求人広告を見ていると、「アットホームな職場」であることをアピールしている会社をたまに見かけます。
この求人に対して、あなたはどういった印象を持つでしょうか。
雰囲気が良さそうでいいなと思う人ももちろんいるでしょうが、どっちかと言うと「ブラックなのでは?」と心配する人が多いのではないかなと思います。
実際のところ、やっぱりブラック率は高いのでしょうか。
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目次
アットホームな職場と書かれている求人はブラック率が高い地雷求人?
アットホームな職場と書かれている求人はブラック率が高い地雷求人だという話は割と有名で、実際にそうだったという話も広がっています。
そのことを知っていれば、お金を出して掲載する求人広告にわざわざそんなこと書かないのですが、知らない人事担当者も多いのか、意外にいまだに使われています。
では具体的にはこのアットホームな職場という書かれている求人はどのような危険な可能性があり、本当に避けるべき求人なのでしょうか。
アットホームな職場にありがちなブラックの危険性
では具体的な危険性を紹介して行きましょう。
プライベートへの干渉が過剰
よくあるのが家族同然みたいな考え方をしてきて、プライベートまで過剰に干渉してくる場合。
あくまで会社の人は会社の人。プライベートとは切り離したいですが、お構いなしで根ほり葉ほり聞いてきたり、クビを突っ込んできたりします。
ちなみに仕事と関係ない、私的なことに関して不適切な発言をしたり、立ち入り強制することは「個の侵害」に当たる立派なパワハラ。
そんなパワハラを当たり前のように行われてしまうかもしれません。
仲間意識を押し付け長時間残業・サービス残業等を強制する
仲間の為、チームの為とまず長時間残業は当たり前。付き合い残業も多々あるかもしれません。
自分の仕事が終わったからと言って早く帰ることが許される雰囲気ではありません。
そしてその残業はサービス残業で残業代が支払われないことも多いでしょう。お金なんてでなくても、仲間の為に自主的に行うのは当たり前だなんて言うおかしな考え方を押し付け、そうすることを強制してきます。
仕事第一であることを求め、有給休暇をとらせない
仕事が一番、会社が一番なんて考えも押し付けられ、休みなんてよっぽどのことがない限りはいらないなんてことになる可能性もあります。
有給休暇は労働者の権利。別に理由がなくとも、基本的には自由にとれるものなはず。
しかしこういった会社ではそもそも取ること自体がおかしなことで、実際にとろうとすると理由を根ほり葉ほりきかれ、よっぽどの理由でなければ認めてくれない場合もあったりします。
ブラック率が高く地雷求人である可能性は否めない
こんな事実があっても、正直に書くことはできません。万が一正直に書こうものなら、誰も応募なんてしてこないというのは誰にだってわかりますからね。
その結果、上手く言い換えてなんとなくプラスそうな「アットホームな職場」と書いている可能性があります。
他にわかりやすいアピール(年間休日数が120日以上とか、残業がないとか)ができれば良いのですが、それすらないので「アットホームな職場」であることを前面に出すしかないのかもしれません。
そう考えると、やはりブラック率が高いと考えるのが良いのかなと思います。実際にそういったそれでブラック企業だったという人もいるわけですし。
転職希望者側からすると、やはりかなり慎重になるべきだと思います。
絶対ではなくホワイト企業が使っている場合もある
ただ「アットホームな職場」と書かれているからと言って、絶対にブラック企業だというわけではない点は気を付けなくてはなりません。当然ホワイト企業だってあるでしょう。
中小のホワイト企業で働いている知り合いに求人広告の文面のチェックを頼まれたことがありますが、普通に「アットホームな職場」だとアピールしていました(消した方がいいとアドバイスしましたが)。
プライベートの過剰な干渉、長時間残業やサービス残業の蔓延、有給休暇の拒否といったことはあくまで可能性。
ただ職場としてなんとなく仲が良いからとか、相談しやすい雰囲気だとか、同僚同士でよく飲みに行っているだとか、そういった理由で書いてしまっているところもあるのです。
まあ人事で採用を行う担当者として、ブラック企業の可能性が高いと思われてしまうこの文面を使ってしまうのはどうかと思いますが。
ネットに疎いと仕方がないかもしれませんね。
とりあえず、もし良さそうな求人があったら、「アットホームな職場」と書かれているからと言うだけでブラックとは決めつけずしっかり調べてみた方が良いのかなとは思います。
まあそれほどでもなかったり他にも候補がたくさんあるなら、効率良く時間を使うという点でさっさと除外してしまっても良いですが。
ブラック企業ではなくても合わない人が行くのは避けた方が良い
「アットホームな職場」だからと言って、ブラック企業とは限りません。
ただたとえブラック企業ではなくても、以下の点があることは可能性として否定できません。そしてこれらは調べてもなかなかわかりません。
ですから以下の点から自分は無理と思ったら、条件面が良かったとしても避けた方がいいでしょう。
時間外のイベントが多くてプライベートの時間を失われる
休日にBBQや社外レクリエーションと言ったことを数多く行ったり、普段も飲み会が多かったり。
好きな人、楽しめる人はいいんですが、休日に会社の人となんて会いたくない、プライベートの時間は大事にしたいという人にとっては苦痛ですよね。
行かないという選択ができたとしても毎回必ず行かないというのも中々できるものではありません。人間関係の濃さが参加している人に比べて薄くなり、社内で浮いてしまい居心地が悪くなってしまったりもしますからね。
人間関係第一で、仲良くしなければいけないという雰囲気
人間関係を上手く気づくことができて、周りの人と和気あいあいと楽しく過ごせるという人なら問題ありませんが、そんな人ばかりではありませんよね。
あまり人間関係を築くのが苦手という人もいるでしょうし、職場の人とそこまで仲良くしたくない・する必要がないと考える人もいるでしょう。
そういった人にとっては職場がアットホームであることはむしろマイナスであると捉えてると思います。
アットホームな職場では、自分もその雰囲気であることを求められてしまいます。それができなければ、場合によっては疎外されてしまったりもします。
一方でアットホームな職場にはメリットもある
一方で、ブラック企業ではなくパワハラや違法な残業等がないという前提であれば、アットホームな職場にもメリットはあって、合う人にとっては非常に働きやすい環境です。
- 良い人間関係が築きやすすく、友達のような関係を築く人ができ会社で過ごすことが楽しくなる。
- 上下関係に気を使いすぎる必要がなく、気疲れしない。
- 困ったこと、わからないことがあった時に周囲に相談しやすく、仕事の効率・スピードが上がる。
ビジネスライクな職場よりも、そういった傾向にあります。
その雰囲気に合う、合わないはその人の性格・好み次第です。
ブラック企業がその職場の状況をごまかすためにとりあえず「アットホームな職場です」なんて書くことが多く、そのせいでアットホームな職場自体に悪いイメージがついてしまっています。
しかし決してブラック企業ばかりではなく、合う人にとっては本当に働きやすい会社もあり、全て悪いものだと決めつけてしまうのはもったいないです。
アットホームな職場だからとブラックを決めつけるのはもったいないが、慎重さは必要
もし求人票の中で「アットホームな職場」と書かれていたら、慎重にならなければなりません。
ブラック企業が自社の雰囲気を良さそうに言っているだけの可能性は十分にありますから。
しかし、その言葉を使っているからと言って、絶対にブラック企業だと言う訳では決してありません。むしろ合う人にとっては本当に働きやすい会社だって中にはあります。
逆に怪しい言葉を使っていなくたって、実はブラック企業なんて場合も大いにありえます。
求人票を書いているのはあくまでその会社で勤めている人。そして目的は求人に応募してもらうこと。
第三者が評価し、真実を書いている訳ではありません。
結局求人票の言葉からは、本当に良い会社なのか、それとも悪い会社なのかはわからないのです。
ですから転職活動の際には、どういう宣伝文句で書かれているのかではなく、客観的なデータや評判、そして自分の目でみた情報(面接官の態度)からしっかり見極めて行く必要があります。
もし自分で判断するのが不安な方は、転職支援サービス、特に転職エージェントの利用をおすすめします。
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