非正規雇用の実態や問題点。非正規社員が増えると何が起こる?

非正規雇用が増えており、問題となっている。

どこかで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

確かに非正規社員の割合は高くなっています。

企業が非正規雇用を増やした結果、本来は正社員として働きたいけれど、非正規社員として働かざるを得ない人もいます。

そこで、今回は非正規雇用の実態や、非正規社員が増えること問題点を紹介します。

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非正規雇用の実態

まずは非正規雇用の実態について紹介していきます。

非正規社員の割合

非正規社員の割合は増加しているというのはよく聞く話。

厚生労働省の「非正規雇用の現状と問題」によれば、その割合は以下のようになっています。

非正規社員の割合は増加

さらに、割合は増え、現状では40%に達しています。

今では5人に2人が非正規社員となっているのです。

確かに非常に高い割合になっていると言えるでしょう。

なぜ企業は非正規雇用を増やすのか

非正規社員の割合は徐々に増加しています。

ではなぜ、企業は非正規社員を増やすのでしょうか。

厚生労働省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」によれば、企業が非正規雇用を増やす理由には以下のものがあります。

  • 賃金の節約のため・・・38.8%
  • 1日、週の中の仕事の繁閑に対応するため・・・33.4%
  • 即戦力・能力のある人材を確保するため・・・31.1%
  • 専門的業務に対応するため・・・27.6%
  • 高年齢者の再雇用対策のため・・・26.6%
  • 正社員を確保できないため・・・26.1%
  • 賃金以外の労務コストの節約のため・・・23.0% 
  • 正社員を重要業務に特化させるため・・・22.8%
  • 臨時・季節的業務量の変化に対応するため・・・21.2%
  • 長い営業(操業)時間に対応するため・・・20.9%
  • 景気変動に応じて雇用量を調整するため・・・20.7%
  • 育児・介護休業の代替のため・・・9.3%

(複数回答)

最も多い理由は賃金節約の為。

正社員に比べると、非正規社員の給料は低くなっています。

人件費を削減し、会社の利益を増やす為に非正規社員を増やしている会社が多いです。

また、仕事の繁忙期、景気、一時的な人手不足といったものに対応する為に非正規社員を増やす会社も多いです。

正社員で雇うと、簡単に解雇することはできません。

その為、仕事の閑散期や景気が悪化した時に、人件費が利益を下げる原因となってしまうのです。

非正規雇用全てが悪いわけではない

非正規雇用の割合は4割と高い数字になっていますが、非正規雇用のすべてが悪というわけではありません。

非正規雇用の働き方は、企業にメリットがあるわけではなく、働く側にもメリットはあります。

正社員に比べて柔軟で多様な働き方ができるという点です。

正社員だと週5日、1日8時間働くことが基本となります。

しかし、子育て、介護といった問題からそこまで働けない人もたくさんいます。

そういった人にとって非正規社員の働き方は良い働き方と言えます。

非正規雇用増加の問題点

非正規社員として望んでいる人はいますが、それでもやはり非正規雇用が増えることには問題があります。

正社員になれない人が増える

非正規雇用の増加によって、正社員として採用する人数は減ってしまいます。

その結果、正社員になりたくてもなれない人が増えます。

実際、正社員に限定した有効求人倍率は1倍を大きく下回っています。

非正規雇用として働いている人のうち、本当は正社員として働きたい人の割合も高く、18.1%となっています。

非正規社員のおよそ5人に1人は希望通りの働き方ができていないのです。

格差の拡大

非正規社員が増えることによって考える問題は格差の増加です。

非正規社員の問題として、

  • 低賃金
  • 雇用の不安定

があげられます。

こういった点から格差は広がっていきます。

その結果、結婚したくてもできない、子供を産みたくても産めないといった少子化の問題にもつながっていきます。

企業の成長を妨げる

非正規社員が増えるのは、労働者だけでなく、企業にも悪影響を及ぼします。

有期雇用である非正規社員が増えることにより、長期的に人材を育てることができずに、企業が成長していかないという点です。

また、格差拡大によって世間の購買力が低下し、景気の悪化、そして利益の低下につながっていきます。

最後に

非正規雇用は確実に増えています。

望まない働き方をしている人も多いでしょう。

しかし、そのことに文句を言っても変わることはありません。

働き方を変えたい、正社員になりたいのであれば、まず行動を起こさなくてはなりません。

ぜひこの機会に、転職活動をスタートさせてみてください。

 

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