なかなかまとまった休みをとることができない社会人生活ですが、転職時はそれをとることが数少ない唯一のチャンス。
長い人だと1ヶ月以上有給休暇を使って休むことができたという人もいます。
ただ何も考えていないと、せっかく取れるはずの休暇が取れなくなってしまったり、トラブルを起こす原因となってしまうこともあるので注意しなくてはなりません。
転職休暇はできる限り取った方が良い
今勤めている会社、そして転職先の会社に対して迷惑をかけたくはないと言う思いから、せっかく取るチャンスがある長期の休暇を簡単に諦めてしまう人もいます。
ただそれは非常にもったいないこと。
もし取れるチャンスがあるならば、できる限り取るようにすべきです。
まとまった休みを取れるチャンスはそうそうない
転職時の休暇では2週間以上取ることができる人も少なくはないし、長い人なら1ヶ月を超える休暇を取ることができる人もいます。
それだけの長い休暇を取るチャンスは、長い会社生活でもほとんどありません。
休みに関して優遇されている会社でも長くて10日程度、そうでなければ1週間も取れないということだって多いです。
ですから、2週間以上の長い休みを取ることができるチャンスがある転職時に休暇を取らないなんて、あまりに勿体なさすぎます。
有給休暇を余らせるのはもったいない
普段は中々有給休暇がとれず、かなりの日数を余らせているという人は少なくないはず。
多い人だと40日以上余らせている人もいるでしょう。
ただ退職するとなった場合、この余っている有給休暇はただ消滅してしまいます。
次の会社に持ち越されることもなく、ただ消滅するだけなんです。
休みを取っても給料を貰える有給休暇。退職によって消滅する日数はできる限り減らさなくてはあまりにもったいなさすぎます。
転職後はなかなか休みがとりにくくなる
転職後はなかなか休みがとりにくくなってしまうもの。
法律上は有給休暇の付与は6ヶ月後で良しとされています。その為、しばらくは有給休暇がゼロの中で過ごさなくてはいけなくなります。
会社によっては入社直後に有給休暇を付与してくれる場合もありますが、そうだとしても中々とりにくいもの。
風邪等のやむを得ない事情が無い限り、会社に慣れるまで有給を使いますとは言えません。
だからこそ、転職時の特権である転職休暇を使ってしっかりリフレッシュしておいた方が良いです。
転職休暇を長期で取りたいと考えている場合の注意点
転職休暇を長期で取ることを考えた場合、あらかじめ以下の点については注意するようにしてください。
休みを取れるかどうかは転職先との交渉次第
転職先の入社日をいつにできるか。これが長期で休暇を取ることができるかどうかを決めることになります。
退職の申し出から退職まで最低でも2週間、円満に退職するなら引継ぎ等の為に1ヶ月は必要です。
もし入社日が内定後1ヶ月となってしまうと、すぐに退職を申し出たとしても休暇を取る時間はなくなってしまいます。
そうならない為に、そしてできる限り転職休暇を取れるよう入社日は上手く交渉しなくてはなりません。
ただ転職先との交渉を自分でやるのは中々難しいもの。その為、dodaなどの転職エージェントを使って代わりに交渉してもらうことをお勧めします。
会社に有給休暇を拒否することはできない
今の会社が退職時に有給休暇をまとめて使うことを許してくれなさそうだと不安に思っている人もいるかもしれません。
しかし有給休暇と言うのは、会社側が拒否できないもの。
唯一「時季変更権」を行使して違う日にしてもらうことは可能ですが、退職となれば代わりになる日もないのでそれを行使することもできません。
しかもこれから退職することが決まっている人の権利行使。法律に反してそれを拒否すると、労基署等に報告される可能性があるので、普段よりも認められる可能性はかなり高いでしょう。
ぜひ自信を持ってまとめて有給を使うと宣言してみて下さい。
嫌みを言われたりするかもしれませんがどうせ退職する会社です。それよりも休暇を取る方がよっぽど大事です。
ただし引継ぎはしっかり行い、周りに迷惑をかけないようにする心構えは持ちましょう。
休暇を目的に転職先が決まる前に辞めるのはおすすめできない
長期での休暇を取る方法として最も簡単なのは、転職先が決まる前に今の仕事を辞めてしまうことです。
入社日どうこうを考えず、全ての有給休暇を使い切ることが可能となります。
有給休暇がたくさん溜まっている人であれば、給料を貰いながら2ヶ月以上休むことだってできます。
ただそれでもこのやり方はおすすめできません。
もし転職活動が長引いてしまえば貯金を切り崩して生活していかなくてはならなくなります。
今の会社より良い転職先が見つからなくても、後戻りすることはできません。
転職先が決まらないことによって焦りが生まれ、妥協した会社に転職して後悔することになる可能性も増えます。
転職先が決まらないうちに退職してしまうのはリスクが高い行為なので極力避けてください。
転職先の会社次第では諦めることも必要
転職先の要望は重視しなくてはいけません。
いくらあなたが休暇を取りたいと思っていても、転職先の会社がそれを認めずできる限り早い入社を要望しているならば、自分の要望を諦めることも必要です。
下手に無理強いをするとせっかく内定を貰えたのにそれが取り消されてしまうこともありえます。
内定取り消しまでは行かなくても、入社前から悪い印象を持たれてしまうかもしれません。
最も大切なのは転職時に休暇することではなく、転職自体を成功させること。それを忘れないでください。
入社日交渉は転職エージェントにおまかせ
転職活動をする際は、入社日交渉等、様々な点をサポートしてくれる転職エージェントを使うようにしてください。
転職エージェントのおすすめは以下の通り。
まずdodaですが利用は当然完全無料、登録には公式HPからオレンジ色の「エージェントサービスに申し込む」をクリックした後、必須となっているピンク色の項目を埋めていくだけで履歴書や職歴書の登録もないので5分もかからず終わります。
住所も都道府県のみを入れるだけでOK、業種や職種なども大体あってそうなもので問題ありません。
dodaは求人検索や診断テストの利用から、プロによる転職サポートなど転職に必要な機能が揃っている転職満足度No.1の転職支援サービスであり、登録すると全国で行われている転職フェアや転職セミナーへの参加も可能になります。
転職サービスとしては日本最大級で求人数は10万件以上、全国に拠点があり経験者から未経験者まで若手からミドル層まで対応しているので誰でも利用可能です。
大手なだけあって dodaはサポートや対策のテクニックの質も高く、求人数も十分。無理に転職を強制されることもありませんので、どうせ無料と思って使ってみてください。
もちろん面談等はせずに転職サイトのみの利用も可能です。
■公式サイト:doda
次にリクルートエージェント。
転職エージェントと言えばこのリクルートエージェントと doda
が飛びぬけて強く、求人数や実績が頭一つ飛びぬけています。
非公開求人量は10万件以上。成功実績はNo.1。
求人の量・質、サポートの充実などの評判も良く、私も利用しましたが担当者の対応が良かったという印象を持っています。
dodaとリクルートエージェント
でそれぞれ独占求人があるので、まずはこの2つを使って良い方を選ぶというやり方がおすすめです。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数などだけではなく、企業への交渉力や情報収集力が強い部分もありますから、あえて大手を外す意味はありません。
■公式サイト:リクルートエージェント
type転職エージェントは他社にはない独占求人が豊富でサポートもかなり手厚いという評判の転職エージェント。
年収交渉にかなり強みがあり、利用者のうち年収アップした人が7割というかなり高い数値を誇っています。
大手に比べると求人数自体が少ないという難点はあるものの、doda等では扱っていない求人もたくさんあるので、何社か使ってみる余裕がある人はぜひ活用してみてください。
面談は1回ですからそう大変ではないと思います。
他にもJAC Recruitmentは高年収向け。
年収600万円以上のミドル層以上が対象の転職サービスで、大手の日系企業はもちろん外資系企業への転職も広く扱っており、かなり高年収なものが揃っているのが特徴。
求人の質、コンサルタントの質が高いと評判のサービスです。
■公式サイト:JAC Recruitment
20代にはハタラクティブもおすすめ。
第二新卒や既卒者など未経験者転職の転職サービスとしては最大手で、学歴や社会人経験は問われません。
未経験者の転職に関して強く、内定率は80%超えと高い数字、まずは相談だけでもしてみてください。
ただ求人は関東が主。他の地域ならdodaなど全国対応している大手を利用しましょう。
■公式サイト:ハタラクティブ