出世した方が給料は上がるし、裁量も増える。だから出世した方が良い。
その考えはもう昔の考え方になってしまいました。
最近はむしろ出世したくないという人が大半を占めているのです。
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出世したくない若者が増加
クロスマーケティングでは「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」を実施し、実際に若手社員が出世についてどのように考えているかがわかりました。
出世願望の有無
20代、30代の出世したい人、出世しない人の割合は以下のようになっています。
- 出世したいと思っている・・・12.0%
- できれば出世したいと思っている・・・28.8%
- 出世にはあまりこだわっていない・・・43.4%
- 出世したくないと思っている・・・15.8%
このように、出世願望のある人は4割しかいなく、むしろ出世願望がない人が多いのです。
さらに、出世したくないと思っている人は15%以上と、出世したい人を上回っているという結果になっています。
さらに、出世希望がある人の中で、どこまで出世したいかという役職は以下の通りになっています。
- 主任、係長・・・15.9%
- 課長・・・10.3%
- 次長・・・2.2%
- 部長・・・15.9%
- 局長・・・1.7%
- 部門長・・・3.4%
- 本部長・・・7.4%
- 経営者、取締役・・・15.2%
- わからない・・・28.0%
出世したいと思っていても、そこまで高い役職を望んでいる人が少ないことがわかります。
男女、年齢別
男女別で見てみましょう。
男性20代の場合、
- 出世したいと思っている・・・22.4%
- できれば出世したいと思っている・・・37.2%
- 出世にはあまりこだわっていない・・・30.4%
- 出世したくないと思っている・・・10.0%
男性30代の場合、
- 出世したいと思っている・・・11.6%
- できれば出世したいと思っている・・・30.4%
- 出世にはあまりこだわっていない・・・41.6%
- 出世したくないと思っている・・・16.4%
女性20代の場合、
- 出世したいと思っている・・・6.0%
- できれば出世したいと思っている・・・25.6%
- 出世にはあまりこだわっていない・・・53.6%
- 出世したくないと思っている・・・14.8%
女性30代の場合、
- 出世したいと思っている・・・8.0%
- できれば出世したいと思っている・・・22.0%
- 出世にはあまりこだわっていない・・・48.0%
- 出世したくないと思っている・・・22.0%
女性に比べれば男性のほうが出世願望は強いです。女性の場合は、将来は結婚して家庭に入るなど考えている人もいる為、男性に比べれば低くはなります。
年齢別で見ると、30代よりも20代のほうが出世願望は強いです。
30代になって社会人生活が長くなると、現実的に出世が可能かどうかということを直視したり、出世によるメリットよりもデメリットが目に入ってくる為であると考えられます。
とは言え、最も高い20代男性ですら出世願望がある人が約6割程度しかいなく、4割もの人が出世したくない、もしくは出世にこだわっていないのです。
出世したくない理由
出世といえば、給料が上がる、裁量が広がるなど働く上で好ましいイメージがあります。
それでも出世したくない人が多いのはなぜでしょうか。
そこには以下の理由が挙げられます。
労働時間が長くなり、プライベートがなくなる
出世し管理職になると、残業という考え方がなくなり労働時間の上限もなくなる為、一般社員に比べて労働時間が長くなってしまうことが多いです。
休日出勤もする必要がでてきて、中には全然休みがないという管理職の人もいるでしょう。
その為、仕事以外のプライベートの時間が無くなることが嫌で出世したくないと考える人も少なくありません。
責任が重くなる
出世して上の立場にあがると、必然的に責任が大きくなってきます。
重大な決断をしなくてはいけない場面があったり、部下の指導をする必要がでてきて、さらに部下のミスに対する責任も負わなければなりません。
責任が増すことに対してやりがいを感じることができればいいのですが、精神的プレッシャーが大きくなることを嫌がり、出世したくないと思う人も多いようです。
給料が上がらない、むしろ下がる
出世する大きな目的は給料面にあるでしょう。普通であれば出世すれば給料は上がると考えられています。
しかし、実際は出世しても給料が上がらないという場合が多々あります。
労働時間は増えて給料が上がらないと、時給で考えた場合には下がってしまいます。
それどころか、残業代がなくなって実際の手取りが減ったという人もよく聞きます。
企業には、残業代を支給したくないからと、あえて管理職にあげるなんてこともあるのです。
出世した時の大きなメリットである給料増加が見込めないとなると、で出世することがデメリットばかりとなってしまい、出世したくないと思うのも仕方ありません。
出世の為に頑張りたくない
出世の為に頑張りたくないという人も多いですね。
出世する為に、毎日仕事を頑張って、プライベートの時間は自己啓発に励む。上司との付き合いも大切にし、飲み会に頻繁に顔をだす。
出世しようと思うとやはり努力は必要になるでしょう。
仕事に対して、こういった努力をしたくないという人が増えています。
自分の時間を潰してまで仕事に人生を捧げたくないのです。
明確な基準がない
人事の評価は曖昧で、いくら仕事を頑張って優秀な成績を収めたからといって出世できるとは限りません。
自分の上司次第な面があったり、タイミングであったりと、明確な基準がない場合がほとんどです。
頑張ったからといって必ずしも出世できるわけではない為、出世に対してのモチベーションが上がらないという人も多いでしょう。
マネージメントの立場になりたくない
出世すれば、当然部下がつき、マネージメント業務をすることになります。
ただ、中にはマネージメントしたくない、実務をしたいという人も少なくありません。
そういった人にとって、出世することは魅力的なものではありません。
実際、私の周りでも実務をしたいという理由から、出世の打診を拒否している人も数人います。
上司が幸せそうに見えない
出世しても、労働時間が増え、責任が増えるだけで、上司を見ていて全く幸せには見えない。
このことが出世への意欲をなくす要因となっています。
身近な人を見て、出世への意欲がなくなってしまうのです。
出世したくない人が増えることによるデメリット
出世したくない理由は色々とあり、実際にそういった人が増えています。
しかし、出世したくない人が増えることは会社にとって良くないことですし、本人にとっても影響があります。
競争意識低下にによるモチベーションの低下
会社にとっての大きなデメリットが、競争意識が低下してしまい、社員のモチベーションが低下してしまうことです。
みんなが出世したいと思っていれば、出世する為に良い成績を残そうと努力してくれませ。
しかし、出世したくない人は、必要以上に努力することがなく、最低限の仕事で終わらせてしまいます。
その為、労働の質は明らかに低下してしまいます。
職場の雰囲気悪化
出世したくない人が増えることは、職場の雰囲気悪化にも繋がってしまいます。
出世したい人と、出世したくない人では明らかに空気が異なってしまいます。
モチベーション自体が違う為、チームとして動く際の大きな障害となってしまいます。
リストラ候補
出世したくないと考えている人は、出世しないことのリスクを考えなければなりません。
当初から出世したくないと考え、最低限の仕事しかしてこないと、40代、50代以降で万が一会社の経営悪化などがあると、真っ先にリストラ候補に挙がります。
出世したいと思える会社に入るのがベスト
仕事をする上で、出世することが全てではありません。
しかし、何かしらの目標や将来像をもって働くことは大切です。
出世したくない、出世に興味はないとだらだら働き続けることは、長い会社生活を考えるとむしろ辛いことでしょう。
できることなら、出世したいと思える会社に出会うのがベストです。
給料が上がる、管理職であっても労働条件がしっかりしているという会社も多数ありますし、マネジメントではなく実務をしたいという人にはそういった役職を準備している会社も多いです。
プライベートを大切にしている人でも、結局は大半を仕事に費やすことになります。
ですから、一度自分の働き方や将来像について考えてみましょう。
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