新卒で入社した会社を3ヶ月で退職した私が転職活動を通じて感じたこと、学んだこと

入社3年以内の離職率が短大卒・高卒4割、大卒3割と高い水準になっている中で、就職してたった3ヶ月で会社を辞めてしまうという人も決して少ないわけではありません。

そして厚生労働省の調査データ(学歴別就職後3年以内離職率の推移)を参照すると3年以内に退職をする人の約4割は1年以内に退職していることがわかります。

この流れは近年の第二新卒者の転職需要の高まりや、どの業界においても人手不足になっている状態も重なり、すぐに辞めたとしても企業が採用に積極的なので比較的転職がしやすくなっていることも後押しされています。

しかし、辞めることに対するハードルが低くなっているとは言え、辞めなければ良かったという人もいるので辞めるかどうかについてはよく判断しなくてはなりません。

今回紹介するのは実際に昨年就職し、3ヶ月で退職した人の体験談です。入社1年以内で退職を考えている人は参考にしてみて下さい。

関連:新卒で会社を辞めたいと思う理由や甘えか甘えではないかの判断基準

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※1 2020年1月

就職してたった3ヶ月で退職した体験談

ここからはお話していただいた体験談をなるべく生の声と同じ形で伝えるため、話口調で記載させていただきます。

就職してから退職を検討するまでの過程

昨年大学を卒業し、とある中堅企業に営業として就職しました。

しかし、その会社をたった3ヶ月で退職し、現在は違う会社に転職しSEとして働いています。

たった3ヶ月で辞めたことに対して辞めるということに対しては否定的な意見も多いかと思いますし、実際にそう言った言葉を投げかけられましたが、それでも退職するという道を選びました。

理想と現実のギャップ

理想と現実のギャップというのは新入社員として働く人にとって誰もが通る道かもしれません。

全てが理想通りの仕事なんてありません。誰もが多かれ少なかれ我慢して働いているんだと思います。

しかし、そのギャップに対して我慢することができませんでした。

自分がやりたいと思っていた仕事と実際の仕事との格差、思い描いていたキャリアプランと会社で働き続けて描くことがキャリアプランの格差、自分の仕事に対する考え方と周囲の仕事に対する考え方の違いなど、多くの点で理想とかけ離れた現実を知り、そのギャップに対して不満ばかりが募るようになっていきました。

一度考えてしまった不満を消すことができる手段というのはわかりませんでした。

現実は現実として受け入れるべきなのか、社会人として働くということはそういうことなのかなど色々と考えましたが、その環境下において自分にできることではなかったのです。

甘えと言えば甘えです。

ただ就職したばかりの私にとって、その甘えとも言える考え方はとても重要なものでした。

耐えることができなかった会社生活

結果的に会社生活自体に耐えることが出来なくなっていきました。

ちょっとしたことにも大きな不満を抱くようになり、何もかもが嫌になっていき、毎日会社に行くのが辛くて辛くて仕方がなくなっていったのです。

2ヶ月たつ頃には会社の同期、大学の同期に愚痴ばっかり言うようになっていました。

一度そうなってしまうともう辞めるという選択しか頭にない状態になっていき、いつ辞めるかということばかりを考えるようになります。

そんな中、ニュースから第二新卒の転職需要が増えている、翌年の新卒採用では社会人経験関係なく卒業後3年以内の人が対象となる企業が増えているというものを知りました。

この情報は退職したい気持ちを後押しし、最終的には無理に今の会社で頑張って働き続けるのは辞めようという決断に至りました。

転職に対する不安

仕事を辞めることに決めたものの、転職に対する不安というのはやっぱり大きかったです。

たった3ヶ月で退職したことでどこもとってくれないのではないか

いくら第二新卒として転職することが容易になった、新卒採用枠での応募が可能になったとは言え、たった3ヶ月で会社を辞めた人間をとってくれる企業なんてあるんだろうかという不安は転職先が決まるまでずっと残っていました。

自分が会社の立場であれば、そんな人間どこか欠点があると思われても仕方ありません。

普通の人が仕事を辞めずに働き続ける、辞めるにしても最低1年以上は働き続けるという人が多い中で、普通ではない選択をした私、しかも企業にとっては望まれない選択をとった私を好んで採用してくれる企業はないのではないかと不安になりました。

結局どこに就職しても一緒ではないか

仕事を辞めて転職したとして、結局同じではないかという不安もありました。

社会人として会社で働く以上、我慢しなくてはならないということは確実に存在しています。

転職したところで結局何も変わらないのであれば、もう我慢するしかありません。

本当に自分の希望を実現することが可能なのかというのはずっと不安に感じていました。

周囲からの冷たい視線

3ヶ月で退職することに決めたことに対する周囲からの視線は厳しいものが多かったです。

賛同する人、理解してくれる人というのはほとんどいませんでした。

それは自分の選択が間違いだったのではないかということを常に考えさせる原因になりました。

実際に転職活動を行ってみて学んだこと、感じたこと

かなり大きな不安を感じながら行った転職活動でしたが、実際に転職活動を始めてみると様々なことに気づき、多くのことを学びました。

自分のことをよく知ることの大切さ

仕事を選ぶにあたり、自分のことをよく知ることは非常に大切なことです。

学生の頃、ただなんとなくこんな風に働きたいと考えているだけで、本当に自分のことをよく理解できていませんでした。

最初の会社で働いていた時も、こんな働き方は嫌だ、こんな仕事をしたかったわけではないと、嫌だという気持ちばかりが頭にありました。

3ヶ月で辞めもう失敗することはできないという状況は、自分自身としっかり向き合う機会を与え、一度働いたという経験を元により明確にすることができました。

自分として居るべき場所

会社が違えば、働く環境が変われば、仕事の内容から人間関係、仕事への取り組み方、考え方、会社の様々な仕組みは大きく違います。

転職しても実現できないと思っていることの大半は実は解決の可能性が十分にあります。

自分を知り、会社を変えれば自分として居るべき場所、居心地の良い場所というのは見つかる可能性が十分にあるんだと思います。

プライド、世間体を捨てることの大切さ

就職活動の時はプライドや世間体というものをかなり重視してしまっていました。

内定自体もいくつか貰いましたが、就職した会社は最も規模が大きく知名度があった会社です。

しかし、今ではその選択の仕方が間違いだったと自信をもっていうことができます。

プライドや世間体というのは、時に本来自分が望んでいる形を捻じ曲げてしまう危険性があるものであり、瞬間的な優越感はあっても、長い目で見れば決して良い方向には働かないものであるということを実感しました。

早期退職者に対する企業の目

3ヶ月で退職したという人間に対して、企業は冷たい視線を投げかけてくる場合もあります。

なぜそんなすぐ辞めたのか、ストレス耐性が低いのではないか、どうせまたすぐ辞めるのではないか。

ただ、自分が辞めた理由、目的、そして今後のことをしっかり伝えることができれば、十分採用試験では戦えると感じました。

確かに3ヶ月で辞めたという事実はマイナスポイントです。ただ企業はその点だけ見ているわけではありません。

自分のことしか考えていなかったという現実

転職活動を通して、就職してからの自分について反省をする機会にも恵まれました。

会社に対して、自分に対して、与えられることばかりを望んで自分として何ができるのか、何を与えることができるのかということを一切考えていませんでした。

最初から後ろ向きになってしまっている時点で得るものもなければ与えるものもない。マイナスでしかないのです。

少なくとも努力すべき点、我慢すべき点はあったということは本当に反省しました。

たった3ヶ月で転職することはありかなしか

現在転職して会社生活を送っている中で振り返ってみると、たった3ヶ月で転職したことは正解だったかというと少し疑問点があります。

転職したこと自体は良かったと思いますし、良い会社に巡り合うことができましたが、それはあくまで結果論です。

いま思い返すと、もう少し最初の会社で前向きに働いてみてもよかったと思います。

ただ、転職したからこそ得られるものというのもあるというのは実感しましたから、どうしても耐えることができない、前向きにはならないというのであれば転職活動を始めてみてもいいと思います。

新卒で入社した会社を3ヶ月で退職をしようと思ったらチェックすること

上記の体験をお話してくれた方は、自分が学生の時に持っていたプライドや理想が入社後も色濃く残っていて、実際に業務をする内容とのギャップに耐えられなくなった形で徐々に業務ことを超えて会社への不満に繋がる形となってしまいました。

ただこのようなケースは何も珍しいことではなく、誰にでも起こることであると言えます。

そのため、「本当にこの会社を退職するべきなのか」という悩みを抱いている人はまず下の5つのチェック項目を確認してみましょう。

  • 会社の先輩が自分のやりたいことを仕事にしているか
  • 会社の上司に話のわかる人がいるか
  • 自分のやりたい仕事とそもそも新卒で入った会社の業界が合っているのか
  • 会社全体で法律を遵守しているか
  • 給与が平均年収と比べて極端に低くないか

これらについて簡単に説明をさせていただきます。

会社の先輩や他部署の人が自分のやりたいことを仕事にしているか

まず会社の先輩や他部署の人が自分のやりたいこと仕事をしているかということです。

これは今後自分の目指すモデルケースが会社にいるのかということを確認することができます。

会社に入ると自分が望んていた部署や仕事をできないということは、この記事で紹介させていただいた体験談のように珍しくないことですが、もしも会社の中で「この人のしている仕事が自分のやりたいことだ」と思えるのであれば、すぐに辞めるのではなく少し様子を見るのが良いでしょう。

また、自分の配属された部署が志望先と異なるが他部署では自分のやりたい仕事ができるという場合は退職ではなく部署異動ということも視野に入れて行動をすると良いでしょう。

会社の上司に話のわかる人がいるか

会社の中で直近の上司、またはそれ以外でも自分の話を真摯に聞いてくれる上司がいるかということも重要なポイントです。

自分の本当にやりたい仕事は何か、会社に対して感じている不満や不安などを聞いてくれて、それに対してしっかり答えてくれる人がいると、その人が積極的に仕事を振ってくれたり部署異動する際に手助けしてくれる可能性もあります。

逆にもしもそのような人がいない会社に入ってしまったら、自分の求める業務や環境を作るための立ち回りを自分一人で行うことになります。

そうなると精神的な疲労も溜まりますし、会社にいるのが辛くなるので退職を検討しても問題ないです。

自分のやりたい仕事とそもそも新卒で入った会社の業界が合っているのか

就職活動をした時に自分がやりたいと思っていた仕事ができない会社に入ってしまった、あるいは入ってから新しい業界や職種に興味が出てしまったという場合は転職を検討するのが良いでしょう。

例えば広告代理店の企画として入社をしたけど、実際に仕事をしてみると自分は企画側ではなく創る側の仕事がしたくなったという場合は、広告代理店から制作会社への転職をした方が自分のやりたい業務をすることができます。

今一度「自分は何を仕事にして生活をしていきたいのか」という自己分析ををするのがおすすめです。

会社全体で法律を遵守しているか

会社に入ってみたら労働基準法を違反していることが多くあったり、法律に違反をする可能性があることを多く目にする場合は転職を検討しましょう。

もしかしたら自分がその法律違反に巻き込まれてしまう可能性もありますので、あまり長いをしない方が良いです。

給与が平均年収と比べて極端に低くないか

仕事をする上でお金が全てではないですが、給料が極端に低いと生活を切り詰める必要が出てくるので、あまりにも生活が厳しいなら転職を検討してもいいでしょう。

日本の平均年収は441万円で新卒にあたる年齢、19~24歳までの若年層は267万円となっています。(民間給与の実態調査結果)

当然、業界・職種・地域などによって前後はしますが、目安としてこの267万円という数値を基準として極端に自分の見込み年収が低くないかの確認はしましょう。

もし平均年収よりも低ければ転職をするだけで年収が一気に跳ね上がる可能性もあります。

新卒で入った会社を3ヶ月で退職したら履歴書には記載する必要ある?

3ヶ月で退職をしたということを履歴書に書くと転職をする時にマイナスになる可能性も高いので書きたくないという方も多くいます。

実際3ヶ月で退職をしたということは実務的な部分に触れる前に辞めてしまったということもありますので、そもそも職務経歴として書く必要があるのか?という疑問もあるでしょう。

結論から言うと3ヶ月という短い期間であっても必ず書いた方が良いです。

これは3ヶ月に限らず1ヶ月で退職をしてしまった 場合も同様です。

その理由は下記のとおりです。

空白期間にした場合の理由に正当性を持たせることが厳しい

仮に新卒で入った会社を履歴書に書かなったか場合、3ヶ月間は空白期間として認識されてしまいます。

大学の間に就職活動をしないで、卒業後も3ヶ月空白期間があるというのは人事からすると良い印象は持ちません。

苦し紛れに何か理由をつけようとしても、納得できる理由を述べるのは難しく、嘘をつかずに3ヶ月で退職をしたという旨をしっかり書く方が誠実に見えます。

仮に履歴書に書かなかったとしてもバレる可能性が高い

もし空白期間として説明をして入社を下としても社会保険の履歴から職場にバレるという可能性は高いです。

面接で上手く説明をすることができて入社したとしても、このような嘘をついていたということがわかると会社からの評価は落ちてしまいます。

転職は信頼できる相手なのかという部分が採用の決め手になる

新卒で入った会社を3ヶ月以内に退職した第2新卒の人を採用するにあたっては、実務経験という部分での評価はほぼ0に等しいため、その人が何を思って前職を辞めたのか、なぜその上で自分の会社を選んでくれたのかという部分が重要になってきます。

「自分のやりたいことができない職場だった」「信頼できる上司がいなかった」「社風に自分は合わなかった」など言いにくい退職理由を正直に話すことが信頼に繋がります。

第二新卒として転職を進めるにあたり

第二新卒での転職は近年非常に需要が高くなっており、離職率の低いホワイト企業、優良大手企業でも採用を積極的に行っているという現状があります。

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