転職後すぐに退職することになる原因やその影響、そうならない為にすべきこと。

一大決心をして転職に踏み切ったものの、転職後すぐに退職することになる人は少なくはありません。

転職活動を行っている時には自分にマッチしている会社で長く働くことを望んでいるにも関わらず、短い人だと1週間も経たずに辞める人すらいます。

そこで今回はそうなってしまう原因やその影響等について紹介していきます。

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中途採用の離職率は新卒並みに高い?

中途採用の離職率は新卒並みに高い?

新卒の3年離職率は3割もあるという話はよくニュースでも取り上げられているので聞いたことがある人も少なくないでしょう。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況を公表します」によると、平成30年度の大卒の離職率は以下の通りになっています。

  • 1年以内離職率:11.6%
  • 2年以内離職率:11.3%
  • 3年以内離職率:8.3%

合計すると31.2%もの新卒大学生が離職しています。

1年以内という短い期間でも10人に1人、3年以内には10人に3人以上が辞めるということです。

また、中途採用の離職率も同程度で3割くらいだと言われています。

せっかく転職したけどすぐ辞めたい。実はこれってなんら珍しいことではないのです。

参考:「新卒社員の平均離職率はこんなに高い!そろそろ仕事辞めたい新入社員が転職する頃?

転職後にすぐ退職することになる主な原因

転職後にすぐ退職することになる主な原因

ではなぜ転職後にすぐ退職する人が、これほどまで数多くいるのでしょうか。

嘘の条件に騙されて入社

給料が話と違った、休みが聞いていたよりも少なかった、ボーナスがあると聞いていたのに出なかった、残業が10時間程度と聞いていたのに40時間以上が当たり前だった。

中には社会保険にすら加入させて貰えなかったなんて人もいます。ちなみに社会保険は基本的に加入が必須です。

私自身、採用担当をしていた際に応募者に退職理由を聞くと、「聞いていたものと違った」という理由を挙げる人は決して少なくありませんでした。

こうなれば辞めたいと思うのは当然のこと。退職に踏み切る人だって多いでしょう。

人間関係での問題

上司との関係、同僚との関係でも転職者には難しいものになってしまうことは少なくありません。

新卒時は同期がいますし、周囲も新卒者として暖かく受け入れてくれる場合が多いです。

一方、中途採用の場合は同期がいないことがほとんど。周りも冷たいわけではないものの新卒に比べるとそこまで優しくはなく、自らコミュニケーションをとっていかないと孤立してしまうことになってしまいます。

仕事内容が希望と一致していなかった

労働条件のみならず、仕事内容も多くの人にとって重要なもの。仕事内容への不満から転職に踏み切る人は大勢います。

そして中途採用の場合、入社前に聞いていた仕事と違う、想像していたものとギャップが多すぎたなんてケースも多々あります。

全然違う職種の仕事をさせられることになったり、同じ職種でも面接で聞いていた時とはまるっきり違うものであったり。同じ職種で仕事内容も聞いていたものと同じものであっても、実際にやってみると希望していたものとギャップが大きかったなんて人もいます。

労働条件が不満を感じるものだった

労働条件が聞いていた通りのものであっても、実際に転職した後になってから不満を感じるようになってしまう人もいます。

給料が下がってでもいいからやりたい仕事に就きたいと思って転職したが、実際に給料が下がると大きな不満を感じる。

3、40時間くらいの残業なら1日1.5~2時間くらいだから大丈夫だろうと思っていたが、実際にやってみると想像以上にきつかった。

休みが少ないことがここまでしんどいとは思わなかった。

そんな転職前と転職後の自分が感じるギャップにより、辞めたいという気持ちが強くなり、最終的に退職ということになる人も少なからずいます。

期待や責任に対する重圧

中途採用者には会社側も、そしてそこで働く上司や同僚も期待をしています。

そして、その期待とそれに伴う責任が転職者にとって大きなストレスを与えるケースは少なくありません。

サービス残業やパワハラが横行するブラック企業だった

聞いていた残業はあくまで残業代が支給される分だけで、実際はその何倍もサービス残業があった。

上司からのパワハラが当たり前。毎日のように罵声を浴びせられる。

そんなブラック企業に入社してしまったら、転職後すぐだとしても退職を考えるのは当たり前。

そもそも誰もがブラック企業に入社しようなんて思いはしませんが、入社前の甘い条件に惑わされたり、情報収集不足のせいで誤って入社してしまう人は少なくありません。

転職後にすぐ退職することが与える影響

転職後にすぐ退職することが与える影響

ではもしも転職後、すぐに退職することになってしまうとどういった影響があるのでしょうか。

次の転職時に与える印象は悪くなり、難易度は高くなる

短期間で転職を繰り返すことは、採用において悪い印象を与えてしまいます。

特に1年未満で退職するとなった場合はそれが顕著です。

短期間での退職は企業側に以下のような印象をもたらします。

  • 辞め癖がついているのではないか、入社してもまたすぐ辞めるのではないか
  • 職場に馴染めない原因を持っているのではないか

採用にはお金も時間もかかるもの。入社してすぐ辞められたら会社としてはたまったものではありません。

だからこそ、多くの企業では「長続きするかどうか」という点をかなり重要視しています。

その為、前の会社をすぐに辞めたという事実は、会社にとってその人を採用するかどうかを考える上でのネックポイントとなるのです。

対策としては、転職理由をポジティブなものに変換する方法です。

例えば、給料が安いなら「実績を認めてもらえる環境で働きたい」と変換できます。

どんなにネガティブな理由でも変換ができるので、ポジティブな退職理由を考えるようにしてください。

1か月以内の早期退職でも大丈夫?

1か月以内の早期退職であっても、基本的には問題ありません。

なぜなら、2カ月~半年も1か月と変わりない早期退職に入るからです。

そして、納得の得られる退職理由であれば、早期退職でも問題ありません。

むしろ試用期間であれば、自分自身はもちろん会社へのダメージも少なくて済むため、心身への不調をきたすレベルで問題があるなら早めの退職が吉です。

すぐに辞めたら失業保険はどうなるのか?

現職に限らず、雇用保険に加入していた期間が退職前の2年間で12ヶ月以上なら、ハローワークで手続きして失業保険を受給できます。

ただし、自己都合で退職した場合は、すぐに受給はできません。

自己都合による退職の場合は、2か月後または3か月後の支給になるので注意してください。

辞める前にやっておくべきこと

辞める前にやっておくべきこと

続いては、辞める前にやっておくべきことについて解説します。

上司や先輩に相談してみる

1つ目は、上司や先輩に相談してみることです。

入社してすぐの悩みは誰もが通る道なので、頼れる上司や先輩もあなたと同じ経験をしている可能性があります。

そのため、辞める前に上司や先輩に相談してみてください。

意外なアドバイスがもらえるかもしれません。

社外の人から客観的な意見をもらう

2つ目は、社外の人から客観的な意見をもらうことです。

悩みや不安は、あなた一人で抱え込んでいてもネガティブな方向にしか進みません。

冷静な判断ができなくなっている可能性もあるため、必ず客観的な意見を求めるようにしてください。

特に社外の人間に相談すれば、社内の内情などを知らないため、公平な目線でアドバイスをしてくれるでしょう。

なぜ今の会社を選んだのか思い出す

3つ目は、なぜ今の会社を選んだのか思い出すことです。

今の会社も、入社前は魅力を感じていたでしょう。

その気持ちを思い出した時、「今は我慢すべき時期だと」思いとどまれる可能性があります。

また、次の会社を選ぶ際に失敗しないための予防線になるでしょう。

今の会社で学べるスキルなどがないか今一度考える

4つ目は、今の会社で学べるスキルなどがないか今一度考えることです。

今の会社でも、基本的なビジネスマナーなど学べる点があるかもしれません。

また、仕事に慣れてくれば円滑に業務を遂行できるようになって、辞めるのを思いとどまる可能性もあります。

辞める前に当面の生活費をしっかり確保しておく

5つ目は、辞める前に当面の生活費をしっかり確保しておくことです。

仕事を辞めて収入がなくなっても、当然生活していく必要があります。

退職してから転職活動を始める場合、次の仕事が決まるまで貯金を切る崩して生活を送らなくてはなりません。

いつ次の仕事が決まるか分からないため、ある程度まとまったお金を生活費として確保してください。

会社を辞める前に転職活動を始めておく

6つ目は、会社を辞める前に転職活動を始めておくことです。

転職活動は時間がかかり、中には半年以上次の仕事が見つからないケースもあります。

そのため、少しでも早く転職活動をスタートするようにしてください。

在職中に転職活動を始めて、退職前に次の仕事が決まれば、生活費の心配もする必要がなくなります。

慎重な転職活動を

慎重な転職活動を

では、転職後にすぐ退職することがないように、あなたが転職活動ですべきことはなんでしょうか。

何より大切なことは「手を抜かない」ということです。

転職活動で手を抜いてはいけない

転職活動でやるべきことには、求人を探して応募する以外にも自己分析や企業分析が挙げられます。

しかし、それらのことに手を抜いてしまうと、転職での失敗は格段に高くなってしまいます。

自分が持っているスキルはなんなのか、これまで経験してきたことはなんなのか。自分の長所や短所はどういったところか。

自分は転職して何がしたいのか、何を望み、どうなりたいのか。労働条件はどうであれば満たされるのか、最低ラインはどこにあるのか。

応募する企業はどういった企業なのか、企業の信用性や将来性はどうなのか、悪い評判はないのか。具体的にどういった仕事をすることになるのか。

自分と向き合い、そして情報を出来る限り集めるましょう。

「なんとなくめんどくさいから」「たぶん大丈夫だから」「どうせ調べたって出てこないから」と言って手を抜いてしまえば、転職後に「違った」となるのは仕方がありません。

転職後も手を抜いてはいけない

転職活動が終わったらゴールなんて思い違いをしてはいけません。転職後に上手くやれるかどうかは、あなたの振る舞い次第です。

新卒の時はあなたが自発的に何かしなくても、周りが話しかけてくれたり助けてくれたかもしれませんが、中途採用者に対してはそんな扱いをしてくれません。

どんないい会社に入ろうとも、あなたが自分で行動を起こさなければ、結局その転職は失敗に終わってしまうのです。

転職の成功・失敗について、周りの環境ばかり意識して考える人が多いのですが、そうではなく自分自身にも原因あることをよく考えて下さい。

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