新卒で就職しても3割以上の人が3年以内で会社を辞めている中で、1年未満で会社を辞めてしまう人もかなりの数います。
そんな早い段階で会社を辞めることは世間的にはあまり良くないことだとされているかもしれませんが、実際に転職した人を見てみると転職して良かったと感じている人も多く、それほど悪いことだとは言えません。
今では、入社3年以内に辞めても第二新卒として転職しやすい状況になっていることも理由の一つかもしれません。
今回紹介するのは入社7ヶ月で転職を決意した人のお話です。転職を決意したところから、実際に転職するまでを紹介していきます。
関連:新卒入社1年目で会社を退職。第二新卒の転職を成功させることができた理由。転職に踏み切る勇気も大事
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新卒で就職して5ヶ月後に転職活動を開始
私は現在社会人4年目、IT業界の技術者として働いています。
ただ、今の会社は私にとっては2社目。新卒ではとある証券会社に就職したんですが、わずか7ヶ月で退職しています。
実際に転職を決意したのはもっと早くて5ヶ月目の時したが、そこから2ヶ月間ほど転職活動をし、今の企業から内定を貰ったので退職に至りました。
なぜ私がこんなにも早く転職を決意したのか、その大きな原因は労働条件面への不満でした。
残業時間は、当初30時間程度と聞いていたが実際は毎月100時間以上。でも残業代は30時間まで。それでいて上司は帰るのがとても速い。休日出勤も月に少なくとも2回はある状態で、家に仕事を持って帰らなくてはいけないこともしばしば。
社会人とはそういうものだなんていう人もいるかもしれませんが、私にとってはそれが耐えることができるものではなく、あと何十年も働き続けることができる到底思えなかったのです。
ただ、さすがに1年未満で転職するというのは気が引けた部分もありました。一応プライドもあったのでなんか逃げるみたいで嫌だったし、周囲に相談してもとりあえず3年は頑張ったほうがいいと言われるのも目に見えてましたから。
まあそうは言ってもやっぱり無理なものは無理。そこは自分の心に正直になって転職活動を始めることにしました。ただ転職するつもりだということ、転職活動していることは実際に内定を貰うまでは誰にも相談することはできませんでしたね。
ある企業との出会い
転職活動はとりあえず転職サイトにいくつか登録して、自分で調べながらスカウト機能に登録してオファーメールをチェックするといった感じで最初の2週間ほど行っていましたがなかなかぱっとしなかったんで、それから転職エージェントに登録して転職活動を進めるようになりました。
転職エージェントは求人を紹介するだけではなく、それこそ最初にやる自己分析やキャリアの相談にも乗ってくれたり、最初はだめだめだった履歴書を自分一人では絶対無理なレベルまでクオリティを高くしてくれたり、面接のアドバイスそして練習も行ってくれたので非常に助かりました。
まあそんな中で紹介してもらったのはとあるIT企業。
実はその時、すでに1次面接を通過していて、残すは最終面接という企業もあったんですが、正直この会社でいいのかなという迷いもあったので、それならばということで色々な会社をちょくちょく紹介してくれていました。
まあその会社こそが今の企業なんですが、そこそこ名前の知れた企業です。職種はSEで完全に未経験ではあったんですが、第二新卒ということでチャンスはあるということで応募してみることにしたんです。
平均年収もそこそこ高く、休日、残業時間などにも不満はなかったし、SEという職種も数ある職種の中ではやりたいと思える仕事であり、何より大学時代の先輩がその会社で働いていて、良い話を聞いていたことが大きかったです。
正直そのレベルの会社に1年未満で辞めた人間が入社できるとは思っていなかったんですが、意外に求人はあるものです。
最終的には、書類選考が通過した時点でその会社1本に絞って転職活動をしていくことになります。
すでに最終面接まで進んでいた企業は断りました。中途半端な気持ちで入社して後悔することになっては元も子もないと思ったのです。
もちろん1社に絞ることで転職活動が長期化する可能性もあることはわかったんですが、考えれば考えるほどその会社に行きたくなってきたので、そういう形になったんです。
入社7ヶ月目で大きな決断
結果、無事面接も終わり、内定を頂くことができました。
さあ後は入社するだけだと思いきや、内定を貰ったタイミングで実は本当に転職していいものなのかと不安になって、一度断ろうかと本気で悩みました。
やっぱり1年未満で辞めるということに対して、自分がなんか情けないと感じてしまったり、もし入社して人間関係が上手くいかなかったらどうしようなんて不安もありました。
それまでの会社は労働条件はだめでしたが、同期、先輩とも仲が良く、人間関係だけは良かったので、余計に悩むことになりました。
結局3日くらい悩んだんですが、最終的にはやっぱり転職することにしました。
せっかく転職活動を頑張ってきて良い会社から内定を貰えたこと、やっぱり今の仕事を続けるのは無理なこと、また一から頑張ろうと思えたことが大きな理由です。
結果的に、転職は大正解でした。
条件面での改善はもちろんなんですが、人間関係も問題はなう、4月に新卒として入った同期ともそうそうに打ち解けることができたし、多少スタートは遅れたとはいえ、それなりに追いつこうと努力もしたので仕事自体も問題なく進めることができました。
1年未満で転職することについて
やっぱろ1年未満で転職することには賛否両論あると思います。中には転職しなくて良かったと思う人もいるでしょう。
ただ。少なくとも私は転職したことが間違いだったとは思っていません。転職したからこそ得られたもののほうが多かったです。無理に働き続けて体を壊すよりもずっと良いと思います。
不安であればとりあえず転職活動をやってみてもいいかと思います。割と転職活動することで気づけることも多いと思うんです。
結局転職するかしないかは自分で決めるしかありませんから、時には勇気を持った決断も必要だと思います。
第二新卒の転職に向けて
第二新卒として転職する場合は、仕事選びから自分のアピール方法まで通常の中途採用とは異なってきます。
入社3年以内で受けることができる企業があまり見つからないというのは単に非公開求人となっているからであって、実はたくさんあります。
その為、転職活動では転職サイト、転職エージェントを有効活用していかなくてはなりません。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
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