年齢が増せば、勤続年数が長くなれば、給料は上がっていくものだ。働き出す前はそんな風に考えていたのに、実際に働きだすとどれだけ働いても給料は上がらない。そんな人はたくさんいます。
さすがに給料が上がらないことに我慢できずに辞めることを考えている人も少なくはないでしょう。
はっきり言ってそれは賢明な判断です。
もちろん仕事は給料だけで決めるものではありません。とは言っても給料はやっぱり大事なものですから、もう会社に期待するのは辞めて自分でなんとかすることを考えてみてもいいタイミングです。
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給料なんてあがらないのはほとんど会社が原因
給料が上がらない原因は、労働者個人に問題があるのではなくて、ほとんどは勤めている会社の問題です。
給与体系は決まっていて成果をあげても変わらない
多くの会社では成果主義は取り入れてなく、給与体系が決まっています。
新卒の給料から1年たつと昇給がいくら、ある年齢になって役職があがると昇給がいくらというのが大体決まっています。その為、いくら成果をあげたところでそんなに大きく変わるものではありません。
成果を出せば多少はボーナスの額を増やしてくれるかもしれませんがそれは一時的なものです。出世が早くなる可能性もありますが、役職が上がってもそれほど給料が上がらない会社もあります。
成果なんてだす必要がないというわけではありませんが、給料にはそれほど関係しているものではないのです。
上がる会社はガンガン上がる、上がらない会社は全然上がらない
毎年の昇給額、役職があがったタイミングでの昇給額は会社によって全然違います。
上がる会社はガンガン上がるし、上がらない会社は全然上がらないので年齢が高くなればなるほど格差は開いていきます。
上がる場合だと毎年1万円、それに加えて3、4年に1回役職が上がって数万円アップする会社もありますが、上がらない場合だと毎年の昇給額は1000円以下、昇格なんてほぼしないし、昇格したとしても1万円以下なんて会社も多数あります。
もちろん中にはまったく昇給ゼロという会社もあります。中小企業のうち、昇給があるのはおよそ6割程度しかなく、4割の会社は昇給がないのです。
それこそ新入社員の頃から全然給料が上がっていなくて手取り20万円を切っている人もたくさんいるのが現実です。
給料が上がらない会社は他のことも悪い
給料が上がらない会社って、給料以外の休日数や労働時間、働く環境、福利厚生といったものもだいたい悪いです。
労働者のことを考えている会社であれば、ある程度は給料を上げてくれます。給料が上がらない会社はそもそも労働者のことを考えていません。
ですから、必要以上に休日を与えようだとか、労働者の体を考えて残業を減らそうだとか、福利厚生を充実させようだとか、そんなことは考えません。できるだけ低い賃金で会社に利益を残すということしか考えていないことが多いのです。
また、会社によっては、労働者のことを考えるどうこう以前に労働者一人あたりの利益が低すぎて経営が厳しく、給料を上げれないということもあります。
上司、先輩の姿があなたの将来の姿
もし数年働いたけど全然給料が上がっていなくて、将来どうなるか不安に感じているのであれば、仲の良い先輩にこっそり教えてもらってもいいかもしれません。
結局のところ、今の上司、先輩の姿が将来の自分の姿なわけです。それ以下になることはあってもそれ以上にはなることは残念ながらほとんどありません。
変な期待は持たないようにしましょう。あなたがこうであってほしいと考えていることは、会社にとってはそうなってほしくないと考えていることが多いのです。会社という組織で働いている以上、希望通りに変わっていくことなんてないのです。
結局転職するしかない
結局のところ、全然給料が上がらなくて低い会社にいてそれを解消しようと思えば転職以外に道はありません。
自分はこんなに成果を上げていて、こんなに会社に貢献しているといくら言ったところで給料アップの交渉ができる会社なんてほとんどありません。ただ、会社が決めたルール通りに従うしかないのです。
転職では給料を大幅にアップできる可能性もありますが、その逆に給料がダウンしていしまう可能性もあります。
ただ、会社を辞めていない状態で転職活動すれば、給料が増える会社を見つけたら転職すればいいだけのことなので実はリスクはありません。
転職成功に向けて
給料アップを目指した転職、在職中の転職では、転職サイトや転職エージェントは上手く使っていく必要があります。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
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