第二新卒で転職した場合、給料が下がる?上がることは可能?

入社3年以内に転職する第二新卒。

若手社員の離職率の高さから、その需要は年々増えています。

第二新卒としての転職の場合、転職理由として多いのが、残業の多さ、休日の少なさといった労働条件によるものであったり、仕事のミスマッチややりがいといった仕事内容に関わるものが多いです。

ただ、転職するにあたり、やはり給料というものは気になるところです。

第二新卒として転職した場合、給料は上がるのでしょうか、それとも下がるのでしょうか。

関連:社会人1年目、2年目の転職。仕事を辞めたいと思ったらどう動くか

関連:転職サイトの登録方法や、賢い使い方、注意点

第二新卒者の給料決定パターン

経験者採用の場合、給料はその人の経験やスキルといったものから給料は決まってきます。

しかし、第二新卒者の場合は、経験を認められて転職するのではなく、新卒者同様、ポテンシャルを期待されて転職することになります。

その為、給料は個人によってではなく、転職先の給与規定に従う場合がほとんどです。

新卒者と同じ扱いになるパターン

第二新卒者の給料が決まるパターンの一つが、新卒者同様になるという場合です。

例え、入社3年目に転職したとしても、その年に入社した新卒者と同様の扱いになります。

この場合、給料は下がってしまうこともあります。

ただ、入社3年程度では、昇給額もそれほど多くはない為、たいして差がつかないといった場合もあります。

給料はもちろんですが、その後の出世に関しても、その年の新卒者と同じ扱いとなり、同年齢よりは1年から2年遅れることになります。

社会人経験年数によって決まるパターン

給料決定のもう一つのパターンが、社会人経験の年数によって決まるパターンです。

例えば、入社3年目に転職した場合、その会社の入社3年目の人と同様の給料となり、その後の昇格に関しても同様の扱いとなります。

この場合、給料はその会社次第であり、給料が大きくアップするといった場合もあります。

中には、給料は社会人経験年数によって決まりますが、昇格に関してはその会社での在職年数による為、同じ年に卒業した人に比べて、遅れてしまうという場合もあります。

1年遅れの給料となるパターン

会社によっては、給料が1年遅れの人と同じになる場合もあります。

例えば、入社3年目に転職した場合はその会社の2年目の人と同じ扱いになるといったパターンです。

社会人としての経験は認めるが、その会社の同世代の人間に比べると、やはり仕事はできない為、このような形態をとる場合もあります。

第二新卒者が知っておきたい給料のこと

次に第二新卒として転職する場合に知っておきたいの給料のことについて紹介していきます。

給料が上がるか下がるかは会社次第

第二新卒として転職する場合、給料が上がるか下がるかは、個人の技量ではなく、その会社次第です。

転職先の企業が上述したパターンの中でどれにあてはまるか、元々初任給がいくらなのかということが、給料に大きく関わってきます。

また、上がるか下がるかに関して言えば、転職前の会社の給料にも関係してきます。

以前の会社が初任給が他に比べて高かったり、入社3年以内での昇給額が多いと、下がる場合が多いし、

逆に初任給が少なく、入社3年以内での昇給額もわずかであれば、上がることも十分にあり得ます。

入社3年間の給料はそれほど気にする必要はない

そもそも、入社3年以内の給料はそれほど気にする必要があるものではありません。

入社3年だとまだ給料が少ないが、数年経てば一気に給料があがる会社もあります。

逆に初任給が高かったり、入社3年以内で昇給が多くても、それ以降に全然給料が増えないなんて会社もあります。

長く働くことを考えれば、前者のほうが絶対良いです。

あまり目先の給料に惑わされるのはよろしくありません。

1年遅れる覚悟は必要

第二新卒として転職する場合、同じ年に卒業した人に比べて1年は昇格や出世が遅れるという覚悟も必要です。

新卒として入った人に比べれば、その会社の経験は少なくなるのですから仕方がないことです。

ただ、出世競争から外れているわけでもありませんし、以前の会社に居続けるよりは給料が上がる可能性も十分にあります。

比較対象を転職した会社の同年齢の人と比べるのではなく、以前の会社に居続けた自分と比較するようにしましょう。

例えば、1年は浪人したのと同じだという楽観的な考え方も大切です。

給料交渉はほぼ出来ない

経験者採用による転職の場合、優れたスキルをアピールし、提示された給料に関して、アップさせる為の交渉を行うことも可能です。

ただ、第二新卒者の場合はそれが不可能と考えたほうが良いでしょう。

そもそも、第二新卒者の経験年数では、経験があったと認めてもらえませんから、給料を交渉する為の道具が何もありません。

また、そもそも入社3年以内の給料がその会社のシステムとして決まっている場合も多く、変えることができないことも多いです。

第二新卒者は目先の給料にこだわっていはいけない

第二新卒者であっても、給料アップを目指した転職をすれば、給料が上がることも可能です。

ただ、第二新卒として転職する場合、目先の給料を気にして行く会社を決めるなんてことは避けるようにしましょう。

というのも、上述したように入社3年以内の給料ではわからないことも多く、数年後には一転することも多々ある為です。

第二新卒者は、まずは転職する理由、自分の望んだ働き方を大切にし、給料に関しては目先のことではなく、数年後のことを考えるようにしましょう。

転職に向けて

転職では不満を解消できた人が8割と非常に多く、たくさんの人が年収アップを実現しています。

さらに今はかなりの売り手市場、以前に比べると転職によって条件アップできる可能性はさらに高くなっています。

ぜひこのタイミングで転職活動を始めてみて下さい。

転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。

  1. リクルートエージェント
  2. マイナビエージェント
  3. doda
  4. マイナビジョブ20s

リクルートエージェント

対象の年代20代~30代
どんな人に向いている?・若年層の方
・より多くの求人を紹介してもらいたい方
・年収や入社日などの交渉を任せたい方
・年収UPを実現したい方

転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。

公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。

キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。

待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。

もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。

求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。

とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。

マイナビエージェント

対象の年代20代~30代
どんな人に向いている?・若年層の方
・関東、関西で仕事を探している方
・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方
・フリーター→正社員を目指したい方

新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。

求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。

doda

対象の年代25歳~34歳
どんな人に向いている?

・特に技術職、営業職を希望の方
・転職エージェントから履歴書の書き方から年収交渉まで、サポートをしっかりと受けたい方
・転職エージェントを利用せずに転職活動を進めたい方
・現在の年収が300万円を超えている方

dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。

リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。

エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。

その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。

マイナビジョブ20s

対象の年代20代
どんな人に向いている?

・20代の方
・自分の強みを適性診断で知りたい方
・就活をやり直したいと考えている方
・書類添削や面接対策などのサポートを受けたい方

マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。

一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。

扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。

転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。

関連:新卒で入社後、すぐに退職、転職することはだめなことなのか

関連:新卒社員の平均離職率はこんなに高い!そろそろ仕事辞めたい新入社員が転職する頃?