転職サイトに登録するのは転職しようと思ってから。
そう考えている人がほとんどだと思います。
しかし、たとえ転職しようと考えていなくてもとりあえず転職サイトには登録しておくことをおすすめします。
特に新卒入社したばかりの新入社員にとって、それによって得られるものは非常に大きいのです。
この記事では、新卒の転職事情から転職サイトのメリットデメリットまで、詳しく説明します。
まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう
自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。
転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。
自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。
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※リクルートエージェント・マイナビ・就職カレッジのプロモーションを含みます。
新卒の転職事情
いまや、転職は当たり前の時代になってきています。
厚生労働省が発表した大卒の離職率に関するデータを見ると、その事実が分かるでしょう。
事業所規模 | 平成30年(3年以内の離職率) | 平成31年(2年以内の離職率) | 令和2年(1年以内の離職率) |
5人未満 | 56.3% | 45.7% | 26.0% |
5~29人 | 49.4% | 36.8% | 21.5% |
30~99人 | 39.1% | 27.8% | 14.8% |
100~499人 | 31.8% | 21.7% | 10.9% |
500~999人 | 28.9% | 19.6% | 8.9% |
1,000人以上 | 24.7% | 16.2% | 7.2% |
参考:厚生労働省「新規大卒就職者の事業所規模別就職後3年以内の離職率の推移」
これを見ると、3年以内に転職する人の割合は大卒でも3割以上ですし、4年目以降も含めると半数以上は20代のうちに転職することが分かります。
なので、仮に今は転職するつもりがない人でも、近いうちにいずれ転職する可能性は大きいといえます。
あなたも、仕事に何か不満を抱くようになったり、キャリアアップを目指したくなって転職する気になったりするかもしれません。
そこで役立つのが転職サイトです。
転職サイトのスカウト機能に登録して、どういった時期にどういった業界の求人からオファーがくるか見ておくだけでも、今後の転職活動の役に立ちます。
また、今の会社と他社の比較等で視野を広げることや、転職の傾向を掴んでおくことも可能です。
このように、早い段階から転職を視野に入れて準備をしておくことをおすすめします。
ちなみに、新卒1~3年目の若手は第二新卒とも言われ、比較的有利に転職ができます。
第二新卒として転職できるメリットは大きい!
新卒として社会に出てすぐに転職をするということは、一見厳しいように見えるかもしれません。
しかし、第二新卒の転職はそこまで難しいものではなく、むしろ非常に大きなメリットがあるのです。
第二新卒で転職するメリット
社会的に需要がある
現在、第二新卒の需要は大いに増加しています。
もちろん世の中が、働き手需要の高い「売り手市場」となっていることはありますが、第二新卒にしかない強みがここで活きるのです。
企業側から見た第二新卒のメリットは以下のようなものがあります。
- 基本的な社会人としてのマナー等を持ち得ている
- 若手の方が、根気と柔軟さがあり教育しやすい
- ポテンシャルに加え、元の会社で培ったスキルがある
- 通年採用ができるのでいつでも募集をかけられる
新卒と遜色ないポテンシャルや柔軟性に加え、社会人経験や元の会社で培ったスキル等がある点が、第二新卒の最大の武器になります。
新卒で会社に入社してすぐに転職することに対し、不安がある人も多いかもしれません。
しかし、実際のところその需要の高さからむしろ歓迎される傾向が高いため、そこまで思い詰める必要はないのです。
キャリアプランについて真剣に考える良い機会となる
同じ会社で仕事を続けていると、次第にマンネリ化してきます。
そして、特に将来について考えずダラダラと働くだけという状態になりがちです。
しかし、転職を考えるとそれに伴って自分の将来についても真剣に考えるようになります。
もし、あなたがキャリアプランについて考えた経験がないなら、転職は将来を考える良いきっかけとなるでしょう。
特に、転職がしやすい第二新卒であれば、自分の思い描くキャリアも実現しやすく、理想の人生に向けて柔軟にチャレンジをしていくことができます。
新卒1~3年目ごとで見る転職の違い
1年目で転職する場合
1年目で転職をする場合、合わないと感じた会社に属する期間が短いので、仕事に対しストレスが少なく済みます。
無駄にストレスをため込む前にその状況から抜け出せるので、次の仕事への活力を温存できることがメリットです。
ただ、転職理由などについては論理的にしっかり説明をしないと「うちに入社してもすぐ辞めないか」と人事に思われてしまう可能性があります。
つまり、自分自身のストレスは少ないものの、企業側からはネガティブな印象を抱かれる恐れがあるというわけです。
2年目で転職する場合
2年目の転職の際には、1年間社会人生活をしていたため、基本的な社会人としてのマナー等が備わっています。
実はこれは、企業に対して大きなアピールポイントとなるのです。
若手で体力・柔軟性がありつつ、すでに社会人としての基本が身についていることで教育コストが抑えられるというところが、評価されるためです。
また、2年目の転職者はスキル面で採用されるわけではなく、ポテンシャルでの採用が中心となるでしょう。
1年目での転職よりは企業側がネガティブな印象を抱きにくいため、転職は格段にしやすくなっています。
3年目で転職する場合
3年目になると、自分で回す仕事も増えきているため、スキル面も採用に大きく影響が出てきます。
年収アップも大いに見込めるので、キャリアを意識した転職活動がしやすいと言えるでしょう。
また、年数を重ねるごとにスキルも踏まえての評価となるので、役職や責任ある仕事が狙いやすいのも特徴です。
一方で「早く辞めたい」と思っていたなら、辞めたい会社に数年間居続ける状態は大きなストレスになる可能性があります。
あなたが「キャリアを作るため」と割り切れるなら問題ありませんが、辞めたい会社で働くのがストレスになるなら新入社員1,2年目での転職も視野に入れておくと良いでしょう。
新卒で転職したいと思ったときにやるべきこと
新卒で転職したいと思った時、「怖い」「失敗したくない」というような思いを誰しもが少なからず抱くでしょう。
では、自分が満足できる転職を実現するには、実際にどう動けばいいのでしょうか。
ここでは、新卒で転職をしたいと考えた際にやるべきことを3つお伝えします。
転職目的の明確化
転職をする際は、その目的を明確にすることが大切です。
転職活動でよくあるパターンが、「早く仕事を決めたい」と焦りすぎて、本来の転職の意図を見失ってしまうことです。
そこで、転職を考えるにあたりその目的をはっきりと認識しておくことで、自分にとって満足度の高い企業を選定することに繋がるのです。
自身の譲れない仕事の条件や転職で変えていきたいことなど、自分の思い描く理想は少なからずあるでしょう。
今一度その部分を振り返り、より効果的な転職活動を実現しましょう。
キャリアの棚卸し
キャリアの棚卸しとは、これまでの自身のキャリアを振り返り 、どんな経験や成長があったのかを確認する作業のことです。
キャリアの棚卸しをすることで、自分の仕事の適性や今まで培ってきた力を再認識することができます。
それは、今後のキャリア形成をする上で、意思決定や選択の際に必ず役立つでしょう。
キャリアの棚卸しで明らかになったものを元に、どんな仕事がしたいのか自分の「これから」を深く考えることをおすすめします。
自分の強みや弱みの洗い出し
あなたは、自分の強み・弱みを理解していますか?
転職面接の際、企業はその人がどういう人なのかというところをよく見ています。
そこで、自身で自分の得意不得意を明確にし、それを踏まえたアピールをすることで、効果的に企業へ自分を売り込むことができます。
加えて、それは自分の適性を明らかにし、本当に自分がやりたい仕事や活躍できる場を見つけることにも繋がります。
つまり、会社や職種のミスマッチを防ぐことにも大いに役立つでしょう。
転職サイトのメリットデメリットについて
転職活動の際に活用できるサービスの1つに、転職サイトがあります。
転職サイトとは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。
ここでは、転職サイトのメリットデメリットについてお伝えします。
転職サイトとは
転職サイトとは、ネットなどで求人を掲載しているウェブサービスです。
サイト内では、一般的に様々な業界・職種の求人が多く掲載されています。
そこから、自身で条件等を検索しそれに合った企業へ応募する形で、転職活動を進めることになります。
転職サイトのメリット
選択肢を持てるので心に余裕ができる
辛いことが多い会社生活では我慢も必要です。
しかし、中にはすぐ仕事を辞められず無理しすぎた結果、うつ病などになってしまう人も少なくありません。
そして、そうなってしまう理由の一つが選択肢を持てていないことです。
実際、「入社したばかりだから転職先なんて見つからない」「仕事を続けるしかない」と自分を追い込んでしまう人が多くなっています。
だからこそ、あらかじめ転職サイトに登録しておき次の点について考えておくのです。
- 入社したての自分にどういった転職先があるのか?
- 希望の転職をする場合、あとどれくらい働いた方が良いのか?
今は第二新卒としての転職需要が高まり、社会人1年目の人であっても転職できる土壌はできています。
予め登録することで心に余裕を持ち、前向きに転職を検討することができるでしょう。
視野が広がり勤めている会社と比較ができる
大学卒業後に新入社員として入社した会社で働き続けていると、その会社しか知ることができないので視野が狭くなってしまいがちです。
なかなか他の会社のことなんて知る機会がないので、自分の人生において今の仕事が本当に良いのか判断し難いでしょう。
そして、そのまま働き続けているとおかしいことがおかしいと判断できなくなったり、もっと良い条件で働ける事実にいつまで経っても気付けなくなったりします。
とりあえずどんな会社があるかというアンテナを立てておき、自分の会社を客観的に判断できるようにしておくとよいでしょう。
転職サイトのデメリット
自力で応募を探すので手間がかかる
転職サイトでは、膨大な量の求人が紹介されています。
利用者は、その中から自分に合った企業を自力で探す必要があるため、時間と手間が非常にかかります。
特に、働きながら転職活動をしている人は、忙しい中でなかなか時間を取れない人がほとんどでしょう。
その状況で、業界の知識や企業・職種への理解を深め、自分で企業を選別していくことは、非常に大きな負担になるといえます。
転職活動のサポートが得られない
転職サイトは、あくまで求人を紹介するだけのものなので、転職活動は自分の力のみで行う必要があります。
そもそも転職活動をどう進めていくべきか分からない人が多くいる中で、それは非常に大きなデメリットといえるでしょう。
転職活動と一言では言っても、自己分析や業界研究、面接対策など、やらなくてはいけないことは沢山あります。
それらを一人でやみくもに行っても、なかなかいい結果は得られないのです。
「自分に合った企業が知りたい」「転職活動を効率的に進めたい」という方は、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントなら新卒での転職もフルサポート
転職エージェントは転職のプロです。
転職エージェントを利用すれば、転職サイトでは得られない転職活動全般の手厚いサポートを受けることができます。
業界の知識や経験などが乏しい新卒でも、プロの力を使うことで効率的に転職を進められるでしょう。
主なメリットは以下の通りです。
- 個人に合った求人を紹介してくれる
- 面接対策、ES添削のサポートが受けられる
- 業界研究、自己分析を効率化できる
そして、転職エージェントなら、あなたが今抱えている転職への悩みに対し親身になって一緒に考えてくれます。
少しでも転職に不安がある人は、積極的にエージェントを利用することをおすすめします。
ちなみに、転職エージェントは完全無料で登録も数分程度で終わるので、まずは登録だけでもしてみてください。
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まだ方向性の定まっていない方でも、まずは仕事の悩みや不安を相談してみることをおすすめします。
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ジェイック就職カレッジは、第二新卒の転職支援に特化したサービスです。
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