子供と遊び、楽しく仕事ができそうなイメージがある保育士。しかし実態はそんな甘いものではありません。
仕事はきついし残業も多い、そして何より大変なのが職場の人間関係。
気をつかうから疲れる、園長が厳しくて疲れるというくらいならまだしも、はっきりいじめとわかるようなことが行われている場合もあり、実際にいじめを受けている人にとってみればかなり大変です。
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人間関係で悩むことの多い保育士
厚生労働省の「雇用動向調査結果」によると、人間関係によって転職を決めた人の割合は男性が7.7%である一方、女性は11.8%と女性が大幅に多く、人間関係は女性にとって大きな問題となりうることです。
そして保育士に限定した場合、東京都保育士実態調査の結果によると、仕事をもう辞めたいと考えている人のうち24.9%、4人に1人が人間関係を理由に挙げています。
その人間関係の中でも特に深刻なのが「いじめ」。
社会人としてそんなことをするべきではないというのは当たり前なはずなんですが、実際は先輩が後輩に対してや同僚同士で多くの職場で行われている実態があります。
いじめをする側はたいして大きく考えていないのかもしれませんが、受ける側にとっては大問題。大きなストレスを感じて中にはうつ病になってしまう人も少なくはありません。
保育士同士のいじめの実態
では保育士同士のいじめにはどういったものがあるのでしょうか。その事例をいくつか集めたので紹介します。
他の保育士に無視される
いじめの代表例として一番多いのが無視。
挨拶をしても返して貰えなかったり、仕事で必要だからと話かけても無視をされる。職員会議であからさまに無視をされる。
ただ一人の人から無視されているくらいならまだしも、職場の人全員からであったり園長など関わらざるを得ない人であったりすると、かなりストレスのたまる働きにくい職場になってしまいます。
ちょっとしたミスで物凄く責められる
園長や先輩など自分よりも上の立場である人からのいじめとしてあるのが極端に責めるといういじめ。
他の人には怒らないようなミス、笑ってすまされるミスであっても、特定の人に対してだけはひどく責め、かついつまでもねちねちと言ってくるなんて場合がよくあります。
特定の人に対する異常な厳しさは、指導でもなんでもなく単にいじめ。ただ上の立場にいることから他の人もどうにもできず見て見ぬふりしかできない場合が多いです。
なぜ自分だけ怒られるだろう、そんなに自分はだめなんだろうか。怒られること、責められることは本当に辛いことですよね。
面倒な仕事を押し付けられる
上の立場からされることの他のいじめのやり方であるのがわざと面倒な仕事を押し付けてくるというもの。
面倒な保護者は必ずその人に対応させる、トイレ掃除などを押し付けられる。
仕事ですから大変なこともしなくてはいけません。しかしそんな仕事を自分にばかり押し付けられたら不満はたまるしストレスもどんどん溜まります。
あからさまにはぶられる
中にはあからさまに1人の保育士をはぶくようないじめも行われています。
飲み会に誘われない、みんなで作業するとなったのに自分だけ誘われない、自分だけ業務連絡をしてもらえない。そんなことがある保育園。
はぶかれた人にとって、さすがにそれでも全く気にせずになんていうのはできませんよね。
そんな保育園は辞めてしまえば良い
もしもあなたが現在保育園でいじめに合っているならば、はっきり言ってそんな保育園はさっさと退職し、転職することをおすすめします。
いじめで退職するなんて悔しいと感じるかもしれません。辞めたらその人たちの思うつぼだから辞めたくないと思う人もいるかもしれません。
ただそこで考えなくてはならないのは、そんな意地をはることが果たして自分にとって幸せなことなのかどうかということです。
保育士不足となっている今なら転職は十分可能です。
だったらさっさと転職して人間関係を一旦リセットしてしまった方が、いじめられながら働くよりもずっと良いと思いませんか?
もちろんある程度は我慢することも大切かもしれません。しかし変な意地をはって我慢しすぎないように注意してください。
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