ハローワークを利用した転職活動の進め方。ブラック企業を見極めることが最重要

転職する場合に求人を探す方法には、民間企業が運営している転職サイトや転職エージェントを活用する方法と、国が運営しているハローワークを利用する方法があります。

どちらも無料で利用できる転職支援サービスですが、特徴は大きく異なるので注意が必要です。

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今転職を考えていなくても転職エージェントには登録した方が良い

たとえ今転職する気がなくても、自身のキャリアプランなどについて転職エージェントは無料で相談に乗ってくれます。
相談することで自身の正しい市場価値が分かり、今後のキャリアについても考えやすくなるでしょう。
また、転職意欲の低い段階から情報を集めておくことで、いざという時にスムーズに転職活動を行えます。

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ハローワーク一本で転職活動を進めるのはリスクが高い

ハローワーク一本で転職活動を進めるのはリスクが高い

ハローワークと転職サイトの大きな違いは、求人を掲載する際に企業が掲載料を支払う必要があるかどうかです。

転職サイトの場合、求人を掲載する際にはお金がかかります。

しかも決して安い額ではなく、小さい広告でも2週間で十数万円、募集を増やす為に大きい広告にすると100万円を超えます。

当然、これだけの金額を払ったとしても、必ずしも応募があるとは限りません。

一方、ハローワークは求人を出すのに金は不要です。

これは企業にとってはかなりのメリットとなるのですが、転職希望者からするとあまり喜ばしいことではありません。

もちろん、無料で掲載できるからこそ求人数が充実して、転職希望者の選択肢が増えるメリットはあるのですが、同時にブラック企業や経営の危ない企業、実は採用する気が全くないカラ求人も増えてしまうのです。

特に、社員を使い捨てのものだと思い、次から次へと人が辞めていくブラック企業が増えるのは大きなデメリットです。

ブラック企業からしてみれば、辞められたところで無料で掲載でき、たいした費用をかけずに社員を雇えるわけなのでありがたい話です。

ハローワークで転職活動を進めるメリット・デメリット

ハローワークで転職活動を進めるメリット・デメリット

もちろんハローワークを利用するメリットはあります。

しかし、それと同時にデメリットも多々あるのです。

ハローワークを利用する場合は、メリットとデメリットの両方をしっかり理解しないと失敗してしまいます。

そこで続いては、ハローワークで転職活動を進めるメリット・デメリットについて解説します。

ハローワークを利用するメリット

まずは、ハローワークを利用するメリットについて解説します。

内定を獲得しやすい

転職サイトや転職エージェントを利用して転職する場合に比べて、ハローワークは倍率が低く、かつ応募者の質も劣るため採用されやすい傾向があります。

転職サイトや転職エージェント経由では全然受からない人が、ハローワーク経由だと簡単に決まったというケースが少なくありません。

基本的に、転職サイトはお金をかけてでも全国から優秀な人材を集めたいという企業が使います。

一方でハローワークは、お金をかけずに地元で人材を集めたいといった場合に使われますので、受かりやすさはハローワークが勝っています。

地域に根差した求人が多い

企業の規模で考えれば、圧倒的に転職サイトの掲載している企業の方が大きいです。

反対にハローワークに掲載している求人は、中小企業が大半を占めています。

全国から人材を募るというより、その地域に住んでいる人に向けて求人を出すイメージなので、地域密着型の企業が多いのもハローワークの特徴です。

地元を離れたくない方や、地域のために働きたいと考えている方は、ハローワークでの仕事探しが合っているでしょう。

職業活動のサポートを受けられる

転職サイトは、あくまでも求人を紹介するだけです。

そのため、転職に関するサポートはほとんどしてくれません。

それに対してハローワークは、求職者に新たな働き口を見つけてあげるのが仕事なので、その人が就職できるよう徹底サポートしてくれます。

具体的には、職業相談や履歴書の書き方、面接対策のセミナー開催などのサポートを行ってくれるのです。

企業選びに不安がある方や履歴書、面接などを苦手としている方にとっては、ハローワークは強い味方となってくれるでしょう。

ハローワークを利用するデメリット

ここまで、ハローワークを利用するメリットについて解説しました。

中には、ハローワークのメリットを聞いて、転職サイトを使う意味がないと思った方もいるでしょう。

しかし、ハローワークにも転職サイトと比べて劣る部分があるのです。

そこで続いては、ハローワークを利用するデメリットについて解説します。

求人の質が悪く、ブラック企業が多い傾向にある

最初の見出しでも解説した通り、ハローワークは無料で求人を出せるので、企業からしてみれば掲載するハードルが低いのです。

当然、求人数は増えますが、ホワイト企業だけが増えるわけではありません。

中には、時間外労働や休日出勤が多いといった、いわゆるブラック企業が含まれます。

反対に転職サイトや転職エージェントなら、各企業の調査を徹底しているため、ブラック企業に当たる確率はハローワークより低いでしょう。

求人内容が嘘である場合も多い

 嘘が書かれている求人票は、特にハローワークに多い傾向があります。

実際、「応募してみたら掲載内容と違った」などの苦情も多発しています。

その原因は、ハローワークが無料で求人を掲載しているからです。

無料で掲載しているため、ハローワーク側は時間をかけて企業調査している手間も時間もコストもありません。

逆に、転職サイトなどに掲載されている情報は正確であるケースが多くなっています。

なぜなら、求人掲載にお金がかかる転職サイトなどでは、求人票の内容と一致しているか確認しているサイトが多いからです。

ハローワークを利用する場合は、自分で企業研究を徹底して、求人の内容が正しいか精査する必要があります。

それが面倒な方は、転職サイトや転職を利用すれば、企業研究の手間が省けるのでおすすめです。

職場の雰囲気や業務内容が分かりにくい

ハローワークの求人情報には、職場の写真や詳細な情報があまり乗っていません。

また、求人を紹介する相談員が持っている情報も少ないため、どのような雰囲気でどんな業務を担当するのか分かりにくいのです。

入社後にどのような環境で働けるのか想像しにくいので、あらかじめ準備して入社に備えるといったことも難しいでしょう。

反対に転職サイトや転職エージェントには、職場の雰囲気などが分かる写真が掲載されていたり、業務内容も詳細に記載されていたりします。

特に転職エージェントは、各企業と太いパイプでつながっており、転職サイトでも分からないような人間関係などの内部情報まで持っています。

「どのような職場で働くかわからないのは不安」という方にとっては、転職エージェントは心強い存在と言えるでしょう。

ハローワークを利用した転職活動の進め方

ハローワークを利用した転職活動の進め方

ここまで、ハローワークを利用するメリットとデメリットの両方を解説しました。

その結果、「自分にはハローワークの方が合っている」と感じた方もいるでしょう。

そこで続いては、ハローワークを利用する流れについて解説します。

①利用登録

まず、ハローワークで登録を行い、求職申し込みができる状態してください。

続いて、求職申込書に希望の職種や賃金、通勤、休日といった希望条件を記入します。

この用紙に記入する際は、希望する条件などを詳細に書くことでマッチングの精度は上がります。

ただし、条件を絞れば見つかる企業が少なくなるので、その点には注意してください。

②職業に関する相談

ハローワークでは、転職活動に関する様々な悩みや不安について相談できます。

また、相談員の方も過去にたくさん求職者の悩みを聞いてきたので、実体験に基づいた役立つアドバイスをしてくれるでしょう。

「転職活動の具体的な方法がわからない」「書類の書き方や面接に自信がない」などの相談もOKなので、ぜひ有効活用してみてください。

ただし、相談員によって対応の質が異なるので、少し話して相性が悪いと感じたなら、担当を変えてもらうなどの対策を講じるようにしましょう。

③求人探し・紹介

ハローワークでは、パソコン端末での求人探し以外にも、最新求人票のコピーを綴ったファイルの閲覧なども可能です。

気になる求人があれば、職員に面接できないか訪ねてみてください。

すぐに採用試験をセッティングしてくれるでしょう。

ちなみに、ハローワークを介して求人に応募する際は「紹介状」を渡されます。

紹介状とは、「ハローワークを通して応募した人物である」という証明なので、きちんと保管して面接を受ける際は必ず持参してください。

④面接・内定

ハローワークを通して応募しても面接の流れは一般的で、転職サイトなどからの応募と特に変わりありません。

違う点と言えば、面接前の準備です。

転職サイトは自分一人で準備する必要がありますが、ハローワークは面接や書類作成に不安がある方に向けてセミナーを開催しています。

ただし、個別でESの添削や面接練習などの手厚いサポートはないので、個別でのサポートが受けたい方は転職エージェントを利用した方が良いでしょう。

ハローワークでのブラック企業かどうかの見極め方

ハローワークでのブラック企業かどうかの見極め方

ハローワーク経由で転職する場合、とにかく気を付けなくてはならないのがブラック企業の見極めです。

転職サイトや転職エージェントの中には、求人掲載や求人紹介する前にブラック企業でないかどうかを調べた上で掲載可否を判断しているサイトもあります。

ところがハローワークに載っている求人は、そのようなチェックがないため、自分で見極めなくてはいけません。

とはいえ、インターネットで調べてみても基本的に情報がなく、収集しようにも難しい場合が多々あります。

そんな見極めが難しいハローワークの求人ですが、実は見極めるポイントはいくつかあるのでご紹介します。

面接でおかしな点はないか

面接は、企業が応募者について確認するだけの場ではなく、応募者からも企業で働く人を確認できる場でもあります。

例えば、次のような状況に当てはまる面接だったのなら、その企業はブラックな可能性もあるので注意が必要です。

  • 面接官の態度が悪い
  • 適当な質問ばかりで選考する気が感じられない
  • やたら良いことばかりを言う
  • 数分で終わる
  • 面接官がなんだか疲れ切っている

上記のような怪しい部分はないか注意深く観察してみましょう。

もちろん、面接は自分を売り込む場なので、面接官を審査するあまり自分のアピールを忘れてしまわないように注意してください。

求人票の内容をチェック

求人票の中にも、見極めるヒントが隠されている場合があるので確認しなくてはなりません。

チェックすべきポイントは次の通りです。

  • 内容が曖昧になっていないか?
  • 月給のうち基本給が低くなりすぎていないか?
  • 給与の下限が低すぎではないか?
  • 年間休日数が少なすぎないか?
  • その他条件面でおかしな点はないか?

どれか1つでも該当している企業は、何かしらの裏がある可能性が高いのでしょう。

このようなチェックリストを作っておけば、ブラック企業を避けられる可能性が高くなるので、しっかり確認するようにしてください。

雇用契約書の内容に問題ないかをチェック

ハローワーク経由でよく問題になるのが、入社前に確認した勤務条件がいざ入社してみると全然違ったということです。

ブラック企業は、なんとか人を集める為に採用時点では「良い会社」と思わせるような話をして入社させます。

転職した人は、そこに違いがあっても短期離職の影響を恐れて泣き寝入りする人も少なくありません。

ただ、これは入社してしまう人にも問題があります。

労働基準法では、入社時点で労働機関や就業の場所、就業時間や休日に関すること、賃金の内容といったことを書面で明示されていなくてはならないとされています。

よって、採用時には雇用契約書や雇用条件通知書等で通知されているはずなのです。

もし、通知されていないなら要求する必要があるし、要求しても出してこない企業はその時点で怪しいのです。

直接足を運び確認する

入社前だと、当然まだ社内には入りませんが、外からこっそり確認することはできます。

その時に、遅くまで電気がついていないかや、社員の顔が疲れ切っていないかチェックしてみてください。

残業10時間程度と言っていたのに、毎日20時以降も煌々と電気がついていると、その残業時間が嘘かサービス残業が行われているかもしれません。

インターネットなどで情報が得られないのであれば、自分の足をつかって情報を手に入れるということも大切です。

ハローワークは転職エージェントとの併用がベスト

ハローワークは転職エージェントとの併用がベスト

ハローワークには、内定が貰いやすかったり、転職サイトにはない中小企業の求人があったりします。

しかし、やはりブラック企業も多く、応募する企業の内情を詳細に知る方法もあまりありません。

なので、質の高い転職活動を行いたいなら、転職エージェントの併用は必須です。

転職エージェントなら企業と深くつながっているため、人間関係や労働条件の詳細など求人ではわからない部分まで把握できます。

また、悩み相談はもちろん採用選考に関する対策も、個別で履歴書添削をしてくれたり面接対策模擬面接を実施してくれたりもするのです。

この個別でのサポートは、転職サイトやハローワークにはないサービスなので、これだけでも利用する価値はあります。

紹介してくれる求人も質が高く、ブラック企業が入り込む余地はほぼありません。

なぜなら、転職エージェントは紹介した人材がすぐ退職してしまうと、企業から紹介料がもらえなくなるからです。

転職エージェントの利益がなくなるので、ブラック企業は紹介できません。

ちなみに、転職エージェントの利用料金は無料で登録条件などもないので、誰でも気軽に利用できます。

ハローワークだけでは不安に感じている方は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。

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