どうせ退職するなら無駄なトラブルなく、できる限り穏便に円満退職したいところ。
その為に退職する際は正しい手順で、できる限り迷惑をかけないようにしていかなくてはなりません。
ただどうにもこうにも円満退職ができない場合というのはあるもの。
時には仕方ないと割り切り、あまりこだわりすぎないことも必要です。
目次
円満退職は難しい、自分の力では無理な場合も多い
円満退職は誰もができるものではありません。
強引な引き止めがあったり、嫌みを言われたり無視をされるようになったりするなんてことは、誰にでも起こりうることです。
もちろん退職の際に適切な手順を踏むことで円満退職できる可能性を高くすることはできるでしょう。
ただそれでも無理な時は無理。円満退職ができない時はあるのが実情です。
どんなに誠意をもって正しい手順をしてもできない時はできない
私が以前いた会社ではこんな人がいました。
- 退職の申し出は余裕を持って3ヶ月前
- 退職時期はプロジェクトが終わるタイミング
- 申し訳ないという理由で有給休暇もほぼ使わずじまい
- 退職理由は家庭の事情
- 仕事の引継ぎは完璧
普通に考えて円満退職できて当たり前だと思いますよね。
ただ残念ながら、円満退職とは言い難い形で退職することになりました。
上司からの強い引き止めにあい、拒否した結果、嫌がらせをされるようになったり、上司以外の人からも嫌味を言われたり、陰口を言われたり。
どれだけ誠意をもってできるだけ迷惑をかけないように立ち回っても、円満退職させないような行動をとる人は少なからずいます。
そしてもしそれが上司だったら面倒くさいことになってしまう可能性は非常に高いのです。
退職はポジティブなものではない
そもそも退職という行動はポジティブなものではありません。
あなたにとって退職すること、転職することはポジティブなことかもしれませんが、それはあなただけです。
あらためて他の人があなたの退職をどう感じるか考えてみましょう。
退職は誰かしらに迷惑がかかるもの
あなたが退職することによって、多かれ少なかれ迷惑を被ることになる人は誰かしらいます。
上司は仕事の割り振りを考え直さなくてはいけません。配置換えが必要になる場合もでてくるでしょう。
同僚の誰かはさらに仕事を負担しなくてはいけなくなるかもしれません。誰かしら仕事は増えるでしょう。
誰にも迷惑をかけない退職なんてないのです。
それがあるとしたら、会社に貢献するより迷惑をかけている人だけでしょう。
退職を裏切りだと思う人も少なからずいる
退職が裏切りだと思っている人は少なからず存在しています。
せっかく新入社員の全く使えない頃から育ててやったのに。
会社に隠れて転職活動していたなんて。
人手不足なのに、周りに迷惑をかけてなんとも思わないのか。
退職することをそんな風に考えるんです。
会社は辞めてほしくない
会社としても、あなたに辞めてほしくはありません。
一人辞めたら他の社員の負担が増える。
辞めた人を補う為、新しい人を採用するとなったら採用活動に多額の費用がかかる。
新たに採用したとしても、これまで何年もその仕事をしてきたあなたほどの人物を採用できるとは限らない。
会社としては、できる限り長く働いてほしい、できる限り辞めてほしくないと思うのが当たり前なんです。
感情任せに動いてしまう人は一定数いる
ただいくら退職がポジティブなことではないとしても、正しい手順で退職を申し出た人に対して、あれこれと嫌味を言ったり、妨害するようなことはしません。
辞めては欲しくないので多少の引き止めをすることはあっても、無理強いはせずに意思を尊重するものです。
ただそんな人ばかりではないんですよね。
退職という事実に腹を立て、その感情のまま態度に出すという人は一定数いるのが現実なんです。
問題はそれが誰かということ。
離れた職場の人がそうでもそこまで影響はありませんが、直属の上司がそういう人だったら円満退職できる可能性は低くなってしまいます。
悩むだけ無駄、仕方ないと割り切ることも大切
こういったことから円満退職が無理な場合というのはあるんです。
だからこそ仕方ないと割り切ってしまうことも大切です。
もちろん円満退職ができなかった場合の影響として、退職までの人間関係に苦労することになってしまうのは事実。
でもそんなことは気にすることではありません。
どうせ退職する企業。退職したらもうそこで関係は終わるわけですから、悩むだけ無駄。退職日が来るのを待ちましょう。
どうしても嫌がらせに耐えられないなら有給休暇をどんどん使って出社日を減らしたってOK。
有給休暇の申し出に会社側は原則拒否できません。
退職の正当性はあなたにある
そもそも退職の際に適切な手順を行っているなら、退職の正当性はあなたにあります。
退職は労働者の権利。民法第627条でも以下のように定められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
法律でも権利として定めらていて、なおかつ迷惑をかけないようにできる範囲で退職しようとしている人に対して、あれこれ言うなんてお門違い。
全くもって気にする必要なんてないんです。
辞めたいなら辞める。退職時はやることさえやればいい。
円満退職はもちろんできるにこしたことはありませんから退職する際にやるべきことはやりましょう。
ただ辞める上で円満退職することは絶対条件ではありません。
それができないからという理由で辞めたいのに辞めないなんていうのはもってのほかです。
ぜひ会社のためや上司のためではなく、自分自身のことを考えるようにしていきましょう。
転職活動におすすめの転職支援サービス
退職と同時に考えなくてはいけないのが転職活動。
もしまだ転職活動を行っていない人はできるだけ早めに始めるようにしましょう。
転職活動では無料で使える便利な転職支援サービスもあるので、ぜひ活用してみてください。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
---|---|
どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。