正社員だと思ったら契約社員だったとならない為に気を付けるべき点

正社員を希望して転職活動を行い、ようやく内定を貰えたと思ったら実は契約社員での採用だった。

そんな普通では考えられないことも、実は少なからず起きるのが現実です。

今回は、そうならないためにも、しっかりと正社員として採用されるために気を付けるべき点をいくつか紹介します。

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正社員だと思ったら契約社員だったという事例は少なくない

正社員を希望していたのに契約社員として採用されてしまう事例は少なくありません。

実際、どのような経緯で契約社員だと気づくのでしょうか。

応募してみたら正社員ではなく契約社員だった

まず応募時点で気づくのはよくあることです。

求人票を見て応募し、面接に行くと契約社員としての採用面談であったことが発覚したという事例です。

わかりやすく契約社員と書いてくれていればいいのですが、わかりにくい場合も少なくないため、勘違いして応募してしまう場合も少なくないのです。

たとえばあたかも正社員の採用のようにあれこれ書かれているのに、最後の最後、備考欄に「最初の2年間は契約社員、その後正社員登用」というような記載があることがあります。

気づかずにあとから後悔しないためにも、応募の際に、隅々までしっかり確認しておくことをおすすめします。

内定後に契約社員としての採用だったことが発覚

正社員のつもりで応募し、正社員のつもりで面接が進み内定。

喜んでいたのに、後日雇用契約書を見ると契約社員としての採用だったことが発覚した、なんて場合もあります。

単なる勘違いという場合も、もちろんありますが、悪質な企業だと応募を増やすためにあえて契約社員としての採用だと言うことをぎりぎりまで隠し続ける場合もあるので注意が必要です。

入社してから契約社員だったことに気づいた

最悪なのが入社してから契約社員に気づいてしまうパターンです。

企業は、採用前に雇用契約書もしくは労働条件通知書などで雇用形態、そして労働契約期間を明示することは労働基準法第15条で義務付けられています。

労働基準法第15条

  1. 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
  2. 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
  3. 前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から十四日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。

そのため、本来であれば入社してから気づくなんてことはありえません。

しかし、企業側がその義務を怠り明示をしなかったり、明示されているにも関わらず労働者側が確認を怠るとこういったことも起こりえてしまいます。

また、契約社員ということをわざと分かりにくいように書いていることもあるので注意してください。

正社員として応募したのに契約社員での採用を打診

正社員を希望したものの、企業側から「契約社員としてなら採用可」と打診されることもあります。

正社員にするには能力不足、まずは契約社員から様子を見たいなど企業側の都合が主な理由です。

ただ悪質な企業の場合、本当は正社員にするつもりなんてないのに、可能性をちらつかせて応募者を増やすことを目的に行っている場合もあるのが現状です。

試用期間だけ契約社員だったはずが正社員になれず

正社員としての求人で、採用面談も正社員として、そして内定も正社員として行われるけれど、最初の試用期間は契約社員での採用で、その期間が過ぎると正式に正社員として採用されるという形をとっている企業もあります。

当初の契約通り、試用期間後に正社員として採用して貰えれば良いのですが、試用期間が過ぎても結局契約社員として更新されただけだったという事例も実は少なくありません。

形では能力不足が原因などと言いながら、実は最初から正社員にするつもりなんてなかったかもしれません。

正社員だと思ったら契約社員だったとならないための注意点

このように正社員を希望して転職活動を行っていたのに、なぜか契約社員にさせられそうになる、もしくはさせられてしまうなんてことも少なくありません。

ただ、そんなことは誰も望んでいないはずです。

そうならないためにも以下の点には注意するようにしてください。

求人票で正社員としての求人であることを確認

まずは応募段階で求人票をしっかり確認すること。

本当に正社員としての採用なのか、何か条件はないのかなど隅から隅まで備考欄も含めてしっかりチェックするようにしましょう。

あたかも正社員のように書いていながら、実は契約社員という場合もあるのです。

応募時点で気づけず、面接段階、入社前に気づくと、応募するだけで労力と時間の無駄になってしまいます。

正社員希望であることをしっかり伝える

求人によっては正社員、契約社員を同時に募集している場合もあります。

こういった求人に対しては、履歴書や面接で正社員を希望していることをしっかり伝えるようにしましょう。

自分の意図と面接官の意図が食い違わないように、自分の意志ははっきり伝えて下さい。

企業側の言葉に騙されない

契約社員としての採用であることを隠していたり、わかりにくくしている時点で誠実な会社とはあまり思えません。

したがって、最初は契約社員だけどいずれは正社員になれるなどの企業側の言葉を信じすぎないようにしましょう。

リスクを考えるならば、試用期間のみ契約社員という会社もあまりおすすめをできません。

もちろん本当に試用期間が終われば正社員となれる会社もありますが、ずっと契約社員にさせられる可能性もあるので、最初から正社員として採用してくれるところを選んだ方が安心です。

転職エージェントを利用する

転職活動では転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントは成果報酬として企業から報酬を得ることになりますが、それは採用されてすぐではありません。

採用され、実際に働きだし、一定期間その会社で紹介した人材が働いたことでようやく報酬に繋がります。

そのため、正社員を希望している人にこっそり契約社員の仕事を紹介するなんてことはほぼありませんから、安心して受けることができます。

特にジェイック就職カレッジであればすべての求人が正社員枠なので、雇用形態に関してヤキモキすることもありません。

雇用契約書や労働条件通知書をしっかり確認する

内定後、企業側から雇用契約書や労働通知書が送られてきます。

これらはしっかり確認するようにしましょう。

雇用形態が正社員か、給料はどれくらいか、休日がどれくらいか、試用期間がどれくらいあるか。

そしておかしな点、聞いていたのとは違っていた点、疑問点があるならば質問し必ず疑問を残さないようにしてください。

こんなはずじゃなかったとならないために

残念ながら、上手くごまかしたり、だましたりして募集をかけている会社も存在するのが事実です。

そういった会社のせいで、正社員を目指していたのに契約社員になってしまうということもあるかもしれません。

しかし、それはある程度自分次第で防げることです。

悪意のある会社に騙されない為に、そして転職したことに後悔しないために、転職活動は慎重に行っていきましょう。

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