逆パワハラとは?定義や行われている割合、実際の事例など

職場でたびたび問題となるパワハラですが、基本的にそれは上司から部下、先輩から後輩など立場の強いものから弱いものへと行われるものです。

しかし、中には全く逆の部下から上司、後輩から先輩といった本来であれば立場が弱いはずの人が立場の強い人に対して嫌がらせ等を行うケースもあります。

そしてそれは「逆パワハラ」と呼ばれます。

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逆パワハラとは

ではまずは逆パワハラとはどういったものなのか、そして、どういった問題があるのかを紹介しましょう。

基本的なパワハラの定義

パワハラとは、権力や立場・職権が強いものから弱いものへ、それを利用して身体的または精神的な嫌がらせを行うことを言います。

そして最も多いのは上司から部下へ行われるパターン。殴る・蹴るといった暴力行為や、物にあたって威圧する、人前で罵声を浴びせる・馬鹿にする、無視する、仕事を当てないと言ったことが行われます。

逆パワハラの定義

一方で逆パワハラとは、本来では立場や職権が弱いはずの、部下が上司に、後輩が先輩に対して、上記で述べたパワハラ行為を行うことを言います。

通常であれば、部下よりも上司の方が、後輩よりも先輩の方が立場として強いのですが、何かしらの理由があってその立場が逆転し部下や後輩の方が優位性をもってしまうことがあり、そういった職場で起こってしまう可能性があります。

逆パワハラの問題点

通常のパワハラの場合は上司一個人によって行われる場合が多いですが、逆パワハラの場合はしばしば集団で行われます。

もちろん、仕事の高い評価などを理由に上司よりも優位性持ち一個人で行われる場合もありますが、部下が数人で結託し上司を貶めたり、嫌がらせを行うことも多いのです。

その為、対策として加害者側を処分・異動といったことが行いにくいという難しさがあります。

また役職が被害者が上であり、加害者が下だということもまた解決が困難となり、さらに深刻化させてしまう可能性もはらんでいます。

たとえば立場上は上であるが故に被害者自身が相談できない、相談しても立場が上だから自分でなんとかするようにと促されてしまう、被害者自身に問題があると決めつけられてしまうといったことが起こり、解決どころかより一層被害者を追い込んでしまうのです。

実はかなり多い逆パワハラの実態

会社内では上司の方が強いのが当たり前だし、滅多なことがない限り逆パワハラなんて起きないのではと思う人もいるかもしれません。

しかし、実際は逆パワハラというのは非常に多く起きているのが現実です。

厚生労働省の「職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書」によると、パワハラが実際に相談された場合において誰が誰にパワハラを行ったかという割合は以下の通りになっています。

上司から部下77.0%
先輩から後輩23.2%
正社員から正社員以外へ17.4%
正社員の同僚同士13.7%
正社員以外の同僚同士5.2%
部下から上司へ4.5%
正社員以外から正社員へ2.7%
後輩から先輩へ1.2%
その他2.1%

逆パワハラの場合を合計すると、8.4%もあるのです。

また、逆パワハラは通常のパワハラに比べると相談しにくいという点がある為、実際に起きている割合としてはもっと高くなることも予想されます。

逆パワハラは相手が上の立場であるという、集団で行われることが多く精神的に正当化されてしまうことなどから、逆パワハラは加害者側がそれが問題のある行為であると認識できていない場合は少なくありません。

逆パワハラの事例

では具体的に逆パワハラにはどういった事例があるでしょうか。

馬鹿にする発言を聞こえるように言う

「使えない」、「役に立たない」、「他の上司の方がいい」など、上司や先輩を馬鹿にする発言をわざと聞こえるように言ったり、ひどい場合だと直接言うなんてケースがあります。

これは精神的な攻撃に該当し、パワハラに該当する可能性がある行為です。

これは特に集団で行われることが多く、数人、下手したら10人以上で上司に対して精神的に追い込むケースが多々見られます。

無視、指示に従わない

上司が話しかけても無視をする、また指示をしても従わずに必要な業務であっても自分の仕事ではないと断るといったケースもあります。

仕事を断ること自体が全て悪いわけではありません。業務の量が多い中で指示された場合には、下の立場であっても断らなければいけない時もあるでしょう。

ただ上司が怒らないことをいいことに、正当な理由がないのに指示に従わない、無視をするなんていう度が過ぎた行為まで行けば、それはもはや逆パワハラです。

行き過ぎた権利の主張を元に脅す

注意に対してすぐに「パワハラだ」と言い、「人事に報告する」などの脅す行為をする後輩や部下も珍しくはありません。

もちろん本当にパワハラに該当するような指導のやり方はしてはいけませんし、それに対して言われてしまうのは仕方がないでしょう。

しかし真っ当なやり方で行っているのも関わらず、行き過ぎた権利を主張し、それを根拠に脅して上司や先輩に本来行うべきことをできなくさせるというケースがあるのです。

それにより、指導する立場である上司や部下は適切な指導を行うことができなくなってしまいます。

最後に

逆パワハラは集団で行われる、被害者が自分の中で抱え込んでしまうといった問題点があります。そして中には逆パワハラが原因で休職・退職に追い込まれてしまう人も少なくはないのです。

そうならない為には、やはり周りや相談窓口などに相談することが重要です。