ただでさえ厳しいと言われている派遣社員から正社員への転職。
それが30代後半ともなると、ほぼ絶望的かのように感じる人もいるかもしれません。
しかし、実際に30代後半でも派遣社員から正社員に転職を成功させた人はいます。
話を聞くと、確かに苦労もあったようですが、それ相応の努力をしており、これから派遣社員から正社員を目指す人には参考になるかと思います。
今転職を考えていなくても転職エージェントには登録した方が良い たとえ今転職する気がなくても、自身のキャリアプランなどについて転職エージェントは無料で相談に乗ってくれます。 リクルートエージェント doda X 転職エージェントでは様々なサポートを受けることができるので、一人で転職をするよりも成功率が上がります。
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30代はこれまで培ってきた経験やスキルがあるので、即戦力として企業から高い評価を得ることのできる魅力的な人材です。
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派遣から正社員への転職体験談
私は37歳で派遣社員から正社員へ転職できました。
派遣社員から転職活動を決心するまで
まず、簡単に私の経歴を紹介します。
ほどほどの大学を出て、最初は平凡な会社に正社員として就職しました。
ただ、その会社の仕事内容がどうしても楽しいと思えず4ヶ月で退職します。
そこからはフリーターを2年ほど経験し、その後は派遣社員として10年以上働いてきました。
派遣社員でも生活するだけのお金は稼げますし、正社員として働くほどの熱意もやる気もなかったため派遣社員を続けていたのです。
そんな中、私の考え方を変えたのがリーマンショックでした。
ひどい経営状態の悪化によって派遣切りを行う会社は増え、派遣の仕事も紹介されない状態になってしまったのです。
当然私も派遣切りに遭い、新たな仕事も紹介されず約1年半仕事がない状態が続きました。
派遣社員は、将来的に見てリスクが高いと言われてはいたものの、正直このことが起こるまでは「仕事があるし大丈夫だろう」と思っていたのです。
しかし、リーマンショックによって派遣の危うさを自覚し正社員を目指し始めました。
最初は、リーマンショック後に派遣されていた企業で正社員への直接雇用制度があり、上司にも「頑張れば正社員になれるから」と言われていたため転職活動せず正社員を目指したのです。
ところが、残念なことに正社員として雇用されることはなく、3年経過した後に雇用は延長されなくなりました。
その時は、「なぜ会社に淡い期待を抱いて無駄な3年間を過ごしたのだろう」と激しく後悔したのを覚えています。
そして、そこから私の正社員を目指した転職活動がスタートしました。
もう30代後半だったため「無理かもしれない」と思いながらも、「やらないと何も始まらないし、どの企業も人手不足だからチャンスはあるだろう」と思ったのです。
転職活動初期
私の場合、企業探しや応募は転職サイト経由と転職エージェント経由の2つを使いました。
利用する人が多いハローワークは、私が全国可だったのと、ハローワークの求人にブラック企業や空求人が多いと聞いていたため辞めました。
とはいえ、やはり転職活動は簡単なものではなく、30代後半で正社員として働いた経験がない人間を雇ってくれる企業はそうそうありません。
転職サイトでは、最初に応募した企業10社は1社も受からず、転職エージェントに至っては「紹介できる案件がない」と相談にも乗ってくれませんでした。
覚悟はしていたものの、正直心が折れそうになりました。
転職活動中期
全然受からないからといって、転職活動を辞めるわけにいかない私は2つの方法をとりました。
一つ目は転職サイトに複数登録して「未経験可」「30代でも可」の中から、派遣で経験した業務に関連がある仕事に絞って応募できる会社を探したのです。
次に、断られた転職エージェント以外で他にどこか相談に乗ってくれる転職エージェントがないか探しました。
結果的に、自分の経歴でも「仕事の紹介」「転職サポート」を行ってくれる転職エージェント会社が見つかり、仕事も紹介してもらえるようになったのです。
転職活動後期
転職エージェントに相談に乗ってもらうようになってからは、比較的スムーズに転職活動を進められるようになりました。
履歴書の添削等も行ってくれたため、自分が転職サイト経由で受けた会社も書類選考が通過できるようになったのです。
面接は苦手意識があまりなかったので「面接まで行けばこっちのもの」と思ってはいたものの、数少ないチャンスを大事にするため徹底的に準備しました。
最終的に、私の転職活動は以下の結果になりました。
- 応募社数:55社
- 書類選考通過:6社
- 面接通過、内定:3社
- 転職活動期間:3ヶ月ちょっと
そして、晴れて正社員になれました。
年収は派遣社員時代に比べると200万円もアップしたのです。
転職活動中は心が折れそうになる時があったものの、今は踏ん張って諦めなかったことを心から良かったと感じています。
30代で派遣社員から正社員へ転職できた秘訣
今回紹介した方は、最終的に3社から内定をもらえました。
では、この方が成功した秘訣はどこにあるのでしょうか。
現実的に可能な会社から選ぶ
一つ目の秘訣は、応募した企業の選び方が良かった点でしょう。
30代後半だと派遣社員という職歴はマイナス評価となりますし、職歴だけで人物像や能力が関係なく落とされるケースはよくあります。
むしろ、そういった会社の方が多いくらいでしょう。
そんな中、少しでも可能性のある会社を探し出し、応募していったことが成功に繋がったのだと思います。
派遣社員を辞めて転職活動に集中した
この方は3ヶ月で55社も受けていますが、仕事をしながらだと中々そこまで応募することはできません。
実際、派遣社員としての仕事を辞めて、全精力で転職活動に集中したそうです。
生活するために仕事が必要なら在職中の転職活動も仕方ないでしょう。
しかし、金銭的な余裕があるなら思い切って転職活動に集中するのもいいかもしれません。
何社落ちても心を折らない
転職活動での平均応募社数は20社程度です。
しかし、この方は55社も受けています。
派遣社員で30代後半というマイナスポイントがある以上、それなりの数の企業を受けるのは致し方ありません。
応募する企業の質は大事ではあるものの数もかなり大切です。
熱意とやる気をアピール
面接では、とにかく「熱意」と「やる気」をアピールしたそうです。
正社員としての実績がない以上、経験という面では劣っているかもしれません。
しかし、熱意ややる気なら経験は関係なく、いくらでもアピールできるポイントとなっています。
企業側が面接時に重視するポイントとして最も高いのが、実はこの熱意ややる気なのです。
ですから、多少経験面での不利さがあったとしても、熱意とやる気があればそこをカバーすることができます。
これまでの派遣の仕事に誇りをもってアピールした
それでも、やはり仕事での経験も大切です。
派遣社員として働いてきた実績は評価されにくい傾向があるのも事実です。
しかし、この人はこれまでの派遣でしてきた仕事に対して自信と誇りを持ち、決して「正社員として働いてきた人に劣っていない」という部分をアピールするよう心がけたそうです。
派遣社員として働いてきた人でも高いスキルの人はいるので、そこを企業に気づいてもらうことが大切です。
複数の転職サイト、転職エージェントを利用した
複数の転職サイトから自分が応募できる企業を探したり、最初の転職エージェントで断られても違う転職エージェントに登録したりしたのも成功に繋がる秘訣です。
未経験可かつ30代後半でも大丈夫そうな企業は、やはり少なく見つけにくいでしょう。
それでも、できるだけ多くの企業を探すのは必要ですし、転職エージェントのアドバイスがあるかないかで転職活動の質は大きく左右されます。
決して1社だけで諦めず、色々な企業に応募し続けるのが大切です。
30代で派遣社員はやばいのか?理由があるなら問題ない
そもそも30代で派遣社員として働いているのはやばいのでしょうか。
まずは、派遣社員の割合がどのくらいか見てみましょう。
下の画像は、年齢別の非正規雇用者数の割合をグラフ化したものです。

30代で非正規雇用として働いている人は、女性が49.6%で男性が9.0%となっています。
では、30代で派遣社員として働くのはありかなしかについて考えていきましょう。
結論としては、派遣社員を続ける理由が明確であれば問題ありません。
例えば、健康上などの理由などから正社員としてフルタイムで勤務できない場合や、過去に正社員として働いて正社員の働き方が合わなかった場合などは仕方ないでしょう。
もしくは、派遣社員としての時給が高く正社員に転職すると年収が下がる場合も仕方ありません。
30代で派遣社員として働くのがダメなのではなく、派遣社員を続けている理由がないのにダラダラ続けているのが問題というわけです。
派遣社員から正社員になりたいなら転職エージェントがおすすめ
結局のところ、転職活動を始めなければいつまでも派遣社員として働くしかありません。
まずはやるかやらないかです。
さっそく一歩目を踏み出してみましょう。
転職活動に向けて
転職活動をする際、ハローワークを使うというのも一つの手ではありますが、転職サイトや転職エージェントも有効活用するようにしましょう。
転職エージェントをおすすめする理由は次の通りです。
- 気軽に相談できる
- サポートが手厚い
- 書類作成や面接を日程調整してくれる
このように、転職サイトは求人を探すだけではなく自分の強みや市場価値を診断できたり、スカウトサービスを使って好条件の非公開求人からオファーをもらえたりします。
場合によっては、書類選考や1次面接が免除になるケースもあるのです。
また、転職エージェントではキャリアの相談に乗ってくれたり、履歴書の作成補助や面接の練習をしてくれたりします。
何より、自分に合った仕事や自分が希望している仕事を多数紹介してくれるのです。
転職エージェントとの面談は土日でも可能なため、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
「転職エージェントは一つしか利用してはいけない」と思い込んではいませんか? 実際はそんなことはなく、複数のエージェントを利用することで得られるメリットはとても大きいです。 各エージェントごとに独占して紹介している求人が存在します。 そのため、複数のエージェントを利用しなければ出会うことのできない求人も数多くあるのです。 いくら転職のプロといえども、アドバイスやサポートの内容に徐々に不満が出てくる可能性だってあります。 そんな状態で転職活動を進めるのは非常に不安でしょう。 複数のアドバイザーと転職活動を進めることで、あなたと相性の合うアドバイザーに出会える確率を上げることができます。 転職エージェントの強みはそれぞれの会社によって異なります。 大手ならではの求人数やサポート範囲など総合力を強みにしているところもあれば、特定の年齢層や業界に特化したエージェントもあります。 双方を活用することで、選択の視野を広げつつも自身の年齢や希望業界にマッチした転職ノウハウを学ぶことができ、結果として転職活動全体の質を高めることができるでしょう。 また、複数のエージェントを利用することでそれらを比較できるので、真にあなたにマッチしたエージェントを判明させることもできます。 掛け持ちしていることをあえてエージェントに伝えることは有効でしょう。 当然、エージェントとしてはせっかくの求職者を他のエージェントには取られたくないので、その事実を知ればさらに頑張るはずです。 このように、掛け持ちを伝えることでさらなるサービスの向上を図れる可能性が高まります。 転職エージェントを複数利用することに申し訳なさを感じる人もいると思います。 ただ、転職エージェントの利用は完全無料ですし、転職は今後の人生を左右するものなので、情に流されて自らのチャンスを逃さないよう積極的に複数のエージェントを利用してみてください。 30代の方におすすめの転職サービス 【最大手】リクルートエージェント 転職サイト|転職エージェント 多くの非公開求人を保有しており、求人件数はダントツNo.1。 20代の若手から40代のミドル層まで幅広い求人を扱っているので、転職するなら登録必須のサービスです。 まだ方向性の定まっていない方でも、あらゆる業界・職種の情報からピッタリの求人を見つけられるでしょう。 【ハイクラス】doda X 転職エージェント doda X(旧:iX転職)は、ハイクラス向けの転職サービスです。 高収入を得られる求人が多数あり、将来的に年収800万円以上を目指したい方におすすめです。 また、ヘッドハンターからのスカウトや手厚いサポートも受けれるので、自身の市場価値を向上させながら効率よく転職活動を進めていくことができます。転職エージェントは掛け持ちをしないと損!
選択肢が増える
相性の良いアドバイザーに出会える確率がUPする
各エージェントの強みを使い分けられる
掛け持ちしていることをあえて伝えてみよう