仕事ができないふりをするのはありかなしか。あなたはどう思いますか?
確かに仕事ができる人には大変な仕事が集中したり、周りに頼られ多忙になりがちなのも事実。できないふりをした方がよっぽど楽なのではないかと思うこともあるでしょう。
そこで今回は仕事ができないふりをすることのメリットとデメリットについてまとめてみました。
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本当はできることでも、できないふりをした方が得?
要所要所で仕事ができないふりをするのは、良い場面もあるかもしれません。
ただし、仕事全般できないふりをするのはどうでしょう。
わざと仕事を進めるスピードを遅くしたり、困っているふりをして時間をかけたり、常に余裕がないように振舞ったり。
会社の中では、優秀で仕事ができる人ほど仕事が集まったり頼られることもあるので大変になることは確かです。
仕事ができない人の方が楽なようには見えますから、やっぱりできないふりをした方が得なのではないかなと感じます。
そこであらためてメリット・デメリットをみていきましょう。
仕事ができないふりをすることのメリット
まず仕事ができないふりをすることのメリットを考えてみます。
仕事量が少なくて済む
仕事はできる人にほど集中するし、できない人ほど少なく済むというのは会社生活においてよくあることです。できない人にたくさんの仕事を振ってミスでもされたら大変だからです。
決まった時間の中でこなすことを考えれば仕事をこなすスピードが速く、ミスが少なく確実に行える人の方が仕事量はどうしても多くなるものです。
すなわち、もし仕事ができないふりをすれば、仕事量は少なくて済むということ。
表面的には忙しさを装いながらも心の中では余裕を持って仕事を終わらせることができます。
責任の重い仕事を任せられずプレッシャーが少なくて済む
責任が重く、プレッシャーを感じるような仕事は当然普段から仕事でのミスが少なく、確実にできる人に任されます。
一方で仕事ができない人に対しては中々そんな仕事を任せることはできず割と楽な仕事であったり、万が一ミスしても何とか取り戻せる仕事が多い傾向があるのではないでしょうか。
すなわち、仕事ができないふりをすれば仕事で感じるプレッシャーは少なくて済むと言うこと。
仕事におけるプレッシャーが精神的なストレスになる人もいます。
そういう人は優秀であるにも関わらず、あまりのプレッシャーや、上司からの圧力によって体を壊すこともあるでしょう。
だからこそ、プレッシャーが少なくて済むのはある意味メリットとして考えられます。
残業代を多くもらえる
1日全く同じ仕事量を8時間で行った場合と10時間で行った場合、当然評価されるべきは前者の8時間で終えた人です。
しかし残業時間は前者が0時間で後者は2時間となり、残業代がきちんと出る会社であれば後者の方がお金をもらえることになります。
すなわち同じ仕事量をする場合、さっさと終わらせるよりもだらだらやった方が手にすることができるお金は多くなることがあるのです。これに悩む経営者も多くいます。
仕事ができないふりをすることのデメリット
では逆に仕事ができないふりをすることのデメリットについて考えてみましょう。
周囲から馬鹿にされたり、人間関係が上手くいかなくなる
基本的には仕事ができればできる人ほど社内でパワーを持ち、周りからも信頼されます。
一方で仕事ができない人というのは、社内でも弱い立場になりがちで、周りからも信頼されず、馬鹿にされてしまうことすらあります。
人間関係は仕事ができるできないだけで決まるわけではありません。
しかし、社内の人間関係というのは残酷で、仕事ができない人が周囲と良い関係を築き、職場で楽しく過ごすというのは中々難しいのが現実でしょう。
出世や昇格ができず、給料が上がらない
仕事ができないふりをしてしまえば、出世や昇格は当然遅れてしまいます。後輩にも追い越されていくでしょう。全く昇格できずにずっと平社員なんてことだってありえます。
当然給料も期待できません。
気が付いたら同期とは月10万円、20万円の差、年収だと300万円、400万円の差がついてしまうかもしれません。
仕事での成長・スキルアップが望めず次のステップに進めない
仕事ができないふりをすれば、責任のある仕事を任せられなくなるでしょう。
それは、新たな難易度の高い成長に繋がるような仕事をする機会を失ってしまうということです。
仕事での経験値が上がらず、スキルアップもできず、何年も同じ仕事レベルで成長できないということになると、それは本当に「仕事ができないふり」なのでしょうか?
本当に仕事ができない人になる
今はまだ仕事ができない「ふり」をしているだけだったとしても、成長もできずに仕事の経験値もあがらないし、なおかつその仕事のやり方に慣れてしまい他のやり方ができなくなってしまいます。
その結果、最初は「ふり」をしていたはずが本当に仕事ができない人になってしまうのです。
もはや「ふり」ではなくなってしまう、恐ろしい話です。
下手したらリストラ候補に
仕事ができないからと言って、すぐにリストラされるわけではありません。
しかしこの先、勤めている会社に経営難の時期が訪れたらどうなるでしょう。
年齢が高くなってなおかつ仕事もできないとなれば、当然リストラ候補にあがります。
しかもこれまでだらだら仕事をしていた分、他の会社でも通用しない可能性が高いです。
短期的にみれば楽だけど、やっぱりもったいないかも
確かに仕事ができないふりをすれば、仕事量も少なく、プレッシャーの大きい仕事を任されないで済むというメリットはあります。
今の会社はすぐに辞めるつもりで働いているなら、いいのかもしれません。
しかし、長期的に見るとキャリアの上でデメリットが大きいです。時間ももったいないです。
せっかく能力があるのなら、わざわざふりなんてせずにいかんなく発揮した方が良いです。それが今後あなたにとって良い方向へ進むことになるでしょう。
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