正社員として働きたいのに働けない人はどれくらいいる?

正社員として働きたいと考えてはいるものの、なかなか仕事が見つからずに、派遣社員や契約社員といった非正規雇用者として働かざるを得ない人がいるのは皆さんもご存じでしょう。

では、その人数がどの程度いるのかご存じですか?

関連:派遣の仕事を辞めたいよくある理由や正しい辞め方、辞めた後の事

関連:派遣社員は3年、契約社員は5年、その後はどうなる?

関連:紹介予定派遣とは何?実態は正社員になれるのはどれくらい?

正社員として働きたいのに働けない人の人数や割合

非正規社員として働いている人の中には、もちろん望んでその働き方をしている人もいます。

全員が正社員になれなかったというイメージは間違いです。

とは言え、実際に非正規社員として働くことができなかいという人がいるのもまた事実です。

非正規社員として働く人の人数、割合

まずは、現在非正規社員として働く人がどの程度いるのかを確認しましょう。

ちなみに、非正規社員には派遣社員や契約社員、パート、アルバイト、嘱託社員といったものが含まれています。

201e7fb1e6526e6e1adadd5302e2f844-768x324

厚生労働省の「非正規雇用の現状と問題」によれば、平成26年の段階で1,962万人、労働者全体から見ると37.4%に上ります。

非正規社員の中での内訳は以下の通りです。

  • 派遣社員・・・119万人、6.1%
  • 契約社員・・・292万人、14.9%
  • パート・・・943万人、48.1%
  • アルバイト・・・404万人、20.6%
  • 嘱託社員・・・119万人、6.1%
  • その他・・・86万人、4.4%

この数字は主婦でフルタイムでは働きたくない人、学生アルバイトといったものも含まれています。

よくニュースでは非正規社員の割合が4割にのぼることばかりが強調されていますが、注目すべきはその数字ではありません。

なぜなら、その4割の人が自ら望んで働いている場合もある為です。

正社員で働きたいのになれない人

では、非正規社員として働いている人の中で、本当は正社員として働きたいけれど働くことができていないという人はどれくらいいるのでしょうか。

厚生労働省の「非正規雇用の現状と問題」によれば、その割合は18.1%、およそ331万人の人が正社員として働きたいのに働くことができていないとなっています。

各年齢別での割合は以下の通りです。

c006149b673ea763d53bc0b157abeaf1

特に25歳から34歳の人の割合が非常に高くなっています。

非正規社員として働いている人の割合が37.4%、その内の18.1%が本当は正社員として働きたいわけですから、

労働者全体で考えると、6.8%の人が望んだ働き方ができていないということになります。

ニュースでよく言われる4割という数字に比べれば、かなり少ない数字とはなりますが、それでも多くの人がやむを得ず非正規社員として働いていることになります。

なぜ正社員として働くことができていない?

本来は、全ての人が自分が望んだ働き方で働くことができるのがベストです。

しかし、実際はそれができていないのが現実です。

正社員の有効求人倍率は1倍に満たない

仕事を探している人1人に対し、求人件数がどの程度あるかということを示す有効求人倍率は、28年7月時点で1.37倍と非常に高い数字となっています。

しかしこの数値は、非正規社員としての求人も含めた数値です。

これが、正社員の仕事を探している人1人に対し、正社員の求人件数として見ると、0.88倍となります。

すなわち、どんなに上手く仕事を探している人と求人を募集している企業がマッチしても、必ず余ってしまう人がいるということです。

当然、そんなに上手くは行きませんから、実際に正社員として働くことができる人はかなり限られてしまうのです。

なぜ正社員として働きたいのに、働くことができない人がいるのかの一つの問題点は、そもそも正社員の求人が少ないという点にあります。

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況」

仕事のミスマッチ

もし有効求人倍率が1.0倍を超えていたとしても、正社員になれない人はでてしまいます。

勤務地、年収、労働条件、職種など、労働者が求めていることと企業が望んでいることに相違が発生してしまう為です。

企業側は、求めている人材が見つからなければ、採用しないのが基本です。

また、求人をだしている中にはブラック企業もあります。

いくら正社員として働きたいとは言っても、ブラック企業なんかでは働きたくないという人がほとんどでしょう。

問題は企業側にあるわけではありません。

あまりに厳しく非現実的な条件を望んでしまう求職者も中にはいて、そういった企業が見つからないという場合もあります。

転職で正社員を目指すことが難しいのは確か

今回、どれくらいの人が正社員として働きたいのに働けていないか、そしてその理由にはどういったものがあるかについて紹介してきました。

新卒者であれば、就職に関して優遇されている為、正社員になりやすいですが、転職の場合だと難しいのがこれらのデータを見てもわかります。

とは言え、正社員になることを諦めて転職活動を行わなかったり、過剰に派遣社員や契約社員からの直接雇用に期待して、自ら何の行動も起こさなければ、正社員になることはできません。

難しいという現実は受け止めながらも、正社員に向けて行動を起こしていかなければなりません。

転職サイトでは、簡単な登録で市場価値や適正を調べられたり、転職者向け、社会人に役立つ情報が見れたりするのでかなり便利です。

転職サイトは、求人掲載数の多さ、匿名スカウト機能の充実さ、使いやすさを重視するといいです。

転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。

  1. リクルートエージェント
  2. マイナビエージェント
  3. ミイダス
  4. マイナビジョブ20s

リクルートエージェント

対象の年代20代~30代
どんな人に向いている?・若年層の方
・より多くの求人を紹介してもらいたい方
・年収や入社日などの交渉を任せたい方
・年収UPを実現したい方

転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。

公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。

キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。

待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。

もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。

求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。

とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。

マイナビエージェント

対象の年代20代~30代
どんな人に向いている?・若年層の方
・関東、関西で仕事を探している方
・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方
・フリーター→正社員を目指したい方

新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。

求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。

求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。

年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。

ミイダス

対象の年代20代~40代
どんな人に向いている?

・自分の適正年収を知りたい方
・忙しくて転職活動の時間がとりづらい方
・まずは受け身で転職活動を始めたい方
・既にほかの転職サービスを利用している方

 

ミイダスは、企業やヘッドハンターからのスカウトを受けられる転職アプリです。

ほかの転職サービスと比較し、特徴的な点は「自分から求人に応募できない」ことです。

どういうことかというと、ミイダスはあなたの経歴やスキルを見て興味を持った企業やヘッドハンターがあなたをスカウトすることで転職活動が進んでいくのです。

自分から応募できない代わりに受け身で転職活動を進められるので、登録しておいて損のないサービスです。

もちろん、ミイダスをメインとして転職活動もできますが、受け身で利用できるためほかの転職サービスと併用することも容易です。ほかの転職サービスを利用している方、これから始める方は是非登録しておきましょう。

マイナビジョブ20s

対象の年代20代
どんな人に向いている?

・20代の方
・自分の強みを適性診断で知りたい方
・就活をやり直したいと考えている方
・書類添削や面接対策などのサポートを受けたい方

マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。

一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。

扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。

転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。

関連:派遣社員から正社員に。直接雇用と転職のどちらがいいのか。

関連:サラリーマンの平均年収。正社員と派遣ではこんなに違う。

関連:契約社員から正社員になるには?正社員登用と転職という方法。