誰だってブラック企業なんかで働きたいなんて思っていないはず。
しかしその思いとは裏腹に、意図せずブラック企業に転職してしまうという人も少なくありません。
そこで今回は実際に転職に失敗、ブラック企業に入社してしまった人の体験談を紹介していきます。
現在ブラック企業に転職してしまった人、転職したいがブラック企業に入社することが怖くて転職に踏み切れずにいる人は参考にしてみてください。
まずは登録しておきたいおすすめ転職サービス3選 | |||
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サービスの種類 | 転職エージェント | 転職エージェント | 転職エージェント/転職サイト |
求人数※1 | ![]() 226,742件以上 | ![]() 35,254件 | ![]() 67,160件 |
対象年代 | 20代~30代 | 20代~30代 | 25歳~34歳 |
対象学歴 | 制限なし | 制限なし | 主に大卒 |
求人が多い職種 | 全職種まんべんなく多い | IT、エンジニア、営業、金融 | 技術、営業 |
転職サポート | ![]() 書類添削 面接対策 入社日・給与交渉 | ![]() 書類添削 面接対策 入社日・給与交渉 | ![]() 書類添削 面接対策 入社日・給与交渉 |
現在の収入 | 200万円~900万円 | 200万円~900万円 | 300万円~900万円 |
![]() | ![]() | ![]() |
※1 2020年12月
目次
転職失敗、転職先がブラック企業だった
私が以前、それなりにホワイトであろう会社を辞めて、わざわざブラック企業に入社してしまった経験があります。
今回その実体験を紹介していきます。
私が転職した理由
私が以前働いていた会社は、平均的に見ればそれなりにホワイト。
あからさまなサービス残業はなかったし、残業は平均月30時間程度でパワハラも基本的には厳禁(稀に自覚なく行う上司もいましたが)、年間休日数も120日程度で給料もそこそこでした。
ただ長く働いているとやはり何かと不満は溜まっていくもの。
特に周りの友人にかなりの大手で働いている人が多く給料もかなり良かった為、給料面に不満を感じるようになっていきました。
転職に踏み切ったのはこの給料面が最大の理由。
ちょう親しい友人が転職して大幅に年収アップしたことも大きなきっかけとなりました。
転職先がブラック企業
そんなわけで転職活動に踏み切った私は転職サイトを利用して転職活動を開始。
給料が上がることを第一に考えて行った私の転職活動は物の見事に失敗してしまいました。
転職活動自体はすごく楽に終わりました、2ヶ月ちょっとで終わりましたしね。
ただ入社してしまったのはブラック企業。
給料は確かに上がりました。ただ聞いていたよりは少ない金額。
残業は毎月100時間程度やるのに10時間までしかつかない状態。
年間休日は120日以上あるけど休日出勤多数(休日でないとどう考えても終わらない仕事量)で休日出勤手当もなし。
転職した1週間後にはすでにこの転職が失敗だと悟り、こんな会社に転職してしまったことをひどく後悔することになりました。
私がブラック企業に入社してしまった原因
ではなぜ私はそんな会社に転職してしまったのでしょうか。
自分なりに考えた原因には以下のものが挙げられます。
はっきり言って、転職時にブラック企業を避けることは十分に可能なことだと思っていますが、あの頃の私はやるべきことを何もやっていませんでした。
大丈夫だろうと油断していた
ブラック企業に転職してしまった最大の原因は油断です。
ブラック企業についてはニュース等を見てもちろん知っていましたが、まさか自分がそんな会社に入社するだろうなんて考えていなかったんです。
周りで転職した人も成功した人ばかりで、自分もまあ大丈夫だろうと思っていました。。
その結果、自分の希望である給料の面ばかりに注目して会社の内部事情についてろくに調べず、簡単に手に入る情報だけで安易に転職を決断してしまいました。
早く転職活動を終わらせたいという気持ちがあった
転職活動自体も早く終わらせたいという気持ちが強く、焦ってしまっていたというのも大きな原因だと思います。
以前の会社が倒産してしまったわけでも、精神的に追い詰めらてしまったわけでもなく、特に転職を急ぐ必要なんてありませんでした。
ただ何かと時間のとられる転職活動をそんな長くはやりたくなかったし、長期化することは悪いことであるというイメージを持っていたこともあって、最悪でも3ヶ月以内には終わらせるという変なこだわりを持ってしまっていました。
内定がでてすぐ転職することを決断してしまった
その焦りもあったせいか、内定がでたらすぐに転職することを決断してしまいました。
雇用条件通知書を確認しないままに即内定受諾、次の日には上司に退職を申し出ましたからね。
面接まで進んでいた他の企業の選考もすぐ断りました。
今考えれば、内定が出ても本当に面接で言っていた条件と同じかを雇用条件通知書で確認すべきであったし、進行中の他の企業とも比べた上で判断すべきであったとは思いますが、その時は内定がでて転職活動が終わることに喜びすぎていたんです。
面接官の話をそのまま信じてしまった
ブラック企業の存在を身近に感じていなかったこともあって、面接官が嘘をつくなんてことはまず想定もしていなかったです。
ただよくよく考えれば、労働基準法無視の行為を色々とやっているような企業が面接だけは紳士的なんてことはありえないことなんですよね。
私も何個も嘘をつかれました。
ブラック企業で働くという悲惨さをよく考えていなかった
そして最後がブラック企業で働くことがどれほど辛いことなのか、大変なことなのかということを全く考えていなかったこと。
実際働いてみると本当に大変だったんでした。
万が一多少の失敗があったとしてもまだ1回目の転職だし、とりあえず3年働けばまた転職すれば良いと思っていましたが、3年どころか1年すら働くことができないことは想像もしていませんでした。
ブラック企業に入社してしまった私が取った行動
入社して1週間もたたないうちに、この会社はやばい、ブラック企業だということを悟ったわけですが、入社してしまったからにはもう後戻りができないのが転職。
中には出戻り転職することができる人もいるみたいですが、自分の場合はその可能性が全くありませんでした。
そこで私は入社してすぐに転職活動に踏み切ることにしました。
すぐに転職活動を開始
入社して1週間で転職エージェントに登録し面談。
すぐに本格的な転職活動をスタートさせました。
もちろん短期離職によるリスクは承知していましたが、自分にとっては厳しすぎる環境でしたから、できるだけ早く転職をしたいという思いがあった為です。
つい最近まで転職活動を行っていましたから、転職活動を始めやすかったこともあったと思います。
すぐ辞めてしまうということも頭にはよぎりましたが、それはリスクが高いと思いやめておきました。
会社自体を見極める
転職活動と同時に、まだ働き始めて間もないということもあって働き続ける希望はないかということも探りました。
給料は悪いわけではありませんでしたからね。
部署が変わればましになるのか、上にあがっていけばなんとかなるのか、上司が変わればましになるのか。
多少なりとも続ける価値があるなら、続けることができるなら、1年くらいは頑張ってみようかなと思っていました。
目途がたったタイミングで退職
ただ結局はあまり良い風には捉えることができなかった為、複数の会社で書類選考が通過し、なんとか転職はできそうだと判断したので退職に踏み切りました。
転職エージェントの担当者も、短期離職があっても希望の条件で転職できる可能性は高いと後押ししてくれたのも大きかったです。
本来ならば面接にも合格し、内定を貰ってから辞めるべきなんでしょう。
ただ入社したばかりの会社で有給休暇が全くなかった(あっても取得できなかったが)為、会社を休むことができず面接に行けないという問題が大きな壁になった為、思い切って転職前の退職を決断しました。
再度の転職活動で感じたこと
結局私の転職活動は、無事に希望の条件で終わらせることができました。
ブラック企業に転職する前の会社よりも条件はあがりましたから、今はその経験も笑い話で話すことができます。
転職活動では短期で転職することが不利だと感じなかったわけではありません。
書類選考でも落ちる確率は最初の転職に比べて高かったですしね。
ただ面接では短期離職となる理由、ブラック企業のひどさを理解してくれる人の方が多く、純粋に志望動機や経験有無と言ったもので見てくれたと感じます。
中には短期離職によってキャリアに傷がついてしまうことを恐れ、入ってしまったブラック企業でなんとか我慢し続ける人もいますが、私としてはとにかく転職活動してみた方が良いと思います。
まともな会社に転職することができる可能性は大いにありますから。
ブラック企業に入社しない為の転職戦略
わざわざブラック企業に転職してしまうのは絶対に避けなくてはいけないことですが、よくわからないまま転職活動に踏み切ってしまうとどうしても入社してしまう可能性は高くなってしまいます。
ただ正しいやり方で、情報収集を徹底的に行えば間違えなければ十分に避けることができるもの。
今は口コミサイトやSNSから多数の情報を入手することができますからね。
現在ブラック企業で働いていてブラック企業から脱出したいと考えている人、これから初めて転職活動を行おうと考えている人はそれを踏まえて転職活動を進めていきましょう。
また転職活動では転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントは好条件の非公開求人の紹介や履歴書の書き方、面接でのアピール方法などのノウハウ、面接日の調整や年収交渉など転職全般に関して密にサポートを受けることができる上に、あまりにひどいブラック企業を除外してくれるというメリットもあります。
また情報収集を行う上でも自力でやるよりも楽になるでしょう。
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サービスの種類 | 転職エージェント | 転職エージェント | 転職エージェント/転職サイト |
求人の紹介 | ![]() 紹介数が非常に多い | ![]() 多い | ![]() 多い |
非公開求人の件数※1 | ![]() 119,763件 | ![]() 14,794件 | ![]() |
書類添削 | ![]() | ![]() | ![]() |
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面談可能時間 | ![]() 土曜日:10時00分~19時00分 その他の時間は要相談 | ![]() 土曜日:9時30分~17時30分 | ![]() 土曜日:10時00分~18時30分 |
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※1 2020年12月
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。