収はどれくらいになりそうですか?
年収はあなたの実力よりも会社次第であることが多いです。
実際のあなたの価値はどれくらいなのでしょう。自分の市場価値はどれくらいなのか、リクナビネクストで確認してみるといいでしょう。
また、ミイダスでは、いくつかの質問に答えることで簡単に適正年収を調べることができるので、やってみると面白いです。
生涯年収に退職金を合算
退職金の平均額は
退職金の平均や相場はどれくらい?公務員の場合と民間の場合。で、
詳しく紹介していますが、
大卒で、定年退職の場合で1807万円です。
この額を上記で求めたサラリーマンの退職金に合算させてみると、
2億1367万円となります。
こちらが、実際に貰えるサラリーマンの生涯年収となるわけです。
退職金をもらえる場合に限りますが。
ユースフル労働統計による生涯年収算出
生涯年収は、
独立行政法人 労働政策研究・研修機構がユースフル労働統計2014-労働統計加工指標集-
によって算出されています。
この結果を紹介しましょう。
サラリーマンの生涯年収
男性のサラリーマンの場合、以下の通りとなります。。
- 中学卒:1億7130万円
- 高校卒:1億9040万円
- 短大卒:2億0040万円
- 大学・大学院卒:2億5180万円
ちなみにこれは退職金を除いた金額。
退職金、定年後に得る賃金まで含めると
- 中学卒:2億1980万円
- 高校卒:2億4670万円
- 大学・大学院卒:3億3340万円
となります。
退職金を除いた金額は、中卒、高卒、短大卒先ほど求めた平均値と大きくは変わりません。若干多いくらいです。
この調査結果は2009年ですので、今よりも年収が高いことによるもだと思います。
年収の下がった今では先ほど求めた数字くらいになっていることでしょう。
それにしても大卒は生涯年収がかなり多いですね。他とくらべると全然違います。税金考えなければ家が1軒変えてしまいます。
転職しない場合
転職せずに、学校を卒業してから同じ会社で働き定年を迎えた場合だと以下の通りになります。
- 中学卒:2億690万円
- 高校卒:2億4070万円
- 短大卒:2億4120万円
- 大学・大学院卒:2億7580万円
この結果からわかるように平均でみると転職せずに同じ会社で働き続けるほうがいいことがわかります。
日本ではこれまでは終身雇用制度が採用されている会社が多かった為、同一の会社で勤続年数が長いほうが賃金が高くなったり、出世しやすかったりするのでしょう。
しかし、最近は終身雇用制度を辞め、成果主義をとりいれるようになってきている為、この傾向は変わってきています。
年収アップには今がチャンス
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サラリーマンの生涯年収、今後どうなる
今回紹介した生涯年収ですが、今の平均年収を参考に算出してみた結果です。
今あなたが30歳だとすると、10年後の40歳では平均年収が今の40歳の平均年収よりも高くなるかもしれませんし、低くなるかもしれません。
高くなれば、生涯年収は高くなりますし、低くなれば生涯年収は低くなります。
平均年収は年々下がっている為、あなたが手に入れる生涯年収はかなり低い結果となってしまうかもしれません。
実際に、生涯年収の平均は昔にくらべるとかなり下がっています。
大卒男性の平均生涯年収は1997年ではなんと2億9250万円。4000万円以上も多いのです。
自分自身でも何らかの対策を打たなくてはなりません。