保育士は正社員としてフルタイムで働くという働き方だけではありません。
フルタイムでも有期雇用の契約社員として働いている人もいれば、短時間勤務や勤務日数が少ないパートタイマーという働き方をしている人もたくさんいます。
特に結婚や出産を機に正社員を辞めてパートタイマーとして働くことにする人はかなり多くなっています。
そこで今回紹介するのは正社員からパートなるメリットやデメリットを紹介していきましょう。
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※1 2020年9月
結婚や出産を機に正社員からパートになる保育士は多い
東京都保育士実態調査の結果によると、現在保育士として働いている人の雇用形態は以下の通り。
- 正社員・・・57.2%
- フルタイム有期契約職員・・・10.8%
- パートタイム有期契約職員・・・30.9%
正社員としている人の割合は6割にも満たないのが現状です。
ただ20代女性の正社員の割合は84.4%と非常に高く、30代になると53.4%と一気に減少するとともにパートで働く人の割合は7.2%から33.7%に大幅に上昇する傾向があります。
フルタイムで働くと労働時間が長かったり休みが少ない為、家事や育児との両立を考えて正社員からパートに雇用形態を変える人が非常に多いのです。
パートで働くメリット
では正社員として働くのではなく、パートとして働くことにはどういったメリットがあるのでしょうか。
短時間勤務が可能
パートタイマーという働き方を選ぶ最大の理由は短時間勤務が可能という点でしょう。
正社員であれば最低でも1日7~8時間、残業があって10時間以上になってしまう場合も少なくありませんがパートであれば3時間未満での勤務だって可能。
正社員の平均勤務時間は9.3時間であるのに対し、パートは5.8時間となっています。
なお正社員とパート社員の勤務時間の振り分けは以下の通り。
【正社員】
- 3時間未満・・・0%
- 3~5時間未満・・・0%
- 5~7時間未満・・・0%
- 7~9時間未満・・・46.0%
- 9時間以上・・・47.6%
【パート】
- 3時間未満・・・7.1%
- 3~5時間未満・・・27.6%
- 5~7時間未満・・・27.4%
- 7~9時間未満・・・26.3%
- 9時間以上・・・8.4%
正社員が全員7時間以上であるのに対し、パートの方々の勤務時間は多様。労働時間を自由に選べるというのは家事や育児と両立さえる上でかなり大きいですよね。
労働日数が少ない
フルタイムの正社員に比べれば労働日数が少ないのも一つのメリット。
正社員の週当たり平均労働日数が5.3日であるのに対し、パート社員は4.1日となっています。
なお正社員とパート社員の週当たり労働日数の振り分けは以下の通り。
【正社員】
- 2日以下・・・0%
- 3日・・・0%
- 4日・・・0%
- 5日・・・65.7%
- 6日以上・・・31.2%
【パート】
- 2日以下・・・7.1%
- 3日・・・27.6%
- 4日・・・27.4%
- 5日・・・26.3%
- 6日以上・・・8.4%
正社員の場合、5日は当たり前で6日働き休みが週に1回しかないという人も実は多いんですね。
パートはそれぞれの希望に合わせてというところで3、4日勤務の人も多いですね。
サービス残業をしなくて済む
正社員で働いていると残業は多いけど、その残業に対して全て残業代が支払われるわけではなくサービス残業となっている人もかなり多いんではないでしょうか。
人によっては家に仕事を持ち帰ってまでやっているという人もいるでしょう。
パートの場合はこんなサービス残業もあまりないというメリットがあると思います。
仕事の負担が軽減する
仕事に対する負担も基本的に正社員に比べると軽減するのがほとんど。
保護者対応などは正社員として働いている人が行うことがほとんどだったり、仕事の量、責任ともに少なくなるのが通常でしょう。
保育士が仕事を辞める理由としても仕事量が多いというのが第二位。保護者対応等の心労が7位となっており、これが軽減されることはかなりのメリットであるといえるでしょう。
保育園を選びやすい
現在はかなり保育士が不足しており、多くの保育園で求人を募集しているので転職はしやすい状況であると言えます。
ただ働きやすい環境である保育園はやっぱり人気で、倍率は高く正社員で働きたくても受からないという場合は少なくありません。
ただパートであれば正社員に比べると採用されやすく、希望の保育園で働くことができる可能性は高いです。
休みに融通が利きやすい
育児をしながら働いていると、子供の体調不良などによって急に休みを取らなくてはならなくなることも少なくありません。
しかし正社員だとそのやむを得ない休みも中々取りにくいという意見が非常に多いですね。
それに対し正社員に比べるとパートは休みに融通が利きやすいというメリットがあります。
パートで働くデメリット
このように、家事や育児との両立を考えた場合はパートの働き方はかなり理にかなった働き方だと思います。
ただもちろんメリットではありません。パートとして働くことにはデメリットもあることを忘れてはいけません。
収入が低くなる
パートで働く場合、正社員に比べると収入は低くなります。
まあ労働時間、労働日数が少なくなるので当たり前ではあるんですが、時給で見た場合でもかなり低くなります。
パートで保育士として働く場合、時給は良くても1200円程度。週3日、1日5時間だとしたら月に8万円程度となりますね。
またボーナスの無いことも正社員との大きな差につながるでしょう。
もしパートとして正社員同様フルタイムで働いたとしても、年収では半分程度になってしまう場合もあります。
有給休暇が使えない
パートだと有給休暇を使うことができず、やむを得ず休んでしまったら給料がその分減るだけになってしまう場合が多いですね。
実は短時間勤務のパートであっても、半年以上働くと数日の有給休暇を付与されることが法律で決められており、勤務が入っている日に有給休暇を使うことも可能なんですが、なかなか利用しにくい部分があります。
正社員と全く同じ仕事をすることになる場合も
パートで正社員に比べて給料は低いのに仕事の量、責任などは正社員と全然変わらないことに腹を立てている人も多いですよね。
正社員と仕事の内容にどれだけ違いがあるかはその保育園次第。どの保育園でも仕事が楽になるとは言えませんから事前にどんな仕事をするかはよく調べておかなくてはなりません。
どちらが良いかはあなた次第
正社員として働く場合、週5日、1日8時間という働き方は当たり前。ただ正社員であっても育児と両立するなら時短勤務として働くという手段もあります。
正社員として働く場合は残業も多いし、休みも少ないから両立は無理と決めつけるのではなく、育休や時短勤務制度などが充実し、結婚や出産後も正社員として働くことがそれほど大変ではない保育園を探してみるのも一つの方法でしょう。
もちろんパートとして働くことが悪いわけではありません。5日も働きたくないというならパートがベストでしょう。
どちらが良いかはあなた次第です。
ただ決めつけるのではなくどういった自分の状況でどういった働き方をすることができるのかをしっかり調べた上で最適な働き方を選ぶようにしましょう。
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