ブラック企業で働くことは誰もが避けたいもの。
しかし世間にはたくさんのブラック企業があり、知らず知らずのうちに入社してしまう人は少なからずいます。
ただもし間違えて入社してしまったら一刻も早く辞めて転職するべき。体を壊してしまう前に対処しなくてはなりません。
そこで今回紹介するのは、新卒でブラック企業に入社してしまった人が中小のホワイト企業へ転職した話。大手にこだわりすぎないことも大切なことです。
関連:大手企業、一流企業でもブラック企業はあるので要注意。知名度で安心するのは絶対ダメ
目次
大手企業の方が良いと思っていた学生時代
私が新卒で就職したのはおよそ8年前、ちょうどリーマンショックがおき就職氷河期とされているタイミングです。
就職活動は自分自身にとっても、周囲の人を見ていてもやはり厳しいように感じました。
そういった中で私が目指していたのは名前の知れている大企業。
大手の方が安定している、潰れない、労働条件も良いといったイメージを盲目的に信じ、中小企業は応募するどころか調べることもありませんでした。
とりあえず名前の知っている大手企業から条件を色々と調べて応募する。
大手企業は当然倍率も高いので中々受からず、後半はとにかく名前を知っていればエントリーシートを出すというような状態でしたね。
まあそんな就職活動をしていた私も無事とある1社から内定を貰うことができ就活は終了。
上場もしているそこそこの大手だったので一応満足でした。
実際に入社してみるとかなりのブラック企業だった
ただ実際に入社してみると、そこはかなりのブラック企業。
内定後に調べるとちらほらブラックの噂がでてきたりしていたので少し恐れていたんですが、その恐れが現実となって自分の身に降りかかってきてしまいました。
朝は6時から出社して夜は12時過ぎるまで仕事の毎日。そしてそのほとんどがサービス残業。
土日休みのはずがどちらかはほぼ休日出勤。
1ヶ月の残業時間は最高で200時間を超えた月もあります。
それに加えて上司からのパワハラは当たり前。
すぐに精神的にも肉体的にもボロボロになりました。
大手企業なら労働条件や労働環境がそれなりにしっかりしているはずだと思っていたのはすぐに打ち破られたのです。
ぎりぎりまで追い詰められて転職を決意
それでも2年はなんとか頑張って働きました。
せっかく入社した会社だったし、今と違って世間は不景気で転職しようと思っても仕事が見つかるかわからない状態。
何よりプライドが高かった私は、すぐに辞めることに対して恥ずかしいと思ってしまっていたのです。
ただそれも2年で限界。
精神的にも肉体的にもぎりぎりになって、それこそ倒れてもおかしくない状態だったと思います。
もうこれ以上続けてしまうと本当に倒れる、もうプライドなんて言ってられない、そう感じた私は転職活動を始める前にすでに退職届を提出しました。
普通なら次の仕事が決まってから仕事を辞めるべきだと思います。
でも次の仕事を探している期間を耐える余裕もなかったし、仕事をしながら転職活動を進める余裕もなかったので、すぐに仕事を辞めました。
ちなみに私の同期にはその仕事を続けた結果、体を壊し入院を余儀なくされた人もいます。
転職先に選んだのは地元の中小企業
仕事を辞めた私は地元に帰り、1ヶ月ほど休んだ後に転職活動を始めました。
そして選んだのが地元の中小企業。
大手、中小にこだわらず、勤務地にこだわらずに広い目で求人を探し、色々な会社について調べていく中で見つけた1社です。
大手だから良い、中小だから悪いなんてことはないことは前回の会社で痛いほど痛感したので、先入観を辞め、しっかりその会社について調べました。
そして選んだ理由は以下の点から。
- 条件面が希望にマッチしていた
- 面接時に残業等の気になる点をしっかり教えてくれた
- 期待してくれた
- 入社前に職場見学をさせてくれ、その職場を見て好印象を抱いた
- 地元だった
ホワイト企業なら変なごまかしをせずに、しっかり教えてくれるんだと思います。
ミスマッチですぐ辞められることは避けたいですからね。
また大手にこだわっていたら絶対に見つからなかった会社です。
大手なんてどうでも良い、中小でもホワイト企業で働いた方がずっと幸せ
私にとって大手が良かった理由は、安定や労働条件、労働環境の良さによるものです。
ただ当たり前ですが全ての大手がそうだとは限らないし、中小が悪いとも限りません。
もちろん大手の方が傾向としては良いとは思います。
休みだって有給休暇の取得率だって給料だって、規模が大きくなるほど平均的には良くなるという傾向はありますからね。
でもそれはあくまで傾向です。
実際、私は大手から中小に転職しましたが多くの点で良くなったと実感しています。
給料は多少下がりました。それでも本当に転職して良かったです。
ですからぜひブラック企業に勤めていてしんどい思いをしている人がいるなら、無理をせず中小のホワイト企業という選択肢も入れて転職を考えてみてください。
その方が絶対に幸せです。
転職に向けて
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
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もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
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