入社して1年で辞めるなんてもったいない、甘えだ、そんな風に思う人も少なからずいるかもしれませんが、新卒入社1年目での離職率は高く、高卒ではおよそ2割、大卒では1割以上の人が辞めており、決して珍しいものではありません。
理由としては仕事のミスマッチや人間関係、労働条件の不満なんかがあげられますが、個人的には仕方ないこともあるのかなと思います。
ただ会社を辞めたとしても、また次働く会社を見つけなくてはなりません。入社1年目の人で辞めるかどうか悩んでいる人の一番のネックは、こんなに早く退職して転職できるのだろうかという不安です。
世間的には3年は働けと言われていている中で1年もたたずに仕事を辞めた人間をどこも採用してくれないのではないかと不安が大きい人もかなり多いことでしょう。
しかし、結論から言うとたとえ1年以内で辞めたとしても転職ができないなんてことはありません。むしろ第二新卒という枠で転職ができることで選択肢は非常に多くあります。
第二新卒の需要は近年非常に伸びてきており、短期離職がそれほど不利にはなりませんからそんなに無理してまで働く必要なんてないと思います。
今回は実際に1年目で会社を退職し、第二新卒として転職を成功させた人の体験談と成功させる為に何をすべきかを紹介していきます。
まずは面談をして自分の市場価値を確認しよう 自分のスキルや年齢を考慮した年収の目安を知りたい方はまず面談をしてみましょう。 転職サイトに登録するだけでも情報は確認できますが、面談をすることでより市場価値の把握が正確になります。 自分は年収が上がらないと思っていても、面談を通じて自分の市場価値の高さに気がつけるかもしれません。 リクルートエージェント マイナビAGENT 就職カレッジ ※リクルートエージェント・マイナビ・就職カレッジのプロモーションを含みます。おすすめの無料転職エージェント 公式
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まさかの入社3ヶ月で退職。
私は新卒で入社した会社をたった3ヶ月で退職し、第二新卒として転職した経験があります。
まずは就職活動のことから話していきましょう。私は理系の大学に通っており、就職活動は学校推薦ですんなり決まりました。学校推薦には枠の数が決まっていて、良さそうな就職先は大学の成績が良かった人から決まっていて、あまり成績が良くなかった私は残り物から選ぶという感じだったのですが、それでもそれなりに大手のメーカーに就職できました。
職種についてはその時点ではこだわりはありませんでした。と言うよりも配属先は入社してから決まるものであったのでこだわっても仕方ないと考えていました。
そして大学を卒業して入社。2週間の集合研修を終えたのち私が配属されたのは技術営業の部門でした。
この結果は正直言って私にとってショックでした。心の中では開発等の上流工程で仕事を望んでいたにも関わらず、全く正反対の下流工程になってしまったのです。
その時わかったのですが、開発等の上流工程には大学院までいった人が大半を占めていましたが、私も含めて大学院に言っていない人は下流工程に回されていることが多かったです。
もちろん技術営業という仕事も知識を生かして直接お客さんとか関わっていくという非常に大切な仕事です。ただ、私にはどうしても魅力的な仕事だとは思えなかったのです。
そして就職して3ヶ月後に私は退職届をだしました。
第二新卒として転職か、新卒採用枠に応募か、学校に戻るか
普通なら先に転職活動をして転職先が決まってから退職すべきかもしれませんが、私はとにかく早く辞めたいという思いからさっさと辞めてしまいました。
幸いなことに大学時代にアルバイトをしていた時の貯金があったことと、実家に住んでいたことから金銭的にもなんとかなるだろうという思いがあったのも理由の一つです。
退職した私には3つの選択肢がありました。
- 第二新卒として転職する
- 来年の新卒採用枠を狙う
- 大学院に進学する
この3つです。
とりあえず第二新卒として転職活動を開始
この3つの選択肢の中から、私が選んだのは第二新卒として転職することでした。
大学院の進学を決めるのはまだ後でも大丈夫だったこと、新卒の採用はすでに始まっていたし学校推薦を使うことができないといった点からそうしました。
実際に転職活動を始めたのは退職して2日後です。とりあえず色々な転職サイトに登録し、転職エージェントにも登録しました。
想像とは違った転職活動
結論から言うと転職活動はそんなに大変なものではなく、たった1ヶ月半で転職先が見つかりました。
新卒での就職の際、学校推薦とは別に自由応募の企業もいくつか受けていたんですが、その際は自己分析や業界研究などをして受ける企業を決め、それを元にエントリーシートを書いて応募し、書類選考に通過できたら面接に挑むという一連の流れを全て自分で行っており、転職活動もまあ同じだろうなんて考えていたのですが、
自己分析にしろ、仕事選びにしろ、履歴書作成にしろ、面接準備にしろ転職エージェントがかなりサポートしてくれた為、正直かなり楽だと感じました。それが無料なので非常にありがたいです。
まあ、後から知ったのですが転職エージェントって転職希望者を一人転職させると年収の半分程度を企業から貰うということを知りました。企業は採用活動にそれほどのお金をかけていると知って、すぐに辞めたことに申し訳ないと感じるとともに、次の会社では頑張ろうと思いました。
ちなみに転職した会社はそこそこの大手で、職種が開発でしたので希望通りでした。
転職に踏み切る勇気は必要
正直言って退職する、転職するってかなり勇気のいることだと思います。
考えが甘いのは承知ですが、私の場合はいざとなれば大学院に行けばいいという考えがありましたが、それでも人になんて思われるだろうとかを気にしたり、一度仕事につきすぐ辞めたことが汚点にならないかなどかなり不安になることがありました。
ただ、今となってはあの時思い切って辞めてよかったと思います。
もしかしたらあのまま仕事を続けていたら技術営業という仕事が楽しくなってきたかもしれません。ただ、万が一ならなかった時にも開発に行くことは難しくなっていたと思いますから、辞めたほうがリスクは低かったと思います。
ただ、やっぱり私のように先走って辞めるのではなく、会社に行きながら転職活動を行って転職先が見つかったら辞めるのがいいと思いますね。転職活動は在職中でも全然できますから、それが一番リスクが低いと思います。
もし1年目で辞めたいと考えているけど転職するかどうか悩んでいるならば、まずは転職活動を始めてみるのがいいと思いますよ。良い転職先が見つかったら転職すればいいだけですから。
1年目でも転職を成功させたポイント
今回紹介した人がたった3ヶ月で会社を辞めたにも関わらず転職活動を成功させたポイントは3つあります。
まず一つめが辞めても大丈夫な環境にあったことです。
転職する場合は極力リスクを抑えることが必要で、勢いで会社を辞めてしまうと無職でいることへの不安、貯金が減っていくことへの不安から転職活動を焦ってしまいます。
今回紹介した人はさっさと辞めてはいたものの実家暮らしで金銭的にもしばらくは大丈夫であった、大学院進学への道があったという点から、余裕を持った転職活動を行うことが出来たという点が挙げられます。
もう一つは退職後にすぐ転職活動を始めたことです。
退職するとついついだらけてしまい、なかなか本気で転職活動をすることができていない人が非常に多く見られます。
転職活動をしなければ当然転職先は見つかりませんから、とにかく始めるというのは大切なことです。
最後の一つが転職エージェントを利用して転職活動を進めたことです。
転職は一人の力でやろうなんて思ってはいけません。
今は非常に転職サービスが充実していますから、転職サイトにしろ転職エージェントを有効に使っていくことが重要になります。
ですから、もしこれから転職をしようと考えている人はぜひ使ってみるようにしてください。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
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