契約社員として働いている人の中には、いずれは正社員になりたいと考えている人も少なくはないと思います。
ではどうすれば正社員になることができるでしょうか。その方法としては主に正社員として働ける会社に転職するか、契約社員として働いている会社で正社員にしてもらうかの2つです。
正社員の仕事に転職する方が確実性はあるものの、契約社員になることに比べると難易度は高め。特に大企業ともなるとこれまで正社員としての経験がないと採用される可能性は特別低くなってしまうのが現実。
ただ契約社員であれば確実性は低くなってしまうものの、大企業であっても採用までの難易度はそこまで高くなく、もし上手く正社員登用されれば高待遇で働ける可能性もあります。
ただ万が一正社員になったとして本当に正社員になれるのかというのはかなり気になるところ。万が一5年も働いて正社員になることができなければ、ただ年齢が高くなってしまうだけで今正社員に転職してしまうことと比べると難易度は高くなってしまいます。5年の差はとても大きいです。
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大企業で契約社員として働くと、正社員登用される可能性はあるのか
正社員登用制度があると言う企業はとても多いんですが、実際は求人時に人を集める為に名目上その制度があるだけで正社員に可能性はゼロ、あっても10年で1人しかいないなんていう企業がたくさんあります。
では大企業はどうでしょう。
もし大企業で正社員登用されることができるならば、願ってもいない話。ただ本当に正社員登用される可能性はあるのでしょうか。
大企業の正社員登用制度ありは中小企業に比べると信用はできる
大企業、特にその中でも企業規模が大きな企業ほど正社員登用制度の運用方法には信用性があります。
毎年確実に正社員登用試験が行われ、それに合格できれば契約社員から正社員になることができる場合が多く、正社員になる為のルートもわかりやすいです。
中小企業だと先ほども述べたように制度だけあって実は一切行われていないという場合もあれば、人員が足りなくなった時のみで自分が働いている間にそのタイミングが訪れない可能性だってあります。
一部上場の大企業で正社員になれた人も確かにいる
そして実際に一部上場の大企業で正社員になれた人というのも確かにいます。
一部上場企業に勤めている知人に話を聞いてみると、周囲にもちらほら契約社員出身という人もいるし、同じ職場で契約社員から正社員になった人もいるそうです。
ちなみにその会社は誰でも名前が知っている、その業界トップの超大手企業。平均年収も当然高いです。
ようするに転職活動をしても絶対に入れないような企業でも契約社員からというルートで正社員になることはできるかもしれないということです。
自動車会社などの工場で働く期間工も契約社員で、そこから正社員になれた人もそれなりにいますね。
ただし難易度はとてつもなく高い
このように大企業で正社員になれる可能性というのは確かにあります。実際にそういう人がいるわけですから、絶対無理なんてことはありません。
ただはっきり言って難易度はとてつもなく高いです。しかも自分でコントロールすることができることばかりではありません。
正社員になるということだけで言えば、最初から正社員に転職するか、正社員登用制度がしっかり使われている中小企業で契約社員として働いたほうが圧倒的に難易度が低いです。
契約社員になること自体が難しい
大企業の場合、契約社員でも給料、ボーナス、福利厚生といった面で優れている場合が多く、また知名度も高いことから倍率は高くなり、そもそもなること自体が難しい傾向にあります。
特に事務などホワイトカラーの仕事は採用人数の割に人気がある為、しっかり転職活動の対策を練らなければ簡単には受からないでしょう。
求められるレベルが高い
契約社員から正社員になろうと思えば、他の契約社員に比べて抜きんでた実力を示さなくてはなりません。
ただそもそも普通に仕事をこなす分にも求められるレベルは高いですし、周囲もそれなりに選ばれて入社しているので優秀な人が多いです。
その中でトップクラスの成果をだして行こうと思って自分なりに頑張っても、周りにはもっとすごい人がいて自分は平均以下になってしまうなんて場合もあるわけです。
契約社員として働いている人の中で、正社員になりたいと思っている人はとても多いです。自分だけではありません。大企業ともなれば、特にその思いは強くなるでしょう。その中で争っていかなくてはならないんです。
運の要素がかなり強い
仕事ができれば正社員になれるかというとそうでもないのがさらに難しいところ。
まだ仕事で成果を上げるかどうかは自分の頑張りによってコントロールできる部分ですが、そうではない部分もあるのです。
まずどんな上司にあたるかはかなり重要。上司によっては正社員にさせてあげるように頑張ってくれる人もいれば、何もしてくれない人もいます。
またどれだけ仕事が優秀でも上司に嫌われてしまえばそれでおしまい。
そして配属される部署がどこかというのも大きい部分。部署によって正社員になりやすい所もあれば、正社員になりにくい所もあります。
他の正社員にひけをとらない、とびぬけて優秀な仕事をしたとしてもなれるとは限らないんです。
倍率がすさまじい
大企業で契約社員から正社員になろうと思ったら、1年に1回行われる正社員登用試験を受けることが一般的。筆記試験と面談が行われます。
その倍率はかなり高いですね。数十倍を超える場合も少なくありません。
また試験自体は誰でも受けることができるわけではなく、一定年数働いた上で上司から承認された人のみとされている場合も多々あって、そもそものライバルとなる人のレベルは決して低くはなりません。
チャンスが少ない
契約社員として働く場合、5年以上働くと有期雇用ではなく無期雇用として雇わなくてはいけなくなってしまうので、最大でも5年で契約終了となるのがほとんど。もちろんそれより短く3年で契約終了となる場合もあります。
正社員になるにはその期間内で決着をつけなくてはなりません。
ただ登用試験を受けることができるようになるのは2年目、3年目あたりになってから。
試験自体は年に1回しか行われませんから、チャンスは数回しかありません。
大企業で正社員登用される為の条件
このように大企業では契約社員から正社員になれる可能性自体はあるものの、その難易度はかなり高くなっています。
それでも正社員を目指したいと思った時、どういった条件をクリアしていくことが必要になるでしょうか。
正社員登用試験に受かる為の条件としては以下のことがあげられます。
上司から推薦を貰う
企業側にとって、わざわざ契約社員を正社員に登用するメリットは実際の働きぶりを知っていること。
仕事ができて周囲ともコミュニケーションがとれる人材だと採用前からわかっていれば、安心して正社員にすることができます。
ただ試験を実施する人事は応募者全員の仕事ぶりなんてわかるわけがありませんよね。
そこで重要になるのが上司からの推薦。実際に同じ職場で働いてきた上司が合否に大きく影響するのです。
ですから上司から嫌われたら当然NG。
また企業によっては推薦書だけではなく、実際にその上司と面談して働きぶりの詳細を聞かれる場合もあります。
どれだけ上司が自分を強く推薦してくれるか、とても重要です。
数年間は契約社員として勤務が必要
試験を受けることが可能となるのは、企業にもよりますが勤続年数が2年以上という場合が多いです。
働き始めてすぐにチャレンジすることができるわけではありません。
企業側にとっても、ある程度は働いてもらって仕事ぶりを見てから判断したいので仕方がない部分ですが、少なくともある程度は契約社員として働くことが強いられます。
人事の意向と自分の立場が一致している
仕事が優秀で上司からも強く推薦してもらえる、勤続年数もクリア、筆記試験や面談もばっちり。それでも受かるとは限らないのが正社員登用試験。
正社員に登用される場合はそれまで働いていた部署で変わらず働くことになる場合がほとんどですが、もしその部署で正社員の人数が十分だと人事が判断してしまった場合は採用される可能性がかなり低くなってしまいます。
また年齢などに左右される場合ないわけではありません。
正社員になる為に契約社員として働くことの是非
大企業で正社員として働くことができるというのはとても魅力的かもしれません。
給料、ボーナスは高く休みも多い、退職金など福利厚生面でも中小企業に比べれば優れている場合が多いでしょう。
契約社員から正社員になり、ある程度出世して現在では管理職になって年収1000万円近くもらっている人だっています。
ただそこを目指すということはリスクが高いことだという覚悟が必要になってきます。
25歳から契約社員として働きだしたとして、5年間働いたら30歳。30歳からでももちろん正社員に転職することは可能ですが、転職市場ではやはり若いほうが有利です。
また転職市場も今こそ超売り手市場となっていて正社員にもなりやすい状態ではありますが、数年たてば全く違う状況になっているかもわかりません。
それを覚悟してでもわずかな可能性にかけて契約社員として働くのか、今のうちに正社員になっておくのか、よく考え決めるようにしましょう。
少なくとも、具体的に転職活動を始めてどういった会社を見てからでも決めるのは遅くはないと思います。
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