毎日3時間以上の残業が多すぎて耐えられない。仕事を辞めたいと感じている人へ。

平均残業時間が3時間もある生活は、精神的・肉体的な負担が大きくなりこんな会社なんてもう辞めたいと思うこともあるでしょう。

正社員として働く方の中には、3時間もの残業が続いてもそれが普通のこと、仕方のないことだと割り切ってしまっている方も少なくありません。

しかし、残業が毎日3時間続く状態は決して普通のことではなく、体を壊すことにもなりかねない危険な状態です。

働き過ぎは過労死の原因でもあり、普通だと割り切ったり我慢したりすることは避ける必要があります。

そこで、残業に対する法律はどうなっているのか、ほかのビジネスパーソンはどう対応しているのかなどに加えて、また毎日のように続く残業を回避する方法についても解説していきます。

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毎日残業が3時間以上は多すぎる!そんな会社で大丈夫?

毎日残業が3時間以上は多すぎる!そんな会社で大丈夫?残業を毎日3時間行う場合、完全週休二日制で計算すると月間残業時間は60時間にもなります。

毎日3時間程度の残業をしている方にとっては、すでに慣れてしまい大したことはないと思うかもしれません。

しかし、残業が月間60時間もあることは決して普通ではないのです。

では、残業はどのくらいなら適切なのでしょうか。

次は、国や法律が定める残業時間について解説していきます。

過労死基準をオーバー

過労死はいわゆる働きすぎにより健康障害を発症しそれが原因で死亡する状態を指します。

厚生労働省が公開する過労死の定義によると、業務上の過剰な負荷により脳血管疾患・心臓疾患・精神障害を引き起こしそれにより死亡するか、死亡に至らずともこれらの疾患を患う状態としています。

過労死ラインは大まかにいえば月間80時間、月に20日勤務するとすれば1日4時間の時間外労働(合計1日12時間労働)があると健康障害と長時間労働の因果関係が濃厚となる目安です。

そのほか健康障害を発症する1ヵ月前に100時間を超える時間外労働をしていた場合や、発症前6ヶ月間に月あたり平均45時間超える時間外労働があった場合も、健康霜害と長時間労働の関係が強まり過労死ラインに抵触すると認められるケースが少なくありません。

この過労死ラインから考えても残業を1日3時間、月間にしておよそ60時間ある状態は体を壊すリスクが十分に高い状態といえるでしょう。

参考:STOP過労死(最終確認2022/08/10)

残業上限は法律で決められている

残業時間(時間外労働)の上限規制は、大企業は2019年4月から、中小企業は2020年4月から新体制が導入されています。

この新体制における残業時間は休日出勤を含まない残業時間では、原則として月45時間・年間360時間を超えない範囲です。

繁忙期など臨時的な事情があり労働者との間に合意があった場合でも、36協定の締結(特別条項含む)が必要で年間720時間以内、残業と休日出勤を合計した場合でも単月で100時間未満、2〜6ヵ月の平均が80時間以内と定められており、月間の残業時間が45時間を超えられるのは原則6ヵ月までとなっています。

通常勤務時の残業上限は1週間~1年間で計算すると次のようになり、違反した場合は罰則を科せられることがあります。

  • 1週間・・・15時間
  • 1ヶ月・・・45時間
  • 1年・・・360時間

週5日勤務の方が毎日3時間の残業をしている場合、1週間での残業上限に達してしまいます。1日3時間の残業を毎日続けた場合は月間・年間残業の上限も軽く超えてしまうでしょう。

ただ、企業と労働者の間で残業時間に関する36協定を結んでいる場合や、36協定を締結する際に「特別条項」を追加している場合は少し話が違ってきます。

「特別条項」を追加して36協定を締結している場合は、年間720時間以内、残業と休日出勤を合計して単月あたり100時間未満、2〜6ヵ月の平均が80時間以内と通常の時間外労働の規制より多めに残業をすることが可能です。

しかし、特別条項を締結しているとしても月45時間を超える残業は最大でも年6回までなので、ビジネスパーソン・企業側のどちらも残業時間の調整や管理には十分気を付けることが必要でしょう。

特別条項を締結している雇用関係があったとしても、慢性的に3時間以上の残業が続く状態は法律違反であり罰則の対象となると言えます。

参考:時間外労働の上限規制 わかりやすい解説(最終確認2022/08/10)

残業が多いのはあなたが無能だからではない

1日3時間の残業をする生活をイメージすると、朝7時に起きて8時に出勤、9時から18時まで通常勤務で働き18時から21時まで残業するような状態になります。

通勤に1時間かかるとすれば帰宅するのは22時、それからプライベートな時間を過ごすとすれば、就寝するのは日付が変わるころになっても不思議ではありません。

では、残業を減らしたいと思ってもなかなか思うように調整できないのはなぜでしょうか。

ビジネスパーソンの中には自分が無能だから残業せざるを得ないと考える傾向がありますが、決して残業する方が無能なわけではありません。

ここで覚えておいてほしいのは、過重な残業のほとんどは会社に原因があるということです。

残業が慢性化している会社の多くは、会社の体質が古く残業は当たり前にするものと考えていたり、上司(上層部)のタスク管理ができていなかったりするものです。

日ごろから残業が多い方の中には、自分自身の仕事のスピードが遅い、仕事の飲み込みが遅いなどと自分を責めてしまう方もいることでしょう。

自分に非があるなら改善する努力が必要でも、残業が多いことを自分が無能だからだと悲観する必要はありません。

むしろ会社側で残業を減らす取り組みをしているか、適材適所の配置や仕事量は適切なのか、上層部でタスク管理ができているかを確認してみましょう。

「残業3時間」の実態とは?

「残業3時間」の実態とは?実際に残業を毎日3時間続けた場合、どんな私生活になるでしょうか。

ここでは、残業3時間の実生活について見ていきます。

平日のプライベート時間がとれない

朝9時から夕方18時までの勤務の場合、残業を3時間していると退社時間は21時くらいになります。

21時に帰宅して夕飯を食べたりお風呂に入ったりしていると、あっという間に22時を過ぎてしまうでしょう。

次の日も仕事があれば夜更かしはできないので、趣味を楽しむ時間はもちろん友達や家族とのコミュニケーションもままならない状態になることも想定できます。

平日はプライベートに時間を割けなくなり、食後は入浴して就寝するような機械的な生活サイクルになる可能性があります。

生活習慣の乱れによる体調不良

3時間の残業を終えて帰路につくのは21時頃になる場合で考えると、夕飯を食べるのは21時以降となり不規則な食生活になることが予測できます。

また、食べてからすぐに休むのは消化にも悪影響を及ぼし睡眠の質が低下する恐れがでてくるため、せめて就寝まで3~4時間ほど時間をあけるとすれば、就寝するのは日付が変わるころになるでしょう。

そして、ストレスや不規則な生活の影響により睡眠の質が低下したり睡眠不足になったりすると、翌日以降の仕事の効率が低下することも想像できます。

「みなし残業」の可能性が高い

3時間の残業に対して、残業代は支払われているか確認してみてください。

実際、会社の中には45時間までしか残業代が付かないところがあり、それ以上の残業時間はカットされていることがあるからです。

時間外労働に対する法改正により1か月の最大残業時間は45時間までとなっており、それ以上の残業はNGとなるため社員が自主的に働いているだけというみなし残業にしている会社も少なくないのです。

もしも、働いた分の残業代が支払われていない場合は速やかに労働基準監督署やそれに準ずる相談窓口に相談することをおすすめします。

残業しないことで評価が下がる

残業3時間が慢性化している会社では、残業すると評価される傾向があります。

反対に、残業しない人はダメな人というレッテルを貼られてしまうのです。

本来、会社は残業を減らす努力をする必要があるのに、「残業するのは偉いこと」といった間違った認識が定着してしまい残業をしないという選択を取りにくくなる恐れがあります。

さらに残業時間が増加する傾向にある

在籍する社員のほとんどの間で長時間の残業が当たり前になっていると、誰かが休めば残業分も含めた仕事を他の社員がやらなければならない状況になります。。

ただでさえ残業しなければ終わらない仕事量なのに、他の社員がやるはずだった分も含めた仕事を割り振られると残業時間はさらに増加します。

このように残業が慢性化している状態では、誰か1人休むだけで他の社員にのしかかる負担が想像以上の量になるのです。

有給が使いづらい

残業が慢性化している会社では、誰かが休むと他の社員にかかる負担が大きくなるため、どんな理由であったとしても有給を使いづらい環境になります。

会社員の権利である有給休暇ですら、まともの取得できない状況では体調不良や冠婚葬祭などの場合でも休めない可能性があるでしょう。

なぜみんな多すぎる残業の中普通に働いているのか

なぜみんな多すぎる残業の中普通に働いているのか周囲には毎日3時間以上の残業を当たり前のようにこなし、友人や知人の中には深夜まで残業している方もいる場合、なぜみんなそんなに残業できるんだろうと不思議に感じることでしょう。

しかし、多くの人は決して長時間の残業を当たり前だと思っているわけではありません。

1日3時間程度、もしくはそれ以上の残業をしている方はどのようにして働いているのかその傾向を調べてみました。

多くの人が隠している

残業をしている方の中には、仕事が好きでどれだけ残業しても苦にならない人もいます。

今抱えているプロジェクトを絶対に成功させたい、なんとしてもこの企画を通したいなど、ポジティブな意味で残業している方もいます。

しかし、そんな人はほんの一握りであり、ほとんどの人はやはり早く帰りたい思いをこらえて残業しているのが現状です。

残業したくない思いをひた隠しにすることで、職場の空気を乱さないようにしているといっても過言ではありません。

出世の為、お金の為、理由はさまざまであれやらなきゃいけないと思っているのでしょう。

また、残業をするにあたり何らかの理由がある人はまだ良く、中には周囲がしてるから、仕事が多すぎるから、残業を強いられているからなど、自分の意志に関係なくやらなくてはいけない状況に陥っている人もいます。

むしろ、このように周囲に流されて残業している方の方が多いでしょう。

当たり前だと思いすぎている

残業が嫌でも働き続けているもう一つの原因として挙げられるのは、残業することが当たり前だと思いこんでいるケースです。

周囲の人が残業しているとそれが当たり前のように感じられますし、古いしきたりが残る会社なら若いから頑張れる、自分が若いころはもっと働いたなどと唱える上層部もいることでしょう。

別の会社でも残業が少ない人より残業が多い人のほうが印象に残りやすい為、それが多数派でなくても当たり前のように感じてしまうのです。

残業することが当たり前だと思ってしまうと、自分自身の中でもそういうものだと決めつけてしまい、働き続けるしかない負のループに陥る恐れがあるでしょう。

本当にずっと働くことができるか今一度考えてみよう

本当にずっと働くことができるか今一度考えてみようたとえ残業が多くても、その会社で成し遂げたい業務や夢があるなら、多少のことは気にせずに働き続けても良いでしょう。

ですが、毎日の残業が辛くて悩んでいるなら転職や部署の変更を考えてみてはいかがでしょうか。

今の状態をキープしたままこれから先何年も働き続けることができますか?場合によっては定年までこの生活を続けられるか自分と向き合ってみてください。

働き続けて管理職になる可能性もありますが、管理職になった際には仕事量が増えて残業が今以上に増えることも想定できます。

もし、今の会社で働き続けるのが難しいと感じるなら、いくつかの選択肢から解決策を検討してみましょう。

次は、残業が多い現状を打破するための解決策を紹介していきます。

部署異動や休職などを交渉する

はじめに、残業が多い今の職場環境から離れることを提案します。

部署異動を希望する、休職を交渉してリフレッシュする時間を作ることを考えてみてください。

ただ、部署異動を希望する場合は異動先の部署で残業が少ないということを確認の上で希望することが重要です。

休職する際は、再び今の環境に戻ってくるという覚悟が必要なため、完全な解決策になるとは限らないでしょう。

現状よりも確実に残業時間を減らしたいなら、部署異動や転職を検討することをおすすめします。

退職してから就職活動する

今の職場に未練がなく残業時間を確実に減らしたいと考えているなら転職が最も効果的です。

転職活動には時間と労力が必要となるので、在籍中に少しずつでも準備を進めるか、転職活動に専念したい場合は退職してじっくり取り組むことがおすすめです。

ちなみに、残業が多すぎるという理由で退職しても問題ありません。

残業が多すぎると自分の健康を害したり、家族とのコミュニケーションを含むプライベートな部分に影響が大きいからです。

残業が多くて辛い方は残業時間を理由に退職し、新しいスタートを切るのも1つの方法です。

在籍中に転職活動する

今の職場の残業が辛すぎて少しでも早く次の会社に移りたいなら、在籍中に転職活動を始めても良いでしょう。

ただ、ただでさえプライベートな時間を取れないほど残業が多い生活の中で、働きながら転職活動するのは簡単なことではありません。

体力はもちろん精神力を注がなければならないため、毎日コツコツと準備を進めることがポイントになるでしょう。

また、転職時の面接で残業が多くて辛かったニュアンスの理由を伝える際には、別の言い方に変換することをおすすめします。

例えば、上司より先に帰りにくい雰囲気があった、残業をするのは良いがもっと効率的仕事をしたい、などのようにオブラートに包む言い換えも考えておきましょう。

加えて実際の残業時間がどれくらいあったかも念のために確認しておいてください。

面接の際に質問されることを想定しておおよその返答を準備しておくことも転職準備の一環です。

時間外労働に関する法改正を参考に、どれくらいの残業時間だと多いのかを把握しておおよそでも答えられるようにしておきましょう。

仮に面接で、ストレートに残業が多くてイヤだったということを話してしまうと、やる気がない・働きたくない人と認識されることがあります。

そのため、相手に不安や不快感を与えない程度の内容の文言を考えておきましょう。

残業が多くて転職したいけど時間が確保できないという方は

残業が多くて転職したいけど時間が確保できないという方は毎日の残業が3時間以上あると、心身の負担はもちろんプライベートな時間がどんどん減ってしまいます。

プライベートな時間が減ってしまうと家族や友人・大切な人との信頼関係も失う恐れがあるでしょう。

普段から懸命に残業していても、会社側が残業するのは当たり前と考えているようならその会社に見切りをつけるチャンスです。

ただ、毎日3時間もの残業をするとなかなか転職準備の時間は取れないでしょう。

そんなときは、転職エージェントの利用がおすすめです。最後に転職エージェントについて紹介するので、転職を考えている方はぜひチェックしてください。

残業が少ない会社への転職を目指すなら、転職エージェントの利用がおすすめ

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