福利厚生の一環として、カフェテリアプランというものを採用している企業があります。
近年、採用する企業が増えてきており、自分の会社にもある人も多いでしょうし、求人情報の福利厚生欄で見かけるという場合も多いでしょう。
そこで、今回はこのカフェテリアプランについて紹介します。
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カフェテリアプランとは
カフェテリアプランとは、企業が準備した様々な福利厚生の中から利用するものを各従業員が選ぶというものです。
際限なく利用できるわけではなく、従業員に対しポイントとして支給され、福利厚生を利用する際にポイントを使うという形になってます。
ポイントはほぼお金と同様であり、例えば1,000円分1ポイントとして利用したものの費用を負担してくれる形となっています。
カフェテリアプランのメリットは、企業、従業員双方にあります。
これまでは、大きなお金をかけて様々な福利厚生を設けているにも関わらず、利用する人が限られてしまい無駄になってしまうという問題がありました。
カフェテリアプランでは、従業員が自分を選んで福利厚生を利用する為、企業は費用を抑えることができ、従業員は自分の好きなものを利用できるというメリットがあります。
カフェテリアプランで与えられるポイントは各企業によって異なります。
少ないところだと年間1万円分のポイントだけですが、多いところだと年間10万円分以上のポイントを付与される企業もあります。
カフェテリアプランで利用可能な福利厚生の例
カフェテリアプランの中で選ぶことができる福利厚生の種類には様々なものがありあす。
いくつかその例を紹介しましょう。
医療、健康
- 健康診断補助
- スポーツクラブ費用補助
- 健康・スポーツ用品補助
- 施設利用料補助
- 人間ドッグ補助
- 歯科治療費用補助
介護、育児
- 介護費用補助
- 介護用品補助
- 保育施設利用料補助
- 介護積み立て
自己啓発
- 資格取得費用補助
- 語学学校利用補助「
- スクール費用補助
生活
- 旅行費用補助
- 給食費補助
- レジャー施設利用補助
- レンタカー利用補助
- 車検費用補助
- 引っ越し費用補助
- リフォーム費用補助
資産形成
- 財形補助
- 持ち株会補助
カフェテリアプラン利用時の注意点
上記で紹介したものは一例であり、企業によって他にも様々な福利厚生が準備されている場合があります。
内容からわかるように、ほとんどお金と同様のものです。
わざわざ使おうとして使わなくても、旅行などの費用としても使えますから非常に使いやすいものとなっています。
もし、利用するものがどうしてもない場合には、財形に回すなど貯金することも可能である場合も多いです。
ただ、いくつか注意すべき点もあるので紹介します。
ポイントは消えてしまう
せっかくポイントを与えられても、もし使わずにほうっておくとそのポイントは失効してしまいます。
ほとんどの会社では1年で失効してしまいます。
これはせっかく貰うことができるお金を貰わないのと同様のことであり、非常にもったいないことです。
各企業によって申請方法などは異なりますが、ポイントは全部使うように心がけましょう。
税金がかかるもの、かからないものがある
カフェテリアプランのメニューの中には、課税扱いとなるものもあれば非課税扱いになるものもあります。
できることなら、非課税扱いのもので利用しておいたほうが得になります。
例えば、旅行費用補助として個人の旅行の費用分を現金として受け取った場合には課税対象となる為、税金が引かれた上で支給されることになります。
一方、給食費補助として社員食堂でかかる費用をポイントで利用する場合には非課税となったり、医療費も非課税となります。
領収書が必要
カフェテリアプランを利用して補助を受ける場合、領収書が必要となることがほとんどです。
ですから、利用しようとしているものがあるならば領収書は必ず貰うようにしましょう。
宛名は自分の名前でも良いことがほとんどですが、会社によっても様々なルールがあると思いますので、事前に確認するようにしてください。
カフェテリアプランも重視すべき福利厚生
転職の際、住宅手当の有無や退職金の有無といったものは注目しがちですが、このカフェテリアプランというものをよくわからずにおろそかにしがちです。
しかし、カフェテリアプランはお金と同様のものであり、あれば非常にありがたいですし、付与されるポイントの量によっても全然変わってきます。
最近はこのカフェテリアプランを導入している企業も増えていますから、転職の際には注意してみるようにしてください。
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