なかなかまとまった休みをとることができない社会人生活ですが、転職時はそれをとることが数少ない唯一のチャンス。
長い人だと1ヶ月以上有給休暇を使って休むことができたという人もいます。
ただ何も考えていないと、せっかく取れるはずの休暇が取れなくなってしまったり、トラブルを起こす原因となってしまうこともあるので注意しなくてはなりません。
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社会人になってから1ヵ月以上の長期休暇を取得する方法
社会人になってから1か月以上の長期休暇を得る方法はどのような方法があるのでしょうか。
その方法について見ていきましょう。
外資系企業などメリハリのある企業で働く
外資系企業は外国にある本社の暦によって働いているケースがあるため、長期休暇を得れるケースがあります。
ただし、日本に進出してきている外資系企業の多くは長時間残業であるため、長期休暇以外の時間は基本的に働くことになります。
もし、英語やその他の第二外国語ができるようであれば、それを活かして現地企業で就職することでも1ヵ月以上の休暇を取ることもできます。
給料・福利厚生
産休や育休、連続勤続年数手当などの福利厚生で1か月以上の休暇を取得できるケースもあります。
近年では、男性の育休取得率を増やすことが企業側にとっても課題となってきているため、今後10年くらいで男性も飛躍的にこれらの福利厚生が利用しやすくなるかもしれません。
貯まった有休に関しても上司に申告することで使うことで連続休暇を引き延ばすことが出来ます。
病欠
「休職」という形の場合、長期休暇を得ることが出来ますが、休職をすることにより閑職に追い込まれることや、基本給が下がることが問題点として挙げられます。
そのため、仮に長期休暇を1ヶ月以上取得したい場合でもこの方法を使うことはお勧めできません。
転職の合間
現在、最も実行しやすい長期休暇取得法は、転職をすることです。
転職の合間は一番フレキシブルに日程を自分で決めることができ、産休のように義務が発生するわけではありません。
そのため、長期休暇を得たい場合にはあえて転職をするといったこともおすすめです。
転職休暇はできる限り取った方が良い
今勤めている会社、そして転職先の会社に対して迷惑をかけたくはないと言う思いから、せっかく取るチャンスがある長期の休暇を簡単に諦めてしまう人もいます。
ただそれは非常にもったいないこと。
もし取れるチャンスがあるならば、できる限り取るようにすべきです。
まとまった休みを取れるチャンスはそうそうない
転職時の休暇では2週間以上取ることができる人も少なくはないし、長い人なら1ヶ月を超える休暇を取ることができる人もいます。
それだけの長い休暇を取るチャンスは、長い会社生活でもほとんどありません。
休みに関して優遇されている会社でも長くて10日程度、そうでなければ1週間も取れないということだって多いです。
ですから、2週間以上の長い休みを取ることができるチャンスがある転職時に休暇を取らないなんて、あまりに勿体なさすぎます。
有給休暇を余らせるのはもったいない
普段は中々有給休暇がとれず、かなりの日数を余らせているという人は少なくないはず。
多い人だと40日以上余らせている人もいるでしょう。
ただ退職するとなった場合、この余っている有給休暇はただ消滅してしまいます。
次の会社に持ち越されることもなく、ただ消滅するだけなんです。
休みを取っても給料を貰える有給休暇。退職によって消滅する日数はできる限り減らさないと、あまりにもったいなさすぎます。
転職後はなかなか休みがとりにくくなる
転職後はなかなか休みがとりにくくなってしまうもの。
法律上は有給休暇の付与は6ヶ月後で良しとされています。そのため、しばらくは有給休暇がゼロの中で過ごさなくてはいけなくなります。
会社によっては入社直後に有給休暇を付与してくれる場合もありますが、そうだとしても中々とりにくいもので、風邪等のやむを得ない事情が無い限り、会社に慣れるまで有給を使いますとは言えません。
だからこそ、転職時の特権である転職休暇を使ってしっかりリフレッシュしておいた方が良いです。
転職休暇を長期で取りたいと考えている場合の注意点
転職休暇を長期で取ることを考えた場合、あらかじめ以下の点については注意するようにしてください。
休みを取れるかどうかは転職先との交渉次第
転職先の入社日をいつにできるか。これが長期で休暇を取ることができるかどうかを決めることになります。
退職の申し出から退職まで最低でも2週間、円満に退職するなら引継ぎ等の為に1ヶ月は必要です。
もし入社日が内定後1ヶ月となってしまうと、すぐに退職を申し出たとしても休暇を取る時間はなくなってしまいます。
そうならない為に、そしてできる限り転職休暇を取れるよう入社日は上手く交渉しなくてはなりません。
ただ転職先との交渉を自分でやるのは中々難しいもの。その為、リクルートエージェントなどの転職エージェントを使って代わりに交渉してもらうことをお勧めします。
会社に有給休暇を拒否することはできない
今の会社が退職時に有給休暇をまとめて使うことを許してくれなさそうだと不安に思っている人もいるかもしれません。
しかし有給休暇と言うのは、会社側が拒否できないもの。
唯一「時季変更権」を行使して違う日にしてもらうことは可能ですが、退職となれば代わりになる日もないのでそれを行使することもできません。
しかもこれから退職することが決まっている人の権利行使。法律に反してそれを拒否すると、労基署等に報告される可能性があるので、普段よりも認められる可能性はかなり高いでしょう。
ぜひ自信を持ってまとめて有給を使うと宣言してみて下さい。
嫌みを言われたりするかもしれませんがどうせ退職する会社です。それよりも休暇を取る方がよっぽど大事です。
ただし引継ぎはしっかり行い、周りに迷惑をかけないようにする心構えは持ちましょう。
休暇を目的に転職先が決まる前に辞めるのはおすすめできない
長期での休暇を取る方法として最も簡単なのは、転職先が決まる前に今の仕事を辞めてしまうことです。
入社日どうこうを考えず、全ての有給休暇を使い切ることが可能となります。
有給休暇がたくさん溜まっている人であれば、給料を貰いながら2ヶ月以上休むことだってできます。
しかし、このやり方はあまりおすすめすることができません。
なぜなら、もし転職活動が長引いてしまえば貯金を切り崩して生活していかなくてはならなくなり、今の会社より良い転職先が見つからなくても、後戻りすることはできません。
転職先が決まらないことによって焦りが生まれ、妥協した会社に転職して後悔することになる可能性も増えます。
転職先が決まらないうちに退職してしまうのはリスクが高い行為なので極力避けてください。
転職先の会社次第では諦めることも必要
転職先の要望は重視しなくてはいけません。
いくらあなたが休暇を取りたいと思っていても、転職先の会社がそれを認めずできる限り早い入社を要望しているならば、自分の要望を諦めることも必要です。
下手に無理強いをするとせっかく内定を貰えたのにそれが取り消されてしまうこともありえます。
内定取り消しまでは行かなくても、入社前から悪い印象を持たれてしまうかもしれません。
最も大切なのは転職時に休暇することではなく、転職自体を成功させること。それを忘れないでください。
入社日の交渉は転職エージェントに任せよう
転職先の交渉を全部自分で行おうとすると とても大変です。
転職活動をするだけでも疲れるのに、交渉も含めたらもっと疲労感が強くなるでしょう。
「転職先との条件をすり合わせしたいけど交渉は苦手・したくない」という方は転職エージェントに交渉周りを任せるのもありです。
転職エージェントは内定が決まるまでのサポートをするのはもちろん、年収や入社日などの交渉も行ってくれます。
こちらから希望の内容を伝えることで交渉を進めてくれるので、結果を待つだけで大丈夫です。
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