新卒で就職したのに、働いてみると明らかにブラック企業だった、仕事内容が全く違っていた、十分な研修もなく放置されているなど、あらゆる理由で入社1ヶ月だけど会社を辞めたいと思う人はいます。
しかし、職歴に傷がつくかもしれない、上手く転職できないかもしれないという不安から辞める決断ができない人もいるでしょう。
できるだけ早く納得いく決断をするには、どうすれば良いのか一緒に考えていきましょう。
まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう
自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。
転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。
自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。
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新卒1ヶ月で辞めるのは珍しくない
新しい環境で働くときは緊張して負荷がかかった状態になり、例え新卒1ヶ月でも「仕事を辞めたい」と感じるのはおかしなことではありません。
仕事内容や人間関係が思っていたのと違ったり、自分に合わないと感じるなど理由はさまざまあるでしょう。
「辞めたい」と感じながら働き続けることは、精神的にも辛いものがあります。
とはいえ、すぐ転職できるのか分からないし、不安な気持ちもあるでしょう。
そこで、はじめに新卒入社してすぐに仕事を辞める人の割合や退職検討理由、そして1ヶ月で辞めても転職できるのかについて説明します。
新卒1ヶ月で退職する人も意外と珍しくない
新卒半年以内の離職は、一般的に「超早期離職」と呼ばれます。
そして「超早期離職者」の割合は、3年以内離職者の1/4以上を占めるほど多いです。
また、リクルートワークスの調査結果を参考に詳しく見ていくと、新卒1ヶ月未満で離職する新卒は5.2%、3ヶ月未満が9.9%、3ヶ月~6ヶ月未満が10.8%となっています。
近年は、転職が珍しくないことや、第二新卒の価値を理解し早々に見切りをつけて転職する人が多いので、新卒入社からすぐに退職する人も意外といるのです。
入社してすぐにやめてしまう理由TOP5
会社の口コミサイトを運営する「転職会議」が実施した「新入社員の早期退職理由」の調査によると、退職の理由は「時間外労働が多い」「社風・体制に不満」「給与が低い/残業代が出ない」といったネガティブな理由が、TOP5を占めています。
特に60%以上の人が不満を持つ「時間外労働が多い」ことは、圧倒的な早期退職理由だといえるでしょう。
残業代については、固定残業制を導入している企業もありますが、それを超過した分が支給されないもしくは、サービス残業を強いられることに、不満を募らせている人もいます。
1ヶ月で退職しても転職を成功させる人は多い
早期退職になかなか踏み切れない人の根底には、下記のような不安があると思います。
- たった1ヶ月で退職する人をどこも採用してくれないのでは?
- まともな会社に転職するのはもう無理なのでは?
- なかなか正社員として採用して貰えず、非正規雇用の道しか無いのでは?
しかし実際は、1ヶ月の早期退職でも満足いく転職は十分に可能です。
早期退職だからといってまともな会社に転職できない、派遣社員やフリーターになるしかないと思うことは、自身の不安からくる思い込みに過ぎません。
こうした不安に駆られて自分の可能性を自らつぶしてしまわないよう、正しい情報のもとで転職活動を行うことが大切です。
新卒1ヶ月でも退職するべきケース
新卒1ヶ月でも退職できることがわかりましたが、転職に対する不安は大きいし、本当に辞めて良いのか迷う方もいるでしょう。
実際は、本当に退職すべきケースと働き続けた方が良いケースがあり、この判断を誤るとのちのち後悔することになります。
悔いのない選択をするためにも、自分はどちらに当てはまるか考えながら読んでみてください。
はじめに退職すべきケースについて見ていきましょう。
明らかにブラック企業である
あなたにとって今の会社が初めての職場なので、他の企業と比較して見極めるのは難しいでしょう。
しかし、もし今の会社がブラック企業の場合は、退職することをおすすめします。
ブラック企業は、職場環境が悪いことや法に抵触する労働時間を強いられるなどいくつか特徴があります。
今の会社が当てはまるかどうか確認してみてください。
- パワハラやセクハラが横行している
- 有給の取得が難しい環境である
- 何事も精神論で片付けようとする
- 定時後に参加必須の会議がある
- 先輩や上司たちが深夜まで残業してる
- 新人も初日から残業続き
- 中途採用者が数日で辞めている
このような環境で働いていると、心身の疲労は入社1ヶ月でも感じることが多いです。
今の会社の環境が複数当てはまる場合や、心身の危険を感じるような場合は、すぐに転職することをおすすめします。
精神的・体力的に限界を感じている
今の会社がブラック企業ではなくとも、精神的・体力的なストレスが大きい場合は辞めるのも選択肢の1つです。
例えば、過酷なノルマがある、新人が背負うには責任が重い仕事を割り振られるなどが挙げられます。
もちろん学生生活の感覚を引きずっている可能性もゼロではありませんが、「限界」にも限度があります。
朝ベッドから起き上がれない、急に涙が出てきてとまらない、帰ってシャワーを浴びる気力も無いなどの場合は要注意のサインです。
それ以上無理に働き続けると、さらにストレスが蓄積され、いずれうつ病などの精神疾患になる可能性も高まります。
聞いていた仕事内容と違いすぎる
3つ目は、入社前に説明されていた業務内容とあまりにもギャップがあるケースです。
研修期間は新人に仕事の全体像を把握させる目的で、あえて幅広い業務に充てているケースもありますが、期間を抜けても相変わらず違った業務を割り振られたり、現場に放り出されたりしているなら見切りをつける方が良いでしょう。
不信感を抱いた時点で上司や人事に相談することが望ましいですが、なかなか直接聞けないことも多いです。
そんな時は年齢の近い先輩に聞いてみるか、会社に新入社員を育てようとする意識が見られるかを判断基準にしてみてください。
新卒1ヶ月なら続けるべき場合
次に、辞めたいと感じても新卒1ヶ月なら続けるべき3つのケースを紹介します。
これらに当てはまる場合は、一度落ち着いて辞めるべきか否かを考えてみると良いでしょう。
まだ研修期間を終えていない
会社の研修期間は、仕事を覚えるだけでなく社会人の常識を学ぶ機会でもあります。
研修期間中に退職することはできても、転職先の面接で研修期間中だったかどうかは確認されることは多いです。
その理由として、研修を終えていない→社会人の常識を学んでいない→ゼロから教えないといけない手間がかかるからです。
転職先の企業から見れば、研修期間を終えた人材は採用してすぐに実務の説明から始められるメリットがあります。
退職後に転職活動を行う上でも研修期間を終えていることは、自分にもポジティブに影響するので研修期間中の方はせめて終わるまで続けてみてください。
後悔するかも、という気持ちの方が大きい
「今辞めたら後悔するかも」という思いが強いならまだ気持ちに余裕のある証拠です。
辞めたい気持ちが強くても、仕事に対して責任や向上心がある場合、辞めたら後悔するかもしれないと感じる人はいます。
もしかしたら3ヶ月、半年と経っていく中で徐々に仕事に慣れて、気持ちが安定してくる可能性があるでしょう。
2年目や3年目の先輩を見て羨ましいと感じる
新人のうちは、2年目や3年目の先輩にサポートしてもらう機会もあります。
先輩たちの姿を見て「指示も仕事も丁寧で尊敬できる人だな」「あんな風に楽しそうに仕事が出来るようになりたいな」などと羨ましさを感じるなら、焦って転職する必要は無いでしょう。
新卒1ヶ月で退職したいなら
企業からの早期退職者のイメージとして「すぐに辞めるストレス耐性の低い人」「学生気分が抜けてない人」などが挙げられます。
しかし、新卒1ヶ月で辞めた場合に当てはまる「第二新卒」の転職では、あなたの職歴だけを見て採用を判断するわけではありません。
第二新卒の転職で重要となるのは、その人のポテンシャルや意欲です。
職歴がたとえ1ヶ月であっても十分武器になります。
ブランク期間は最小限に
第二新卒に限ったことではありませんが、転職のブランク期間はできるだけ短い方が有利になります。
一方で、無職状態が長くなると、選考で不利になることもあります。
一般的に、転職準備(情報収集や履歴書作成など)から応募、選考期間を経て内定が出るまでには3ヶ月~6ヶ月必要です。
そのため、ブランクの期間が半年以内なら問題はありませんが、半年以上になると何か問題がある人なのではと不安視されてしまい、書類選考で落とされる可能性が高くなってしまいます。
退職理由の説明には工夫を
第二新卒に求められるのは経験ではなくポテンシャルや意欲のため、職歴で嘘をつく必要はありません。
むしろ噓をついてバレたとき、働く前から信用を失ってしまうリスクさえあります。
ただ、退職理由はポジティブな内容に置き換えて話すことが重要です。
例えば「絶対に○○がしたくないので退職しました」ではなく「私は○○がやりたいから退職を決意しました!」と言い換えて伝えるなとです。
残業が多かった、パワハラや酷かったなど、前職の悪口ばかり言ってしまうと他責の人・反省しない人だと思われてマイナスイメージを生む可能性があるので気をつけてください。
第二新卒としての需要がある
第二新卒での転職は会社側からすると、新卒に比べて社会人経験があるため基本的な社会人スキルの教育にコストがかかりにくいことに加えて、年齢も若く前の会社に在籍していた期間が短いため、新しい会社のやり方に馴染ませやすいというメリットがあります。
いまの日本はどの業界でも人手不足なので、伸びしろがある第二新卒はそれだけで市場価値が高いです。
企業側としても基本的なビジネスマナーから教える必要がなく、すぐに実務的な教育ができることに好意的なのです。
また、実務経験が少なくても、自社で育てていくことで伸びしろがあるといった見方をすることもあります。
このようなことから第二新卒としての転職は、すぐ辞めると思われるリスクはあるものの、採用したい企業は多いといえます。
新卒1ヶ月なら第二新卒として転職しよう
今回は新卒1ヶ月での退職について、転職すべきケースと続けるべきケースを挙げながら説明しましたが、一般的に見れば新卒1ヶ月で転職する人は少数派です。
だからこそ、辞めるなら衝動的ではなくきちんとした理由で辞めましょう。
転職するとしても第二新卒枠での転職が可能です。
心身の負担が大きいと感じるなら早めに見切りをつけることが大切です。
次の転職では失敗しにくい。だからこそ転職エージェントを使おう
新卒1ヶ月で退職したいと思っても、転職が上手くいかなかったときのことを考えると不安になる方も多いです。
しかし、第二新卒として転職できることは強みであり、転職市場でも需要が高いため、今我慢してチャンスを逃すことはもったいないことです。
ただ、なんとなく進めたり闇雲に転職活動をしても上手くいかない可能性があります。
それは新卒の就活と転職活動では似ているものの、戦略の立て方や対策が少し異なるからです。
せっかく第二新卒として転職をするので、次の会社もすぐに転職をしてしまうと、どんどん職務経歴書の内容が荒れてしまいます。
そうなると今後の転職をする時にかなり不利になります。
だからこそ次の転職活動はなんとしてでも自分に合っていて、かつ、ブラック企業ではない会社を避けることが重要なのです。
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