ビジネスパーソンの中には、残業が70時間くらい普通という人もいますが本当にそうなんでしょうか。
残業を70時間もしていると、さすがに仕事が楽、余裕があるとは言えない状況です。
30時間ならほどほどにこなせていたものの、40時間、70時間を超えるとどんな状態になってしまうのでしょうか。
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残業が70時間、これって普通?きついと感じるのは甘えなの?
残業70時間という働き方は、会社によっては普通にあることかもしれませんが、一歩外を見渡してみれば決して普通とは言えない残業時間です。
今、残業が多くて時に70時間にもなる方は、一般的な残業時間がどれくらいなのかチェックして、キツイと感じることが甘えではないことを自覚しましょう。
はじめに一般的な平均残業時間の割合を見ていきます。
残業70時間はかなり多いしきつい
残業の平均時間に関するデータはさまざまありますが令和3年の毎月勤労統計調査 令和元年10月分結果速報|厚生労働省によると、パート労働者を除く一般労働者の平均残業時間は13.3時間となっています。
しかし、これは会社に調査した結果であるが故に少なくなっているのか、デューダの調査では40時間を超えるデータもありました。
どちらのデータを参考にしても、残業70時間は相当多い残業時間だと言うことは間違いありません。
30時間程度の残業なら繁忙期や締め日などの関係で発生してしまう時期もあると思いますが、さすがにその倍以上の残業70時間は働きすぎと言える状態です。
そもそも残業時間は原則1ヵ月45時間以内、1年360時間以内
そもそも残業時間には上限があり、1ヵ月45時間以内、1年360時間以内と法で定められています。
1ヵ月45時間の残業を上回る為には、特別条項付きの36協定を締結しなくてはなりません。
しかし、1ヵ月45時間を超える残業はあくまで恒常的なものではなく、一時的・突発的なものであることが条件となっています。
1ヶ月70時間の残業を1年続けたら840時間になる計算です。
いくら忙しくても普通の範囲でやっていい残業時間ではないんですよね。
慢性的に残業70時間が続いているなら要注意!
一般的な企業でも大きな契約を取るなどすれば、突発的に残業が増えることはあります。
特に忙しいときは月間の残業が70時間になることもあるでしょう。
ただ、この場合の長時間残業は突発的であることがポイントで、ほぼ毎月70時間もの残業が続いている場合は注意が必要です。
法に抵触しているほか、明らかに働きすぎのラインを超えています。
プライベートな時間を確保できない、睡眠時間が少ない、いつも体が疲れているなどに加えて、ストレスによる自覚症状が出てくる人もいることでしょう。
メンタル面でもイライラしたり憂鬱な気持ちが続いたりするなら、70時間もの残業に心身共に疲れ切っている状態です。
慢性的に残業70時間が続いている状態の方は、その状態が普通ではないことを理解してください。
理想の残業時間はどれくらい?
残業は無いほうが良いですが、業種によって全く無しとはいかない企業もたくさんあります。
残業0時間が一番理想的でも、残業代を生活費に充てている場合は、残業をしないと生活に困る人もいます。
では、何時間の残業なら心身への影響がなく安全に働けるのでしょうか。
残業時間別ワークライフバランス
はじめに、残業時間別のワークライフバランスについて見ていきます。
残業時間が0時間、20時間、40時間、70時間の場合の自由時間を一定の条件のもとで比較していきましょう。
条件は通勤時間は片道1時間、基本勤務時間は9時~18時、1ヶ月の稼働時間は20日間とします。
残業時間0時間の場合
- ・7時:起床
- ・8時:出勤
- ・9時:仕事開始
- ・18時:仕事終了
- ・19時:帰宅、自由時間~
残業0時間の場合は夜の19時から自由時間になるため、時間に余裕をもって生活できるでしょう。
ゆっくり食事や入浴ができ、趣味を楽しむ時間も確保できます。
24時に就寝したとしても7時間程度の睡眠時間を確保できるので、19時以降の4~5時間は好きに使うことができます。
残業時間20時間の場合
- ・7時:起床
- ・8時:出勤
- ・9時:仕事開始
- ・19時:仕事終了
- ・20時:帰宅、自由時間~
1ヵ月の残業時間が20時間の場合、20時間÷20日=1時間になるため毎日1時間の残業があります。
自由時間は3~4時間ほど確保できるため、残業0時間の場合と大きな差はないといえるでしょう。
しかし、残業代を生活費に充てている方の場合、残業20時間では物足りなさを感じることも考えられます。
残業時間40時間の場合
- ・7時:起床
- ・8時:出勤
- ・9時:仕事開始
- ・20時:仕事終了
- ・21時:帰宅、自由時間~
1ヵ月の残業時間が40時間の場合、40時間÷20日=2時間になるため毎日2時間の残業があります。
夜の21時に家に着くので、自由時間が2~3時間と少なくなり21時以降の遅めの夕食や入浴となるため自由な時間は制限されるでしょう。
残業40時間あたりから趣味の時間をとることが難しくなり、帰宅時間に合わせたギリギリの生活となることが予想できます。
人によっては睡眠時間が十分に取れず、翌朝も疲れが残るなど心身への影響も出始める残業時間です。
ただ、残業代は20時間に比べて倍になるので、生活費の面では満たされる部分もあるでしょう。
残業時間70時間の場合
- ・7時:起床
- ・8時:出勤
- ・9時:仕事開始
- ・21時半:仕事終了
- ・22時半:帰宅、自由時間~
1ヵ月の残業時間が70時間の場合、70時間÷20日=3.5時間になるため毎日3.5時間の残業があります。
平日の自由時間はほぼ無し、やっと仕事が終わっても家に帰ってすぐに寝て次の日に備えるような生活です。
食事や入浴も22時半以降と深夜帯になり、食事をしないで睡眠を優先する人もいます。
では、このような残業70時間が日常になってしまうと、具体的にどうなってしまうのでしょうか。
残業70時間を続けていたら、いつか心身ともに限界を迎えてしまうかも
多すぎる残業時間は、心にも体にも大きなダメージを与え、時に過労死という最悪の事態を招くことがあります。
そして、残業70時間は過労死の可能性も出てくる残業時間です。
1日3、4時間の残業をしていればストレスは溜まる一方
残業70時間ということは1日3~4時間程度の残業時間になります。
定時で帰りたい日があるなら、その前後に1日5~6時間の残業をしてカバーしなければならないこともあるでしょう。
終業時間が18時だとするとそこから4時間も残業すればもう22時、帰宅まで1時間かかるとすれば家に到着するのは23時です。
帰宅後は自由時間がほとんどないためストレスは溜まり続けるとともに、食事や入浴などの時間を優先させると睡眠時間が少なくなるでしょう。
このような状態が慢性的に続くなら、十分な食事や睡眠がとれずに体調を壊してしまったり、メンタル面にもゆとりがなくなってしまったりと心身への影響が大きくなっていきます。
過労死ラインは80時間でも、それ以下なら大丈夫というわけではない
健康障害リスクが高まるとする時間外労働時間を示す「過労死ライン」は以下のように定められています。
- 発症前2ヶ月間ないし6ヶ月間にわたって1ヶ月80時間を超える時間外労働
- 発症前1ヶ月間に100時間を超える時間外労働
残業時間の数字だけを見ると70時間ならまだ大丈夫な印象を受けますが、過労死ラインが示す残業80時間にかなり近い状態という見方が妥当です。
仕事から与えられるストレスは人によってさまざまであり、家と会社の往復以外に自由時間がほぼないため、心身への影響は計り知れないものがあるといっても過言ではありません。
また過労死ラインとは別に、「脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準」では、次のように定められています。
- 発症前1ヶ月間ないし6ヶ月間にわたって、1か月45時間を超えて時間外労働時間が長くなるほど、業務と発症との関連性が徐々に強まると評価できる
残業70時間の状態が慢性的に続いていれば、仕事のせいで体を壊すこともあり得ると認められているのです。
そのため、残業70時間が普通だと思っている方は、働き過ぎている自覚を持ち残業時間を減らすことが必要です。
長時間の残業を我慢すべきではない3つの理由
毎月かなり多い残業時間で働いていると、徐々にその残業時間に慣れていきます。
ただ、長時間労働に慣れることは自分をごまかし、自分の体・心をすり減らすことになっていくだけです。
仕事が好きでたまらないとしても、長時間の残業は我慢してはいけないのです。
ここでは、長時間の残業を我慢すべきではない3つの理由を紹介していきます。
健康リスクが高まる
長時間の残業が続くと、帰宅後の自由時間をはじめ睡眠時間の確保が難しくなっていきます。
仕事上のストレスも加わり、この状態が長く続くと心身の健康を損ねるリスクが高くなります。
長時間労働による心身への影響は、単に体に負担になるだけではなく脳血管疾患や虚血性心疾患を引きおこす可能性が認められているため軽く考えてはいけません。
ワークライフバランスの悪化
仕事ばかりの生活は、リラックスする自由時間や睡眠時間が少なくなるなどの影響を与えます。
仕事が終わったら十分な食事や睡眠を摂ることで体が休まり、翌日も元気に出勤できる状態になります。
ワークライフバランスは、国で取り組む仕事と生活の調和への取り組みで、国民の一人ひとりがやりがいや充実を感じながら働くことや、仕事上の責任を果たすこと、それぞれのライフスタイルや年代で多様な働き方ができることを目的としています。
その一環として過労死の予防・防止も含まれており、長時間の残業が続く生活はワークライフバランスを悪化させると解釈することができます。
自分自身の健康以外の面でも、家族など周囲の人に影響するほか、万が一働けなくなれば生活にも困るようになるでしょう。
体と精神の健康が保たれてこそ、仕事も効率よくこなすことができるので、もう一度1日のスケジュールを意識していきましょう。
疲れが溜まり、生産性が下がる
生産性とは投入した資源を活用して、どれくらいの生産が行われているかを指します。
では、残業時間が長いと生産性はどうなるのでしょうか。
長時間の残業により自由時間と睡眠時間が減ってしまうと、体や精神に悪い影響を及ぼします。
疲れが取れないことにより集中力の低下、生産性の低下を招き、仕事の質を維持するための長時間労働や長時間残業を繰り返しす生活を繰り返すようになってしまいます。
また、労働者健康安全機構が発行する「労働時間と労働生産性」によると、労働時間が長くなるほど労働生産性が低下することが示されており、残業時間と生産性に深い関係があることがわかるでしょう。
では、1ヵ月の残業が70時間もある人は、これからどうしたら良いのでしょうか。
残業を減らすための対処法など、次で詳しく紹介していきます。
本当にずっと残業70時間を続けられるのか、今一度考えてみよう
1ヵ月の残業が70時間もある人は、この先もずっとこのペースで働き続けることができるか一度考えてみてください。
今の会社で成し遂げたい夢や目標があるなら、残業70時間を我慢して働き続けるのも1つの方法です。
ですが、もしも特に今の会社にいる意味がないなら、これから先数十年と長時間残業を続けられるか考えてみましょう。
この先数十年も長時間残業を続けるのは難しいと思う方は、いくつか解決策を紹介するので検討してみてください。
部署異動や休職などを交渉する
はじめに検討したいのが残業が少ない部署への異動です。
部署が違うと職場の雰囲気が違うように残業時間にも違いがあります。
そのため、残業が少ない部署への異動を希望してみましょう。
もしも、部署異動が難しい場合は休職してリフレッシュすることも有効な手段です。
ただ、部署異動は必ず通るとは限らないことや、休職した場合は今の部署に復帰しなければならないため、どちらも残業時間を減らす決定的な方法ではありません。
長時間残業の環境にもう戻りたくない、残業時間をできるだけ減らしたいというなら、部署移動や休職ではなく転職を考える方が良いでしょう。
退職してから就職活動する
二度と残業70時間の環境に戻りたくないなら、思い切って退職して転職することも視野に入れてみましょう。
残業そのものが少ない会社に絞り込めば、当然今より確実に残業を減らすことができます。
今の会社で働きながら転職活動をすることもできますが、転職活動は時間と労力が必要なものです。
理想の会社探しに専念するなら、一旦退職してから転職活動をする方が良いでしょう。
長時間残業を強いる会社だと退職するのも一苦労、そんな状況にある方は長時間残業そのものが立派な退職理由になるので安心してください。
国が公開している「過労死ライン」や「脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準」にもあるように、長時間残業は自分の健康を害する可能性が認められているので堂々と退職理由にできます。
在籍中に転職活動する
退職してからの転職は、次の職場が決まるまでの間給料が入ってこないので金銭的なリスクがあります。
ですが、在籍中に転職活動を始めて、給料が入ってこない期間を最小限にできるなら在籍中の転職活動がおすすめです。
ただ、今すぐにでも退職しないと心身が壊れてしまうと感じているなら、退職してからの転職でも問題ありません。
在籍中の転職活動といってもわずかな隙間時間に求人サイトをチェックしたり、転職エージェントに相談したりするだけでOK。
「今の職場が全てではなく、もっと良い労働環境の職場は沢山ある」ことを知り、理想的な会社探しとともに視野を広げていきましょう。
残業70時間に慣れてはダメ、残業が少ない会社は思った以上に働きやすい
残業70時間で働く状態は、キツイと思いながらも時間の経過とともに慣れてきますが、いくら仕事でも慣れてしまっては心身を壊してしまいます。
周囲を見渡せば残業が少ない会社は存在し、思った以上に働きやすいものです。
残業が少ない会社は、会社全体で個人の仕事量への配慮があり、残業時間に対する意識が高い傾向があります。
残業70時間が普通の会社に比べて働きやすく、適切な仕事の配分や個人に適切な仕事やポジションを提供しています。
そのため、転職する際には給料や仕事内容に加えて、残業時間が平均どれくらいなのかもチェックすることをおすすめします。
残業70時間が長い、きついと感じるなら、転職を検討しよう
残業70時間の環境は普通ではなく、キツイと感じることは決して甘えなどではありません。
長時間の残業がキツイ方は、部署異動を願い出るのも良いですが、根本から解決したいなら思い切って転職を検討することをおすすめします。
残業代を生活費に充てている場合、残業が少ない会社に転職することに不安を感じる方もいることでしょう。
しかし、残業が少なくても十分生活できる給与を確保できる会社なら転職した方が良いのではないでしょうか。
転職する際には、1人で転職サイトをチェックしていくと時間と労力がかかるため、自分の条件に合う会社を探してくれる転職エージェントの利用がおすすめです。
残業の少ない会社への転職には転職エージェントを利用しよう
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