仕事がしんどい。仕事を辞めたい。
誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
ただ、そう思うことに対して、どことなく甘えだという風潮があります。
その為、無理して働き続ける人も少なくありません。
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仕事を辞めたいと思うのは甘え?
毎月100時間以上サービス残業があるだとか、休みが全然ないだとかいう、典型的なブラック企業で働いていれば辞めたいと思うのも仕方ないと思うかもしれません。
しかし、人間関係が上手くいかない、仕事が上手くいかない、といったブラック企業とは関係ないような理由であると、それは甘えだと考えてしまうことが多いです。
また、社会人3年目以内だと、余計そう思う傾向が強いですね。
ただ、本当に仕事を辞めたいと思うことが甘えなのでしょうか。
苦しくても仕事を続けることが正しいという風潮
日本では、元々終身雇用制度を取り入れている会社が多かったせいか、仕事を辞めて転職することに対してネガティブなイメージを持っている傾向があります。
そして、どれだけ苦しくても、歯をくいしばって仕事を続けるということが正しく、当たり前のことだという風潮があります。
今でこそ、転職支援サービスも充実し、転職しやすい状況になってますし、転職する人の割合も非常に多くなっています。
それでも、未だにこの考え方は残っていますね。
辞めたい理由、捉え方は人それぞれ、甘えで片づけることはできない
ただ、全体的にそういった風潮があったとしても、それが仕事を辞めたいと思う人全員に当てはまるわけではありません。
確かに、単に甘えだという人もいるでしょう。
ただ、仕事を辞めたい理由が、抽象的なものであったとしても、そのことで本人がひどく苦しむことになっていて、解決策もない状態だということだってあります。
人には得意、不得意、好き、嫌いがあります。
周囲から見ればそんなことたいした問題ではないと思うことでも、本人にしたら重要なことであることも良くあることです。
苦しみは、その本人にしかわかりません。
ですから、簡単に甘えだと決めつけることはできないのです。
甘えだからと頑張り続けた結果、引き起こされるもの
こんな理由で辞めたいと思うのは甘えだと自分で思ってしまったり、周囲から甘えだと思われたくなかったりして、
どれだけ苦しくても頑張り続ける人も少なくありません。
ただ、その結果、肉体的にも精神的にもぼろぼろになってしまい、うつ病になってしまう人も非常に多いのが現実です。
もちろん、全員ではありません。
苦しくても仕事を頑張ってきて良かったと思うことができる人もいます。
ただ、そういったリスクがあることに気づかなくてはなりませn。
誰もが最初は、自分は大丈夫だろうと思っています。しかしそういった人でも体を壊しているんです。
ネガティブな理由であるから悪いということはない
転職する理由として、ネガティブな理由で転職するのは良くないなんてことを言われます。
仕事がしんどい、人間関係が上手くいっていないという理由ではなく、もっとポジティブな○○の仕事がやりたいといった理由である必要があると。
ただ、仕事を辞めるきっかけは別にどっちでもいいんです。
辞めることを決めた理由はネガティブな理由だとしても、その後で何かポジティブな理由を決めればいいんです。
こんな理由ではだめだと思うのではなく、自分にとって辞める基準に達しているのかどうかということが大切です。
辞める前にしっかり考えることは大切
では、仕事を辞めたいと思った時に、すぐ辞めたほうがいいというわけではありません。
実際に、単に甘えである場合も多々あり、しばらくたつと「あの時辞めなくて良かったなー」と感じる人も多いです。
なぜ辞めるのか、なぜ辞めたくないのか
まずは辞めたいと思う理由、またその逆の辞めたくないと思う理由を考えてみてください。
辞めたい理由を冷静に考えて見るのももちろん大切ですが、現時点で辞めていない、辞めるかどうか悩んでいるというなら、何かしらの辞めたくない理由もあるということです。
辞めたい理由ばかりを考えるのではなく、辞めたくない理由も考え、両者を天秤にかけてみてください。
何も考えず辞めると決めるのではなく、何も考えずに辞めずに働き続けると決めるのではなく、冷静に自分自身を分析してみましょう。
辞める以外に解決する方法は?
何か問題があった時、その解決する方法は仕事を辞めるということだけではありません。
どうすれば解決できるのか、改めて一度考えてみてください。
できるだけ多くの解決策をだし、その中でどの解決策が良いのかを選びましょう。
もしかしたら、最も良い解決策が仕事を辞めるということかもしれませんし、実は他のもっと良い解決策に気づくことができるかもしれません。
辞めた後で得られるものは?
もし、仕事を辞めたとして、自分は何を得ることができるのかを考えてみてください。
一時的な喜びだけではなく、長期的に何が得られるのかについて考えて見てください。
単に今の状況から逃れることばかりを考えてしまうと、辞めたとしても近い将来、また同じ苦しみを味わうことになってしまいます。
もちろん、将来のことなんて正確にはわかりません。
ただ、仕事を辞める前に転職活動を始めてみるなどすれば、ある程度のイメージはつけることができるはずです。
一番大切なのは辞めてからのこと
仕事を辞めることに対して、甘えだとか逃げだとかいうネガティブなイメージを抱くのはもう辞めましょう。
苦しい状況から抜け出したい。もっとよりよい環境に自分を置きたいというのは、物凄く普通の考えであり、誰かに咎められるものではありません。
ただ、仕事を辞めた結果、結局同じ苦しみを味わったり、さらに状況を悪化させてしまうと、ただ後悔してしまうだけです。
何より大切なのは、現状を抜け出すことではなく、抜け出した後のことだということを忘れないでください。
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