この転職は失敗だったかもしれない、転職しない方が良かったのかもしれない。
そうなった場合、この先どうすべきなのでしょうか。
元の会社に出戻りすることができればいいのですがその可能性はごくわずか。
ほとんどの人は我慢してしばらくこの会社で働き続けるか、それともまた転職を繰り返すことにするかを選ばなくてはいけません。
再転職にも仕事を続けるにもリスクはある
転職に失敗したかもと思った時、まず押さえておくべきなのがこの先行うことのそれぞれのリスク。
このリスクを知らずに安易にどうするかを決めてしまえば、さらに傷口を大きくしてしまうので注意が必要です。
再転職することは悪いことではない
再転職することは決して悪いことではありません。
たとえ短期間で転職を繰り返すことになろうが、その転職によってより良い環境を手に入れることができたり、問題を解決することができるなら積極的に行うべき。躊躇することもなければ罪悪感を抱く必要もありません。
ただし短期間で転職を繰り返す難易度は高い
ただそうは言っても転職自体はかなり難しいものになる場合がほとんど。
より良い転職先を見つけることができればどんどん転職すれば良いのですが、そもそもそれができない可能性が高いです。
残念ながら転職してすぐ辞めたという事実は採用側から見るとネガティブなこと。
採用したところでまたすぐ辞めるのではないか、何かしらの問題があるのではないかといった不安を抱かれてしまい、採用を敬遠される場合がどうしても増えてしまいます。
実際、納得できる転職先が見つかっていないのに転職を繰り返してしまい、そのたびに条件もどんどん悪くなるという最悪のパターンに陥ってしまう人も少なくありません。
数年は続けるべきというのも安易な考え
短期間で転職を繰り返すのは難しいとなった場合、すぐに我慢してその仕事を続けることを選ぶ人もいます。
ただ仕事を続けるということが最良の選択となるわけではありません。
短期間での再転職が難しいとは言え、絶対無理というものではありません。
実際、たった数か月で再転職して納得できる会社を見つけることができる人はたくさんいます。
不可能なら諦めるべきですが、難しいというだけで諦めていては、後でやらなかったことに後悔するだけです。無駄な時間を過ごした結果、チャンスを逃すなんてことはよくありますからね。
転職すべきか仕事を続けるべきかを決める前に
ここまでで転職すべきか仕事を続けるべきか、どちらにするか心は決まりましたか?
おそらく頭で考えているだけでは中々決まらないのではないかなと思います。
そもそも双方にリスクがあって、どっちがいいかなんて今の時点ではわかりませんからね。
結局、転職活動をやってみて上手くいけば転職するだろうし、上手くいかなければとりあえず今の仕事で頑張るしかない。
結果によって決まることですから、とにかくやってみるしかないと思います。
ただ転職活動を始める前に、一度考えてみて欲しいことがあります。
それは「本当に転職が失敗だったのか」という点です。
転職直後というのは、それまでとまるまる変わった慣れない環境から、小さなことを大きく捉えてしまってとにかく何事も悪くとらえがち。
だからこそあらためて失敗たったかもと思う理由を明らかにし、それが転職するに値するものであるのかを考えてみる必要があります。
それをやらなければどんな会社に転職したところでまた二の舞です。
失敗だったかもと思う理由別の考え方
ここではいくつか、よく失敗だと思うことの多い理由とその場合の考え方を紹介します。
人間関係が上手くいかない
上司と合わない、同僚と馴染めないなど人間関係を理由にしている人はかなり多いです。
もちろんあまりにもひどい嫌がらせを受けていたり、無視をされているなら問題。
辞めるに値することもありますから、失敗と決めつけることも正しい場合だってたくさんあります。
ただ人間関係は最初は中々上手くいかないのが当たり前であることを忘れてはいけません。
たいして時間が経っていないなら前の職場に比べてやりにくいのは当たり前。そもそも比較すること自体間違っています。
こちらから積極的にコミュニケーションをとっていけば、人や雰囲気によって時間のかかり方は変わりますが、わざわざ辞めるまでもないかもしれません。
仕事が合わない、仕事が上手くいかない
最初は仕事ができなくて当たり前。
前職の経験を活かせる仕事、同じ職種での仕事だったとしても、仕事のやり方が変わりますからすぐ前職並みに能力を発揮することはできません。
ですから最初はほとんどの人が仕事面で苦労します。
本当に合わないのか、単にシステム等に慣れていないだけではないのだろうか、前向きに工夫してきたかなどぜひあらためて考えてみてください。
待遇が聞いていたものと違う
ブラック企業の中には、入社前に嘘の条件を言ってくる場合があります。
例えば給料の額が違う、年間休日数が少ない、残業がないと言っていたのに実際は50時間以上。
もしそういった会社に入ってしまったら、十分辞めるに値すると考え次の仕事を探した方がいいです。
短期間での再転職は不利になると言いましたが、待遇が違うといった明らかに会社側に問題がある場合であれば、その理由を述べることで納得してもらうことができるはず。
すぐに転職活動を始めましょう。
入社した会社が明らかにおかしい
待遇だけでなく、不正をしているのが目についたり、労働基準法を全然守っていなかったりと、明らかにおかしいだろうという場合もさっさと転職すべき。
失敗かもと悩む必要はありません。残念ながらその転職は失敗です。
次はしっかり情報収集を行い、そんなまともではない会社に転職できるようにしましょう。
下手にそんな会社で働いていると、あなた自身にも害が及ぶかもしれませんから気を付けてください。
冷静になって次の一手を考えよう
転職後は環境も変わり、仕事も変わる為、悩むことは当然増えていきます。
そんな時に大切なのは冷静になること。
そして自分の置かれている状況、自分の考え方をしっかり整理し、これから先どうするのがいいかを考えることが大切です。
決して勢い任せで安易な決断をしてしまい、より悪化させることがないように気を付けましょう。
転職するならここがおすすめ
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
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- マイナビジョブ20s
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対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
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マイナビエージェント
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dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
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