転職のリスクはゼロではありません。
職場を変えた結果、新しい環境に馴染むことができなかったり、新しい人間関係がうまくいかない可能性は少なからずあるものですから、転職するならそれなりの覚悟は必要となります。
ただリスクをとりたくないから転職しないという考え方は間違い。
転職しないことにもリスクはあり、人によっては今転職しないという決断をしたことが近い将来に後悔を招く原因になりうるのです。
目次
転職しないことがリスクのあることに気づいていますか?
年収が下がる可能性がある、人間関係がうまくいかない可能性があるなど、転職はリスクがあることだと言うことは多くの人がわかっているでしょう。
ただ転職しないことにもリスクがあるということに気づいている人は少ないのではないでしょうか。
確かに転職した時のように、今あるものを手放す必要がなく、今の状況が悪化することもありません。
ただ同時に今までと変わらない生活を送るということ、会社に対して、仕事に対して感じている不満を我慢して働き続けるということです。
転職によって得られるはずだったものが手に入れられないというのは失ったと同じこと。
たとえば転職して年収が100万円下がってしまうことのリスクと、転職すれば年収100万円上がるはずなのにやらないリスクは、結局同じところです。
多くの人はつい転職するリスクにばかり目を向けてしまいがちですが、転職しないことにもリスクはあるということにそろそろ気づくべきです。
転職しなかったことで後悔している人は想像以上に大きい
転職したことで後悔している人は確かにいます。
ただ逆に、転職しなかったことで後悔している人も本当に多いです。
たとえばアイリサーチが調査した「20代のうちにやっておけばよかったこと」では、転職が7位にランクインしているくらいです。
年齢が上がるほど転職でのハードルは上がります。
転職時に求められる能力は高くなっていくし、選択肢も少なくなっていきますし、チャレンジもしにくくなっていきます。
その為、30代の人は20代のうちに、40代の人は30代のうちに転職しておけばよかったと後悔することになってしまっているのです。
確かに転職することよりも、転職しないことの方がその瞬間で考えると楽なこと。
転職しないということはあえて何かするのではなく、今と変わらない毎日を過ごせばよいだけですからね。
ただその一瞬の楽さに甘えてしまうと、取り返しのつかない後悔をしてしまうことになりかねないということは知っておいてください。
勘違いされている転職の成功率
転職の成功率が勘違いされてしまっている点もまた、転職するリスクばかりに目がいって、転職しないリスクに気づくことができていない原因となっているかもしれません。
多くの人が転職にネガティブなイメージを持ち、転職すると条件が悪くなるのが当たり前、後悔する人の方が多いなんて思っているのではないでしょうか。
ただ実際はそんなことありません。
厚生労働省の「職業生涯を通じたキャリア形成」という資料によれば、自己都合の退職をした人の中で転職に満足している人の割合は約8割という結果になっています。
転職に不満を感じている人の割合はたったの2割。
転職って実はイメージと違って成功率が非常に高いものなんです。
この結果を見ると転職するリスクって実は少なくて、むしろ転職せずに我慢する方がよっぽど損していることだと気づく人も多いのではないでしょうか。
参考:転職した方が幸せになれる可能性は高いかも。転職をネガティブに考えるのはもうやめよう。
自分にとってどちらがリスクが高いかあらためて考えてみよう
もちろん人によって転職すべきなのかすべきではないのか、転職するリスクと転職しないリスクのどちらが高いのかというのは違います。
ですから、あらためて自分の場合だとどちらのリスクが高いのかを考えてみてください。
そしてもし転職しないことに大きなリスクを感じるのであれば、転職活動を始めてみるべきです。
確かに転職活動は億劫ですし、面倒くさいかもしれません。
ただそれに負けて何もしなければ何も変わらず、近い将来後悔することになるだけです。
今だからできること、今ではなきゃできないことというのはあるのです。
参考:転職するリスク、同じ会社で働き続けるリスク、どっちが高い?
まずは転職活動してみては?
もし転職するか悩むのであれば、とりあえず転職活動をやってみるというのは一つの手。
転職活動を進めていく中で決めていけばいいんです。
今は転職することの消極的であったとしても、いざ転職活動してみると転職したいと思える企業が見つかる可能性だってありますからね。
もちろん手間はかかります。ただ何もやらずに機会を逃す可能性があることを考えたらよっぽどやってみる価値はあると思います。
今は転職活動を進める為の転職支援サービスも充実していますので、ぜひ使ってみて下さい。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
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とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
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求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
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