短期離職を連続で2回繰り返してしまったらどうなる?やっぱりかなり不利?

思い切って転職してみても、ブラック企業だったり自分に合わなかったりという理由で短期間で退職せざるを得なくなることは、あり得ることです。

残念ながら短期離職は転職する上でかなりマイナスとなってしまいますが、まだ1回目ならなんとかなります。

ただ、もし短期離職を連続で2回繰り返してしまうと、再度の転職は相当厳しくなってしまうのが現実です。

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短期離職を2回連続で繰り返すことによる影響

短期離職を2回連続で繰り返すことによる影響

短期離職を2回連続で繰り返すことで、次の転職を考えた時にはやはり不利になる要因を作ってしまうことになります。

会社にとってすぐ辞める人材の採用は避けたい

採用活動を行う会社にとって、短期間の在職ですぐ辞めてしまう人材というのは避けたいと考えます。

なぜなら、いくら優秀であろうともすぐ辞められてしまっては会社にとって全くメリットがない、それどころか損をするからです。

人を採用するには決して少なくないお金がかかります。それこそ1人あたり数百万かかる場合だってあります。

そして、採用した後も転職直後からすぐ成果を上げてもらえることは期待できません。

その為、採用してから元を取れるのは1年以上、場合によっては2、3年かかるのが普通です。

さらにもし短期間で辞められたらまた次の人を採用しなくてはなりませんから、余計に出費が増えます。

このようなことから、正社員として採用する以上は短期離職しない人というのが前提になるのです。

短期離職してしまうと、またするかもと思われるのは仕方がない

では、会社側は採用時に「短期離職する可能性があるか?」を、どういった点から判断するのでしょう。

色々話を聞いて熱意があるか、目的がはっきりしているかといったことでも推定しますが、やはり最も大きいのは過去の実績です。

たとえば前の会社で3年以上働いている人であれば、それなりに仕事を継続して続けてくれることができると期待できます。

少なくとも短期離職の可能性はそれほど頭をよぎりません。

しかし、もし前の会社を3ヶ月で辞めてしまったとしたら短期離職とみなされてしまう可能性は高くなるでしょう。

ましてや短期離職が連続で繰り返されている場合ならなおさらです。

過去2回連続ですぐに仕事を辞めていると、本人に何かしら問題があるのではないか、採用したところで同様に短期離職するのではないかという気持ちが強くなってしまうのは仕方がありません。

1回なら言い訳できても、2回となると言い訳が困難

もし直近で短期離職があったとしても、それが1回ならなんとか言い訳でき、会社側に仕方がないと思わせることはできます。

そして直近の短期離職を仕方がないと思わせることができれば、今回採用しても短期離職する可能性は高くないと思わせることができます。

しかし、短期離職を連続2回繰り返してしまったとなれば、あれこれ言い訳しても中々仕方がないと思わせることはできません。

もしかしたら本当に誰が考えても仕方がないことなのかもしれませんが、それでもやっぱり本人に何かしら問題があるのではないかと懸念されてしまいます。

そして当然応募しても書類選考で落とされてしまう可能性も高くなり、転職活動がなかなかうまくいかなくなってしまう事態を招いてしまいます。

中には気にしない会社もある

ただ中には、短期離職について多少気にするがそこまで気にしない会社、そして全く気にしない会社もあります。

そのため、どんな会社でも門前払いとなってしまうわけではありません。

中でも、ベンチャー企業などであれば働いている社員の中で短期離職を繰り返している人の割合も比較的多い傾向があります。

転職活動では、如何にこういった会社の中から自分の希望に合う会社を見つけるかが重要になってきます。

短期離職とみなされる在籍期間

短期離職とみなされる在籍期間

そもそも、どれ位の期間が短期とみなされるのでしょうか。

短期の捉え方は業界によっても異なり、1ヶ月、3ヶ月、半年、または2,3年以上と様々です。

そこで、厚生労働省による新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況を見てみると、3年目までの離職率は学歴問わず30%を超えることがわかります。

また、マイナビ転職による「転職するなら「とりあえず3年働いてから」だと思いますか?」というアンケートでも「そう思う」と「どちらかと言えばそう思う」と答えた方の合計が6割を超える結果になりました。

新入社員で入社しても3年経つと辞めてしまう人が3割を超えてしまうことや、3年を1つの目安と感じている人が多いことから、1年未満で辞めた場合を短期離職と考えて良いと思います。

20代の短期離職と30代の短期離職の違い

20代の短期離職と30代の短期離職にはどんな違いがあるのでしょうか。

まず短期離職以前に20代、30代の転職自体に大きな違いがあります。

30代の転職は、20代と違って実務経験やスキル=即戦力を求められることが多いことに加えて、求められるポジションも管理職候補として採用が進むケースも増えます。

求人内容によっては最初から管理職になることを前提としている場合もあります。

また、エン・ジャパンが行ったアンケートからも年代によって転職が決まるまでの期間にも違いがあります。

  20代以下 30代 40代
1ヶ月半以内 42.9% 19.2% 9.2%
3ヶ月以内 47.6% 62.5% 49.6%
6ヶ月以内 7.6% 18.3% 35.3%
7カ月以上 1.9% 0% 5.9%

アンケートの結果からも年代が増すごとに就職が決まるまでの期間が延びていることがわかります。

そのため、もともとスキルや経験の差によって転職が有利な人と不利なりやすい年代に入る30代は、ポテンシャル重視の20代に比べ実践的なものが要求されることから、短期離職があると経験不足と思われやすい可能性があります。

短期離職を繰り返した後での転職活動体験談

実際、私の知人に短期離職を2回連続で繰り返した人がいたので話を聞いてみました。

書類選考が明らかに通らなくなった

最初の転職に比べて、1回目の転職における書類選考の通過率がそれなりに下がったようです。

そして、2回目の転職ではそこからさらに通過率が下がり、かなり状況が悪化します。

履歴書の質を上げるにも限界がありますから、とにかく数をこなす必要があるようです。

面接では必ず聞かれるが、言い訳が難しい

面接では、「なぜ短期離職を2回繰り返すことになったのか?」について全ての会社で聞かれたようです。

1回目の時は、理由に対してそこまで突っ込まれる質問はなかったようですが、2回連続となるとあまり信用してもらえず、あれこれと突っ込んだ質問をされたとのこと。

前半の面接は想定以上に突っ込まれて、言葉に詰まってしまうことも増えるでしょう。

結局転職できたが、妥協せざるを得なかった

彼は最終的には無事転職できました。

ただ、最初に希望していた条件からはだいぶ妥協してようやく決まった会社です。

最初の条件ではなかなか受からず、かつ早めに次の仕事を決めなくてはいけない状況だったこともあって妥協せざるを得ませんでした。

1回目の転職から、もっと気合を入れてしっかり転職活動していれば良かったと正直後悔していました。

2回連続の短期離職がある人の転職活動について

2回連続の短期離職がある人の転職活動について

このように2回連続で短期離職を繰り返してしまうと、最初の転職に比べて難しくなってしまうのが現実です。

そんな中で転職活動する場合、いくつか気を付けなくてはいけない点があります。

可能な限り転職活動は在職中に

まず、短期離職のように不利な要素を抱えたうえで転職活動を行う場合、ブラック企業などのあまりにひどい場合などを除いて可能な限り在職中に転職活動するようにしてください。

ただでさえ難しい転職をする中で、先に仕事を辞めるのはかなりリスクがあります。

いざ転職活動をしてみても転職活動がうまくいかず、「前の会社の方がまだましだった」という事態は絶対に避けなくてはなりません。

転職するかどうかは、今の会社と次の会社を比較してどちらが良いかをしっかり判断したうえで行うべきです。

最初に仕事を辞めてしまうと、それができなくなってしまいます。

次の会社は絶対に辞められない覚悟を

すでに短期離職を2回連続で繰り返してしまっている人が、また転職で失敗してしまうとどうなるでしょう。

短期離職が3回ともなれば、2回の場合に比べてかなり困難になってしまいます。

3回も繰り返すと、さすがに本人に何かしら理由があり「またすぐ辞める可能性がある」と普通なら考えるでしょう。

そのため、「次の会社は絶対に辞められない」という覚悟を持って転職活動を行うようにしてください。

やむを得ない理由がないなら続ける選択も

どうしても今の会社で仕事を続けるのが無理なのであれば仕方がないものの、そうでないなら続けるという選択を持ちましょう。

まともな転職先が見つかっていないのに、転職で頭がいっぱいになり無理やりスタートさせると、あとあと後悔することになります。

「転職したらなんとかなる」といった淡い期待は抱かず冷静に現実を見て、自分にとってベストな選択を考えるようにしてください。

転職活動は粘り強く、数をこなすことが必要

短期離職を繰り返している場合、転職活動は粘り強く行い、どんどん数をこなしていくことが必要です。

職歴として短期離職が2回ある場合、残念ながら書類選考の段階で有無を言わさず不採用とする会社も少なくありません。

しっかり理由を準備して履歴書の質を上げて臨んでも、過去の転職活動と同様には行かないのです。

残念ながら応募の段階から、短期離職があっても大丈夫かどうかは知ることができません。

そのため、書類選考の通過率が低くなることを受け入れて、そのうえで数をこなしていく必要があります。

面接対策をしっかり行おう

面接対策は、過去2回の転職活動で行った以上にしっかりと行いましょう。

せっかく面接までいったのなら、それを無駄にしてはいけません。

特に、2回も短期離職を繰り返してしまったことについては深く突っ込まれる可能性があるので、しっかり説明できるように準備してください。

面接対策に関しては、転職エージェントに色々と相談してみるのがおすすめです。

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短期離職でも転職を成功させるコツ

短期離職でも転職を成功させるコツ

短期離職をしてしまったから転職が必ず上手くいかないというわけではありません。

転職を成功させるために、数をこなすことや面接対策を行うことも重要ですが、コツを意識することで成功率を上げることができます。

そんな転職を成功させるコツを確認していきましょう。

短期離職をしてしまった理由について納得してもらう内容をしっかり考えること

まず職歴に短期離職の経歴があると、面接官は必ずその理由を聞いてきます。

これは求職者の人柄、人間性に問題は無いか、忍耐力はあるのかを確認するために聞いているため、この質問にしっかりと答えられなければ転職は難しいでしょう。

面接官に納得してもらうためには短期離職してしまった状況に対し「自分なりに改善できるよう努力したが、やむを得ず退職を選んだ」といったことを伝える必要があります。

そのためにはなぜ自分は短期離職をしてしまったのか、自分自身と向き合って理由を考えなければなりません。

面接官が納得できるような転職理由を伝えることができれば、短期離職というマイナスなイメージを払拭することができるでしょう。

 正直に話すこと

短期離職に限らず「退職理由は嘘をつかない」「正直に伝えること」が重要です。

退職理由をごまかしたり、嘘をついてしまうと面接官に不信感を抱かれてしまい、かえって転職に不利になります。

しかし、正直に話すことにも注意点があります。

短期離職した理由を正直に話して良い場合は、労働条件や仕事内容が説明と違っていた場合です。前職の悪口にならないように、面接聞かれた際、素直に退職理由を答えれば大きな問題はありません。

対して人間関係が悪かったという退職理由は、前向きな退職理由に置き換える必要があります。

なぜなら、「人間関係が悪い=コミュニケーション能力がないのでは?」と面接官に思われてしまう可能性があるからです。

正直に話すこともとても大切ですが、ケースバイケースであることに気を付けましょう。

 次は長く働きたいという強い意志を伝えること

短期離職の職歴がある求職者に、面接官が一番不安に思っていることは「会社に入ってもすぐに辞められるかもしれない」ということです。

そのためすぐに辞めることがないような、この会社で長く働きたいという意思を伝える必要があります。

短期離職をしていることから、長く働きたいとアピールすることは難しいかもしれませんが、面接官に疑われないためにも強く伝えるようにしましょう。

人手不足の業界に絞る

人材不足で悩んでいる業界なら、多少の不安要素を抱えている人でも受け入れてくれる可能性が高いでしょう。

では、どのような業界が人材不足に悩んでいるのかご紹介します。

  • 建設業
  • 小売業
  • 飲食店・飲食サービス業
  • 介護事業

出典:経済産業省「いわゆる人手不足業種の背後に あるものは何か?」

上記の業界なら、受け入れるハードルが低くなるため相対的に自分自身の価値を高く見せられます。

短期離職をしても転職は可能。しかし注意点もあり

短期離職を何回も繰り返す人は、ジョブホッパーとして企業側に認定されてしまうリスクもあります。

ジョブホッパーとは2年から3年のサイクルで職を転々と変え、収入アップやポジションアップといった明確なく転職を繰り返している人のことを指し、キャリアアップを目指したジョブホッパーでなければ、中途半端に色々なことをやってきた人として、転職に不利に働く可能性がとても高いのです。

また、短期離職を繰り返してしまうと、新しい職場についても「また辞めればいいか」と癖になってしまうことがあります。

短期離職はどうしてもマイナスのイメージがつきやすいため、もし辞めることが癖になってしまい、どうしても辞めたいと思った時は自分の年齢や経歴など、本当に今やめるべきなのかを慎重に考えなければなりません。

どんな業種への転職でも回数と年齢が増える毎に難しくなる傾向があります。

将来的に今の仕事に長くいるつもりがなかったとしても、「本当に今辞めるのか」の判断はしっかりと行った方が良いでしょう。

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やめる前にしろ、やめた後にしろ、必ず行わなくてはならないのが転職活動です。

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