会社に仕事がない、上司が仕事を与えてくれないなどの理由から、仕事が暇すぎるという人は少なくないでしょう。
そしてそれは思いのほか苦痛で、とにかくストレスがたまるもの。決して贅沢な悩みなんかではありません。
もしこれを読んでいるあなたが慢性的な仕事のなさに苦痛を感じているなら、ただ我慢し続けるのではなく、何かしらを変えていく必要があるでしょう。
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仕事が暇すぎて苦痛を感じている人は意外に多い
会社としては、給料を与える以上できる限り仕事をさせた方がメリットはあるし、逆に仕事をしないのに給料を与えるのは単に損なだけ。
普通に考えると仕事が暇すぎるなんてことはおかしなことなはずです。
ただ実際はそうなってしまっている人も少なくないのが現実。
会社自体に仕事がなくなってしまっていたり、能力不足など理由は様々ですが、会社側が従業員の労働力をフル活用できずにする仕事がなくなってしまっている人は意外に多いです。
毎日あまりに膨大な量の仕事に追われて忙しく過ごしている人にとってみれば、仕事が暇すぎるなんてなんとも羨ましい悩みだと思ってしまうかもしれません。
実際に経験してみると、それは想像以上の苦痛を与えます。暇すぎることを理由に辞める人だって決して少なくありません。
仕事が暇すぎると何が苦痛?
では仕事が暇すぎると何が苦痛なんでしょうか。
時間が経つのが遅くて会社にいる時間がとてつもなく長く感じる
忙しいと体力的に消耗しても時間はすぐに過ぎていくもの。
一方で暇すぎると時間が経つのはとにかく遅くなってしまい、会社にいる時間がとてつもなく長く感じてしまいますよね。
しかも眠気との闘いに強いられることも多いかもしれません。
何かしら時間を潰すことができれば良いのですが、大っぴらに仕事と関係ないことをするわけにも行きませんから、毎日ただ耐えるだけになってしまっている人は多いのではないでしょうか。
お金の為だけになってしまい、やりがいなんて何もない
仕事をする目的は、単にお金を稼ぐだけのものではないはず。
人から感謝されたり、認められたり、役に立っていると実感したり、何かしらやりがいを感じることができるかどうかというのも大切です。
ただ仕事が暇すぎるとやりがいは全く感じられる、目的がそれこそお金の為だけになってしまいます。
もちろんお金は大切、なくてはならないもの。
ただそれだけが目的になってしまうと、会社にいる時間が苦痛以外のなにものでもなくなってしまうのは、仕方がないことです。
スキルが身につかず、将来が不安でたまらなくなる
仕事が暇すぎるということは、その分経験が少なくなってしまうということ。スキルも中々身につかなくて当然です。
そしてそのことが将来への不安に繋がっている人は少なくないでしょう。
自分だけ全然仕事を経験していないので同期から差をつけられてしまっている。
何のスキルも身につかないまま年齢が高くなり、いざとなった時に転職することすらできない。
仕事をする振りだけ上手くなっているけど、いずれ全くスキルがないことがばれてしまう。
特に20代の若い層でこのような不安を感じている人が多いと思います。
周りの人の目が気になる
周りは忙しいのに自分だけ暇すぎるという環境は、苦痛以外のなにものでもありませんよね。
周りの目が気になり会社にいるのが辛い、仕事をするふりをしているけど周りにどう思われているか不安、そんなことばかり考えてしまいます。
自分もそれなりに忙しければ、少なくとも周りに引け目を感じることはありませんからね。
仕事を与えないのは実はパワハラの可能性も
このように仕事がなく暇すぎるというのは、かなり苦痛なこと。
ただもしかしたらその暇すぎる環境はパワハラに該当するかもしれません。
厚生労働省が発表しているパワハラの典型例は以下の通り。
- 暴行・傷害(身体的な攻撃)
- 脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
- 隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
- 業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
- 業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
- 私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)
パワハラというと罵声を浴びせたり暴力を行うというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、5番に「仕事を与えないこと」という表記がしっかり書かれています。
特別な理由もなく特定の個人に仕事を与えず、精神的な苦痛を与えて自主退職に持っていくような場合もあり、立派な労働問題です。
仕事が暇すぎる時は何をすべき?
ではもしあなた自身が現在、仕事が暇すぎて苦痛を感じるような状況に陥ってしまっているとしたら、そこから逃れる為にはどういったことをすべきでしょうか。
自分で仕事を探すことには限界がある
一時的に仕事がなく暇な状態に陥ってしまっているのであれば、自分なりに仕事を探したり、作ってみることで暇をなくすことは可能。
ただこれには正直限界があります。
慢性的に暇すぎる状態に陥ってしまっていると、最初はなんとかなったとしてもいずれはまた暇に。
仕事を探すこと自体も苦痛で仕方がなくなってしまうでしょう。
また自分だけで考えて行動すると、周りにとっては無駄なことをしていると思われてしまうこともあるので気を付けなくてはなりません。
根本的には上司、先輩に相談するしかない
慢性的な暇な状態に陥ってしまっているなら、やはり最終的には上司や先輩などに相談し解決しなければ根本的な対策には繋がりません。
仕事がなくて困っている、何か仕事をしたいということをしっかり伝え、指示を仰ぐのです。
精神的なストレスを与える為にわざと仕事を与えていないと場合ではなく、上司が仕事を与えているつもりになっていたり、それなりにやることがあると思われている勘違いから暇すぎる状況がつくられている場合には何かしらの解決につながるでしょう。
とにかく話をし、暇すぎることを理解して貰うことが大切です。
相談できる状態をつくことも大切
上司や先輩に相談する為には、相談できる状態を作ることも大切です。
仕事がないのに仕事があるふりをして忙しそうにしていたり、暇なのに残業代の為に残業しているようなことをしていてはだめ。
普段から無駄なことに時間を使わず、「手伝いましょうか」「何かやることはありますか」と軽くでもいいから聞いてみるようにしましょう。
相談してもだめだったら?
ただ上司に相談してもだめな場合もしばしばあるのも事実。
わざと行ってしまわれているならもちろん、そうではなくてもその職場ではその人に特にやらせることがなかったり、相談しても相変わらず与えてくれなかったりすぐ終わるような雑用しか与えられなかったりなんてこともあります。
そんな時は直属の上司を見限ってしまうことも必要。
違う課・係で人手が足りていないことがないかを聞き、自分に仕事を与えてくれるところ、自分を必要としてくれるところを探さなくてはなりません。
どうしようもないなら転職もあり
おそらく中には、仕事が暇すぎることを理由に転職を考える人もいると思います。
ただ毎日何もしないことを強いられるとなってしまえば、そう考えるのも当然でしょう。
上司に相談してもだめ、他の職場の仕事を手伝うのも許されないなど、自分の力ではもうどうしようもなくなってしまう状態も残念ながらありますからね。
仕事が暇すぎるから転職は十分あり
仕事が暇すぎるということから転職することは十分ありだと思います。
そしてそれはあなたが悪いわけではありません。
暇すぎるというのは相当な苦痛でありもったいない、贅沢なんてことはありませんし、暇すぎる状態になるのはあなたの問題ではなく上司の問題。
それでいてあなた自身の将来にも悪い影響を起こす影響だってあります。
自分なりにやれることはやってみるべきではあるものの、だめならだめで見切りをつけて会社を考えるというのも一つの選択肢として重要。
会社は一つではありませんからね。
まずはとにかく転職活動をすること
とは言えいきなり仕事を辞めるなんて簡単にできることでありませんよね。
だからこそまずはとにかく転職活動をすることが必要。
転職しても良い会社から内定を貰えれば転職に躊躇することもなくなるし、転職活動している期間中にもしかしたら状況が変わってくれるかもしれない。
自主的に現状を変えようと動いている事実も精神的な苦痛を和らげてくれるはずです。
実際転職活動を始めてみると、無理に今の会社で働くことにこだわる必要がないと気づくことができる人が大半だと思います。
どうせなら少々高望みしても良い
せっかく転職するなら、少々高望みをしてみても良いと思います。
適度に仕事さえできればいいと思い、その他の条件面を現状維持にすることを考えるのではなく、給料アップやもっと休みの多いところに目指してみましょう。
現在の転職市場は売り手市場ですから、実現の可能性は決して低くありません。
仕事が暇すぎるという理由から転職すると、もっと働いていれば変わったかもという懸念を持ち続けてしまう可能性が大きい為、何かしら良くなったという事実を作ったほうが転職に後悔は少なくなります。
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