異動や転勤がなかったり、仕事内容も正社員に比べると比較的楽である契約社員は、期間が定められているというデメリットがあってもそこそこ人気のある働き方です。
契約社員は、同様の有期雇用者である派遣社員と違って、実際に働く企業に直接雇用されることになりますから、働くにはどこかの会社に登録して仕事を紹介してもらうのではなく、直接応募して内定を貰う必要があります。
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契約社員の仕事の探し方は正社員と同じ
契約社員としての仕事を探す場合、その探し方は基本的に正社員の仕事を探す場合と同様になります。
転職サイト
転職サイトには、正社員の仕事だけではなく契約社員の仕事も多数掲載されています。
契約社員の場合は未経験であっても応募可能であることが多いですし、正社員登用ありの場合はそのように記載されています。
ただ正社員登用は制度だけあってもなれる可能性がほとんどない場合もあるので注意が必要です。
転職サイト経由で契約社員の仕事を探すならば、リクナビネクストやdoda
といった掲載されている求人数が多いところから確認してみましょう。
■公式サイト:リクナビネクスト
■公式サイト:doda
転職エージェント
転職エージェントで扱っている企業は正社員の仕事だけではありません。
契約社員の仕事を探しているということを伝えれば、それにあった仕事を紹介して貰うことが可能になります。
契約社員の仕事であっても転職サイトで公開されていない非公開求人となっている場合も多数ありますので、使ってみることをおすすめします。
転職エージェントの中では、リクルートエージェント か、doda
といった大手のものがおすすめ。扱っている求人の種類、量が豊富の為、狙った求人を紹介してもらいやすくなります。
■公式サイト:リクルートエージェント
■公式サイト:doda
ハローワーク
ハローワークの求人だと契約社員の求人はかなり多いです。
ハローワークに求人を出す場合、転職サイトや転職エージェントと違って無料ででき、企業に負担がない為、体力のない中小企業であっても掲載することが可能です。
ただ、無料でだせるが故にブラック企業が多かったり、実際は求人なんかしていない空求人も多いので、利用する際にはしっかり調べなくてはなりません。
特に契約社員は正社員に比べて簡単にクビを切れるなんていう風に考えている会社も多いので注意しましょう。
企業のホームページ
大手、中小問わずに企業によっては、ホームページで求人を募集している場合も多いです。
積極的に求人を募集しているというわけではなく、いい人がいれば採用したいくらいに考えている場合が多いですが、採用される可能性は十分にあります。
契約社員の仕事を探す際の注意点
契約社員の仕事を探す際、下手な企業に入社してしまって苦労することのないよう、そして優良企業に入社できるよう、以下の注意点に気を付けましょう。
契約社員でも転職エージェントは利用しておく
契約社員であっても、転職エージェントの利用は必須です。
正社員ではないからと戸惑ったり遠慮したりする必要はありません。
まともな企業を紹介してもらうにも、企業についての情報を得るにしても、かなり有用ですし、実際に応募する際にも履歴書の作成や面接対策などを助けてくれますので、転職活動自体も楽になります。
契約社員としての条件をしっかり確認する
労働条件はもちろんなんですが、福利厚生面についても正社員と契約社員で相違があるので、しっかり確認するようにしてください。
例えば正社員は住宅手当や家族手当もでるのに、契約社員だとそういった福利厚生どころか、交通費すら満額でないなんてこともあるのです。
気になる点はしっかり確認する
面接時や入社前に、もしも気になることがあるなら遠慮せずにしっかり確認するようにしましょう。
遠慮する必要は全くありません。
転職エージェント経由で確認してもいいですし、自分で人事に問い合わせてもいいんです。
それをまともに答えなかったり、ごまかすような会社であれば入社する価値はありませんし、不安なまま入っても後悔することになります。
正社員にとってのブラック企業は契約社員にとってもブラック企業
正社員にとってのホワイト企業が、契約社員にとってのホワイト企業とは限りません。
優良だ、ホワイトだと言われて安心して入社したら想像と全く違ったなんてこともあるのです。
ただ、正社員にとってのブラック企業は契約社員にとってもブラック企業。
正社員にとっては大変な会社であっても契約社員なら大丈夫だろうとは思わないほうがいいです。
入社前に雇用契約書はしっかり確認する
最後の最後、内定を貰っていざ入社となる段階になったら、雇用契約書はしっかり確認するようにしてください。
雇用契約書を出して、労働者に対して条件等を明示するのは雇用主の義務。
書いている内容が聞いていた内容と相違があったり、言ってもだしてくれない場合には、内定を辞退することも考えておきましょう。