求人票を見ると1日8時間勤務で年間休日が105日というものをよく見かけますが、これは総労働時間という観点のみで見ると最も悪い条件です。
仕事を選ぶ際には年間休日と1日当たりの所定労働時間をよくチェックしなくてはいけません。
なえならこの二つによって1年間の総労働時間は大きく変わり、100時間も200時間も変わることになるからです。
今転職を考えていなくても転職エージェントには登録した方が良い たとえ今転職する気がなくても、自身のキャリアプランなどについて転職エージェントは無料で相談に乗ってくれます。 リクルートエージェント マイナビAGENT 就職カレッジ ※リクルートエージェント・マイナビ・就職カレッジのプロモーションを含みます。
相談することで自身の正しい市場価値が分かり、今後のキャリアについても考えやすくなるでしょう。
また、転職意欲の低い段階から情報を集めておくことで、いざという時にスムーズに転職活動を行えます。
・マッチ度の高い求人紹介
・履歴書作成や面接対策のサポート
・スケジュール管理
・転職先企業との給与交渉おすすめの無料転職エージェント 公式
【転職支援実績・求人数ともに圧倒的No.1】
・利用者の6割以上が年収up
・非公開求人の数は業界随一公式
【若手社会人から強い支持】
・利用者満足度No.1
・営業/エンジニア/金融業界に強い公式
【フリーター/既卒向け】
・入社後定着率91.5%
・ブラック企業を徹底的に除外
年間休日105日で8時間勤務はかなり悪い条件
1日8時間勤務で年間休日が105日の場合、総労働時間は2080時間になります。
これは法律で上限として定められている労働時間のほぼ最大値です。
労働基準法では労働時間について以下の通りに定められています。
労働基準法第32条1項
使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。
1週間に40時間までが所定労働時間として認められる上限です。
そして変形労働時間制を導入すると、1週間という短期的な範囲ではなく、1年単位で平均して1週間に40時間以内になれば良いとなります。
では1年間で平均して1週間40時間以内とするには、何時間までの労働時間が許されるのでしょうか。
1年間は52.14週です。小数点を切り捨てて40時間を掛けると、2080時間となります。
1日8時間勤務で年間休日が105日の場合と全く同じ。
ようするに、8時間勤務の年間休日105日というのは、法律で許されている範囲内でとにかく目一杯働いて貰うように設定されている上限となるわけです。
年間休日100日をきるような会社もあるからまだましだと思うかもしれませんが、その場合は所定労働時間が8時間よりも短くるので総労働時間は同じです。
たとえば年間休日が96日の場合であれば、1日7時間45分に抑えないと週平均40時間とはなりません。
1年間の所定労働時間が2,000時間を超える人の割合
中央労働委員会が大企業を対象にした「賃金事情等総合調査」によると、年間所定労働時間の分布は以下の通りになっています。
年間所定労働時間 | 割合(%) |
1,650時間未満 | 0.5 |
1,650~1,700時間未満 | 1.5 |
1,700~1,750時間未満 | 2.1 |
1,750~1,800時間未満 | 7.2 |
1,800~1,850時間未満 | 24.2 |
1,850~1900時間未満 | 35.1 |
1,900~1,950時間未満 | 16.5 |
1,950~2,000時間未満 | 9.3 |
2,000時間以上 | 3.6 |
2,000時間を超えるのはたったの3.6%です。
日本経済団体連合会の「労働時間等実態調査」では以下の通りになっています。
このデータではたったの3%しかいません。
対象が大企業で中小企業に比べて恵まれている為、中小企業も含めると割合は増えますが実はかなり少数派なのです。
中小企業を含めた場合の分布データはありませんでしたが、厚生労働省の「就労条件総合調査」の1日あたりの平均所定労働時間と平均年間休日数から平均年間所定労働時間を算出すると以下の通りになります。
- 1日当たりの平均所定労働時間・・・7時間45分
- 平均年間休日数・・・114.7日
- 平均年間所定労働時間・・・1939.8時間
中小企業を含めても1日8時間、年間休日105日の場合の総労働時間である2,080時間を大きく下回っており、周囲から見てもやはりかなり恵まれていない働き方であることがわかります。
収入換算してみるとその差は顕著に
たとえば年収400万円で、年間所定労働時間が2,080時間だとすると時給は1,923円です。
これは、年間所定労働時間が1,980時間の場合だと、年収381万円の人と同等の時給です。
さらに、年間所定労働時間が1,880時間の場合だと、年収362万円の人と同等の時給です。
所定労働時間が200時間多いと、年収で40万円程度下回っている人と同じ時間単価で働いているのです。
逆にもし1,880時間で年収400万円の時給(2,127.7円)で2,080時間働いたとしたら年収は443万円になります。
さらに時給は残業代の算定にも影響します。時給が100円違えば、割増される残業代(通常賃金の1.25倍以上)の差は125円以上。年間で360時間残業(月平均30時間)すると、4万5千円も違うことになります。
思っている以上に差は大きいのです。
おすすめの転職エージェント 【最大手】リクルートエージェント 転職サイト|転職エージェント 多くの非公開求人を保有しており、求人件数はダントツNo.1。 20代の若手から40代のミドル層まで幅広い求人を扱っているので、転職するなら登録必須のサービスです。 まだ方向性の定まっていない方でも、あらゆる業界・職種の情報からピッタリの求人を見つけられるでしょう。 【未経験】ジェイック就職カレッジ 転職エージェント ジェイック就職カレッジは第二新卒・フリーター・無職・未経験・女性など、属性に合わせて専門的なサポートを行うことで高い内定率を実現させています。 また、ブラック企業を徹底的に除外しているため、利用者の転職後の定着率は91.5%と非常に高い数値を誇っているのも特徴の一つです。 フリーター・中退者29,906名の就活支援実績もあるので、経歴に不安がある方・就活の始め方がわからない方にもおすすめできるサービスです。 【20代・30代】マイナビエージェント 転職サイト|転職エージェント サポートの充実度が非常に高く、利用者満足度がNo.1の転職エージェントです。 利用者の8割程度が20代、30代となっており、若手社会人から強い支持を得ています。 各業界に精通した専任アドバイザーがサポートするため、専門分野での転職や異業種への転職に関しても心強いサービスです。
まずは登録して損はないエージェント
無職・フリーターからの転職に強み
若手でキャリア形成をしたい方