仕事にやりがいはいらないと決めつけて仕事を選んでしまうことは危険かもしれない

給料がいくら貰えるか。休みがどれくらいあるか。残業がどれくらいあるか。

どれも仕事を選ぶ際にはとても重要な項目ですし、誰もが気にする項目です。

しかし「やりがい」についての意見は分かれるでしょう。

やりがいは大切だと考える人がいる一方、やりがいなんていらないと考えている人もいます。

あなたはどう考えていますか?

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やりがいがない仕事を続けるということの現実

やりがいがない仕事を続けるとはどういうことなのか。それがどれほど大変なことなのか。

まずはそこからあらためて考えてみましょう。

仕事に費やす時間が非常に多い

どれだけの時間を仕事に費やしているか、あなたは考えたことがありますか?

たとえば1日8時間、週5日勤務の場合で計算してみましょう。

1週間は168時間、そして勤務時間は40時間。

自分の時間の24%を仕事を費やしていることになります。

さらに会社で過ごす休憩時間1時間、通勤時間往復2時間を加えると33%費やしていることになります。

ただこれは残業が一切ないと仮定した場合。

たとえばもし1日2時間残業したとしたら39%、約4割もの時間を仕事に費やしているということになります。

それだけ長い時間を費やすことになる仕事。やりがいがなく、ただ生活の為と割り切って過ごすには少々長すぎます。

やりがいがないという理由で転職する人は決して少なくない

「やりがいがない」

これが大きな転職理由となり、転職に踏み切る人は決して少なくありません。

たとえば厚生労働省の「雇用動向調査結果の概要」によると、仕事の内容に興味が持てなかった、能力を生かせなかったという理由で転職に踏み切った人が以下の割合でいます。

【男性】

  • 20~24歳・・・13.8%
  • 25~29歳・・・16.1%
  • 30~34歳・・・12.9%
  • 35~39歳・・・10.6%
  • 40~44歳・・・8.4%
  • 45~49歳・・・6.4%
  • 50~54歳・・・10.2%
  • 55~59歳・・・8.0%

【女性】

  • 20~24歳・・・14.2%
  • 25~29歳・・・9.1%
  • 30~34歳・・・11.1%
  • 35~39歳・・・7.8%
  • 40~44歳・・・9.4%
  • 45~49歳・・・11.2%
  • 50~54歳・・・10.6%
  • 55~59歳・・・7.1%

かなり多くの人が、仕事内容が原因で転職をしているのです。

やりがいなんてなくても大丈夫、やりがいなんていらないから他の条件が十分ならそれで良い。

最初はそう思うかもしれませんが、実際にやりがいがない仕事に就いてみると、想像以上の大変さがあるかもしれません。

それでも仕事にやりがいはいらない?

これらの結果を見て、それでも仕事にやりがいはいらない。そう答えることができますか?

もちろんやりがいがなくたって仕事をすることはできるし、割り切ることができる人も確かにいるかもしれません。

ただ多くの人にとっては割り切って働くと言うのは中々大変なこと。

そうせなら楽しみながら仕事をしたい、そう考える人が大半のはずです。

お金、環境が大切なのは言うまでもない

何もやりがいがあるかどうかが一番大切だとか、お金や環境を犠牲にしてでもやりがいのある仕事をするべきだと言っているわけではありません。

十分なお金を貰えること、残業代がしっかり貰えること、休みが十分にあること、良い人間関係の中で働くことができること。

こういったことは言うまでもなく大切です。

そもそもこれが整っていなければ、どんな興味がある仕事内容でもやりがいどころではなくなり、不満やストレスしか感じられなくなります。

実際、最初にやりがいだけで仕事を選んでしまって低い賃金や少ない休み、払われない残業代に不満しか感じることができず、仕事を辞めたいと思っている人も大勢いるのが現実です。

ただだからと言って、それでやりがいはいらないものだとはならないでしょう。

お金や環境はもちろん大切。でもやっぱりやりがいを感じることができるかどうかも大切。どちらも大切なことだと思います。

やりがいは与えられるものではなく、見つけるものだと言う意識が大切

求人広告を見ると「やりがいのある仕事」なんて言葉をよく見かけますが、これに関しては少し疑問。

その仕事にやりがいがあるか、やりがいを感じることができるかは人によって違います。

成長できることにやりがいを感じることが出来る人もいれば、誰かにわかりやすく感謝されることにやりがいを感じることができる人もいます。チームとして力を合わせることにやりがいを感じることができたり、成果に対して評価されることにやりがいを感じることができる人だっているでしょう。

人によって違うのに、ひとまとめで「やりがいがある」なんて断定することなんてできません。

ですから、仕事選びの際に企業側が謳う「やりがい」に左右されてしまうのは避けた方が良いと思います。

そもそもやりがいは与えられるものではありません。自分で見つけるものです。

もちろんどんな仕事内容をするかは重要です。

あなたが望むことをどうしても得られない仕事ならば、それに対して無理やりやりがいを見出すというのは正直難しいですから。

しかしそれだけではありません。

仕事に対して目標を持ち、真剣に取り組み、当事者意識を持つからこそ、やりがいがあると感じることができるようになります。

しかしもし最初からやりがいなんていらないと決めつけてしまえば、やりがいなんて見つけることが出来ず、ただつまらない毎日を過ごすだけになってしまうでしょう。

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