転職の意志があっても、親から反対されて断念してしまったという人は少なくありません。
今の親世代は、現在のように「転職するのも当たり前」という社会で働いてきていませんので、どうしても転職に対してマイナスイメージを持っている場合が多いです。そのため、自分の子供から転職の意志を伝えられても反対する傾向が強いのです。
しかし、もし自分の中で転職したいという気持ちが強いのであれば、どれだけ親に反対されようが転職に踏み切るべき。自分の仕事は自分で決めるべきです。
そこで今回は、実際に親に転職を反対された人の転職事例を紹介します。
なぜ親の反対を押し切ってまで転職したのか、そして転職した結果どうだったかなど、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
新卒1年目で転職を決意したが親の反対で断念
私が最初に転職を決意したのは新卒1年目の11月頃です。
会社は超大手。知名度も高く、給料やその他の労働条件も文句がないくらいに良い。当然転職する人はほとんどいない超優良企業です。
しかし私は、仕事内容やその仕事に対する将来性、自分自身の成長などで不満や不安を感じることが多く、「この会社では、自分の理想とする姿を実現できない」そう感じてしまったのです。
そして転職活動をぼちぼち始めて迎えた年末年始。実家に帰省したタイミングで両親に「転職しようと思っている」と相談しました。
しかし案の定、両親は反対。
- 辞めるなんてもったいない、入りたいと思って入れる会社ではない
- 今辞めたらもう同じレベルの会社には二度と戻れない、絶対後悔する
- 入社して間もないのだからまだ何もわかっていない
- 社会人なんて妥協しなくてはいけないことばかり
- しばらく働いたら考え方は変わる
- 少なくとも3年は頑張るべき、それでも転職したいと思ったならすればいい
こんなことを言われ、なんとか転職させまいと説得されました。
世間体を気にする両親でしたから入社した会社が大手企業だったというのも大きかったと思います。私がその企業から内定を貰った時にはかなり喜んでいましたから。
もしこれが中小企業であれば言われなかったと思います。
なにはともあれ、両親から反対された私はそれまで少しだけ進めていた転職活動をやめ、転職を断念することになりました。
私が転職を断念した理由
もう社会人なんだから親の顔色なんてうかがわなくたっていい、自分が転職したいと思ったらな親の反対なんて屈せずにすればいい、そもそも親に相談する必要なんてない。
そう考える人も多いとは思います。
しかし私は結局、親に言われたことを真に受け、自分の転職したいという気持ちを押しころし、転職を断念しました。
なぜ断念したのか、それには以下のような理由がありました。
親の言う事に対して反論できなかった
せっかく入れたのに辞めるなんてもったいない、入社して間もないのにまだわかっていないといった父親の意見に対して、「確かに」と感じる部分がありました。
何十年とサラリーマンとして働いてきて、今も現役で働いている人の意見を「そんなことはない」と自信を持って言えなかったのです。
転職して後悔するのが怖かった
転職することを決意していたものの、正直言って「この会社を辞めたら後悔するのではないか」という不安は残っていました。
そんな中で親に言われた「もったいない、後悔する」という言葉が、さらにその気持ちを強めてきたんです。
本当は、不安だったからこそ後押しして欲しかったし、後押ししてほしかったらわざわざ相談したんですけどね…。
実際は、反対されるとともに私が不安に思っていたことをずばり言われてしまい、余計に転職に対する恐怖心が強まっただけでした。
説得することが面倒だった
両親を説得するのが面倒だったという気持ちも正直ありましたね。
今の自分の立場では何を言ったってどうせ理解はしてもらえないだろうから言うだけ無駄、もう面倒だからとりあえず今はこのままでいいや。
そういう気持ちが勝ってしまいました。
結局転職したいという意思が弱かった
結局のところ、断念した根本的な原因は転職したいという気持ちが弱かったということにつきます。
もしその意志が強ければ、親が何を言おうが納得せずに反論できたでしょうし、誰かに後押しして貰おうなんて甘い考えは持たなかったはずです。親の説得も面倒に感じることもなかったと思います。
とにかく、自分の中で本当に転職しようという思いがそれほどなかったんでしょうね。
新卒2年目で再度決意し転職に踏み切った
それからまた1年くらいは嫌々ではありながらその会社で働いていたわけですが、私はまた転職を決意しました。
そして今回の決意は固く、親に有無を言わさず転職に踏み切ったのです。
それは、結局1年たっても考え方が何も変わらなかったことに加え、より明確に自分自身の目的を明確にできたということ、何より嫌々働き続けている現状、そしてこれからも嫌々働き続けることになるであろう将来がどうしようもなく嫌でたまらなかったことなど様々な要因が積み重なったからです。
もちろん、今回の転職にも親が反対することは分かっていましたし、それが悩みでもありました。
しかし今回はそれに負けることはありませんでした。
親の反対に屈せず転職に踏み切った理由
なぜ私が親の反対を気にせずに転職に踏み切ったのか。その理由はこんなところです。
反対を押し切ってまで転職したいと強く感じた
一番大きいのは、親に反対されようが何しようが転職したいと強く感じたこと。
親が言うことの方が正論かもしれないし、もしかしたら親が言うように後悔することになるのかもしれない。
それでも転職したい、そして今転職すべきだとそう思えたのです。
親との価値観との違いを感じた
大手企業で働いている方が幸せ、安定している企業で働いている方が幸せ、給料が高い方が幸せ。
それが私の親の価値観でした。
しかし私の価値観は違います。私が一番求めていることはそんなことではありません。
人の価値観なんて人それぞれ。何に幸せを感じるかも人それぞれ。
それなのに、人の価値観に従っていては決して幸せにはなれないと思うようになりました。
親の考え方が今の時代とずれていると感じた
今は入社して3年以内であっても第二新卒として、それなりに良い企業への転職もすることが可能です。
実際、私が転職した会社も前ほどではないにしろ、そこそこ有名で良い企業です。
転職を考えた時、とりあえず3年なんて古い話なわけです。
しかし両親はそんな現状を知りません。今でもとりあえず3年は働かないと仕方がない、3年たたないうちに転職してもまともな会社に入れるわけがない、そう思っていました。
まあ自分事ではありませんし、私自身もいざ転職しようと思って色々と調べたからこそ知りましたから、仕方がないかもしれませんが。
既成事実を作った
さすがに「転職した後で事後報告する」という勇気はありませんでした。
1年前に相談した際、転職を強く反対されたこともあり、もし一言も言わずにやっていたら何を言われるかわからなかったので。
しかし、今回はすでに内定を貰ったタイミング、今の会社に退職を告げる直前に相談しに行きました。相談というか報告ですね。
それでも前に相談した時と同じようなことを言われましたが、以前ほどではなかったです。
すでに転職の決意が強いということをわかってくれたこと、そこそこ安心できるような企業から内定を貰えていたこと、そしてもう決めなきゃいけないタイミングだったことから、両親も納得の上で転職するという形を作ることができました。
転職してみた感想
結局私は、こんな感じで転職に至りました。
そんな私が、転職に関して感じたことをまとめてみます。
周囲はわかりやすい情報だけで判断している
周囲は、会社の規模や知名度、給料や労働条件、残業時間といったわかりやすい情報だけで判断して話をしてきます。
仕事の内容に対して本人がどう思っているか、本人がどんな目標をもっているのか、どうなりたいと思っているのか。
そういった「気持ち」に関わる分かりにくい部分は、どうしても二の次にされてしまいがちなんですよね。
だからこそ、そういった理由で転職しようかと迷っている時に相談しても中々理解して貰えないし、後押しもしてもらえないんです。
ましてや新卒1年目、2年目くらいだと甘えや逃げだと決めつけられてしまう場合もでてきます。
相談することが無駄だとは言いませんが、結局最後に転職するかどうかを決めるのは自分なんだということを強く感じました。
転職を経験したからこそ分かることは多い
私自身、転職活動を始める前までは転職に関しては無知でした。
実際に転職活動をやってみたからこそ知ったこと、気づいたことがかなり多かったです。
年齢の高い両親、そして上司はもちろん、転職経験のない友人や同僚もわかっていないのですから、転職はどうだという話はあまり信用しない方が良いと思います。
自分自身で調べ、最新の情報を仕入れるべきです。
親の言っていることも正しい部分はある
親の言っていることを全て無視していいかというと、そうは思いません。
やっぱり正しい部分もあるというのは、1年目で転職を断念してから1年間働き続ける中で感じました。
仕事に対する考え方、社会人として割り切らなくてはいけない部分、自分自身の目的に対する考え方、そして甘さ。
1年間で学んだことは多かったです。
転職に後悔はない
結局転職してみてどうだったかというと、全く後悔はありません。
給料は若干下がりましたが、仕事内容や自分の将来のことを考えれば、今回の転職は私にとって大正解でした。
おそらく親は、「転職して本当に良かったの?」と思っているでしょう。いや、親だけではなく友人や会社の同僚でも思っている人はいるかもしれません。
しかし周りがどう思おうが、私にとってはこれが間違いなく正解でした。
むしろ親の言う通りに転職せずに前の仕事を続けたとしたら、おそらく私はかなり後悔していたと思います。第二新卒転職の恩恵を受けることもできず、ただお金のためだけに嫌々仕事をすることになっていたでしょう。
親に転職を反対されて悩んでいる人への4つのアドバイス
最後に、親の反対を押し切って転職に踏み切った私から皆さんに少しだけアドバイスをさせてください。
1. 自分の意思を強く持とう
もしあなたが今、親に転職を反対されているなら、「自分の人生は自分で決める」という強い意思を持ってください。
進路をはじめとした様々なことを親に相談しながらじっくり決めてきたという方にとって、転職は一大決心だと思います。
自分1人で決断する機会がこれまでほとんどなかった方は、親に反対されると「やっぱり転職はやめておこう」とあきらめの気持ちを持ってしまうこともあるでしょう。
しかし、どう生きるかを決めるのはあなた自身であり、あなたの親ではありません。
転職したいと考えるようになったそもそもの理由・目的を改めて考え、自分の道を切り開いていくことが大切です。
2. 辞めた後のビジョンをしっかり持とう
親の了承を得るためには、辞めた後のビジョンをきちんと持つことが大切です。
その通りに行くとは誰も思っていません。要は自分の将来をきちんと考えていることが大事なのです。
そのビジョンがよっぽど的外れでなければ親は納得してくれるはずですので、ここできちんと自分の将来と向き合いましょう。
3. 転職の意思は上手に伝えよう
転職のことを親に伝えるときには、前向きな態度で気持ちを伝えるよう意識しましょう。
「今の仕事が嫌だから辞めたい」「残業が多くて給料も少なく続けられない」と、まるで愚痴を言うように伝えるのはNGです。
ネガティブな言い方は共感を得にくいので、「こういうことにチャレンジしたい」「目的のためにキャリアアップしたい」とポジティブかつ具体的に伝えましょう。
4. 思い切って挑戦してみよう
転職を迷うのは当然ですが、答えを出すのが難しいぐらいまで悩むのであればやめたほうがいいでしょう。
転職をすることで現在の生活環境、収入面など自分を取り巻く環境はガラリと変わります。それでも強く転職を望む気持ちがあるのなら、思い切って転職しましょう。
人生の時間は有限です。転職したいという気持ちを持ったまま時が過ぎ、後になって後悔したときにはもう遅いかもしれません。
挑戦して失敗することもあるかもしれませんが、挑戦をしなければ成功する可能性はゼロです。
自分自身の人生を少しでも明るく変えたいと望むならば、思い切って転職することをおすすめします。
自分が転職したいと思ったらその意思を尊重すべき
親の意見も正しい部分はあるでしょうから参考にすべきだとは思います。
ただあくまで参考にすべきであって、最後にどうするかを決めるのは自分自身です。
色々考えた結果、自分が転職したいという思いが強いのであれば、最後は周りの意見なんて関係なく思い切って踏み切るべき。私はそう思います。
せっかくやりたいことが決まっているならぜひ、自分の意思を尊重した行動をとってみてください。
そして、もし転職を決意したのであれば、転職エージェントなどの転職支援サービスを積極的に活用すると良いでしょう。
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