第二新卒として転職する場合に空白期間があることは不利になる?

仕事を辞めてからすぐに転職活動を始めるつもりがついだらだらしてしまった、転職前に休養期間を設けて少しリフレッシュしたかった、思ったより転職活動が長引いてしまったなどの理由から、職歴に空白期間ができてしまっている人は少なくないはず。

ただ第二新卒として転職する場合に空白期間があると不利に働く場合がある為、いくつか注意しなくてはいけない点があります。

関連:社会人1年目、2年目の転職。仕事を辞めたいと思ったらどう動くか

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第二新卒の空白期間は転職活動で不利になる?

理由はどうであれ転職先が決まらないうちに退職してしまうと職歴に空白期間ができます。

そして空白期間は、第二新卒者にとって不利になる要因。特に長くなればなるほどにどんどん不利になっていきます。

ですから安易に長い空白期間を作ってしまうことはできるだけ避けなくてはいけません。

空白期間はできる限りない方が良い

空白期間があることは、その空白期間がわずかであっても不利になる要因となる可能性があります。

できる限りない方が良いし、あったとしてもできる限り短い方がという点は間違いありません。

空白期間が長い場合、企業には以下の不安を与えることになります。

  • 仕事が嫌いなのではないか
  • 計画性がないのではないか
  • スキルが衰えているのではないか
  • 他の会社がどこも採用しないような人材なのではないか
  • 病気などの不安があるのではないか

企業にとって一人の人材を採用することは非常に重たいこと。

優秀な人材であってもすぐに辞められてしまっては費用面で大幅なマイナス(採用活動費や成果をだせるようになるまでの給料など)になってしまうし、だめな人材でも簡単に辞めさせることはできませんから。

それ故にリスクを下げることは当然のことであり、空白期間があるだけで書類選考で不採用としてしまう場合もあるのです。

第二新卒にとっての空白期間

第二新卒にとっての空白期間はもっと年齢が高い人に比べると影響が異なります。

例えば10年働き続けた後で3ヶ月休んだ場合と、1年しか働かずに3ヶ月休んだ場合では過去の実績が全然違う為、当然後者の方が空白期間の存在を重く見られてしまいます。

また就職して3年以内という仕事をする上で非常に大切な期間を何もせずに過ごしていたという点もマイナスとして見られてしまう点です。

ただその一方でまだ若く、たとえスキル面で衰えていたとしてもまたすぐ仕事を覚えることができる、いくらでもやり直しがきくと考えて多少空白期間があっても特に気にしない企業もあります。

すなわち第二新卒者の空白期間が与える影響は応募する企業によってかなり差があるということです。

アルバイトの期間も空白期間になる

ちなみにアルバイトの期間も空白期間になるので注意してください。

アルバイトは職歴と認められず、履歴書上では無職で何もしていない状態と同じです。

仕事を辞めてしまうと収入が途絶えてしまうのでつなぎでアルバイトを始める人もいますが、ついバイトを続けてしまって空白期間が延びてしまっている人も少なくはないですね。

空白期間の長さはどれくらいまで許される?

当然ながら空白期間の長さによっても転職活動に与える影響の度合いは異なり、長くなればなるほど不利になります。

その区切りとなるのが3ヶ月、半年、1年。

空白期間はないにこした方がいいですが、1、2ヶ月程度であればそこまで気にしない企業が大半。

第二新卒者の平均転職活動期間は2ヶ月である為、仕事を辞めてから転職活動をした場合だと3ヶ月の空白期間があっても違和感がなく、スキルが衰えるほどのブランクにはなりませんからね。

空白期間がある理由としても、「仕事を続けながら転職活動を進めていくのは困難であった為、仕事を辞めてから転職活動せざるを得なかった」ことを理由にすれば空白期間がある理由も納得して貰いやすいです。

ただ3ヶ月を超え、半年、1年と長くなるほどどんどん不利になります。

単に転職活動をしていたからではなく、他に仕事を始めなかった理由があると企業も考えますし、仕事のブランクも気にしてしまいますから。

 第二新卒は在職中に転職活動を行うことが基本

第二新卒にとって空白期間があることマイナスに働いてしまうことがほとんどです。

また一度仕事を辞めてしまうと転職活動を行うこと、またフルタイムで働くことが億劫になり、つい空白期間が長くなってしまいさらに不利になってしまう場合も多いです。

ですから第二新卒として転職する場合は基本的に在職中に転職活動を行うことが基本。

在職中に転職活動をすれば空白期間がなく、企業にとっても不安を感じることはありませんからね。

また在職中に転職活動を行うことで、もし転職活動が上手くいかず長期化してしまった場合も焦りが生じにくいというメリットもあります。

焦って適当に仕事を決めてしまっては転職を後悔することに繋がりますからね。

もちろんどうしても在職中に転職活動を行えないという人もいるでしょう。

残業が異常に多く有給を一切取らせて貰えないような会社だと平日に面接に行くことができませんし、精神的に限界でもうこれ以上働くことはできないなんて場合もありますからね。

ただもしそういったやむを得ない理由がないのであれば、次の仕事が決まっていない状態で安易に退職するのは避けた方が良いでしょう。

もし空白期間がある場合は?

ではもしすでにある程度長い空白期間がある第二新卒者はどのように転職活動を進めていけば良いでしょうか。

安易に派遣社員、契約社員になるのはNG

空白期間は確かに不利になる要因であるものの、それがあるからと言って転職が不可能になるような物凄く大きな影響があるものではありません。

空白期間がある理由を説明でき、企業に安心して貰うことができれば十分転職は可能。

特に最近は多くの企業で若手の人材が不足していて第二新卒の需要も増えていますからね。

だからこそもし正社員になりたいなら、派遣社員や契約社員になってしまうのはNG。

せっかく転職しやすい年齢なのに、転職しやすいからといって派遣社員や契約社員を選んでしまうのはもったいないです。

空白期間に対してアピールすべきこと

空白期間がある場合の転職活動で大切なのは、その空白期間によって企業が感じる不安を取り除くこと。

その為には以下の点についてしっかりアピールしなくてはなりません。

仕事が嫌いではないこと

まず大切なのが仕事をすることが嫌いではなく、仕事に対する意欲があること。

志望動機や転職理由等から、仕事に対する熱意をしっかり伝えるようにしましょう。

スキルが低下していないこと

二つ目が仕事のスキルが低下していない点。

これをアピールする為に必要なのがこれまでの仕事の実績。

空白期間があっても以前の仕事での実績をアピールすることができれば、仕事のことを忘れてはいないと思わせることができます。

またもし空白期間に転職先で役に立つ資格取得をしているならば、それもスキルとしてアピールすることができる材料です。

空白期間を有効的に使っていたこと

なぜ空白期間があるのか、空白期間は何をしていたのかという点も当然大切。

面接では必ずと言っていいほど質問されるので、志望動機などと矛盾がない皆藤を準備しておきましょう。

空白期間をいかに前向きに捉え、将来の為に過ごしてきたかをアピールすることができれば、たとえ空白期間が長かったとしても企業に採用したいと思わせることは可能です。

面接まで行ければ採用される可能性は十分ある

企業の中には空白期間があるというだけで書類選考で不採用とするところもあります。

そして空白期間が長くなればなるほど、そういった企業の割合は高まります。

応募前にそれを見抜くことはできませんから、落とされる覚悟を持っておくことも必要です。

ただもし面接に進むことがあれば、その企業はたとえ空白期間があっても採用してくれる可能性があるということ。採用する気がなければわざわざ面接には呼びませんからね。

転職エージェントを頼ろう

第二新卒の転職活動は転職エージェントを頼るようにしましょう。

空白期間があっても関係ない企業を紹介してくれ、空白期間がある不利を覆すアピール方法等も相談にのってくれます。

ぜひ活用するようにしてください。

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