第二新卒で大手企業に転職するのは厳しい、ましてや新卒でも人気があって離職率も低い超大手企業に転職するなんて不可能だ。
そんな風に思っている人も少なくはないのでしょうか。
そしてそれが今の会社、今の仕事に大きな不満を感じているのに転職に踏み切らない理由になっているという人もいるでしょう。
ただその思い込み、実は間違いです。
まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう
自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。
転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。
自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。
おすすめの無料転職エージェント | 公式 |
---|---|
リクルートエージェント |
公式 |
マイナビAGENT |
公式 |
就職カレッジ |
公式 |
※リクルートエージェント・マイナビ・就職カレッジのプロモーションを含みます。
超大手企業での第二新卒採用の状況
新卒入社3年以内の人を対象にした第二新卒採用。
超大手企業でのこの第二新卒採用の状況はどうなっているのでしょうか。
超大手企業でも積極的に第二新卒採用を行っている
第二新卒採用は中小企業ばかりが行っているものではなく、実は超大手企業も積極的に行っています。
実際、従業員規模が5,000人以上の大手企業のうち、実に93.9%もの企業が第二新卒を採用しています。
たとえば博報堂や三菱電機といった誰もが知っている企業が行っていることはニュースにもなりましたし(*1)、他にも多くの企業が数十人単位での第二新卒採用を行っています。
ちなみに、博報堂に第二新卒として入社した方の前職はエンジニア、営業職、デジタル広告を担当していた方など様々な職種となっています(*2)。
このように、中小企業や人気のない企業の求人しかないというのは間違いなのです。
*1参考:マイナビニュース「博報堂の中途採用枠が2倍だと!?「面接のポイント」を探りに人事局長&人事部長へOB訪問してきた!」
大手なのになぜ第二新卒採用に積極的なのか
確かに第二新卒採用を行う目的の大きなものとしては以下のものがあります。
- 新卒で採用しきれなかった人数分を補う為
- 入社後に退職した人を補う為
この目的だけで考えたなら、確かに中小企業が中心となってはくるでしょう。
人気のある大手企業は新卒採用時に応募人数が採用人数を下回るなんてことはないし、離職率もかなり低い。こういった理由での採用を行う必要がなくなります。
しかし、それでも大企業が第二新卒をあえて採用することには理由があります。
- 第二新卒にも優秀な人はいる
- 第二新卒を含め大きな母数から優秀な人を確保する
- 他社、他業種、他職種での経験が将来的にプラスになる
たとえばこんな理由から、新卒採用の数を増やすのではなくあえて第二新卒採用を行うようになっているのです。
第二新卒で転職して超大手は十分にありえること
就職活動が上手く行かずに希望の会社に入れなかったという人は決して少なくないでしょう。
しかしそれが叶わなかったのならば、第二新卒転職でリベンジできる可能性は十分にあるのです。
実際、新卒採用時に落ちた会社に第二新卒転職で受かった人もいます。学歴で届かなかった企業に入社できた人もいます。
確かに新卒で最初から満足できる会社に就職できるのがベストかもしれません。
ただそれができなかった今、第二新卒転職に望みをつなげるというのは何らおかしなことでも、無謀なことでもないのです。
超大手企業の求人はあまり表にでてきていない
一点特に知っておいてもらいたいのが、超大手企業の求人はあまり表にでてきていないということです。
数十人という大人数をまとめて採用する場合や、新卒と同条件、同タイミングで採用を行う場合なら転職サイトや会社HPで確認することが可能です。
ただ、数人単位で採用を行う多くの場合は「非公開求人」となっており、転職サイトのスカウト機能からオファーを貰うか、転職エージェントから紹介して貰わなければそもそも求人があること自体を知ることができません。
求人サイトを見てもろくな求人がなかったなんて経験ありませんか?私のまわりでもそれを理由に転職を諦めてしまっている人がいました。
しかしながら、それで転職は無理だと判断するのは、実はかなり間違っていることなのです。
ただし第二新卒採用を行っていない企業も多いので注意
もちろん良いことばかりではありません。
やっぱり新卒に比べると選択肢は少なくなってしまいます。
大手企業でも第二新卒採用に対して積極的になってきたというのは事実ですが、まだまだ採用を一切行っていない企業もたくさんあります。
どんな企業でもチャンスがあるわけではなく、残念ながら一切ない企業もあるのです。
だからこそ、転職活動時はあまり業種や会社に固執せず、広い視野を持って自分の希望に合った仕事を探して見ることが必要となってきます。
当然倍率は高い
また、当たり前ですが倍率は高いです。
知り合いは大手のみを狙って転職活動を行いましたが、結局20社以上連続で落ちてしまって諦めました。
第二新卒向けに採用活動を行ってくれていてチャンスはあるといっても、転職活動をすれば大手に行けるかというとそういうわけではありません。
転職活動は楽なものではありません。時間も手間もかかります。
もしかしたらそのかけた時間や手間が無駄になってしまうという可能性があるということも覚悟して行わなくてはなりません。
第二新卒で大手への転職は無理じゃない
このような状況にある第二新卒転職。
確かに倍率は高く、決して簡単に行くようなものではありません。
しかし決して無理ではないし、やらなければその可能性はゼロになります。
もし大手に転職したい、そう考えているのであればぜひやってみましょう。上手く行かないかもしれませんがやる価値は十分にあります。
在職中の転職活動ならリスクなんてない
もし転職活動を始める前に仕事を辞めるとなれば、それにリスクはあります。
思ったように上手く行かず、自分の希望とかけ離れた転職先しか見つからなくても、その中で妥協しなくてはいけなくなるからです。
しかし仕事を辞めていなければ、そういったリスクはありません。
もし希望している会社が決まらなければ転職しなければ良いだけ、行きたいと思っている企業から内定を貰えたら転職に踏み切れば良いだけです。
リスクなしで挑戦できて上手く行けば今よりずっと良い環境を手に入れるかもしれないのですから、やってみることに躊躇する理由なんてありません。
何度も挑戦できる
転職活動の平均的な期間は2~3ヶ月と言われています。ただ、この期間はあくまで目安です。
もし希望に合う会社からの内定を貰えなければ、自分にやる意思がある限りいつまでだって挑戦できるのが転職活動です。
第二新卒の範囲内であれば、1年に1回しか採用がない会社であっても翌年に応募することも無理ではありません。
年齢が上がるにつれて経験を重視されるようになる
第二新卒では業種、職種での経験はあまり重視されません。
それよりも、その人自身のポテンシャルで採用可否が判断されます。
しかし3年が経つと今度は経験を重視されるようになります。
超大手企業にもなれば、未経験者でも採用されるなんてことはほぼありません。
職種での経験はもちろんですし、職種という大きなくくりだけではなく、その中でもより詳細な経験のマッチングを求められることが多々あります。
すなわち、今とは違う仕事をしたいと思っているのであれば第二新卒である今しかありません。
第二新卒はむしろ大手に行きやすい年代なのです。
第二新卒で超大手企業に転職するメリット
ここでは、第二新卒で超大手企業に転職するメリットについて解説します。
給与が高くなるかもしれない
第二新卒で超大手企業に転職する1つ目のメリットは、給与が高くなるかもしれないという点です。
超大手企業は、中小企業と比べて平均給与が高めとなっています。
厚生労働省が発表した大手企業・中企業・小企業の賃金を比較してみましょう。
- 大企業:377.1千円
- 中企業:331.7千円
- 小企業:302.4千円
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況|企業規模別」
超大手企業ともなれば、さらに賃金は高い可能性があるので、今の年収より高い収入が得られる可能性が高いでしょう。
自分の希望業務につけた場合は専門性が上がる
第二新卒で超大手企業に転職する2つ目のメリットは、自分の希望業務につけた場合は専門性が上がる点です。
大手企業は社員が多く部署が細分化されているため、役割が固定されているケースが多くなっています。
あなたが希望する業務に就けた場合は、その業務だけに専念できるので専門性が上がりやすいでしょう。
ネームバリューが手に入れられる
第二新卒で超大手企業に転職する3つ目のメリットは、ネームバリューが手に入れられることです。
超大手企業にはブランド力や高い知名度があるため、そのネームバリューだけでも営業や商談が有利に進む可能性があります。
また、プライベート面でも住宅ローンの審査が通りやすいなど、様々なシーンで役立つネームバリューが手に入れられます。
1度大手に転職すると転職しやすくなる
第二新卒で超大手企業に転職する4つ目のメリットは、1度大手に転職すると転職しやすくなることです。
そもそも企業が採用活動を行う際は、以前どのような企業に勤めていたのか確認します。
あなたが超大手企業で働いていたと知ってもらうだけでも、採用側は「有名企業で働いていたなら能力が高いだろう」と思ってくれるでしょう。
次に転職する際にも、超大手企業で働いていた実績が大いに役立ちます。
第二新卒で超大手企業に転職するデメリット
続いては、第二新卒で超大手企業に転職するデメリットについて解説します。
新卒よりも昇進スピードが遅くなるかもしれない
第二新卒で超大手企業に転職する1つ目のデメリットは、新卒よりも昇進スピードが遅くなるかもしれないことです。
超大手企業は、それだけ多くの社員が働いています。
そのため、出世競争は激化して昇進スピードが遅くなる可能性があります。
場合によっては、いつまで経っても昇進できず給料も上がらない恐れがあるでしょう。
配属リスクがある
第二新卒で超大手企業に転職する2つ目のデメリットは、配属リスクがあることです。
企業規模が大きくなると、日本全国だけでなく海外にも支店を持っている可能性があります。
そのため、あなたが希望していない部署や地域の支店に配属される恐れがあります。
そもそも、超大手企業は中小企業と比べて転勤や異動が多いので、希望通りの配属先にならない可能性があることも覚えておいてください。
メリットがデメリットを上回ったら転職活動をやってみよう
大手企業への転職は、メリットだけでなくデメリットも伴います。
それでも給料が低い、労働条件が悪い、サービス残業が多い、仕事がつまらないなど今の仕事に色々と不満を抱えているなら転職活動を始めてみましょう。
上手くはいかないかもしれません。でも上手くいくかもしれないんです。やってみる価値はあるのではないでしょうか。
そして、もし転職活動を始めるなら、転職エージェントを利用することを強くおすすめします。
特に超大手企業を狙っているのであれば、転職エージェントを利用することが転職成功への鍵となるでしょう。
転職エージェントにはホワイト企業からの非公開求人も多数ある
転職エージェントには非公開求人も多数あり、その多くは条件が良い求人となっています。
企業が非公開求人を使う理由は様々ですが「通常の転職サイトに載せると応募が多すぎて対応できない」というものがあります。
応募が多いということは、他の企業と比較して魅力的な企業であるという意味なので、優良企業である可能性がかなり高いでしょう。
また、応募者が少ないなら当然ライバルも少なくなり、あなたが内定をもらえる確率は格段に上がります。
企業側も、ターゲットを限定したうえで応募してくれた方に対しては、「うちが求める能力を持っているかも」と大きな期待を抱いているはずです。
このような様々な理由から、非公開求人は魅力的な求人となっています。
まず面談をしてみる価値のある転職エージェント
若手におすすめの転職サービス
【最大手】リクルートエージェント
転職サイト|転職エージェント
業界トップクラスの求人件数を保有しており、転職支援実績はダントツNo.1。
経験豊富なアドバイザーがサポートしてくれるため、転職するなら登録必須のサービスです。
まだ方向性の定まっていない方でも、まずは仕事の悩みや不安を相談してみることをおすすめします。
【第二新卒をサポート】ジェイック就職カレッジ
転職エージェント
ジェイック就職カレッジは、第二新卒の転職支援に特化したサービスです。
第二新卒の方ならではの転職希望理由を把握しており、1人1人にベストな転職先を提案することを可能としています
フリーター・中退者29,906名の就活支援実績があるので、経歴に不安がある方・就活の始め方がわからない方にもおすすめできるサービスです。
【若手も安心】マイナビエージェント
転職サイト|転職エージェント
サポートの充実度が非常に高く、利用者満足度がNo.1の転職エージェントです。
利用者の8割程度が20代、30代となっており、若手社会人から強い支持を得ています。
各業界に精通した専任アドバイザーがサポートするため、専門分野での転職や異業種への転職に関しても心強いサービスです。