社会人1年目、2年目で、仕事を辞めたいと考えている方もいることでしょう。
世間ではとりあえず転職は勤めて3年なんて言われており、友人や親に相談しても続けたほうが良いと言われてしまい、社会人1年目、2年目というタイミングで会社を辞めて転職することに戸惑ってしまっていませんか。
まずは2年以内という期間内で辞めること、そして転職することについて正しいことを知ることから始めてみましょう。実は勘違いも多く、正しいことを知ることでどうするのか選択するきっかけにもなります。
というわけで、今回は社会人1年目、2年目の転職について書いていきます。
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目次
新卒入社2年以内で会社を辞める人の割合
さて最初に、新卒でせっかく入社した会社を辞める人はどれくらいいるのかをチェックしてみましょう。
厚生労働省/新規学卒者の離職状況によれば、平成29年3月卒業の高卒で1年以内の離職者が17.2%、2年以内に12.3%の人が会社を辞め、大卒だと1年以内に11.6%、2年以内に11.3%が会社を辞めています。
この数字はあくまで転職という行動を起こした人の数となっており、仕事を辞めたいという考えを持っている方はもっと多いと考えても良いでしょう。
社会人1年目、2年目で仕事を辞める理由
社会人1年目、2年目でなぜ仕事を辞めたいと思ったのでしょうか。
その理由について考えてみましょう。
やりたいことではなかったと気がついた
社会人1年目や2年目の方が仕事を辞めたいと思う理由として最も多いのは、やりたい仕事だと思い入社したのに、やってみて理想と現実のギャップが大きかったというものです。
また就職時に希望の職種につくことができなかった、希望の職種だったのに、仕事内容が想像していたものと違ったといった理由があります。
自己分析が不十分だった、仕事に対しての意識が低かったなどが原因であると言えますが、就職活動する時はまだ社会人経験がないので正確にイメージすることは難しいことでもあります。
人間関係が上手くいかなかった
社会人1年目、2年目に限らず、どの年代でも仕事を辞めたいと思う理由、転職する理由の多数を占めているのが人間関係です。
上司、先輩などとあまり上手くいかないといった、人間関係の悪化は会社生活においてかなり辛いものです。
特に入社して間もない頃というのは、信頼関係もできず頼れる人もいない、自分でどうにかすることもできないと追い込まれた状況になってしまうこともあります。
仕事が辛かった
社会人1年目や2年目であっても厳しいノルマであったり、あまりに重い責任の仕事があったり、膨大な仕事量によって仕事が辛いなど。
またはやってみて初めて自分にはこの職種が向かいないとわかると仕事に対しての熱意もなくなり辛い部分しか残らなくなってしまいます。
仕事の辛さはそれぞれですが、ストレスが溜まる、精神的に追い込まれるという場合は心や体に変化が出る前に再スタートを考えましょう。
入ってみたらブラック企業だった
新卒の頃は、社会人で働いた経験が無いため、企業についての情報が得られないと、入社してみたらブラック企業だったなんてこともよくあることです。
また初めての仕事というところで、過度な業務を任されているのにも関わらず、それが普通だと思うこともあります。例えばイベント関連会社に初めて勤め、休日出勤はもちろん、残業も当たり前などどれがホワイトでブラックなのか分からなくなることがあるので、親や友人に話して比較してみると良いでしょう。
成長ができない
入社間もない1年目、2年目の社員にとって、今後長い会社生活を送るに当たり、自分自身が成長していくことができるかどうかということは、重要視するポイントです。
出世やキャリアアップなど、まだまだ大きな可能性があるからこそ、成長ができていないという実感があると、自分はいつまでもこの地位なのか、ずっと下っ端扱いなんだろうかと非常に大きな不安を抱くようになってしまいます。
また理想となる上司や先輩がいない場合、将来像を想像できずにいることも不安になります。
労働条件が悪い
給料面で言うと1年目はまだ学生時代の同期とも差がないかもしれませんが、2年目になると昇給や会社方針などで差がついてきます。
また、まだ差がついていない場合であっても、先輩の話を聞くなどして昇給の状況などを知り、明らかに差がついていくだろうということを実感してしまうこともあります。
もちろん給料だけではありません。年間休日数が少ない、有給休暇取得率が低い、福利厚生が全く充実していない、残業時間が多すぎるといった条件面での不満によって転職を決断するきっかけともなります。
将来が不安
働いてみたけれど、今の会社では将来が不安だから転職してしまうという方もいます。
会社がこのままでは危ないのではないか、ずっとは働くことま無理だろうといった会社自体への不安、今の給料だとろくに貯金もできないといった生活に対する不安、こんな仕事をしていていいのだろうかという仕事に対して感じる不安など、将来に対して色々な不安を感じることも多いでしょう。
結婚、出産や健康上の理由など
社会人1年目、2年目という節目で結婚や出産といったものや体を壊してしまったが故に健康上働けなくなってしまったという理由です。
特に女性は、転勤による引っ越しを余儀なくされるなどの理由から退職する方もいます。
仕事で辛いと感じる部分が多いなら転職も検討すべき
上で紹介をしたように仕事を辞めたくなる理由というのは様々あります。
内容によっては会社に相談をすることで解決するかもしれませんが、同じ会社に居続けても解決が難しい問題もあります。
そのような場合は「転職をする」ということも選択肢に入れておくのが良いでしょう。
初めての転職で不安が大きいという方は転職エージェントのようにキャリアドバイザーの方がサポートをしてくれるサービスを利用するとかなり負担が解消されます。
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転職すべきか、それともしないかをどう判断すべきか
さて、ここまで実際に辞めた人の理由について紹介してきました。
あなたが辞めたいと思っている理由も、いずれかに当てはまっているのではないでしょうか。
それでも悩んでいるのであれば、今転職すべきなのか、それとも転職しないほうが良いのかを判断しなくてはなりません。
正直言って、辞めたいと思っている理由はそこまで気にする必要はありません。
もちろん、転職することが必ずしも正しいことであるとは限りませんから、その点はじっくり考え、答えを出すべきです。
では、転職するかそれとも転職しないのかはどう判断していけばいいのでしょうか。
その答えの出し方は実はとても簡単で、転職することによるメリットが働き続けるメリットを超えたのであれば、転職することにすればいいだけです。
転職について勘違いをして、間違った情報で判断してしまっては、転職するに十分な理由であっても、転職せずに不満を抱えながら働き続けることになってしまうので気を付けましょう。
仕事を辞めて転職することに対するイメージや考え方が間違っている人が多い
社会人1年目、2年目で仕事を辞めたい、転職したいと思いつつも間違ったイメージから、辞めることができずに過ごしている方もいます。
転職に対してのイメージが曖昧であれば、必要以上に不安になってしまい、間違った情報を持ってしまうと、当然間違った判断をしてしまうことになります。
現に社会人1年目、2年目の転職に対して、すぐ辞めたというような悪いイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
そこで、まずは転職に対するイメージ、考え方をあらためることから始めましょう。
3年間は働けという考え
社会人になったら何があっても我慢して3年間働いたほうがいいという考えがあります。
3年経てば仕事について一通りわかるし、仕事自体に慣れてくることができる。
確かにこれは一理あるとは思います。嫌なことがあったらすぐ辞めていては転職しても続きません。仕事を辞めたいと思ってもすぐに転職せずに多少は我慢してみることも大事なことです。
ただ、それは時と場合によります。
無茶苦茶な会社で働いても3年後になんとかなるわけではなく、自分のやりたいことがはっきりしているのであれば、さっさと早く転職したほうがいいというのが今の考え方です。
3年働いたという事実は、必ずしもプラスになるわけではなく、むしろマイナスに働くこともありえるということを知ってください。3年は働くという言葉こそが、転職することへのブレーキになっているとも言えます。
仕事を辞めることが恥ずかしいという考え
社会人1年目、2年目で会社を辞めることが恥ずかしいと思う方もいることでしょう。
挫折だとか、根性なしだとか、負けだとか。思われそうで嫌なものです。
しかし、転職してよりよい会社を見つけることができたのなら、そんなマイナス感情なくなります。むしろほとんどの方が転職して良かったと考えることができるでしょう。
そもそも社会人1年目、2年目で仕事を辞めることは、珍しいことでもなんでもありません。自分は自分です。周囲の目を気にしてみんなと同じにしなければいけないと離職を諦めなくてもいいのです。
転職が難しいという考え
社会人1年目、2年目では転職が難しいと思い、仕事を辞めたいと思いながらもなかなか踏み切れないことがあります。
確かに中途採用では、経験3年が必須となっていることがあり、受けることすらできないなんてことがあります。
しかし、最近はその様相は全く変わっています。
第二新卒というカテゴリが誕生し、社会人1年目、2年目、3年目で会社を辞めた人たちの需要は非常に高くなっているのです。
第二新卒にどれだけ需要があるかは、転職サイトを見ればわかります。転職を考えているのであれば、色々と見ているといいでしょう。
需要の多さから第二新卒に特化した転職サイトすらあるほどです。
今は企業が人手不足となっていて、特に若手社員がかなり不足した状態になっています。
その為、転職市場は若手社員にとって圧倒的な売り手市場です。
まさに転職のチャンスはそこら中に転がっているのです。
異業種、異職種転職はむしろしやすい
転職では、同業種、同職種へ転職する場合に比べると、異業種、伊職種に転職することの難易度はかなり高くなります。
しかし、入社1年目、2年目であれば、その転職も十分に可能であり、下手に年齢を重ねている方よりもずっと採用される可能性は高くなります。
通常大手企業は、中途採用者を採用する場合には経験があることが必須条件となります。
しかし、第二新卒に限ると経験を重視せず、ポテンシャルや熱意を重視する為、今とは全く別の仕事で大手企業に入ることができる可能性があります。
転職は早いほうが何かと有利
転職に関して、ある程度の長い期間働いてからにしたほうが良いというイメージも強いですが、転職後のことを考えれば転職は早いにこしたことはありません。
退職金も勤続年数が長いほうが多く貰えますから、定年まで働きたいなら企業は早く見つけたほうがいいでしょう。仕事を覚えたり職場になれるのも圧倒的に若いほうがやりやすいです。
周囲の期待も年齢が高い方と比べてそこまで高くはない為、プレッシャーなく働くことができます。
転職活動での有利不利を考えなければ、圧倒的に若いうちに転職したほうが良いでしょう。
転職するのと働き続けるのはどっちのメリットが大きい?
では実際転職して働くのと、今の会社で働き続けることのどっちがメリットが大きいかを考えてみましょう。
転職したほうが良さそうとなれば転職活動を始め、やっぱりよく考えたら、今の仕事は恵まれていると感じたならば転職しなければいいだけです。
もちろん、どんな会社に転職できるかわからないと、判断できない方もいるでしょう。そんな時は、とりあえず転職活動をは始めてみましょう。
社会人1年目、2年目が転職するにはどうすればいいのか
さて、ここからは具体的に転職活動するとしたら、どうすればいいのかということを紹介します。
就職活動も2年前に初めて経験しただけで、転職なんてどうすればいいのかと思うところでしょう。
求人誌を買う、求人サイトを見るというのもアリですが、それよりも転職支援サービスを使うのが良いでしょう。
転職支援サービスを活用
転職活動を始める時にまず行うのが転職支援サービスへの登録です。
転職サイトは求人を探す為に行うものだけではなく、様々な情報を集めたり、調べたりするにも活用できます。
転職エージェントであれば転職活動に関する知識が全然なくても、スタートから最後まで充実したサポートを受けることができるため、ぜひ活用しましょう。利用料は無料です。
履歴書作成、面接には準備と対策を
転職を実際に受ける時には、履歴書の作成があり、書類選考が通れば面接が待っています。
社会人1年目、2年目の場合、アピールの仕方や質問される内容は、新卒の時とも違えば、キャリア採用の時とも違います。
第二新卒に求められていることはスキルや経験ではなく、社会人を一度経験して身についたビジネスマナーやその方自身のポテンシャルです。
企業が何を求めているのかを理解し、どんな質問をされるかということを想定しておく必要があります。
もちろん、一人でやるには限界がありますし、わからないことだけかもしれませんが、転職エージェントがサポートしてくれますから心配する必要はありません。
自分自身が手を抜かない意識さえ持てれば十分です。
分析不足が失敗の主な原因
一つ知っておいてもらいたいのが、第二新卒者であろうと、そうでなかろうと、転職で失敗するほとんどの理由は分析不足です。
自己分析、企業分析などは面倒くさがらずに徹底的に行うようにしましょう。
これができていないことで、せっかく転職したのにミスマッチが起きたり、ブラック企業に入社してしまったり、希望していた会社と全然違ったなんてことが起きてしまいます。
やり方がわからなければ転職エージェントもサポートしてくれます。とにかく徹底的に行ってください。
社会人1年目、2年目の転職のメリット、デメリット
社会人1年目、2年目の転職にはメリットもあればデメリットもあります。
最後にこれを確認しておきましょう。
メリット
社会人1年目、2年目の転職におけるメリットのまず1つ目は、先程も述べたように需要が多いということです。需要が大きければ、選べる企業が増えるとともに、採用もされやすくなります。
中途採用ではなく、第二新卒という枠は実務の経験を求めているのではない為、業種を変えることも容易です。
未経験の業種に行くことを考えたら、普通の中途採用よりも、第二新卒のほうがずっと有利です。
また、退職金は長ければ長く勤めるほうがいい為、合わない会社は早期に辞め、次の会社で長く働いたほうがずっと得をすることになります。
ですから、仕事を辞めたいと思ったなら、早期に決断するということはいいことなのです。
デメリット
社会人1年目、2年目で会社を辞め、転職する際に気をつけなくてはいけないのが、初めての転職が故に転職後に後悔してしまうことです。働いている年数が少ない分、会社生活について見えている部分が少なく、本来は自分に合っている仕事であっても、ちょっとした辛いことで辞めてしまうなんてこともあります。
しかしその場合、転職した後に前の会社のほうがよかったなんてことを思いかねないので、そうならないように、転職先の会社について考えなくてはなりません。
- STEP1転職サービスの種類を知る大きく分けて転職サイト・転職エージェントの2種類がある。転職サイトとは?
☞ 求人を載せるための掲示板。
転職者が自分のペースで応募・選考を進められる。サービスによっては、企業側からオファーを貰えることも。
転職エージェントとは?☞ 応募から採用まで、アドバイザーのサポートを受けられる。
履歴書の添削や面接対策をしてくれたり、転職サイトには載っていない大手や人気企業の非公開求人を紹介して貰えたりする。
STEP2自分の特徴をあぶり出すあなたの年齢は?経験は?希望する業界は?といった自分の特徴・転職目的を明らかにする。(例)20代前半・職歴に自信が無い・未経験の職種に挑戦したい。
STEP3特徴に当てはまるサービスを2~3種類選ぶ少なくとも、転職サイト・転職エージェント各1つずつは選ぶようにしよう。
サイトは中小企業の求人が多かったり、エージェントは大手の非公開求人を持っていたりと、扱う情報に差が出てくるので、一方だけでは偏った情報しか手に入らない可能性も。
STEP4実際にサービスを利用する特に転職エージェントは、面談や電話でのやりとりで相性をチェックする。良い求人に巡り合うには、求人を紹介してもらう際に、おすすめする理由をしっかり説明してもらえるかを確認しておこう。
(担当者との相性が悪い場合、変えてもらうことも可能)
STEP5各サービスから広く情報を集め、比較しながら選考を進めていく始めはまんべんなく2~3種類のサービスを併用し、最終的にはあなたが1番利用しやすいサービスに絞っていく。もちろん、そのまま併用し続けてもOK。
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最後に
社会人1年目、2年目の転職は決して悪いことではありません。むしろあなた自身が幸せになる為の行動です。
仕事を辞めたいと思っているけど、耐えることを選んでいる方は、今一度自分の将来について考えてみましょう。
第二新卒として転職して、成功した人も多いですから、まずは動いてみてはどうでしょう。