転職回数が多い人の特徴と多いことによるデメリット。長く続けることはやっぱり大切?

「次で最後の転職にしよう。」

そう決意して転職したのに、その仕事も続かずまた転職…。

そんなループにハマってしまい、「転職回数が多い」ことに悩みを抱える人は少なくありません。

もちろん転職せずに、同じ会社でずっと働き続けることが正しいわけではありませんが、20代のうちに3回以上、30代のうちに5回以上など、年齢に対する転職回数が多すぎるマイナス評価を下されることが多いのが現実です。

そういったことを考慮すると、やはり「次の転職で最後にしたい」ですよね。

そこで今回は、転職を繰り返す人の特徴繰り返すことによるデメリット、転職回数が多い方向けの職務履歴書の書き方をご紹介します。皆さんの現状打破の一助となれば幸いです。

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転職回数が多い人の特徴10選

それでは初めに「転職回数が多い人」の主な特徴を10個ご紹介します。

客観的に特徴を捉えることで改善策も浮かびやすくなりますので、「転職回数が多い」ことに悩んでいる方は、ぜひ自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

1.プライドが高い

プライドの高い人は、「自分がこんな仕事をするなんて納得できない」「もっと高く評価されるべきだ」という不満が募り、転職を繰り返してしまう傾向が強いです。

自己肯定感が高いことは素晴らしいですが、それを職場にまで持ち込んでしまうと無駄なトラブルを引き起こしかねません。職場では、もう少しだけ謙虚な気持ちを持つように心がけましょう。

また、プライドが高い人の特徴として「自分の考えや意見が一番正しい」と思いこんでいることも挙げられます。自分と違った考えを受け入れることができないので、上司や同僚とぶつかりやすく、人間関係の悪化が原因で転職するということも珍しくないのです。

プライドが高いことは必ずしも悪いことではありませんが、程々にしておくことが大切です。

2.ネガティブ思考

少しのことで不安になり、なんでも悪い方向に考えてしまうネガティブ思考」であることも、転職回数が多い人の特徴として挙げられます。

この思考に支配されている人は、何か嫌なことがあるとすぐに不満を感じてしまい、どんな転職をしても満足できません。

多少嫌なことがあってもポジティブに捉え、解決策を考えるというのは、仕事を続けていく為に欠かせないことですので、心がけていきましょう。

3.周りのせいにする

何か嫌なことがあると、会社のせい、他人のせい。

そのようになにかと周りのせいにしてしまう人は、自分をその環境に適応させることよりも自分に適した環境を求めることに必死になっていることが多いので、結果的に転職回数がかさんでしまいがちです。

もちろん、周りの環境に原因がある場合もありますが、「自分にも問題がないか」を常に考え、自分を客観的に見つめることを忘れないようにしましょう。

4.上昇志向が強い

上昇志向が強く、常にキャリアアップを目指しているのも、転職回数が多い人の特徴の一つです。

こういった人は、一つの会社で長く働くのではなく、様々な会社で働いて経験を積む中でキャリアアップしていくことを目指しています。

もちろん向上心が強いことは素晴らしいことですし、実際に2、3年おきで転職を繰り返してキャリアアップに成功している人もいるので、この特徴は「悪」ではありません。

しかし、ここで忘れないでほしいのが、そのような成功を掴むには相当高いスキルが求められるということです。転職回の多さに見合ったスキルがないと、単に不満から転職を繰り返している人だと認識されてしまいます。

5.見切りをつけるのが早い

最初はつまらなく感じていた仕事も、ある程度続ける中でやりがいを見つけ、どんどん楽しくなっていくのは珍しいことではありません。

にもかかわらず、最初に感じた不満によってすぐに見切りをつけて転職を決める。そういう方は、いつまでたっても満足できる会社を見つけられずに転職回数だけが増えてしまっている傾向が強いです。

早めに見切りをつけてすぐに行動に移せているのは良いことですが、ある程度働いてみなければ分からないことが多いのも忘れてはいけません。

今置かれている状況をきちんと分析し、今は我慢すべき時なのか環境を変えるべき時なのかを正しく見極めることが必要です。

6.飽きやすい

性格が飽きっぽい人は、仕事を一通り覚えたところで会社自体に飽きてしまいます。そして新しい刺激を求めて転職を繰り返すのですが、当然、条件や評価は悪化の一途をたどっているのです。

20代であれば、転職回数が多いことは「色んな場所で経験を積んでいる」という強みにもなりますが、30歳を過ぎると履歴書だけで「入社しても続かない人」というレッテルを貼られてしまいがちです。

また、飽きっぽい性格の人は、仕事だけでなく何に対しても飽きやすいので、長続きさせることが苦手です。そのため、会社でも重要な仕事を任せてもらいにくかったり、上司や同僚から信頼してもらいにくかったりと、何かと苦労することが多いと思います。

「飽きっぽいのは性格だから。」とあきらめるのではなく、仕事に関することだけでも飽きずにいられるように、何か工夫をしてみることが大切でしょう。

7.人付き合いが苦手

職場の雰囲気に馴染めない、人間関係が築けないというのも、転職を繰り返してしまう要因のひとつです。

毎回、同じような悩みを抱えている場合は、「自分に問題があるのかも?」と立ち止まって考えてみましょう。あなた自身が「見えない壁」を作っているのかもしれませんし、周囲が転職したばかりのあなたに対して気を遣っているのかもしれません。どちらにしても、自分から積極的に挨拶を交わすなど職場の雰囲気に馴染めるように努力することが大切です。

ただ、会社は仲の良い友人を作る場所ではないので、人付き合いがどうしても苦手な人は、会社での人間関係を最低限にして、割り切ってしまうことをお勧めします。無理に付き合って、ストレスで体を壊していても意味がありませんし、合わない人がいるからといって何かトラブルを起こすことも避けた方が良いでしょう。

8.特にやりたいことがない

特にやりたいことが無いというのも転職を繰り返してしまう人の大きな特徴です。

明確な目標を持たずになんとなく入った会社なので、少し嫌なことがあっただけで「思っていたのと何か違う」と感じて、簡単に退職してしまうことが多いのです。

またこういった方は、1度転職すると「意外と転職って簡単に出来るんだ。」と勘違いして、転職を繰り返してしまう傾向も強いです。

このような特徴に心当たりがある方には、ぜひ一度自分の将来について真剣に考え、「自分が将来やりたいこと」をなんとなくでも決めてみることをお勧めします。

いきなりそんなことを言われても難しいとは思いますが、なんとなくでもやりたいことが決まっていれば、一時の感情で会社を辞めることはなくなりますし、転職するか否かについても正しく判断できるようになります。結果的にあなたにとってプラスでしかないのです。

ちなみに、この「やりたいこと」を考える方法は一つではありません。

最初から、将来自分がやりたいことについて考えるのではなく、「自分の理想の生活スタイルは何か」「そのためにはどんな仕事に就けばいいか」といった、あらゆる視点から深堀りしていくのも良いでしょう。また、「給料は低くてもいいから、とにかく定時で上がりたい」などのこれだけは譲れない条件あれば、そこを基点に考えていくもの良いと思います。

あなたの人生は一度きりです。せっかくなら「やりたいことの実現」のために働くほうが良いのではないでしょうか。

9.転職することより辞めることが目標になっている

転職する時、あなたは何を目標にしていますか。

抱えている不満を解消すること、少しでも自分の理想とする姿に近付くことなど、その答えは人によって様々だと思います。そもそも転職は、自分の目標達成やキャリアプランの実現のために行うものなので、上記のような目標を掲げて転職活動に励んでいる方は全く問題ありません。

しかし、その本来の目標を忘れ、とにかく仕事を辞めることを目標にしてしまっている人が多いのも現実です。こういった方は、「できるだけ早く今の仕事を辞めたい」と思うあまりに、希望が実現できる仕事ではなく「とりあえず」就職できる会社に転職してしまうのです。

これでは転職後に不満を抱きやすいのは当たり前で、何度転職をしても上手くいかず、結局転職回数だけが増えてしまうことになります。

転職する際には、明確な「目標」を持つことを心がけましょう。

10.一人で転職活動を進めている

1人で応募する企業を決め、1人で履歴書や職歴書を書き、1人で面接に挑んでいる人は、同じ過ちを犯していることに気付けません。自分の適性や性格を把握しないまま転職先を決めてしまっていては、同じことを永遠と繰り返すだけです。

転職は決して「一人で」頑張るものではありませんので、周りの人や転職エージェントの力を借りて、自分を客観的に見てもらう場を作りましょう。そこで初めて気づく適性や長短があるかもしれません。

転職回数が多いことによるデメリット

明らかに違法と思われるブラック企業は、さっさと転職した方が身のためですが、そうでない場合はある程度の我慢も必要です。

少しでも不満があると転職してしまうのではキリがありません。

転職のしすぎは、一体どんなデメリットをもたらすのでしょうか?

転職時に不利になる

転職回数が多いことは、人事に以下のようなマイナスの印象を与えてしまいます。

  • ネガティブ思考
  • プライドが高い
  • 打たれ弱い
  • 責任感がない

履歴書だけでこのような厳しい印象を抱かれてしまうので、採用時に「転職回数の多さ」が不利に働いてしまうのは事実といえます。

またリクナビNEXT転職回数に関する調査によると、企業が気になる転職回数は以下の通りです。

「気にならない」と回答しているのはたったの1割であり、転職回数が5回を超えると8割を超える企業が「気にする」と回答しています。

もちろん転職の合否を決めるのは転職回数だけではありませんので、「転職回数が多いから採用されないかも…。」と悲観的に思う必要はありません。

しかし、不利になってしまうことは確かであり、転職回数に比例して上がっていく転職難易度のせいで会社に求める条件を下げざるを得なくなっている人が多いのも現実です。

退職金が少なくなる

以前に比べると、退職金制度自体を採用しない企業が増えてきましたが、まだまだ多くの会社で受取可能な退職金

転職回数が多い人は、この退職金に関してもをしてしまっています。

退職金を貰うには、3年以上働く必要があるのが一般的です。また、働いた年数に伴って金額が大きくなり、自己都合で退職する際には大幅に減額されるという特徴をもちます。

ですので、何度も転職を繰り返している人が生涯で貰える退職金の金額は、全く転職せずに1社で勤めあげた人と比べ、大幅に少なくなってしまうのです。

余計な出費が増える

転職を繰り返す中で余計な出費が増えてしまうこともデメリットの一つです。

コロナウイルスの影響により、最近は面接をWEB上で行う企業も増えてきましたが、未だに対面での面接を行う企業も少なくありません。会場までの交通費は補填されないのが一般的ですし、その他にも何かとお金がかかってしまうのが転職活動なのです。

「塵も積もれば山となる」という言葉の通り、転職一回にかかる費用は小さくても、積み重なるとかなり大きな出費になってしまいますので注意が必要です。

転職回数が多い人は履歴書・職務履歴書をどう書くべき?

ここでは、転職回数が多い方が履歴書や職務経歴書を書く際に意識したいポイントをお伝えします。

書き方の例も併せて紹介していくので、転職活動を成功させるためのノウハウとして、ぜひ参考にしてみてください。

履歴書や職務経歴書を書く際に意識したいポイント

職歴書は時系列ではなく業務別に書く

【接客】雑貨の販売員、飲食店のホールスタッフ、アルバイトのマネジメント
 
〈接客に関する職歴〉
2015年〇月~△月 〇〇会社
2018年〇月~△月 △△会社

【営業】人材派遣業の新規営業、広告代理店の広告営業

〈営業に関する職歴〉
2019年〇月~△月 〇〇会社
2020年〇月~△月 △△会社

キャリアの一貫性を明確に伝える

【例】接客や営業でも「対人スキル」や「折衝力」を活かしてきたので、お客様の声に耳を傾けながら、より良いサービスを提供していくことに務めていきたいです。

職務経歴書では、過去に在籍した企業で経験してきたことを応募先の企業が求めているスキルを踏まえて、強調して伝えることが大切です。

これまで経験してきた職種がバラバラに見える人の場合は「一貫性のない人」と誤解されてしまう可能性が高いので、どういった動機や考えをもとに経験を積んできたのか一貫して高めてきたスキルは何かなどをきちんと盛り込むようにしましょう。

転職理由はポジティブに伝える

【例】これまでの経験から、リピーターを増やすための知識・ノウハウを多く学びました。

具体的には、顧客動向の分析、新規顧客獲得のための企画、顧客のリピーター化に向けた企画を実践する知識・ノウハウです。現在は限られたお客様のみを担当しておりますが、今後はより新規のお客様に提案していくスタイルを身につけ、大きな売上に貢献できる存在になりたいと思い、御社を志望いたしました。

自分の職歴をポジティブに捉え、自分が目指そうとしているキャリア目標を明確に掲示しましょう。その上で「貴社に入社できること」が自分のキャリアアップに繋がるという点を意欲的にアピールすることが大切です。

仕事の実績を具体的に伝える

■接客業での実績
・洋服のセレクトショップでは、商品単体をお勧めするのではなく、トータルコーディネートの提案を実践した。

お客様の好みのスタイルを聞き、その要望を叶える提案を繰り返す中で、帽子やシューズ、アクセサリーなどの小物のニーズが高いことに気が付いた。そこで、小物ラインナップの充実を店長に提案し、取り扱いをスタートさせたところ、店舗の年間売上が前年比130%となった。

営業や販売職なら、売上実績。塾なら、生徒数の増加や生徒の合格実績。事務職なら、1日にこなしていた書類の件数。その他の仕事においても、数字で表せる実績があると思います。そういった実績を具体的に書くことで、転職した会社でひたむきに仕事に取り組んできたことが伝わります。

また、単に経歴だけでは何をしてきたのかわかりにくく、採用担当者に「何ができるのか」を伝えることはできませんので、「いつ、どんな業務を、どのように行い、どのような結果をもたらしたのか」を具体的に記載しましょう。

手持ちのスキルで自分に何ができるかをアピールする

【例】私は仕事に取り組む上で、「顧客の本当のニーズを探り、叶えること」を大切にしてきました。

営業時代は、お客様の潜在的な課題まで把握できるよう徹底的にヒアリングを行い、接客スタッフ時代は、お客様が商品を購入することで得られる満足や充実感の提供を目指しました。営業では法人、接客では個人と対峙することで、そのスキルの幅は広がりました。

貴社の営業職におきましても、お客様の悩みと真摯に向き合うことが重要であると感じます。

その為、私が入社した際には、これまでの経験や培ったスキルを活かし、お客様との関係性構築・業績向上に寄与できると確信しております。

企業が職務経歴書から知りたいことのひとつに、スキルや経験を自社でどう活かしてくれるのか、という点があります。企業は社員に対し、事業に貢献してくれることを望んでいるので、どのように活躍してくれるのかが気になるのです。

職務経歴書を書く際には、自分のスキル・経験を、実務においてどう活かしていきたいのかを明記しましょう。

大切なのは伝え方

転職回数が多いからといって、履歴書や職務履歴書に嘘を書く必要はありません。何事も大切なのは伝え方です。「転職を繰り返す中でこんなにも成長した!」「貴社で働く際にはこのように貢献する!」など、あなたの持っている魅力や熱意を最大限アピールすれば良いのです。

「次の転職で最後にする」という覚悟をもって

雇用制度改革により以前よりは一般的になった転職ですが、あまりにも回数が多すぎる場合はデメリットが大きいのも事実です。

何も目的を持たずにただただ転職を繰り返してしまうことにならないように、現在転職活動中の方は「次の転職で最後にする!」という覚悟を持って取り組んでみてくださいね。

また、一般的に不利だと言われる「転職回数の多さ」も伝え方によってはあなたの「強み」になります。転職回数が多いからといって悲観的にならず、自信をもってください。

転職成功に向けて

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