短期間で2社辞めてしまいました。また正社員で働くって難しいかな?
短期離職2回連続で失敗しそうな感じです。転職の失敗を活かして就職できますか?
新卒で入った会社を3か月でやめました。転職してもまた離職しそうで迷います。
✔短期離職者はどれくらいいるのか
✔短期離職者の転職で企業側がもつ3つの印象とは?
✔短期離職した理由が分かっているなら再就職はできる
✔繰り返した短期離職時の履歴書の書き方
✔短期離職でも転職を成功させるコツ
✔短期離職2回目でも【希望の会社に就職する】3つの方法
思い切って転職してみても、ブラック企業だったり自分に合わなかったりという理由で短期間で退職せざるを得なくなることもあるでしょう。
短期離職の経歴があると転職活動で不利になる可能性が高いですが、1回目の短期離職であればまだ大丈夫です。
ただ、短期離職を連続で2回繰り返すと、再度の転職はかなり厳しくなってしまいます。
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- 短期離職者はどれくらいいるの?
- 短期離職のよくある質問まとめ
- 短期離職を2回連続で繰り返すことによる影響
- 短期離職の転職は20代が有利
- 20代から40代が短期離職してしまう6つの理由
- 短期離職者の転職で企業側がもつ3つの印象とは?
- 短期離職した理由が分かっているなら再就職はできる
- 繰り返した短期離職時の履歴書の書き方
- どうして短期離職を繰り返してしまうか?
- 短期離職を繰り返した後での転職活動体験談
- 2回連続の短期離職がある人の転職活動について
- 転職が2回以上となる方向けの書類選考対策
- 短期離職でも転職を成功させるコツ
- 20代の短期離職者は転職成功率が高い
- 短期離職の転職が失敗に終わってしまう3つの注意点
- 短期離職こそ転職エージェントに登録がおすすめ
- 【転職前】2回目の短期離職になりそうな時に取るべき行動
- 短期離職2回目でも【希望の会社に就職する】3つの方法
- 20代・30代・40代の短期離職が不利になる回数
- 【短期離職】でも就職できる職種とは?
- 短期離職を円満に行う退職理由とは?
- 短期離職で自分を責めず前向きに過ごしていこう
短期離職者はどれくらいいるの?
近年転職は珍しいことではなくなってきており、短期離職をする人も多くいます。
厚生労働省が出している「新規学卒者の就職後3年以内離職率」を見ると、大卒者の3人に1人が3年以内に退職していることが分かります。
短期離職とは3年以内の離職のことをいう
一般的に入社後3年以内に退職することを短期離職といいます。
これは新入社員が仕事に慣れ、一人で仕事をこなせるようになるまでにかかる時間が3年程度であるという考えによるものです。
しかし、短期離職の期間に明確な定義はないので、企業や業種によって考え方が異なります。
平均勤続年数が長い場所では、5年程度での離職も短期離職とみなされる可能性があるので注意しましょう。
20代の短期離職者は23.4%
大卒者の中で、3年以内に退職する短期離職者の割合は23.4%(※1)です。
そして、短期離職者のうちの1割は、半年以内に退職する超早期離職者となっています。
このことから、近年短期離職は珍しくなくなってきていることが分かるでしょう。
参照:※1リクルートワークス研究所「データから見る高校卒就職の課題と展望」
男性の離職者は13.3%
厚生労働省の調査によると、令和4年の男性の離職率は13.3%(※2)です。
この数値は、特に近年増減しているというわけではなく、20年ほどの間横ばいとなっています。
参照:※2厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」
女性の離職者は16.9%
令和4年の女性の離職率は16.9%(※3)となっており、男性の離職率よりやや高いです。
女性の方が離職率が高い要因として、結婚や出産を機に仕事を辞める人が多いことが考えられます。
ただ、近年は結婚・出産後も働き続ける女性が増えてきており、離職率もやや減少傾向にあります。
参照:※3厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」
短期離職のよくある質問まとめ
短期離職を考えている人で不安を感じている人も多くいるでしょう。
そこで、短期離職に関してよくある質問をまとめてみました。
30代なのに仕事をすぐに辞めたら再就職は難しい?
30代で短期離職を繰り返している人の転職難易度は高いです。
しかし、短期離職をしたからどこにも就職できないということはありません。
30代を募集している会社は多数あり、即戦力となる人材を求めていることが多いです。
自身のこれまでの経験やスキルを活かせる転職先を探せば、希望の会社に転職できるでしょう。
40代で短期離職を繰り返すのは人生の終わり?
30代と比べ、40代で短期離職を繰り返す人の転職活動の難易度は格段に上がります。
それは、年齢を重ねるにつれ求人が少なくなり、管理職中心の求人となってしまうからです。
40代でも転職できないことはないですが、長期戦となることは覚悟しておく必要があります。
次の職場で定年まで迎えるという気持ちで転職活動を行い、本気度を見せると良いでしょう。
新卒入社で3ヶ月で辞める人はいるの?
3年以内離職に占める超早期離職の割合(※4) | |
全体 | 9.9% |
高校卒 | 12.1% |
短大等卒 | 9.5% |
大学卒 | 8.4% |
参照:※4リクルートワークス研究所「3年以内離職に占める超早期離職の割合」
上の表を見ると、新卒で3年以内に離職した人のうち、約1割は3ヶ月に退職していることが分かります。
新卒者の3人に1人が3年以内に離職するといわれており、そのうちの1割と考えると、3ヶ月以内に退職する新卒者は決して少なくないでしょう。
3年未満の離職が2回目でも転職先は見つかるのか?
短期離職を繰り返す人に対して企業側は次のようなイメージを抱きやすいです。
- 忍耐力がない
- 会社に対して不満を抱きやすい
- またすぐ辞めるのでは?
しかし、退職理由がスキルアップや異業種挑戦などポジティブなもので面接官を納得させられれば、このようなイメージを払拭できるでしょう。
3年未満の離職を2回繰り返してしまっても、転職はできます。
不安な時は、リクルートエージェントなどの転職支援会社を利用してみてください。
短期離職を2回連続で繰り返すことによる影響
短期離職を2回連続で繰り返すと、次の転職で不利になってしまう可能性はあります。
では、実際にどのような影響を及ぼすのか見ていきましょう。
会社にとってすぐ辞める人材の採用は避けたい
採用活動を行う会社は、短期間の在職ですぐ辞めてしまう人材を避けたいと考えています。
なぜなら、いくら優秀な人材でもすぐ辞められてしまっては会社にメリットがないどころか、損をするからです。
人を採用するには決して少なくないお金がかかります。
そして採用直後から成果を上げてもらうことは期待できず、一人前になるまで3年程度かかります。
一人前になるまでに辞められると採用コストが無駄になってしまうため、長期間働いてくれる人材を求めるのです。
短期離職してしまうと、またするかもと思われるのは仕方がない
では、会社側は採用時に「長期的に働いてくれるか」を、どのように判断するのでしょう。
もちろん志望動機や熱意からも推定できますが、過去の実績は判断するうえで重大な根拠になります。
たとえば前の会社で3年以上働いている人であれば、仕事を継続して続けてくれることができると期待できるでしょう。
しかし、もし前の会社を3ヶ月で辞めてしまったとしたら、またすぐに辞めてしまうのではないかと疑われてしまいます。
短期離職を繰り返している状況ならなおさらです。
過去2回連続ですぐに仕事を辞めていると、本人に何かしら問題があるのではないか、採用したところで同様に短期離職するのではないかと不安に思われてしまっても仕方がありません。
1回なら言い訳できても、2回となると言い訳が困難
もし直近で短期離職をしていたとしても、1回だけならなんとか言い訳もできます。
面接で短期離職をしても仕方ない事情があったことを会社にきちんと説明できれば、今後短期離職する可能性は高くないと思わせることができます。
しかし、短期離職を連続で2回繰り返してしまっていると、あれこれ言い訳しても事情を理解してもらうのは難しいでしょう。
もしかしたら本当に仕方のない事情があったのかもしれませんが、それでもやっぱり本人に何かしら問題があるのではないかと懸念されてしまいます。
そして応募しても書類選考で落とされてしまう可能性も高くなり、転職活動がなかなか進まないという事態にも陥りかねません。
中には気にしない会社もある
短期離職の経歴を気にする会社もあれば、気にしない会社もあります。
そのため、短期離職を複数回していることが原因で、すべての会社で門前払いされてしまうわけではありません。
ベンチャー企業などであれば、働いている社員の中で短期離職を繰り返している人の割合も比較的多いです。
転職活動では、短期離職に寛容な会社の中から自分の希望に合う会社を見つけることが重要になってきます。
転職は2回目よりも3回目が正念場
短期離職の転職は1回目よりも2回目、2回目より3回目と回数を重ねるたび厳しくなります。
なんとか仕事を見つけるため、職種を選んだり、雇用形態を正社員から派遣社員やアルバイトにしたり、どんどん妥協することになる恐れもあります。
ホワイトな企業で正社員として働きたいのであれば、短期離職を控えめにする、転職先を見つけてから退職するといった方法をとりましょう。
短期離職の転職は20代が有利
20代であれば第二新卒として扱われることもあり、経験やスキルが乏しくてもポテンシャルを評価してもらえます。
また、20代は将来の管理職候補として教育可能なことから求人数が多いことも転職しやすい要因の一つです。
ただ、短期離職に対してマイナスなイメージを持っている企業も少なくありません。
短期離職後に転職をする場合は、長く働く意欲とキャリアプランをきちんと伝えられるようにしましょう。
20代から40代が短期離職してしまう6つの理由
多くの人が短期離職に踏み切る理由を紹介していきます。
【労働条件】
新卒で残業が多い、責任が大きい、休日出勤がある場合は、学生から社会人への環境変化も相まってつらさを感じることが多いです。
また、30歳で社会経験を積んでいたとしても、手取り16万で日曜休みのみとなると心身ともにキツく、転職を検討する人も少なくありません。
【人間関係】
人間関係は、転職理由の中でもかなり上位に入る問題の一つです。
上司や先輩と合わない、いじめがある、雰囲気が悪いなどが理由で転職に踏み切る人も多くいます。
【給料や手当】
仕事の質や量に比べて給料が少なかったり、 住宅、通勤、休日、残業手当がなかったり少なかったりすると不満を感じやすいです。
年齢が上がるほど、家族がいたり養育費がかかったりするので、給料が安いまま昇給がないと転職も視野に入れ始める人が多いでしょう。
【会社の経営状況】
経費削減、人件費削減、赤字など目に見えて資金がなさそうだと、将来に不安を感じます。
仕事がなくなると生活にも支障が出るため、会社がつぶれるなど最悪の事態に陥る前に転職先を見つけたいと考える人が多いです。
【社風】
やりがいのほか、リモートワーク、フレックスなどの働きやすさ、有給がとりやすい雰囲気かどうかは、ワークライフバランスを実現させるうえで重要です。
社風が合わないと働くことにストレスを感じてしまうため、仕事を辞める要因になり得ます。
【業務内容】
やりたい仕事ができるかどうかは、仕事を選ぶうえで重要な判断基準です。
そのため、希望の部署に配属されない場合など、やりたい仕事をできないと仕事を辞めたいと考えるようになるでしょう。
短期離職者の転職で企業側がもつ3つの印象とは?
短期離職者に対して、企業がどのようなイメージを持っているのか、紹介していきます。
【印象1】辞めてしまいそう
入社後すぐに辞めた経歴があると、「採用してもまたすぐ辞めるのではないか」と思われる可能性があります。
企業側はできるだけ長く働いてほしいと考えているので、このようなイメージは転職活動で不利になります。
マイナスな印象を払拭するためにも、前職の退職理由や長く勤める意欲があることを面接でしっかり伝えるようにしましょう。
【印象2】文句が多い
短期離職者は、入社前と話が違う、上司と合わない、仕事量と給料が見合っていないなどの文句が多いという印象を持たれがちです。
文句の多い人は周囲にも悪影響を及ぼすため、敬遠されてしまいます。
【印象3】遅刻・欠勤多そう
何かと理由をつけて休みがちになり、出勤しにくくなったから退職したのではないかと思われることもあります。
遅刻や無断欠勤をする人は会社に不利益なので、転職活動では不利になるでしょう。
短期離職した理由が分かっているなら再就職はできる
短期離職の理由が明確で転職によって改善可能なことが明らかであれば、再就職はできます。
例えば、仕事と育児で多忙になりワークライフバランスが崩れて退職した場合は、育児と仕事を両立できる会社に転職すると良いでしょう。
また、本来やりたかった仕事ができず退職した場合は、確実に自分の希望の業務をできる会社を探しましょう。
ただ、自分に合った働き方ができる会社かどうかは求人を見るだけではなかなか判断できないので、転職エージェントを利用して納得できる転職先を探しましょう。
面接で前職の退職理由を答える際は、企業分析が甘かったとを素直に認め、反省している姿勢を見せることが大切です。
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繰り返した短期離職時の履歴書の書き方
短期離職にはマイナスのイメージがあるため、履歴書に短期離職をしたことを書かず、隠そうと考える人もいるかもしれません。
短期離職の経歴を書かないと履歴書に空白期間ができてしまい、その期間何をしていたか説明するのが困難になります。
あとから短期離職していたことがバレると印象が悪いので、初めから正直に経歴はすべて記載しておいたほうがいいでしょう。
経歴を隠すのではなく、短期離職を繰り返した理由と改善策、次は長く勤める意欲があるとしっかり伝えることが大切です。
20代の転職は何回目までに留めるべきか
新卒から数えて1回、2回であれば、転職していても問題はないでしょう。
ただ、3回以上転職をしていると「仕事が長続きしない人なのではないか」などと懸念され、転職活動で不利になる可能性があります。
短期離職を繰り返すことにならないよう、しっかり企業研究をしたうえで転職をするといいでしょう。
短期離職とみなされる在籍期間
そもそも、短期離職とは入社して何年以内の離職を指すのでしょうか。
短期の捉え方は業界によっても異なり、1ヶ月、3ヶ月、半年、2年、3年以上と様々です。
そこで、厚生労働省による「新規学卒者の離職状況」を見てみると、3年目までの離職率は学歴問わず30%を超えることがわかります。
また、マイナビ転職による転職するなら「とりあえず3年働いてから」だと思いますか?というアンケートでも「そう思う」と「どちらかと言えばそう思う」と答えた方の合計が6割を超える結果になりました。
新入社員で入社しても3年経つと辞めてしまう人が3割を超えてしまうことや、3年を1つの目安と感じている人が多いことから、3年未満で辞めた場合を短期離職と考えるのが妥当です。
20代の短期離職と30代の短期離職の違い
20代の短期離職と30代の短期離職には、どのような違いがあるのでしょうか。
まず、短期離職以前に20代と30代の転職には大きな違いがあります。
20代の転職はポテンシャル採用なのに対し、30代の転職では実務経験やスキル、即戦力を求められ、管理職としての求人が増加します。
また、エン・ジャパンの調査(※5)によると、年代によって転職が決まるまでの期間にも違いがあります。
20代以下 | 30代 | 40代 | |
1ヶ月半以内 | 42.9% | 19.2% | 9.2% |
3ヶ月以内 | 47.6% | 62.5% | 49.6% |
6ヶ月以内 | 7.6% | 18.3% | 35.3% |
7カ月以上 | 1.9% | 0% | 5.9% |
参照:※5エン・ジャパン「転職活動期間にかかる調査」
アンケートの結果からも、年代が増すごとに就職が決まるまでの期間が延びていることがわかります。
30代はポテンシャル重視の20代に比べてスキルや経験を求められるため、短期離職をしていると経験不足とみなされ、転職活動において不利になりがちです。
どうして短期離職を繰り返してしまうか?
男性と女性で短期離職の理由は、異なることもあります。
ここでは共通している特徴をまとめてみます。
【短期離職を繰り返す人1】働き方に不満がある
- 男性の上司が多く女性が活躍できない
- 有給がとりづらい
- リモートワークが推奨されているのにフル出勤しなければならない
- 残業が多い
このような働き方への不満解消を目的に転職すると、労働条件ばかりを重視して就職することになります。
その結果、本当にやりたい仕事に巡り合えず、また働き方への不満にばかり溜まって短期離職を繰り返すことになってしまいます。
【短期離職を繰り返す人2】給料が低い
給料は生活を送るうえで重要です。
給料が低かったりボーナスが低かったり、昇給がなかったりすると生活にも影響が出るため、短期離職につながります。
【短期離職を繰り返す人3】楽なことばかり考えている
給料さえもらえればいいと興味を持たずにやっている人は、トラブルがあったときにあっさり辞めしまがち。
また、もっといい会社があると休み時間に求人ばかり見ていたり、高収入で楽そうな仕事ばかり探していたりすると、仕事で困ったことが起きた時に逃げ出したくなってしまうでしょう。
【短期離職を繰り返す人4】会社や人のせいにしている
私は悪くない、私を活かせない会社が悪い、あの人が悪いと会社や他人のせいばかりにして、自分で反省せずにいると肩身が狭くなり居づらくなってしまうことがあります。
また、常に周囲や環境のせいにしている人は不満もたまりやすく、「こんな会社は辞めてやる」と転職を繰り返すことになりがちです。
短期離職を繰り返した後での転職活動体験談
私の知人に短期離職を2回連続で繰り返した人がいたので、話を聞いてみました。
書類選考が明らかに通らなくなった
最初の転職に比べて、短期離職後の転職では書類選考の通過率が下がったようです。
そして、短期離職を2回した後はさらに書類選考の通過率が下がり、かなり状況が悪化します。
履歴書の質を上げるにも限界があるので、とにかく数をこなす必要があります。
面接では必ず聞かれるが、言い訳が難しい
面接では、「なぜ短期離職を2回繰り返すことになったのか?」について全ての会社で聞かれたようです。
1回目の時は、理由に対してそこまで突っ込まれる質問はなかったようですが、2回連続となるとあまり信用してもらえず、あれこれと突っ込んだ質問をされたとのこと。
しっかり準備をしておかないと面接で想定以上に突っ込まれて、言葉に詰まってしまうこともあるでしょう。
結局転職できたが、妥協せざるを得なかった
彼は、最終的には無事転職できました。
ただ、最初に希望していた条件からはだいぶ妥協してようやく決まった会社です。
最初の条件ではなかなか受からず、かつ早めに次の仕事を決めなくてはいけない状況だったこともあって妥協せざるを得ませんでした。
「1回目の転職でもっと気合を入れてしっかり転職活動していれば良かった」と正直後悔していました。
2回連続の短期離職がある人の転職活動について
このように2回連続で短期離職を繰り返してしまうと、最初の転職に比べて難易度が上がってしまいます。
短期離職を繰り返した人が転職活動をする際に気を付けるべき点を紹介します。
可能な限り転職活動は在職中に
まず、ブラック企業で働いているなどの場合以外は、可能な限り在職中に転職活動するようにしてください。
短期離職を繰り返した人の転職活動は難しいため、先に仕事を辞めてしまうのは危険です。
焦って妥協したところに転職し、「前の会社のほうがまだマシだった」という事態に陥るのは避けなければなりません。
転職するかどうかは、今の会社と次の会社を比較してどちらが良いかをしっかり判断したうえで行うべきです。
先に仕事を辞めてしまうと、それができなくなってしまうでしょう。
次の会社は絶対に辞められない覚悟を
すでに短期離職を2回連続で繰り返してしまっている人が、また転職で失敗するとどうなるでしょう。
短期離職が3回ともなれば、転職活動の難易度はさらに上がってしまいます。
企業からも「3回連続で短期離職をするなんて本人に何かしらの問題がある」と思われ、なかなか選考を通過できなくなるでしょう。
そのため、「次の会社は絶対に辞められない」という覚悟を持って転職活動を行うことが大切です。
やむを得ない理由がないなら続ける選択も
どうしても今の会社で仕事を続けるのが無理なのであれば仕方がないものの、そうでないならもう少し踏ん張って続けてみるというのも一つの選択肢です。
まともな転職先が見つかっていないのに勢いで仕事を辞めると、あとで後悔することになります。
「転職したらなんとかなる」といった淡い期待は抱かず、冷静に現実を見て自分にとってベストな選択を考えるようにしてください。
転職活動は粘り強く、数をこなすことが必要
短期離職を繰り返している人は、粘り強く転職活動を行い、どんどん数をこなす必要があります。
2回以上の短期離職の経歴がある場合、書類選考の段階ではじかれてしまうことも残念ながら少なくありません。
しっかり理由を準備して履歴書の質を上げて臨んでも、過去の転職活動と同様には行かないのです。
ただ、応募前にその会社が短期離職者も採用しているか確認することはできません。
そのため、書類選考の通過率が低くなることを受け入れて、そのうえで数をこなしていく必要があります。
面接対策をしっかり行おう
面接対策はしっかり行うことが大切です。
短期離職をしている人はまず書類選考を通過するのが難しいので、せっかく面接までたどり着いたのならその機会を無駄にしてはいけません。
特に、2回も短期離職を繰り返してしまったことについては深く突っ込まれる可能性があるため、しっかり説明できるように準備してください。
面接対策に関しては、転職エージェントに色々と相談してみるのがおすすめです。
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【面接の回答例1】労働条件が理由で短期離職した時
ダメな例
「仕事の割に収入が少なく、休みも取りづらい会社だった」、「当初言われていたより残業時間が長かった」のように、会社への不満や自己都合でやる気がないと捉えられる回答は控えましょう。
よい例
「仕事量について何度も丁寧に面談をしていただいたのですが、すり合わせを行っても、人材不足からどうしても残業が月30時間以上になってしまいます。
仕事はとてもやりがいを感じていますので、同業種で残業の少ない御社へ転職をして、ワークライフバランスを整えて多くの貢献をしていきたいと思いました。」
このように前の職場を批判するのではなく、前職でも仕事を続ける努力をしたことや、仕事において大事にしたいことをきちんと伝えることが大切です。
【面接の回答例2】人間関係が理由で短期離職した時
ダメな例
「いじめに遭い、退職に追い込まれました」「あの人のせいで……」など、マイナスな言葉を使ったり会社や人のせいにしたりというのはダメな回答例です。
また、自分はできたけど周囲ができなかったというように自分を棚に上げた言い方もよくありません。
よい例
感情的にならず悪口も言わずに、パワハラ改善に努めたなど自身で解決策を出して行動したことを伝えるといいでしょう。
【面接の回答例3】給与や手当が理由で短期離職した時
ダメな例
住宅手当がない、給料がもっと欲しいと訴えてもダメだったというような自己中心的な考えを伝えるのはよくありません。
よい例
子どもが生まれ養育費のことを考えて、自分自身をレベルアップさせて御社に貢献したいなど、前向きな姿勢を見せるようにしましょう。
【面接の回答例4】会社の経営状況が理由で短期離職した時
ダメな例
たとえ事実であったとしても3年連続赤字決算でボーナスがない、上司が無理なノルマをかけてくるといった会社への文句や悪口に聞こえる回答は控えましょう。
よい例
収入を安定させて自身も不安なくしっかり働きたいなどと意欲があることを伝えることが大切です。
【面接の回答例5】社風が理由で短期離職した時
ダメな例
フレックスがない、ノルマがキツイのように不満とも取れる回答はよくありません。
よい例
今後は集中して業務を行い、結果を出せる環境に身を置きたいなどポジティブな理由に変換しましょう。
【面接の回答例6】業務内容が理由で短期離職した時
ダメな例
興味のない職種だった、元々転職するつもりだったのようにネガティブに聞こえる理由は控えたほうが良いです。
よい例
業務を行っていくなかで興味のある分野に出会い、その分野でご活躍する御社で働きたいと思ったなど、プラス思考の回答を心がけましょう。
転職が2回以上となる方向けの書類選考対策
20代、30代、40代で短期離職を経験し、転職を成功させたい、次こそは一生の職場にすると願っている人は、書類選考の対策からしっかり行っていきましょう。
応募する会社に合わせた書類作成
接客業に応募するのにパソコンスキルがあることをアピールしたり、事務職に応募するのに営業成績が良かったことをアピールしたりしていては、アピールポイントがちぐはぐになってしまいます。
応募先の企業が求めるのはどのような人材なのかよく考え、その会社で活かせるスキルをアピールしましょう。
読みやすさと分かりやすさを大切にする
書類選考をする際、採用担当者は短期間でたくさんの書類に目を通します。
そのため、さっと目を通すだけでアピールポイントが伝わる文章を作ることが大切です。
また、手書きの場合は読みやすい丁寧な字で書き、パソコンで作成する場合はフォントや文字の大きさに気を付け、誤字脱字のないよう注意しましょう。
書類選考の不安は相談で解消する
書類選考が不安であれば、転職エージェントを利用して相談に乗ってもらうのも一つの手です。
自分では気が付かなかったアピールポイントを見つけてくれたり、文章の体裁を整えてくれたり、様々なサポートをしてもらえます。
転職エージェントは転職のプロなので、あなたの強みをアピールできる書類を一緒に作ってくれるでしょう。
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短期離職でも転職を成功させるコツ
短期離職をしたからといって、転職が必ず上手くいかないわけではありません。
転職を成功させるために数をこなすことや面接対策を行うことも重要ですが、コツを意識することで成功率を上げることができます。
短期離職をしてしまった理由について納得してもらう内容をしっかり考えること
職歴に短期離職の経歴がある場合、面接官は必ずその理由を聞いてきます。
これは求職者の人柄、人間性に問題は無いか、忍耐力はあるのかを確認するために聞いているので、この質問にしっかりと答えられなければ転職は難しいでしょう。
そのため、なぜ自分は短期離職をしてしまったのか、自分自身と向き合って理由を考えなければなりません。
面接官が納得できるような転職理由を伝えることができれば、短期離職の経歴に対するマイナスなイメージを払拭することができるでしょう。
正直に話すこと
短期離職に限らず「退職理由は嘘をつかない」「正直に伝えること」が重要です。
退職理由をごまかしたり、嘘をついたりすると面接官に不信感を抱かれ、かえって転職に不利になります。
しかし、正直に話すことにも注意点があります。
短期離職した理由を正直に話していいのは、労働条件や仕事内容が説明と違っていた場合です。
前職の悪口にならないよう、素直に退職理由を答えれば大きな問題はありません。
ただ、退職理由が人間関係にある場合は、前向きな退職理由に置き換える必要があります。
なぜなら、「人間関係が悪い=コミュニケーション能力がないのでは?」と面接官に思われてしまう可能性があるからです。
正直に話すことも大切ですが、ケースバイケースなので注意しましょう。
次は長く働きたいという強い意志を伝えること
短期離職の職歴がある求職者に、面接官が一番不安に思っていることは「またすぐに辞めるようなことはないか」です。
このような不安を払拭するためにも、面接では長く働く意欲があることをアピールする必要があります。
その会社で成し遂げたいことやキャリアプランを明確にして、面接に臨むようにしましょう。
絶対に就職したいが優先なら人材不足の業界に絞る
人材不足で悩んでいる業界なら、多少の不安要素を抱えている人でも受け入れてくれる可能性が高いでしょう。
以下の業界は人材不足(※6)なので、就職先を探す際にぜひ参考にしてみてください。
- 建設業
- 小売業
- 飲食店・飲食サービス業
- 介護事業
参照:※6経済産業省「いわゆる人手不足業界の背後にあるものは何か?」
短期離職をしても転職は可能でも注意点はある
短期離職を何回も繰り返す人は、企業側にジョブホッパーと認定されてしまうリスクがあります。
ジョブホッパーとは2年から3年のサイクルで職を転々と変え、収入アップやポジションアップといった明確なく転職を繰り返している人を指します。
ジョブホッパーは中途半端に色々なことをやってきた人とみなされ、転職に不利に働く可能性がとても高いです。
また、短期離職を繰り返していると辞めることが癖になる恐れもあります。
どんな業種への転職でも転職回数と年齢が上がるにつれ難易度が上がるため、本当に今辞めて良いのかしっかり考えてから転職に踏み切るようにしましょう。
20代の短期離職者は転職成功率が高い
20代は次のような理由により、短期離職経験があっても就職先が見つかりやすいです。
- ポテンシャルを評価してもらえる
- スキルや経験を必要とされにくい
- 将来の管理職候補として需要が高い
もちろん短期離職に対してマイナスイメージを持っている企業もあります。
しかし、退職に至った理由や今後のキャリアビジョンをきちんと説明できれば、短期離職者でも転職を成功させることができるでしょう。
短期離職の転職が失敗に終わってしまう3つの注意点
短期離職者は以下3つの点に注意して、転職活動を行いましょう。
【失敗1】感情や思い込みだけで就職する
今の職場への不満など、現状から脱するためだけに一時的な感情で転職をしてしまうと、納得いくところに就職できなくなります。
また、目的が曖昧なまま転職活動をすると企業の知名度や条件に惹かれ、ミスマッチにつながります。
短期離職を繰り返さないためにもどのような仕事につき、今後のキャリアプランはどうするのか、きちんと考えてから転職するようにしましょう。
【失敗2】高収入や出社自由とよいところだけ見て応募する
仕事の一番の目的は収入だとしても、業務内容がハードだったりノルマがきつかったりすると、転職したくなるでしょう。
リモートワークOKといっても実際はパソコンの貸し出しがないなど、期待していた環境とはかけ離れていることもあり得ます。
収入を重視するのも大事ですが、業務内容や求人内容をよく確認してから応募することが大切です。
【失敗3】誘われて入社した
SNSや顔見知りなだけの関係の人から誘われて就職というのも、転職活動を失敗させてしまう原因です。
本当にやりたい仕事なのか、長く働けるのか、きちんと自分で確認してから就職を決めなければなりません。
短期離職こそ転職エージェントに登録がおすすめ
転職エージェントは、求人探しや書類添削、面接対策などスムーズに転職するためのサポートをしてくれます。
短期離職者は通常よりも転職活動の難易度が高いので、転職のプロを頼ってみましょう。
今は転職エージェントもたくさんあり、エージェントごとに得意な業界や年齢層が異なるので、自分に合うところを探してみてください。
転職をスムーズにするならリクルートエージェント(公式)に相談してみよう。
【転職前】2回目の短期離職になりそうな時に取るべき行動
2回目の短期離職をすることになりそうなときは、次の対応を取るようにしましょう。
離職している期間を短めにする
離職期間が長いと計画性がないのではないか、就業意欲がないのではないか、前職で何か問題があったのではないかなど、様々な疑念を持たれてしまいます。
また、前職のスキルを活かした仕事に就きたい場合は、特にブランクがあると勘が鈍っているのではないかと不安視され、不利になります。
2回目の短期離職というだけで企業からのイメージはあまりよくないので、これ以上マイナス要素を増やさないためにも、退職前に転職活動を始めて離職期間が長引かないよう注意しましょう。
自分を見つめなおして反省する
入社してから離職するまで、どこがよくてどこがいけなかったのかを考えてみましょう。
人に当たる、文句を言う、いじわるをした、向いていない仕事だったなど、印象に残っていることを書き出して振り返ってみてください。
面接で前職の退職理由を聞かれても困らないよう、きちんと反省点を洗い出しておくことが大切です。
ブレない一貫性を持つ
退職理由と志望理由には一貫性が必要です。
前職のスキルを活かしたい、ずっとやってみたかったデザインの仕事をしたいのほか、家族との時間を大切にしたい、仕事とプライベートどちらも充実したものにしたいなど、一貫性のある理由を準備しておきましょう。
短期離職2回目でも【希望の会社に就職する】3つの方法
短期離職を2回してしまった人でも希望の会社に就職する方法はあります。
自己分析ツールを使って適正を知る
転職活動において、まずは自分を知ることが大切です。
自己分析ツールは、サイト上でいくつかの質問に答えるだけで長所や短所、向いている仕事を診断してくれます。
自分ひとりで自己分析をしていると視野が狭くなりがちですが、自己分析ツールを利用すれば自分を客観的に分析できます。
今まで気づかなかった自分の特性や長所を見つられることもあるため、自己分析に行き詰ってしまった方はぜひ利用してみて下さい。
転職エージェントに登録して担当者を見つける
転職エージェントは求人紹介や面接練習、履歴書添削など、転職活動をサポートしてくれるサービスです。
無料で利用できるので、いくつか登録して自分に合う担当者を見つけましょう。
スカウト型の転職サイトに登録をする
スカウト型の転職サイトを利用すれば、企業から直接スカウトが届くため、仕事が忙しい人でも転職活動を進めることができます。
また、すでに短期離職の経歴があることを知ったうえでスカウトをくれているため、短期離職したことだけが原因で選考に落ちることはないでしょう。
20代・30代・40代の短期離職が不利になる回数
20代は2回以上、30代は3回以上、40代は4回以上転職していると、短期離職が多いと判断されます。
短期離職回数が多いと何か問題がある人なのかも?と企業に思われ、転職活動では不利です。
しっかり自己分析をして妥協せずに転職活動を行い、短期離職を繰り返さないようにしましょう。
【短期離職】でも就職できる職種とは?
短期離職者の場合、人材不足業界のほうが就職しやすいです。
たとえばサービス業や介護業界は人材不足問題が深刻なため、短期離職の経歴がある人でも就職しやすくなっています。
また営業職は人気職ですが、出入りが激しいため、比較的就職しやすいでしょう。
人生を終わりにしない方法は「短期離職でも仕事を見つける」という意思
近年、転職によるキャリアアップやキャリアチェンジは当たり前になってきています。
もちろん短期離職をすると転職活動の難易度は上がってしまいますが、就職不可能ということはありません。
「短期離職でも仕事を見つける」という強い意思をもって就職活動に臨めば、希望の会社に転職できるでしょう。
就職をするために利用する転職エージェント3選
おすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
20代から30代の短期離職に強いマイナビエージェント
サポートの充実度が非常に高く、利用者満足度がNo.1の転職エージェントです。
利用者の8割程度が20代、30代となっており、若手社会人から強い支持を得ています。
各業界に精通した専任アドバイザーがサポートするため、専門分野での転職や異業種への転職も安心のサービスです。
幅広い年齢層の短期離職に対応しているdoda
dodaは20代から40代まで幅広い年齢層の求人を扱っています。
転職サイト・転職エージェント・スカウトの3つのサービスを利用でき、扱っている求人数も多いため、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
スピード感ある内定が魅力のリクルートエージェントも短期離職者OK
リクルートエージェントは業界最大手で、 求人件数はダントツNo.1。
20代の若手から40代のミドル層まで幅広い求人を扱っており、転職するなら登録必須のサービスです。
経験豊富なエージェントが専属でついてくれるので、あらゆる業界・職種の情報から希望条件に合った求人を見つけられるでしょう。
短期離職を円満に行う退職理由とは?
短期離職はマイナスなイメージを与えてしまいがちですが、理由がしっかりとしていれば応援してもらえることもあります。
次のような退職理由であれば上司も納得しやすいため、円満に退職できるはずです。
- 家族の事情で地元に帰ることになった
- 妻(夫)や子供の病気が発覚し、環境を変えることにした
- 新たに挑戦したい業種が見つかった
ただ、退職理由が正当なものだったとしても、退職を伝えるのが遅かったり最初に伝える人を間違ったりすると、円満に退職するのが難しくなります。
就業規則に従い、できるだけ早めに直属の上司に退職の意向を伝えるようにしましょう。
短期離職で自分を責めず前向きに過ごしていこう
短期離職してしまった…と自分を責めるのはよくありません。
短期離職してしまう理由は、合わない仕事だった、体調が悪くなった、人間関係で失敗したなど様々です。
仕事をしていて何も問題や悩みがないことの方が珍しいので、なぜ自分だけ…とは思わずに前向きに過ごしましょう。