現在理系の仕事をしている人の中に、違う業界で働きたい、違う職種で働きたい、もっと専門性を高めたいなど、転職を希望している人も少なくはないでしょう。
そこで今回は、理系の人の転職に焦点を当てて転職希望者が知っておくべき転職に関する知識や、勘違いしてはいけないことなどを紹介していきます。
今転職を考えていなくても転職エージェントには登録した方が良い
たとえ今転職する気がなくても、自身のキャリアプランなどについて転職エージェントは無料で相談に乗ってくれます。
相談することで自身の正しい市場価値が分かり、今後のキャリアについても考えやすくなるでしょう。
また、転職意欲の低い段階から情報を集めておくことで、いざという時にスムーズに転職活動を行えます。
・マッチ度の高い求人紹介
・履歴書作成や面接対策のサポート
・スケジュール管理
・転職先企業との給与交渉
おすすめの無料転職エージェント | 公式 |
---|---|
リクルートエージェント | 公式 |
マイナビAGENT | 公式 |
就職カレッジ |
※リクルートエージェント・マイナビ・就職カレッジのプロモーションを含みます。
理系は転職は難しいって本当?
理系の人は転職が難しい。そういった話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
まずはこの点から解説していきます。
理系の転職が難しくなってしまう理由
理系の転職が難しくなってしまう理由としては以下のことが挙げられます。
専門性がかなり重要になるため、選べる業種・職種の幅が狭くなる
最も大きいのが専門性がかなり重視される点。
○○の実務経験が3年以上、○○の専門知識を有しているといったことが応募条件となっている場合が多く、しかもその専門性がかなり狭く指定されるために業種が職種の選択肢が狭まってしまいます。
特に大手企業だと、相当狭い専門知識とその実務経験を求められる場合も少なくありません。
○○の○○に関する○○での実務経験が5年以上あることなど、当てはまる人から果たして応募があるのだろうかと不思議に思うくらいの狭い範囲での応募条件を課している場合をよく見ます。
一方、今の仕事の専門性を高めたいと思って転職を希望している人にとってみるとマッチングを重視されることによって有利になるし、そもそも倍率が少なくなるというメリットはあります。
しかしその反面、自分にマッチしている求人を探すこと自体が難しく、さらに仕事内容以外の条件でも満足できるような仕事となると余計に見つからないという可能性も高いというデメリットもあります。
院卒の場合は年齢の割に社会人経験が少ない
理系の人の中には、大学院に進学してから就職したという人も少なくないでしょう。
そういった人たちの悩みになるのが年齢なのではないでしょうか。
たとえば25歳で転職を考えたとしましょう。
大学卒であれば社会人としてすでに3年働いています。しかし大学院まで進学していると社会人経験は1年。
20代の社会人経験が浅い人にとって、同じ年齢なのに2年もの経験の差があるというのはやはり大きいです。
その会社でしか通用しないと錯覚してしまう
他の会社でも通用するスキルを持っていないと思ってしまう人も理系の人には多いようで、それが原因で転職に自信を持てなくなってしまっている人も多いように感じます。
狭い専門分野の中、その会社特有の仕事のやり方をやってきた結果、この会社でしか仕事はできないと錯覚してしまっています。
転職に踏み切るまでのハードルの高さというのも、理系の人の場合は高いのかもしれません。
理系だからこそ有利な点も実は少なくない
しかし理系であることが転職においてマイナスなことばかりかと言うと、決してそんなことはありません。
理系だからこそ、転職で有利になる点も実は少なくないのです。
たとえば論理的思考力が身についている、そして数字に強いといった理系の人の特徴は転職市場においてかなり高く評価されます。
そのため、それほど職種での経験を求めていないような仕事の場合は理系の人の人気が高いです。
また、文系から理系への転職は難しいですが、理系出身者の場合はこれから文系職種にチャレンジすることも可能です。
さらに専門性が求められる理系ですが、20代だとその度合いは低く幅は広がります。
大手企業でも「理系大学出身」であることといった緩い条件のみであったり、一応専門性を応募条件として課しているけど厳密に考えていないといった場合もあります。
理系の転職希望者が知っておきたい転職の知識や勘違いしてはいけないこと
理系で今の仕事を新卒で選んでしまったから、もうこの仕事で我慢するしかない。転職は無理なのではないか。
そんなことを考える必要はありません。
専門性や年齢がどうとか、通用するかどうかなどネガティブなことばかりを考える前に、もし転職したいと思っているなら少なくともチャレンジはしてみるべきです。
そのためにも、まずはしっかりと転職を理解するところから始めましょう。
第二新卒なら職種・業種の大幅転換が可能
専門性を高く求められる理系の転職であっても、入社3年以内を対象としている第二新卒であればそれは関係ありません。
第二新卒者に求められるのは、職種としての経験や専門知識ではなくその人のポテンシャル。
それゆえに職種や業種を大幅に転換することも可能です。
最近は大学院卒の需要がものすごく高くなっており、大学院を卒業していると、大手企業の目にも止まりやすくなります。
大学院卒でも入社3年以内なら第二新卒としての応募可能
大学院卒でも入社3年以内であれば第二新卒採用の求人に対して応募することができます。
一部の企業では25歳以下といった条件で、院卒2、3年目だと年齢が超えてしまっている場合もあります。
しかしメーカー等、大学院出身者が多数働いている企業ならばそういった条件にはなっていないことが多いですし、大学院で2年研究に没頭していたとなれば年齢が高いという点も全く不利にはなりません。
その会社でしか通用しないなんてことはない
たしかに会社が違えば仕事のやり方は異なります。しかし、だからと言ってその会社でしか通用しないなんてことはありません。
むしろ他社での経験はその会社にいても経験できないことであり、転職後の会社にとってはプラスとなる可能性があるもの。
つまり、あなたにとって武器になるのです。
条件に満たなくても採用される可能性は大いにあり
○○の専門知識を有している、○○での実務経験があると言った応募条件を課している求人に対して、厳密にそれを求めている企業も、もちろんあります。
しかし中には必須と書いてありながら、実はそこまで厳密ではない会社も少なくありません。
近い分野での実務経験があったり、全く違う分野でも繋がる部分があったり、その人自身の将来性が高いと判断されると、応募条件に満たしていなくても採用されることがあるのです。
単に応募条件だけを見て諦めてしまうのはもったいないです。
高い専門性が必要だと思っていても、実はそうではないことが多々あるのです。
転職エージェントは絶対に使うべき
理系の人が転職する場合は転職エージェントを必ず使うべきです。
- 理系求人は非公開求人であることが多い
- 選択肢が広がる
まず大きな理由は、理系の職種だと特に求人自体が非公開求人となっていて転職エージェントから紹介して貰うことが必要という点です。
求人自体はたくさんあります。しかし検索等ででてくる求人はほんの一部であり、その中だけで探そうと思ってもそもそもの選択肢が少ないので中々見つかりませんし、たとえ見つかったとしてももっと良い条件の求人に気づかないまま進めてしまうことになります。
そしてもう一つが選択肢が広がる点になります。
自力でやっていたら応募条件を満たしているかばかりに注目してしまうことになります。
しかし転職エージェントを使えば、こういった職種も繋がっているのでいけるかもしれない、この企業なら応募条件を満たしていなくても採用される可能性はあるなど、広い視野で様々な提案をしてくれます。
転職エージェントは完全に無料で利用でき、他にも転職エージェントを利用するメリットは色々とありますから、まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。
おすすめの転職エージェント
【最大手】リクルートエージェント
まずは登録して損はないエージェント
転職サイト|転職エージェント
多くの非公開求人を保有しており、求人件数はダントツNo.1。
20代の若手から40代のミドル層まで幅広い求人を扱っているので、転職するなら登録必須のサービスです。
まだ方向性の定まっていない方でも、あらゆる業界・職種の情報からピッタリの求人を見つけられるでしょう。
【未経験】ジェイック就職カレッジ
無職・フリーターからの転職に強み
転職エージェント
ジェイック就職カレッジは第二新卒・フリーター・無職・未経験・女性など、属性に合わせて専門的なサポートを行うことで高い内定率を実現させています。
また、ブラック企業を徹底的に除外しているため、利用者の転職後の定着率は91.5%と非常に高い数値を誇っているのも特徴の一つです。
フリーター・中退者29,906名の就活支援実績もあるので、経歴に不安がある方・就活の始め方がわからない方にもおすすめできるサービスです。
【20代・30代】マイナビエージェント
若手でキャリア形成をしたい方
転職サイト|転職エージェント
サポートの充実度が非常に高く、利用者満足度がNo.1の転職エージェントです。
利用者の8割程度が20代、30代となっており、若手社会人から強い支持を得ています。
各業界に精通した専任アドバイザーがサポートするため、専門分野での転職や異業種への転職に関しても心強いサービスです。