派遣社員や契約社員として働くと3ヶ月、6ヶ月、1年といった具合に契約期間が定められ、もっと働きたい場合にはその都度更新していくという形になります。
いざ辞めたくなった場合に、契約更新をせずにきりの良いタイミングで辞めることができればいいのですが、転職先が決まったり、働くことに疲れたりして契約途中に辞めざるを得なくなる場合もあるでしょう。
しかし派遣社員や契約社員といった有期雇用者の場合、基本的に契約途中に辞めることができません。
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派遣社員、契約社員は契約途中に辞められない
退職は労働者の権利だから、辞めたい時にはいつでも辞めることができるなんて言う風に思っている人もいるかもしれませんが、それは派遣社員や契約社員には当てはまりません。
2週間前に言えばいいのは正社員
民法627条では、労働者はいつでも解約の申し入れをすることができ、申し入れの日から2週間経過することによって終了するとなっています。
しかし、これはあくまで期間に定めがない正社員の話です。派遣社員や契約社員のように期間の定めがある人にこの法律が適用されません。
その為、最初に会社とあなたで契約した期間を守る必要あり、もしも守らないと契約不履行となり損害賠償を請求される可能性があります。
ただ、損害賠償は違約金と違います。あくまで実際に損害がでてその金額が決定していて、かつ途中退職したことによって損害がでたことを証明できる場合にのみ請求できます。
違約金のように、想定されたものを設定することは労働基準法第16条でも禁止されており、もし最初の契約で違約金を設定されていてもそれは無効となりますので注意しましょう。
例外的に辞めることができる場合もある
基本的には契約途中で辞めることはできませんが、例外はあります。
やむを得ない理由がある場合
まず一つ目が、退職にやむを得ない理由がある場合です。
民法第628条では、期間を定めた場合であってもやむを得ない事由があるときは、直ちに契約の解除をすることができるとされています。
ここで言うやむを得ない理由というのは、労働者自身のけが、病気でこれ以上働くことができない、家族の介護をする必要になったといったものが挙げられます。
当然、正社員への転職が決まったというのではやむを得ない理由にはなりません。
契約期間が1年以上で、1年を経過した場合
労働基準法137条では、契約期間が1年を超える労働契約に関しては、1年を経過した時点でやむを得ない理由がなくてもいるでも退職ができるとされています。
例えば契約期間が2年である場合、2年間が基本的に働かなくてはいけないというわけではなくて、1年働けばいつでも辞めることが可能となるのです。
労働条件に相違がある場合
労働基準法第15条では、入社時に明示された労働条件が事実と異なる場合は、即時に労働契約を解除することができるとされています。
辞める場合は契約更新しないことが基本
もしこの例外にあてはまらない限りは、退職は契約更新しないことが基本となります。
契約更新するかしないかは個人の自由である為、当然好きに選ぶことができます。
派遣社員で派遣会社の担当者に、契約社員であれば直属の上司に、契約期間が終わる1ヶ月から1ヶ月半前にそのことを伝えると退職もスムーズにいきやすいです。
派遣社員、契約社員が転職活動を始めるタイミング
派遣社員や契約社員から正社員になりたいと転職活動を始める際に気になるのがタイミングです。
正社員として働いている人であれば、退職を伝えてから2週間で辞めることができるわけですから、好きに転職タイミングを決めることができますが、派遣社員や契約社員は契約途中での退職が基本的にはできないので自由にとは行きません。
実際のところを言えば、契約途中に辞めたところで損害賠償の可能性はほとんどありません。だいたいは損害額をはっきり出せない、退職と損害の因果関係を立証できない、労力に対して得られる金額は少ないといった理由から損害賠償の請求はしません。
無理やりやむを得ない理由をつくるという手もあります。
ただ、やはり正式に退職することを考えたなら契約が終わる3ヶ月前くらいがいいでしょう。
転職活動に要する期間は2~3ヶ月であり、2ヶ月で決まっても1ヶ月くらいなら転職先も待ってくれることが多いです。
契約が切れるまでに半年以上あると、さすがに転職先の会社は待ってくれない為、今いる会社を無理やり辞めるか、せっかく内定を貰ってもあきらめるかになってしまいます。
ただ、そうは言っても転職活動にかかる期間なんて想定できません。人によっては長引いて4ヶ月、5ヶ月もかかることがあるし、1ヶ月ですぐ決まってしまうこともあります。
どんなにタイミングを見計らっても、予定通りには行かなくなることが多々あるのです。そのことは覚悟しておかなくてはなりません。
そんな時は結局、今の会社に契約途中でも辞めてもらうことを認めてもらうしかありません。
ただ、ほとんどの会社では派遣社員や契約社員から正社員になれることに対して批判的には考えず、むしろ祝福してくれます。少なくとも、契約を守らないことに対して誠実に謝罪することが必要です。
正社員に向けた転職活動
派遣社員や契約社員から正社員に転職するというのは、やはり難しい傾向があります。その為、あらゆるものを有効活用し、転職テクニックをフル活用し転職活動を進めていかなくてはなりません。
特に転職サイト、転職エージェントを有効的に利用していきましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
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転職エージェントへの報酬は求職者の内定が決まり、入社した後に企業から支払われます。
そのため、利用者は料金を一切支払うことなく利用することができるというわけです。