新卒に比べると中途採用では学歴はそこまで重視されませんが、全く関係がないわけではありません。
もしあなたが一流大学を卒業している高学歴者であれば、間違いなくそれを活かして転職活動を進めていくことをおすすめします。
そこで今回は、高学歴の人の転職事情や転職活動の進め方、そして高学歴者によくある転職失敗パターンなどを紹介していきます。
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- 高学歴の人の転職事情
- 学歴は転職活動で有利になる?
- 転職者の学歴を重視するのはなぜ?
- 高学歴で与えられる5つの効果
- 転職で学歴よりも有利になる5つのポイント
- 高学歴の人の転職活動の進め方
- 高学歴者であっても転職が失敗してしまう2つの理由
- 高学歴者の転職失敗パターン
- 第二新卒者は有利?その理由について考察
- 高学歴が有利となる業界
- 学歴以外を優先する業界例
- 転職活動では学歴に頼りすぎないように
- 学歴にコンプレックスがある人が転職をする場合
- 学歴にコンプレックスがある方が避けるべき転職企業
- 最終学歴が高卒や大学中退でも転職できるの?
- 管理職・役職者として転職したいときに学歴は必要なのか?
- 高学歴ニートはどうしたらいい?
- 今までの経歴を転職先で活かすためにできること
- 転職エージェントで自身の今後のキャリアを確認するのがおすすめ
- 高学歴の人に利用してもらいたい転職エージェント2つ
- 転職エージェントに任せきりにしないことがポイント
- 高学歴の転職は無料相談でさらにスムーズに決まる
高学歴の人の転職事情
まずは高学歴の人の転職事情、そして転職活動の進め方をチェックしていきましょう。
応募できる企業が多いのがメリット
あなたは、各転職サービスが保有する非公開求人を知っていますか?
Web上や転職サイトで公開されているような誰でも応募できる求人は、実は全体の求人数のごく一部。
世の求人の大半、特に人気企業や有名企業の求人はこの非公開求人の中に眠っています。
ただ、その非公開求人に応募するためには、転職サイトからのスカウトや転職エージェントの紹介が必要です。
もちろん企業や転職エージェント側がオファーを出すのは誰でもいいというわけではなく、ある程度対象を絞った上で実施しています。
そして、その対象を絞る際にしばしば用いられるのが学歴です。
つまり高学歴には採用選考で武器になるだけではなく、応募できる企業が多いというメリットもあるのです。
実際に使ってみると高学歴の人ほど求人の量は多く、有名企業の紹介も多いです。
選択肢が増えるということは、その分自分に合った企業が見つかる可能性が高まり、チャンスも増えるということ。
これは大きなメリットであるといえるでしょう。
高学歴の影響は年代によって違う
高学歴の重要度は年代によって違ってきます。
例えば、20代のような若い人材は社会人経験が少ないため、短い期間で培った経験やスキルに加えて学歴を判断要素とするしかありません。
特に新卒は社会人経験がゼロのため判断要素が非常に少なく、企業側も高学歴かどうかを重要視する傾向があります。
しかし、年齢が上がるにつれて社会人としての実績が身に付いてきます。
そのため、30代、40代と年齢を重ねていくと、即戦力になれるかどうか、職歴やスキル、経験や実績の方が重視されるようになるため、学歴の影響度は低くなっていきます。
このように、高学歴かどうかは年代によって変わるので、転職する際は自身の年齢に沿ったポイントをアピールすることが重要です。
学歴は転職活動で有利になる?
高学歴であることは転職活動において一つの武器です。
学歴の高さ=地頭の良さや努力できるかどうかを計るの判断基準になるからです。
もちろん学歴が高いから仕事ができる、学歴が低いから仕事ができないなんてことはありません。
しかし、企業側にとって採用活動はコストがかかるため失敗できない上に時間も限られてるので、学歴に頼らざるを得ない部分もあるのが実情です。
では、実際学歴は採用においてどのくらい考慮されているのでしょうか。
【企業別】学歴は採用の何パーセントを占めているのか
学歴は、採用においてどのくらい重要視されているのでしょうか。
下のデータは、厚生労働省が調査した「若年者採用における年別の評価項目」のランキングになります。
このデータから、「仕事に対する熱意・意欲、向上心」「積極性、チャレンジ精神、行動力」「協調性」「コミュニケーション能力」「社会常識やマナー」等が、若年者の正社員採用で重視する資質として挙げられていることが分かります。
その一方で、以外にも「語学力」(9.8%)、「学業成績」(8.1%)、「最終学歴」(5.2%)の割合は低くなっています。
ただ、このデータは企業に向けて取ったものであり、一概に学歴が見られていないとは言えません。
むしろ事実、採用者の出身大学一覧を見ると、大きい会社であればあるほどどうしても高学歴の割合が高くなっているのは明らかなのです。
それでは、企業の規模別の学歴重要度を詳しく見ていきましょう。
大手企業の学歴重視度
一般的に、大手企業では高学歴採用の人数が多くなっています。
これはつまり、学歴が高い方が企業に採用されやすいということです。
近年では「学歴フィルター」という言葉があるように、エントリーシートの段階ですでに学歴によって足切りがされていることも少なくありません。
特に、規模の大きい大企業では応募してくる候補者も多く、採用の効率化を図るために学歴でまずは人数を絞ることが多いのです。
また、昔から続いている大企業であれば「能力=学歴」という偏重な考えの中年役員も多く、それにより一定の学歴が必要になるケースがあります。
中小企業の学歴重視度
中小企業は、大企業に比べて知名度が劣っていることで、エントリー者も比較的少なくなっています。
このような場合、学歴よりもエントリーシートや面接の内容を通して合否を判断する傾向が強くなります。
倍率が低いことで足切りの必要もなく、学歴よりも他の要素をじっくりと検討することができるためです。
また、多くの大企業が高学歴フィルターをかけ採用を行っているため、中小企業は学歴の基準では測れない優秀な人材を探しているとも言えます。
そして、中小企業にとって教育コストは決して侮れないものなので、辞職率の低さを重視し高学歴よりも長く働いてくれそうな人材を取ることが多いです。
規模別企業におけるこれらの傾向は、下のグラフからも明らかです。
ベンチャー企業の学歴重視度
ベンチャー企業は新しい企業のことであり、おおよそが少数精鋭な会社形態となっています。
そして、ベンチャー企業では学歴が高い人材の採用枠と、それ以外の採用枠を設けるのが一般的です。
なぜなら、会社のいわゆる上層部として経営や方針を考えていく人と、実際に手を動かしていく人とで二種類の働き手が必要だからです。
もちろん、会社の幹部候補であれば高い学歴が求められ、高学歴者は第二新卒、それ以外は新卒採用で人材を固めていくことが多くなっています。
ただ一方で、ベンチャー企業は即戦力を求める傾向にあるので、学歴よりもコミュニケーション能力や元々のスキルがある人材が非常に重宝されます。
スキルの面で言うと、特にITの専門学校や専門性が高い短大を出ている人材は、その分野に関する高いスキルを有していると見なされ、ベンチャー企業の採用では注目されやすいといえるでしょう。
転職者の学歴を重視するのはなぜ?
転職者(特に第二新卒の若手)は、一般的に学歴を見られる傾向があります。
それは一体なぜでしょうか。
転職者が学歴を見られる大きな理由を2つ見ていきましょう。
採用時間がないので学歴でふるいをかけて短縮するため
採用活動には、基本的に莫大な費用と時間がかかります。
会社の一員を決める重要な工程ですが、ここを何とか効率化したいと思う企業がほとんどです。
そこで役に立つのが学歴なのです。
一概に学歴とはいっても、いい学校に行くにはそれ相応の努力と忍耐が必要です。
高い偏差値の学校を出ているということは、地頭の良さに兼ね備えて努力もできる有能な人材だと見られるでしょう。
もちろん、学歴だけでその人の賢さを図れるとは言えませんが、学歴というものは良い人材を選別する一種の指標となるのです。
学歴を見て企業との相性を見ているため
学歴で、企業との相性を見ているケースもあります。
例えば、会社の中である学校卒の人々が活躍しているとなると、必然的に同じ学校の応募者も活躍しそうだと判断するでしょう。
学校も様々な種類がありますが、そこでの学びと企業との相性は採用において非常に重要なポイントとなります。
特に、取り扱っている事業内容や領域が特殊であればあるほど、学歴とのマッチが大切です。
そうすることで、働き手・企業の両者にとって最適な会社・人員選びが叶うのです。
高学歴で与えられる5つの効果
「高学歴」が相手に与える印象は、様々なものがあります。
ここでは、高学歴で与えられる効果を大きく5つ紹介します。
偏差値による人間性を見せれる(努力・計画性・向上心)
高学歴であれば、それを叶えるに至った人間性を示すことができます。
高い偏差値の学校に入学・卒業するためには、様々な要素が必要不可欠です。
例えば、勉強を継続的に頑張る努力や向上心であったり、目標を達成するための自己管理や計画性であったりです。
そのため、高学歴の人はそれらの人間性的な部分が必然的に強いと見られるのです。
OBやOGとのつながりを期待させれる
難関校の名のある学校は、優秀なOB・OGも多くいます。
そのため、そんなOB・OGとの繫がりがあるだけで、まず会社に信頼感を与えることができるのです。
また、大学時代に繋がりのある人が会社にいれば、率直に社員同士の連携がとりやすく効率が上がるというメリットもあります。
そして、学校での先輩後輩の繋がりがあればその分責任を持って仕事を行うはずであり、後輩にもそれが連鎖していくので、それだけで好感が持たれます。
高学歴で自社を希望してくれた喜び
企業にとって、高学歴がわざわざ自社を希望してくれたという喜びは大きいものです。
高学歴として研究職や起業などの道もある中で、「その企業に入りたい」と希望してくれたということは非常に嬉しいポイントなのです。
もちろん、高学歴というだけで好感度が決まるわけではありません。
しかし、難関校を突破ししっかり学んできた人材が自社を希望するということは、とても喜ばしいことだと思われるでしょう。
特に中小企業やベンチャー企業などは規模もそこまで大きくないため、その中で自社を選んでくれたという点で好印象を与えます。
活躍が期待できる要素を感じてもらえる
高学歴は、それになるにあたって元々あった素質(努力家・継続性)に加え、難しい勉強から学んだ知識や思考力等の要素を多く持っています。
例えば、経営学を学んだからといって即戦力にはなりませんが、学んでいる人と学んでいない人の差はあり、企業が好印象を持っている学校、学科卒は期待値があります。
そのため、学歴だけで企業で活躍できる要素があると相手に考えさせることができるのです。
もし仮に面接で思うように自身のことを伝えられなかったとしても、学歴によってある程度会社で役に立てそうな要素を伝えることが可能です。
「有能さを学歴で感じてもらえる」というメリットは、非常に大きなものでしょう。
難関突破という受験で経験した根性や前向きさ
難関突破合格をするためには、地頭の良さだけではどうにもならないこともあります。
難関を志す中で伸び悩みやプレッシャー等の様々な障壁にあたり、志望校を諦めてしまう人も少なくないでしょう。
そんな厳しい受験勉強を経験し、培ってきた根性や前向きさは並大抵のものではありません。
偏差値の高い学校を志望する意思の強さとその中で培った根性・ポジティブさは、企業に対しプラスの印象を与えます。
転職で学歴よりも有利になる5つのポイント
転職では、学歴よりも重要になる要素がいくつかあります。
ここでは、転職で有利になる5つのポイントを紹介します。
前職での経験や実績
転職においては、学歴以上に前職での経験や実績が重視されます。
これは、中途採用面接で必ずと言って良いほど聞かれる内容です。
前職での実績は、実体験ベースで培ったスキルや考え方を伝えることができるため、より働くイメージを膨らませることを可能とします。
企業は、前職でのキャリアを聞くことで、その人が自社でどう活躍できるのか見極めているのです。
また、自身の経験は、他者と差別化を図れる大きなポイントとなります。
面接の際は、自分だけの経験をより明確に伝えられるよう、具体的にエピソードを考えておきましょう。
保持している資格とスキル
企業は学歴が高い人を採用したいのではなく、業務上活躍する可能性の高い人・企業の業績を伸ばしてくれる人を採用したいというところが本音です。
ここで重要となるのが、保有している資格やスキルです。
学歴は、会社にとってプラスになるかどうかの判断基準の1つとして確認されているだけですが、保有スキルや資格はそうではありません。
保有スキルや資格は、直接的に即戦力になれるかを伝えることができる確実なものなので、転職時に非常に注目されるのです。
もしどうしても入りたい会社があるのであれば、そこで役立ちそうな資格やスキルを事前に磨いておくとよいでしょう。
キャリアプランや仕事に対する考え
中途採用面接で大きく注目されることとして、キャリアプランや仕事への考え方があります。
企業は転職者に対してスキルだけでなく、今後の伸びしろ・期待度も確認してきます。
そして、期待度は資格や実績だけでなく、キャリアプランや仕事への考えからも読み取ることができるからです。
面接官は、キャリアプラン等を通して「新たな会社でどのような目標を持っているのか」「どう仕事を捉えているか」という点を推し量っています。
転職の際は、自身の今までの経験を絡めたキャリアプランを明確に持ち、新しい仕事へのモチベーションの高さやポジティブさをアピールしましょう。
二次新卒
二次新卒は、新卒に比べて教育コスト減&即戦力になる貴重な人材です。
通常、企業は新卒入社した者に対して研修期間を設け、通常業務をしていた従業員も研修員として動員する必要があります。
しかし、二次新卒者は一度社会に出ているため社会人としての最低限の教養があり、かける時間が短く済みます。
また、二次新卒者の年齢は、10代後半から20代前半がほとんどです。
そのため、社会人としての経験は数年程度で前職でのやり方に凝り固まっていないので、柔軟性の高さも期待されるでしょう。
二次新卒は社会人を1度経験している良さと伸びしろがあるという点で、前向きな採用が行われているのです。
人柄
仕事をする上で、人柄は非常に重要なポイントです。
会社は、様々な人が集まり協同しながら成り立っています。
そのため、円滑に仕事を行なうために、周りとの関わりが非常に重要になるのです。
もちろん業務に直結するスキルの有無も重要ですが、それは他者との連携が取れなければ意味がありません。
その点で、人柄はとても重要なものなので、面接時も必ずチェックされています。
また、会社によって求められる人物像は多少異なるので、「どんな人が多いのか」「会社の雰囲気はどうなのか」自分と照らし合わせながらよく考えておくとよいでしょう。
高学歴の人の転職活動の進め方
続いては、高学歴の方の転職活動の進め方について解説します。
【進め方1】職歴やスキルを書き出して自分で理解する
転職の際は、まず始めに職歴やスキルを書き出し自分自身で理解しておくべきです。
高学歴だということはとても大事なポイントですが、学歴だけを自分が成した成果のゴールにしてはいけません。
前職での活躍、自身のスキルなど、学歴を生かして培ってきた自分だけの力をきちんと把握しておくことが重要なのです。
そうすることで、自分の適正を理解し一番有効な意思決定ができ、面接の際にも自身を効果的にアピールできます。
特に高学歴ともなれば、学びの力があることは確かであり、自分の強みとなる経験やスキルが必ずあるはずなので、まずはそこを自分でしっかりと理解しておきましょう。
【進め方2】キャリアプランを立てておく
転職の際は、様々な理由から現状の何かを変えたいと思い、転職に踏み切るはずです。
その際に重要なのが、キャリアプランを立てておくことです。
転職を成功させるには、ただ今ある環境から逃げるために適当な仕事を決めるのではなく、自身の将来まで見通しを立てた上で意思選択をしていく必要があります。
一時はきつい仕事でも、自分の理想のキャリアのためには必要不可欠だなんてこともあるかもしれません。
そのため、転職の際はキャリアプランをしっかりと立てた上で、逆算して「自分がどういった条件を希望するのか」「転職に何を求めるのか」を考えていくべきです。
【進め方3】転職エージェントを利用して担当者と相談しながら進める
高学歴者が転職活動を進めていく場合、転職エージェントの利用を強くおすすめします。
転職エージェントは、求人の多くが非公開求人です。
しかも、年収が高かったり労働条件が良い求人ほど、非公開求人である場合が多いです。
高学歴の人ほど多くの非公開求人を紹介してもらえる可能性は高まるため、使わない手はありません。
また、転職エージェントは転職活動全般を無料でサポートしてくれます。
履歴書の添削や面接対策、面接日のスケジュール調整や年収交渉など、自分ひとりではなかなか難しいこともサポートしてくれるので転職活動の手間を大きく省けるとともに、質も高いものにできるでしょう。
「高学歴」というポイントの生かし方も、転職のプロとして相談に乗りながら一緒に考えてくれます。
高学歴者であっても転職が失敗してしまう2つの理由
高学歴者は一見転職において有利ですが、思わぬ落とし穴もあります。
転職の際は、以下の2つの失敗理由に気を付けてください。
【理由1】社会人としての実績やスキルが乏しい
高学歴といえど、社会人としての実績やスキルが乏しいと転職も難しくなります。
転職者の評価されるポイントの一つは、新卒よりも多少なりとも経験やスキルがあるところです。
そこが乏しいと、どうしても社会人として活躍していけるのか疑問を持たれてしまうのです。
転職の際は、必ず前職での経験や学んだスキルについて問われるので、何をしてきたのか自信をもって話せるよう様々なことにチャレンジしておきましょう。
【理由2】自身の希望と会社の業務内容にズレがある
自分の希望と会社の業務内容に違いがあると、思うような仕事ができず転職が失敗に終わってしまいます。
このような事態を防ぐために、やるべきことは2つです。
1つ目は、自分の希望の条件を明確に持っておくことです。
自身のやりたいことを考えた上で、それに合う条件をはっきりと定めておきましょう。
2つ目は、会社の業務理解です。
会社が何をやっていて自分はどこで活きそうなのか、きちんと理解したうえで事前に会社に意思を伝えておくとよいでしょう。
どうしても不安な場合は、採用の段階でどういった配属をされそうか確認してみるのも一手です。
高学歴者の転職失敗パターン
なにかと有利な点が多い高学歴者。
ただ、そんな高学歴の人でも転職に失敗してしまう例は少なくありません。
ここでは転職に失敗してしまう高学歴者の特徴を挙げていきます。
アピール不足や説明のブレ
学歴が有利に働く一面もある中途採用ですが、もっと重要なのが経験や実績、そして人間性です。
面接では限られた時間でしっかりそれらをアピールしなくてはなりませんから、面接対策などの準備を行うことは極めて重要です。
それにもかかわらず、高学歴であることにあぐらをかいて準備を怠ってしまうと、どれだけ能力が高くてもそれに気づいて貰えなかったり、熱意なしとみなされたりして不採用になってしまいます。
また、エントリーシートと実際の面接内容に差異があったり、聞かれている問いとその説明にブレがあったりすると、不信感を持たれ落とされてしまいます。
学歴のおかげで書類選考は通るけれど、面接では落とされてばかりという人はこの傾向にあるといえるでしょう。
プライドが高すぎる
高学歴者にありがちなのがプライド高すぎ問題です。
面接でそのプライドの高さが露呈し、せっかく能力的には内定のレベルに達していても「扱いにくいから」と落とされてしまうケースがあります。
また、転職活動は上手くいっても入社後に失敗するパターンもしばしばあります。
プライドの高さが態度に出て人間関係が上手くいかなかったり、質問しなくてはいけないことも聞けずに置いていかれてしまったりと、何かと失敗してしまう人も少なくありません。
知名度で転職先を決める
高学歴になるほど応募可能な大手企業の求人数も豊富になってきます。
それゆえ、転職先を知名度だけで決めてしまうという人も多いでしょう。
誰だって知名度には惹かれるものですが、大切なのは知名度ではありません。
転職で本当に大事なのは自分の希望に合っているかどうかです。
どれだけ有名企業であってもそれだけを理由に転職してしまえば、入社後にミスマッチが起きて後悔する恐れがあります。
優先順位が低いことが態度に出ている
面接の中でその企業の優先順位が低いことが分かられてしまうことは、大きな問題です。
企業も、自分の会社に入社する気がなさそうであれば、採用を出したところで意味がないと踏むからです。
むしろ入社意思の低い人を採用すると、その人が内定辞退した場合にまた採用を行う必要が出るため、余計なコストと手間がかかってしまいます。
そのため、仮に高学歴で能力値が高くても、その企業の優先順位が低いことがあまりにも態度に出ていれば、必然的に不採用となるでしょう。
また、もし転職志望1、2が落ちてしまい3,4と順位が下がっていったのであれば、気合を持つことができず、転職したいからとりあえずという気持ちになることもあります。
しかし、その考えや思いが態度に出てしまうとそれが相手も伝わり、不採用の原因となってしまうのです。
転職回数が多い印象を与えてしまう
現代では、転職は主流のものになってきています。
しかし、高学歴でありながら1,2年程の短期間の内に転職している場合、退職のしっかりとした理由がないと「すぐ辞めてしまう」という印象を与えてしまいます。
短期間で転職する際は、なぜそうなったのか正当性のある転職の理由を考えておきましょう。
また、転職の理由が前向きだと、短期間で転職していたとしても比較的よい印象を与えることができます。
例えば、「2年務めた会社でデザインに興味を持ち転職をしたところ、転職先ではスキルを高められる環境がなく、より自分を高められる会社に勤めたいと思った」などです。
先を見据えて転職をしているようなニュアンスで理由を話すと、企業から好印象を持たれるでしょう。
第二新卒者は有利?その理由について考察
第二新卒という言葉はしばしば耳にしますが、はたして転職にも有利なのでしょうか。
まず、第二新卒における学歴と経験の価値を見ていきましょう。
第二新卒は学歴と経験どちらを重視されている?
社会人経験があり企業へ定着してくれそうという期待
第二新卒は一度就職しているわけなので、多少なりとも社会経験があります。
また、第二新卒は若手が非常に多く、まだ特定の企業に染まり切ってないフレッシュさと柔軟性があるため、新しい会社にもしっかりと定着できそうだと思われます。
その「最低限の社会人としての基礎があること」と「企業に定着してくれそうだという期待感」の2つのバランスが、第二新卒の大きな武器になっているのです。
企業にとって、社会人としての経験と、若さゆえの柔軟さ・勢いは、良い社員を育成する上で非常にありがたいポイントとなります。
社員としての自覚
前述でもあった通り、第二新卒には特定の企業に染まり切ってないフレッシュさがあります。
そのため、新しい会社で数年務めると帰属意識が人一倍強くなり、無意識に会社の一員としての自覚を持つようになります。
若手から企業で尽力し社員としての自覚を持って働いてくれる人は、企業としては非常に重宝すべき人材です。
そのことから、そういった人材になりえる第二新卒は、非常に注目されるのです。
カルチャーフィットする可能性
新卒の経験を活かした行動力
第二新卒は、新卒の経験を生かした行動力があります。
年齢的にも若く体力があり、更にそのような新卒の経験を生かした行動力があるという第二新卒は、会社にとって大きなメリットになります。
なぜなら、それは活気のある会社作りには欠かせない人材だからです。
体制が古くマンネリ化した会社も、そういった行動力のある若手を入れることでいい方向にシフトしていけるでしょう。
高学歴が有利となる業界
高学歴の生かし方は様々であり、高学歴だからこそ向いていたり重宝されたりする業界も多くあります。
ここでは、高学歴が有利になる業界を紹介します。
商社
商社は、輸出入貿易や物販販売をメインに行っている企業です。
主に様々な業界・分野の商品を扱う総合商社と、1分野に特化した商品を扱う専門商社に分けることができ、その業態や事業領域も多岐に渡ります。
商社は年収が高く華やかなイメージがあり、業界としての人気も非常に高いことが有名なので、多少の学歴フィルターがある可能性が大きいです。
また職種に関しても、営業、貿易事務、企画など様々なものがあります。
企業にもよりますが、扱う案件の規模が比較的大きく様々な業務があるので、幅広くやりがいのある仕事がしたい人にはおすすめの業界でしょう。
出版社
出版社、特に有名出版社は、高学歴採用が非常に多くなっています。
そして、出版社では主に編集者として働くことになります。
編集者は、漫画家、作家との作品の打ち合わせや原稿の受取、チェックなど、出版にあたって様々な業務をこなします。
締め切りのある仕事なのでとびきりハードで、残業や休日出勤も少なくありません。
しかし、実際に周りと協力しながら自分の力でプロジェクトを運用している実感や達成感は非常に大きく、人と関わりながらばりばり働くのが好きな人には非常に向いている業界だということがいえます。
加えて、様々な人とコミュニケーションをとることや細かい調整が得意であれば、編集者として大いに活躍できるでしょう。
不動産
不動産業界は、一概に不動産とはいっても様々な種類があります。
大きく分けると、デベロッパー、売買・賃貸仲介会社、管理会社の3つに分類でき、高学歴が多いのはデベロッパーになります。
デベロッパーとは、土地を仕入れ、ゼネコン・建築会社と協業し、建設はもちろん、商業施設や都市開発なども行いながらそれを販売・貸出するという業態を取っている会社です。
土地の仕入れや建物の建設などを行うための莫大な資金力が必要なので、財閥系を中心とした大企業がデベロッパーとして活躍しています。
主な仕事内容は、土地の効果的な仕入れのために交渉をしたり、都市開発のアイデアを出したり、多岐にわたります。
しかし、どんな業務に関しても非常に頭を非常に使う仕事なので、高学歴の採用が高くなっています。
広告代理店
広告代理店とは、クライアント企業の広告活動を代理で行うことで利益を得るビジネスモデルの企業です。
新聞、テレビ、ラジオ、雑誌やWebメディアなどさまざまな媒体への広告出稿をサポートすることで手数料を取っています。
主な仕事内容としては、広告営業があり、 クライアントの情報管理や広告企画・提案、実施のスケジュール・予算管理などの役割を担っています。
そのため、多方面とコミュニケーションをとることや、プレゼンテーションを作成・発表する機会も多くあります。
社交的で調整力が高く人前でも緊張しにくい人などが、向いている業界だといえるでしょう。
新聞社
新聞社の就職では、基本的に「大卒以上」の学歴が必要になることが多く、優秀な学生が多く志望するため競争率が高いです。
新聞社の給料は一般企業に比べると高水準で、とくに全国紙の記者は高給取りとなっています。
仕事内容としては各部門で多様な職種・業務がありますが、大きく分けると新聞記事の制作そのものに携わる「編集職」と、新聞を広めていく「営業職」があります。
具体的には、編集職は記事の製作を担当する仕事で、「記者」「カメラマン」「校閲」などがあります。
一方営業職は新聞販売を促進する部隊で、新聞に掲載する広告スペースを広告代理店に販売する「広告営業」や、新聞の地域販売店の販売部数を伸ばすための「販売営業」をします。
精密化学メーカー
化学メーカーとは、一言でいうと化学で素材を作る企業です。
例えば、合成洗剤、塗料を作るなど、化学製品の製造に関わることを行っています。
中でも精密化学メーカーは業務としては光学、電子映像などに関連したものに携わり、職種としてはソフトウェア快活記述者、マーケティング、生産技術者など非常に幅広くなっています。
こういった企業は、業界的に競合他社が少なく経営が安定していることが特徴です。
そのことから、ホワイトな労働環境であることが多く倍率も非常に高いため、高学歴であると有利に採用が進むでしょう。
学歴以外を優先する業界例
ここまでの流れで行くと、就職において学歴は非常に有利であり、逆に学歴がないと採用が厳しいのではないかと思う人もいるはずです。
しかし、学歴がなくても業界によっては問題ありません。
続いては学歴以外を優先する業界の例を紹介します。
人手不足の業界
人手不足の業界は、根本的に労働力が足りておらず採用のハードルも低くなっています。
人手不足の業界例としては、IT業界や運輸業、宿泊業などがあります。
これらの業界では学歴フィルターをかける必要もなく、そこまで学歴を見られることもありません。
そこで活躍が見込めそうな基本的な要素やスキルがあれば大丈夫です。
例えば、コミュニケーション能力や協調性、努力できる持続性などをアピールするとよいでしょう。
各種商品小売り業
小売業とは、卸業者などから仕入れた商品を一般の消費者に直接販売する業種のことです。
分かりやすく例でいうと、百貨店やコンビニエンスストア、スーパーマーケット等が該当します。
これらの仕事は、人手が多く必要であり、必然的に採用人数も多くなります。
仕事内容は場所にもよりますが、学歴や専門的なスキルはほとんど必要としないので、働いてみて実際に学んでいく形となります。
基本は人と接する機会が多い仕事になるので、お客さんの要望に細かく対処したり丁寧なクレーム対応をしたり、対人スキルに優れた人は非常に向いているといえるでしょう。
介護事業
介護事業は、少子高齢化の影響を直に受け、深刻な人手不足となっています。
そのため、採用人数も多く学歴は大きく見られていません。
介護業の主な仕事は、老人ホーム等で入居者の体調管理やお世話をすることです。
自分の仕事と実際のサービス相手が非常に密接に関わっている仕事なので、やりがいを感じやすいことが特徴となっています。
人間観察に長けた人や面倒見の良い人は非常に適性があるといえます。
飲食サービス業
飲食サービス業の仕事は、レストランのホール等の接客業です。
接客業で一番重要なのは、お客さんに対して気持ちのいいコミュニケーションが取れることです。
そのため学歴は関係なく、細かな配慮ができたり、明るく会話ができたりする人が求められます。
また、基本的には立ち仕事になるので、若さや体力は必要になります。
人と話すことが好きな人や体力に自信のある人は、非常に向いている仕事であるといえるでしょう。
スキル重視の業種
スキル重視の業種は、元々の技術力が非常に大切になる仕事のため、学歴を必要としません。
例えば、エンジニアやデザイナー、調理師など、専門的な技術を必要とする仕事などです。
特に専門学校で特定の領域を深く学んでいる人は、偏差値に関係せずその分野で非常に強い即戦力となるのです。
また、そういった職種では、専門的なスキルが身につくため、経験を積んで後々独立するなどの選択肢も広がります。
スタートアップ企業
スタートアップ企業は、会社を一緒に大きくしてくれる人を探しています。
一方で、大学卒は、学問を学んではいるものの、実務的な面でいうとあまりスキルを持っていないことがほとんどです。
なので、スタートアップ企業が採用においては、学歴よりも思考力や理解力・チャレンジ精神などの根底の力を重要視しているのです。
学歴よりも素質を重視しているため、自分の今までの経験をもとにそこから培った力をエピソードとして話せると強いでしょう。
メガベンチャー
メガベンチャーとは、大企業と同じくらいの規模に成長したベンチャー企業のことです。
メガベンチャーは勢いに乗っている企業ということもあり人気がありますが、スタートアップ企業同様学歴をそこまで重要視していません。
それよりも、「即戦力かどうか」「自社にどれだけ入社したいか」「自社に雰囲気にマッチした人材かどうか」という点を重点的に見ています。
大企業としての安定した利益を目指していく中で、学歴よりもモチベーションや会社適正等が大事になるからです。
その点を考慮し、採用面接等でアピールをしてみましょう。
転職活動では学歴に頼りすぎないように
高学歴というステータスは努力の証なので誇りを持つべきですし、自分を必要以上に下に見る必要もありません。
ただ、そこにあぐらをかいて油断しすぎるのはNGです。
特に、何回も転職を繰り返してしまうと「高学歴だけど仕事はできない人なのかも」と思われる恐れがあります。
ちなみに、年代別の転職回数は以下の通りとなっています。
この平均の転職回数より多いと、いかに高学歴でも悪い印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。
学歴はあくまで一つの強みであると捉え、その他の自身の長所もよく理解した上で転職活動を進めていくようにしましょう。
そうすれば、きっとあなたが望んでいる転職を実現できるはずです。
学歴にコンプレックスがある人が転職をする場合
学歴にコンプレックスのある人は、どう転職をしていけばいいのか分からないと悩む人も少なくないでしょう。
ここでは、学歴コンプレックスの人が転職をする場合にやるべきことを紹介します。
「してみたい」ではなくできる仕事を探してみる
まず、学歴にコンプレックスのある人はできる仕事を探しましょう。
学歴に自信がない人は、「してみたい」と理想ばかり求めてはいけません。
なぜなら、現実離れしたイメージだけが膨らむがあまり、実現するまでの具体的な道筋を立てられず、現状とのギャップに苦しむことがあるからです。
自分がしてみたいことを考えることは大切ですが、まずは理想ではなく「できること」から考えてみると良いでしょう。
その中で、自分が興味のある方向を考えると、自分にとって適切な転職が叶います。
今までのスパンで得た最も自信のあるスキルや経験を思い出す
転職の際に大切なのは、いかに自分をアピールするかです。
そこで役立つのが、今までのスパンで得たスキルや経験です。
自分ならではの経験やスキルは、他者との差別化を図り自分を最大限表現できる大きな要素なのです。
仮に学歴がなくとも、自分の自信のあるスキルや経験は思い返せば必ずあるはずです。
それを整理し、効果的にアピールポイントとして話せるようにしておきましょう。
MBA等の資格を取得してみる
学歴のほかにも、自分の能力値を示せるものとして、資格の取得があります。
資格は、世間一般的な基準を超えてようやく取得できるものであり、資格によってその専門スキルを得られることはもちろん、向上心や努力できる力の部分も伝えることができます。
例えば、英語を使う外資系企業であればTOIEC、IT企業であればITパスポートなど、その業種に合った資格を取得すると、即戦力として働けるでしょう。
また、転職の際によく聞くものとして「MBA」があります。
MBAとは
MBAとは、日本では「経営学修士」と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与されるものを指します。
MBAはよく資格(国家資格等)と混同されることがありますが、資格ではなく「学位」という位置付けとなっています。
これは、経営のプロフェッショナルとなる知識を証明する学位となっています。
しかし、MBAは評価されることもありますが、必ずしも転職が有利になるわけではありません。
MBAはあくまでも学位の取得です。
仮に実務経験がない場合は、会社からの期待値と自分の能力にギャップが生じることがあるのです。
MBAで学ぶ領域でのキャリアプランを考えているなら大丈夫ですが、そうでないのに安易にMBAを取得しようとすると投資に対してのリターンがない可能性もあります。
MBAが生きるキャリアかどうか、メリットとデメリットをしっかりと考えながら検討をしましょう。
転職エージェントに相談して客観的な意見を聞く
学歴に自信のない人は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。
転職エージェントとは、転職のサポートを最大限に行ってくれる転職のプロです。
彼らは様々なパターンの転職者たちを見てきているので、学歴がなくとも成功した転職を行えた例を知っています。
その視点から、客観的にどういった企業が狙えるかなどのアドバイスをしてくれるでしょう。
また、個人に合った企業も紹介してくれます。
学歴がなく転職に悩んでいる人は、一度転職エージェントの利用を検討することをおすすめします。
学歴にコンプレックスがある方が避けるべき転職企業
学歴にコンプレックスがある人が避けるべき企業はいくつかあります。
ここでは、学歴のない人におすすめできない企業を4つ紹介します。
業界内での知名度やシェア率が高い大手企業
業界内での知名度やシェア率が高い大手企業は、安定した経営を行っており、転職市場でも非常に人気になっています。
人気の企業は様々な学生が応募するため、倍率が高くなります。
またそういった企業は応募人数も多いため、採用を効率化するために学歴によって足切りをする企業が多いです。
そのため、そもそも一定の学歴がなければ採用が難しくなっているのです。
100年以上の経営年数を誇る老舗企業
老舗の企業は、若手の社長が経営している企業に比べて、学歴を重視する傾向にあります。
なぜなら、昔は今よりも学歴重視の傾向が強い学歴社会だったからです。
その時の人からすると、「学歴が高い人=優秀」という固定概念を持つ人が多いのは当然です。
また、老舗は看板を守るため、守りが固いイメージがあります。
冒険はせず職人気質の人が優先だったり、学歴良くまじめな人が優先だったりするのです。
そのため、老舗企業は学歴のない人は向いていない企業だといえるでしょう。
知名度が一気に高まった人気企業
知名度が一気に広まった企業は、多くの人が注目する企業です。
一般的にそういった企業は、急激に応募者が増え採用倍率が跳ね上がります。
すると例年と比較し応募者がいきなり増え、最小に充てる時間や人員が足らなくなります。
そこで、採用活動を簡易化するためにある程度の人数を学歴で切り捨てることが多くなるのです。
そのため、知名度が一気に高まった企業は、学歴に自信のない人にはおすすめできません。
人材確保よりも学歴やスキルが優先の企業
人材はもう十分足りていて、あまり採用の必要がない企業はまれにあります。
例えば、システムの全自動化が進み人の手がいらなくなった会社や、前回までの採用で人を取りすぎてしまった会社などです。
そういったところは、人材確保よりも学歴やスキルが優先の傾向があります。
また、会社の形態的に初めから精鋭だけを集めているという企業もあります。
そのような学歴・スキルが重視されるということは、元の素質や伸びしろが加味されることがあまりないので、採用において非常に難しいものとなっています。
最終学歴が高卒や大学中退でも転職できるの?
上記でも説明した通り、学歴の低さが不利に働いてしまう企業は少なくありません。
では、最終学歴が高卒であったり大学を中退していたりする人でも、転職ができるのでしょうか。
結論から言うと、問題ありません。
最終学歴が高卒の人が転職を行う際は、以下のポイントに気を付けましょう。
企業が提示している求人内容や要件を確認する
初めに、必ず企業が提示している求人内容や要件を確認しましょう。
なぜならそもそも前提として、大卒・大学院卒以上を条件としている企業があるからです。
また、大卒でなくとも、その業界の知識を実践的に学んできた専門学校卒しかとらないという企業もあります。
どんなに能力があっても、企業の求める基準に達していなければ採用されるわけもなく、時間の無駄になってしまいます。
しっかりと求人の内容や要件を確認し、自分に合った企業を選ぶことが賢明です。
企業側で求められている実績や持っている能力を伝える
条件等を確認し自分が基準に引っかかっていなければ、次に自分と企業との親和性を伝えることが大切です。
親和性をどう示すのかのポイントは、「企業の求めている人物像」にあります。
企業には必ず求めている人物像があるので、そこに近い存在であることを存分にアピールしましょう。
それには、まず企業のHP等から、各企業が大切にしていることや求めていることを探すことが大事です。
そして、そこで自分を振り返り、企業に求められている実績や持っている能力を伝えることがポイントになるのです。
しっかりと企業が重要視する実績や能力を伝え、自分が求めている人物像であることを印象付けましょう。
管理職・役職者として転職したいときに学歴は必要なのか?
転職をするなら、管理職として転職をしたいと思う人も少なくないでしょう。
特に、今までのスキルを活かし更にレベルアップしたい人や、年収アップを狙って転職したいと考えている人ならなおさらです。
しかし、管理職・役職者としての転職は、非常にハードルの高いものとなっています。
役職者は、経営に近いポジションで活躍し裁量も増えるので、会社にとってもとても重要な人だからです。
基本的に、課長クラスの経験や前職でマネジメントに携わっていたということが必要不可欠になります。
また、これは逆を言うと、役職者としての転職はそこまで学歴に左右されるものでもないということです。
もちろん、転職でも学歴はあるに越したことはありませんが、役職者の中途採用ともなると「学歴が高い=活躍できる」と判断することはリスクが高いのです。
それよりも、前職での実績や業界の知識、仕事への向き合い方(堅実性、論理性等)の方が確実な要素であり、評価がされます。
どうしても管理職・役職者になりたいと思うのであれば、以下のポイントを参考にしましょう。
- 過去の実績とキャリアプランを明確にしておく
- 人をまとめてきた経験、マネジメントの知識等を培っておく
- 同業界で転職をする
- 募集背景を把握する
高学歴ニートはどうしたらいい?
高学歴にも関わらず仕事をせずニートになってしまう人は、少なくありません。
高学歴ニートになる原因には様々なものがあります。
例えば、「プライドが高く高望みしすぎている」や、「面接の失敗が怖く挑戦できない」などです。
高学歴は非常に有利な要素の一つですが、高学歴ならではプレッシャーや拗らせが深刻化してしまうことがしばしばあるのです。
しかしこのような点は、自分では気づけなかったり、気づいてもなかなか改善できなかったりします。
こういった際は、転職のプロである転職エージェントに相談してみることがオススメです。
転職エージェントは、個人的な相談に乗ってくれることはもちろん、企業探しや面接練習まで転職活動全般をサポートしてくれます。
高学歴ニートの場合は、転職エージェントに相談して学歴を生かしたキャリアプランを立ててみましょう。
今までの経歴を転職先で活かすためにできること
転職では、自分の経歴をいかに効率的にアピールするかが非常に大切になります。
ここでは、今までの経歴を転職先で活かすためにできることを紹介します。
経歴の中で最も輝いていた業務を知る
経歴の中でも、特に自信を持って伝えられる業務やポイントをしっかり自分で理解しておきましょう。
面接の際には、自分を効果的に表現することが大切です。
そのためには、経歴を伝える中でも、自分が最も輝いていた業務を知ることが必要なのです。
また、それを知ることは自分自身の理解にも繋がります。
初めて読む人でも分かるように丁寧に書く・伝える
転職の際は相手にすぐに自分を分かってもらえるように、丁寧にエントリーシートを書くことや面接で内容を伝えることが大切です。
丁寧に細かく書いたり、伝えたりすることで、企業が応募者のポジションをイメージしやすくなります。
そのため、自分が経験したことが活かせる部署に配属となる可能性が高くなるのです。
さらに、丁寧に分かりやすく伝えることで「的確に趣旨を伝えられる能力」があると判断され、好印象を与えます。
異業種も含め活かせる部分を具体的に表現
前職での経験には、必ずどんな仕事にも活かせる部分があります。
次の仕事が同じ業種であればもちろん、異業種だとしても経験してきた中に新しい仕事に繋げられる要素があるはずです。
例えば、営業をやってきた人が企画職に転職する場合、営業で培ったプレゼン力・論理性は企画職の会議や発表の際に活かせます。
直接的に役に立つスキルでなくとも、新しい仕事に活かせる部分を自身でしっかり理解しておくことが重要です。
そして、理解した部分を相手に効果的にアピールできるように、具体性を持って話を伝えられるようにしておきましょう。
転職エージェントで自身の今後のキャリアを確認するのがおすすめ
転職の際は、転職エージェントで自身のキャリアを確認するのがおすすめです。
特に高学歴の人は、転職エージェントを利用することで、より満足度の高い転職を叶えられる可能性がぐっと上がります。
エージェントを利用する具体的なメリットは、以下のようなものがあります。
転職のプロである担当者がサポートしてくれる
転職エージェントを利用すると、転職のプロである担当者が一人一人に付きます。
そして、個人に合った企業紹介はもちろん、個人的な転職活動全般をサポートしてくれるのです。
具体的なサポート例としては、以下のものがあります。
- 個人に合わせてレアな非公開求人を紹介してくれる
- ES添削のサポートが受けられる
- 徹底的に面接練習を行ってくれる
- 業界研究、自己分析をプロの視点で手伝ってくれる
高学歴は特に、転職において活かせる知識やポイントがあるはずです。
そういった強みを加味ながら、転職エージェントが個人の転職活動を最大限支えてくれます。
アドバイスがあるからキャリアプランを立てやすい
転職エージェントは、転職活動時の相談に加え、プロの視点からアドバイスをしてくれます。
学歴やスキルがあっても、それをどう生かせばいいのか分からず転職に踏み切れない人は非常に多いです。
また、どういったキャリアを歩みたいか明確化できておらず、妥協したワークライスになっている人も少なくありません。
しかし転職エージェントを利用すれば、担当者と一緒にキャリアプランを丁寧に考えることができます。
エージェントは様々な人の転職ケースを見てきているので、有効なアドバイスをくれるのです。
転職活動が不安な人やキャリアをまだ描けていない人は、エージェントを活用し自分の将来設計を考えてみるのも一手です。
希望条件で転職できる確率が上がる
転職エージェントを利用すれば、希望条件で転職できる確率が上がります。
理由は大きく2つです。
1つ目は、個人の希望に合った企業の紹介が受けられるからです。
転職エージェントは、数々の実績から大小問わず多くの企業との仲介をしています。
中には、求人が非公開のレアな会社もあります。
そして、歴代のサービス利用者や企業の情報も沢山保持しているので、様々な角度から個人に合った企業の紹介をしてくれるのです。
2つ目は、プロの視点から転職活動のノウハウを教えてくれるからです。
転職エージェントでは、企業選びはもちろん、面接練習やES添削、採用後のアフターフォローまで一貫したサポートが受けられます。
そのため、さういったサポートを有効活用すれば、自分が希望する条件の会社に採用される確率も高くなるでしょう。
高学歴の人に利用してもらいたい転職エージェント2つ
高学歴という強みを十分に活かして、満足のいく転職を実現させたいなら転職エージェントを利用することをおすすめします。
彼らは転職のプロなので一緒に転職活動を進めれば、きっとあなたを成功の道へと導いてくれるでしょう。
また、学歴以外のあなたの強みに関しても客観的な視点から分析し、上手く書類や面接に落とし込めるようサポートしてくれます。
転職エージェントは無料で利用できるので、まずは相談だけでもしてみてください。
転職エージェントに任せきりにしないことがポイント
転職活動自体は転職エージェントを活用することでスムーズに進んでいくと思います。
わからないことがあったら質問できますし、スケジュール管理もしてくれるからです。
ただ、転職エージェントを使うだけで転職を成功させられるかというとそうではありません。
自分がどういった条件を希望するのか、転職に何を求めるのかは当然自分で考えなくてはいけませんし、それをしっかり担当者に伝えることが大切です。
応募や内定受諾の判断は自分の頭で考えて自分で判断し、時にははっきり断ることも必要です。
転職するのはあなた自身であることを忘れてはいけません。
また、時には相性の悪い担当者にあたってしまう場合もあるので、もしそうなったら気を遣わずに担当者を変更してもらうか違うエージェントを利用してみてください。
高学歴の転職は無料相談でさらにスムーズに決まる
特に高学歴の転職では、転職エージェントを利用すれば比較的スムーズに希望の就職が叶うようになります。
学歴があるということは、そのアピールの仕方さえ理解すれば可能性が大いに広がるのです。
また、いい学校を出ていることで、そのプライドやプレッシャーから挑戦することが怖くなっていたり、自分の本当にやりたいことを見失ったりしている場合があります。
そんなときに、転職エージェントは転職のプロの視点からアドバイスをくれ、必ずあなたの力になります。
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転職に悩む高学歴の人は、とりあえず転職エージェントに無料相談してみましょう。
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