公務員として働いていると聞くと、どういった印象を抱くでしょうか。
安定している、給料が高い、仕事が楽。そんな良いイメージが先行する人が多いのではないでしょうか。
しかしながら、そんな公務員を辞めて民間企業へ転職する人が少なくないのも事実です。
今回紹介するのは、そんな公務員を辞めて民間企業へ転職した人の話。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
安定の公務員を退職し民間企業へ転職
私は大学中に公務員試験を受け、卒業後にそこそこ大きな政令指定都市で地方公務員として働き始めました。
公務員になった理由は色々。
民間企業の就職活動をしたくなかった、地元で働きたかった、安定や労働条件の良さに惹かれたなどたいした理由ではありません。
ただそんな公務員の仕事も5年で退職。民間企業へ転職することにしました。
転職自体は入社3年目くらいから意識するようになったものの、公務員という一般的には良いとされている仕事を辞めることへの踏ん切りがつかなかったこともあって、27歳までずるずる引き延ばしてしまっていました。
私が公務員を辞めた理由
公務員を辞めるとなった時、両親や親戚、友人などから色々と言われました。
具体的には「もったいない」「転職はやめた方がいい」「とあえずもう少し働いたら?」など、あまり前向きな言葉を言われた記憶はありません。
まあそれは仕方がないのかなとも思います。周りからすれば公務員として働くことってかなり良いイメージがありますからね。
ただ私の場合は残念ながら公務員としての仕事に魅力を感じる部分よりも、圧倒的に悪い部分が強くなっていってしまいました。
給料が低い
一般的に見れば給料は決して低くはなかったと思います。
安定もしてますし、休みだってそれなりに多い、福利厚生だって十分です。
ただ大学の同期に比べると、給料面ではかなり劣っていました。
一応それなりにランクの高い大学だったこともあって、友人は一部上場の大手企業で働いている人ばかり。
それに比べると自分の給料は低く、そこにコンプレックスを感じていました。
仕事に誇れるものを感じなかった
仕事自体に誇れるものがなかったというのも一つの理由です。
周りは○○の商品に関わった、○○のプロジェクトをやっているなど、規模も大きく、その仕事が終わった後も自信を持ってこれをやったと言えることがあったのです。
やりがいを感じる部分は人それぞれでしょう。公務員の仕事だって非常に重要で必要な仕事だし、そこにやりがいを感じている人も多いと思います。
ただ私の場合はそれを感じることができなかったのです。
残業が多すぎた
私がいた部署は残業がかなりある部署でした。しかも全てに残業代を支払って貰えるわけではなく、サービス残業もそこそこ多かったです。
私の知る範囲になりますが、公務員が残業多いかどうかは部署次第。
同期で全然残業していない人もいましたが、自分以上にしている人もいました。
この残業の多さも仕事に対して不満を感じていた理由の一つです。
目標を見つけることができなかった
定年が60歳までだとすると残り30年以上は働き続けることになるわけですが、その残り30年のモチベーションとなる目標を見つけることができなかったというのも公務員を辞めた理由です。
こうなりたいという姿もなければ、これをやりたい、これを成し遂げたいというものもない。
生活の為、お金の為だけにあと30年以上も仕事をし続けるというのは、どうしても許せませんでした。
転職してから感じたこと
上述した理由から公務員から転職した私。
民間企業への転職はかなり難しいかなと思っていたものの、思いのほか上手くいき、そこそこ納得できる会社に入社することができました。
そして転職してもうすぐ2年が経ちます。
現時点でどう思っているかについて書いていきたいと思います。
辞めたことに後悔はしていない
転職するにあたり、辞めない方がいい、辞めたら後悔するなど色々と言われたこともありましたが、現時点では辞めたことを後悔していません。
仕事内容、待遇、人間関係などそれなりに満足できています。
ただ、あくまでこれは私の場合です。
公務員を辞めて民間企業に転職した人を何人か知っていますが、辞めなければ良かったと後悔している人や、一度転職したがまたすぐに違う会社に転職することになった人もいます。
一般的な人に比べて後悔することになる確率はやっぱり高いのかなと感じますね。私は運が良かったです。
仕事がそこそこ楽しいと感じている
仕事に対しては不満を感じることもありますし、ストレスだってたくさん感じています。
ただ、仕事はそこそこ楽しいと感じることができているんですよね。
学生の頃に適当な理由からなった公務員と、自らこういうことがしたいと思った仕事はやっぱり違います。
仕事に慣れるまでは大変だった
転職してからしばらくは仕事に慣れず大変でした。
仕事内容にもよるのでしょうが、私の場合は時間の流れ方や仕事の進め方、考え方などが大きく違うと実感しました。
公務員の仕事が楽というわけではありません。むしろ大変でした。
ただ、営利目的かそうではないかによって、やっぱり様々な部分で違いはでるのかなと思います。
そもそも、職場が異なる時点で、仕事内容に様々な違いがあるのは当たり前のことです。
失ったものがあることも自覚はしている
後悔しているわけではありませんが、公務員を辞めて転職したことによって失ったものがあるという自覚もあります。
安定で言えば、今の企業もそれなりに大きい企業ですが公務員には敵いません。
また、退職金もおそらく公務員で働いていた人の方が定年時貰える金額は大きいと思います。
今の会社ではどうしも勤続年数が短くなりますしね。
後は地元を離れる必要もでたし、全国転勤の可能性もこの先あるし、まあ色々とあるのは事実。
ただそういったことをひっくるめても、今のところは転職して良かったと思うことができています。
40代で公務員からの転職は?
40代と言えば、一般企業に働く方でも転職する人は少なくなります。
まずは、一般企業における年代別の転職成功者の割合を見てみましょう。
年代 | 転職成功者の割合 |
24歳以下 | 9.4% |
25~29歳 | 38.8% |
30~34歳 | 23.4% |
35~39歳 | 12.8% |
40歳以上 | 15.5% |
引用:doda「コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】|2020年」
このように、40代で転職に成功している方の割合は全体の1割程度です。
一般企業だけで見ても、かなり少ない割合となっています。
そして、公務員は一般企業で働く方よりも離職率が低くなっています。

離職率が低いなら、当然転職する人も少なくなります。
また、体験談でもお話した通り、公務員と一般企業では仕事の進め方や考え方などが大きく違います。
15年以上も公務員として働いてきた方が、いきなり異なる仕事の進め方や考え方に適応するのは難しいと言わざるを得ません。
もちろん40代で公務員から転職するのは無理ではないものの、それ相応の覚悟と努力が必要というわけです。
公務員を辞めて、また公務員に戻りたくなったらどうする?
公務員を辞めて民間企業に転職したあと、「やっぱり公務員に戻りたい」と感じる人は存在します。
では、「公務員⇒民間企業⇒公務員」といった転職の流れは可能なのでしょうか。
もちろん、民間企業から公務員への転職が可能なので、公務員として働いていた方が民間企業へ転職し、再び公務員へ戻るのも可能です。
以前は公務員の出戻りに対して厳しい風潮がありました。
しかし、近年公務員は「民間の仕事経験がないから市民の気持ちが分からない」と言われ、民間企業で経験を得た出戻りの人を受け入れる傾向にあります。
ただし、公務員退職の理由次第では同じ場所に戻れず、他の公務員の仕事を見つける必要があります。
最初に公務員を辞めた理由と公務員に出戻りしたいと思った理由を明確にして、しっかり伝えるようにしてください。
公務員を辞めたい人はどうするべき?
公務員を辞めたいと思ったからといって、すぐに退職してしまうのはおすすめできません。
ここでは、公務員を辞めたいと思ったときに考えるべき点をお伝えします。
勢いで公務員を辞めるのではなく冷静に転職すべきか考えよう
公務員を辞めたいと思っている人に対して、転職した方が良いと安易に勧めることはあまりできません。
なぜなら、私の周りでは公務員を辞めてひどく後悔している人がいるからです。
ただ、私の場合は公務員を辞めて転職する決断をして本当に良かったと思っています。
結局何が正しいかは人それぞれ。
まずは焦らず「本当に公務員を辞めても良いのか?」「転職後に明るい未来が待っているのか?」などを冷静に考えるようにしてください。
公務員への不満だけでなく転職して何をしたいかも考える
公務員を辞めたいと考えている方は、何かしらの不満があるはずです。
しかし、辞めたい理由だけで退職するのは良くありません。
転職した後は、民間企業で新たな仕事がスタートするので、その時の目標や展望なども考えるようにしてください。
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