健康を無視した長時間のサービス残業に上司からのパワハラ、そんなブラック企業なら誰だって働きたくないと思っているはずです。
ただ、中には転職先がブラック企業だったという運が悪い人も少なからずいます。
そこで、今回は転職でブラック企業に転職してしまう人の特徴をまとめてみました。
これから転職を考えている人は、ブラック企業に転職しないようぜひ参考にしてみてください。
今転職を考えていなくても転職エージェントには登録した方が良い
たとえ今転職する気がなくても、自身のキャリアプランなどについて転職エージェントは無料で相談に乗ってくれます。
相談することで自身の正しい市場価値が分かり、今後のキャリアについても考えやすくなるでしょう。
また、転職意欲の低い段階から情報を集めておくことで、いざという時にスムーズに転職活動を行えます。
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ブラック企業への転職はあなたに負の影響をもたらす
転職先がブラック企業だった場合、毎日の仕事が多すぎて心身への負担が大きくなることが考えられます。
例えば、毎日のサービス残業で家に帰っても十分な睡眠時間を確保できなかったり、職場の人間関係でストレスが蓄積したりと心身の健康を保つことが難しくなるでしょう。
休日も寝て終わる、家族や友人との時間を持てないともなれば、ますますあなたの負担は大きくなっていきます。
こうした状態が続くと、仕事で本来のパフォーマンスを発揮できなくなっていきます。
心身の疲労からミスが増えて、それをフォローするためにまた残業したり、増えた残業のために睡眠時間を削らなければならないなど、本当に良いことはありません。
最終的に、夜眠れない、やる気がでないなどの症状が現れ、うつ病を発症しかねない危険な状況に陥ります。
転職してブラック企業に入ってしまう人の特徴
では、どういった人が転職でブラック企業に入ってしまうのでしょうか。
世の中のブラック企業は目立つものの、それほど数が多いわけではないので運だけでうまく避けられる人はいます。
ですが実際は運とは関係なく、正しい転職活動をしないとブラック企業を選んでしまうリスクが高まるのです。
会社を辞めることが目的になってしまい、転職先選びが適当
今の会社を早く辞めたいという思いから、転職の目的が「会社を辞めること」になってしまうと、適当に転職先を選んでしまいがちです。
とにかく早く転職先を決めることに重点を置き、自分の希望、その会社の実情などろくに把握せず、いざ入社してみてようやくようやくブラック企業であることに気づくパターンです。
会社を辞めたいという気持ちで転職に踏み切ることは悪いことではありません。
ただ、転職の目的はあくまであなたの希望を実現できる会社に入るための、「手段」です。
今の会社を辞めたいと思う理由を考えて、次の転職先ではどうしたいかを明確にしなければならないのです。
求人に掲載されている情報を盲目的に信じてしまう
求人広告に掲載されている情報は、その会社の良い部分がほとんどです。
会社にとって不都合な情報は隠し、なんとかして人を集めるために詳しく書かないところもあります。
例えば、年収モデルの場合、サービス残業ばかりさせるくせに「残業◯時間含む」などと書いている場合もあります。
企業研究をしないで、求人上の情報だけで転職を決めてしまうと、ブラック企業に転職してしまう可能性は高くなるでしょう。
ブラック企業を避けたいなら企業研究は一番怠ってはいけない部分だということを忘れないでください。
待遇ばかりに目が行ってしまいがち
ブラック企業の中には、待遇、特に年収部分を高めに設定するケースが少なくありません。
とりあえず転職時の年収を高めにしておけば、その後の昇給が一切なくたって人が集まりやすいですからね。
目先の待遇でごまかすのはブラック企業の常套手段ともいえるものです。
そのため、待遇ばかりに着目せず、福利厚生や年間休日数などにも目を向けて会社を選ぶようにしましょう。
最初から妥協して諦めている
自分なんてまともな会社には転職できないと決めつける人は、仕事やキャリアに希望を持っていないため、採用してくれた会社にポンと入社してしまいます。
自己分析や企業研究をしないで転職するため、ブラック企業に当たる可能性が高いのです。
学歴が低い、転職回数が多い、スキルがないといった理由から、自分なんかブラック企業にしか入れないなどと思い込んでいる人もいます。
ただ、それは大きな勘違いであり、多少難易度は上がるでしょうがあなたを見込んで採用してくれる会社はあります。
だからこそ、最初から諦めるのではなく日々スキルアップに努めて、少しでも条件の良い会社に転職できる可能性を高めていくことが重要です。
ブラック企業かどうか見極める2つのポイント
求人情報だけでブラック企業かどうかを見極めることはなかなか難しいことです。
自分なりに企業研究をしても、企業側が都合の悪いことを隠していれば判断できない部分も沢山あります。
ここでは、求人票や企業研究以外の手段でブラック企業かどうかを見極めるポイントを紹介していきます。
社員の口コミを参考にすることは有効的
インターネット上には、実際にその会社で働いている社員や元社員の口コミを掲載しているサイトが数多くあります。
こうした企業の口コミサイトを複数チェックして、総合的に良くない口コミが多い企業はブラック企業の可能性があります。
ただ、口コミは個人の主観的な意見であり、すべてを鵜呑みにしてはいけません。
良い口コミと悪い口コミの両方を総合的に考えて、情報の1つとして頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
また、続けて情報収集を行い、他の企業と比較していくことが大切です。
固定残業代が極端に多い会社は要注意
企業の中には、給与に固定残業代が含まれているケースがあります。
固定残業代とは、別名みなし残業代とも呼ばれるもので、一定時間残業したものとして毎月支払われる残業代を指し、社員のモチベーションアップを狙って導入することが多いです。
例えば、固定残業代が10時間分の20,000円の場合で考えると、月に0～10時間の残業をしたときは給料は変わらず、11時間以上の残業をすると10時間を超えた分の残業代が支払われます。
みなし残業時間の上限に関して、特に規定はありません。
ただ、36協定を締結した場合の残業時間の上限が「月45時間・年間360時間」であることから、一般的には45時間が上限であると言えます。
この固定残業代は企業により時間数はそぞれ異なるものの、上限の45時間で設定されているような企業は注意が必要です。
固定残業代を導入するということは、日常的に残業があると解釈できるからです。
ブラック企業を避けたいなら転職エージェントを活用しよう
転職活動中に自分が選んだ企業がブラックかどうかは、なかなか見極めが難しいと感じる方は、転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントは転職のプロであり、多くの企業情報を把握しているため、１人で転職活動を進めるよりもブラック企業に当たる確率は大幅に下がるでしょう。
ブラック企業を避けれる理由はエージェントの報酬形態にある
転職エージェントの報酬形態は、担当した求職者が内定を獲得し、転職先の企業で一定期間働いて初めて企業から報酬が支払われる成果報酬制です。
求職者が一定期間働かずに辞めた場合は、エージェント側に報酬が入らない仕組みとなっています。
そのため、担当する求職者の希望や条件に合う企業を紹介することはもちろん、長く働ける企業を厳選して紹介してくれるのです。
もし、ブラック企業を紹介した場合、ブラック企業は離職率が高いのですぐに辞めてしまう可能性があるでしょう。
そうなれば、エージェントにとってデメリットしかありません。
こうした理由から転職エージェントはブラック企業を避ける手段として有用で、あなたが長く働けるマッチ度の高い企業を紹介してもらえるメリットがあるのです。
転職エージェントは転職活動全般を手厚くサポートしてくれる
転職エージェントに登録すると、個別に面談が行われます。
面談では、転職に関する希望や条件をはじめ、あなたの強みや弱みなども引き出してスキルの棚卸しをします。
あなたに合う企業を紹介し、履歴書の添削や面接の練習、面接日や退職日などの日程調整も行ってくれるため、1人で転職活動をするよりも転職成功率を大きく高めることができるでしょう。
また、キャリア相談などもOK、転職に対する不安がある方はどんどん活用するほうが良いのです。
加えて、転職エージェントの登録や利用には、料金は一切かかりません。
ブラック企業を避けて、今より良い待遇の会社に転職したい方はこの機会にぜひ登録して活用しましょう。
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