1日の残業時間は5時間以上が当たり前、仕事が終わるのは毎日終電ぎりぎり。
もしそんな会社で働いているなら、辞めることを前提に考えることをおすすめします。
正社員として働くなら残業もある程度は仕方がないとは言え、1日5時間が毎日続くなんてさすがに異常。普通の会社ではありません。
目次
正社員ならある程度の残業も仕方ない。でも毎日5時間はさすがにおかしい
正社員として働くならある程度は許容しなくてはいけない残業。
残業が全くない会社ももちろんたくさんありますが、日常的に、そして当たり前のように行われている企業も多いです。
ただそうは言っても仕方ないと割り切れるのは月30時間から40時間くらいまで。
1日平均1.5時間から2時間程度であり、毎日5時間も残業しなくてはいけないなんて言うのは異常です。
36協定の残業上限時間は月45時間
そもそも残業をする上で労使間で結ばなくてはならない36協定では、残業時間の上限が月45時間、1年360時間と決められています。
1日5時間残業すれば勤務日数が1月20日だとすると100時間。休日出勤もあれば120時間からひどい人だと150時間なんて人もいるでしょう。
36協定の上限時間を大きく上回っているのです。
特別条項付きの36協定を結ぶと、1,年に6回まで。2,上限を超える特定の理由がある。といったルールがあるものの月45時間を超えることが可能となります。
その為、1日5時間の残業が毎日行われていたとしても即座に違法となるわけではありません。
ただそれは慢性的に行われることが許されているものではありません。
過労死するレベルの残業時間
1日5時間の残業。
もし1日定時で帰れる日があっても月の残業時間は80時間。
定時で帰れる日がなければ残業時間は100時間超え。
もし休日出勤もあると残業時間は120から多い場合だと150時間にものぼります。
長時間労働と過労死の因果関係を判断する過労死ラインには以下の2つがあります。
- 発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働
- 発症前1か月間におおむね100時間
要するに毎日5時間も残業するということは、過労死してしまうリスクが高いということ。
実際、悲しいことにたくさんの人がこれくらいの残業をすることによって過労死しているという事実があるのです。
過労死までいかなかったとしてもうつ病などの精神病などになってしまう可能性は非常に高まっています。
そのことをよく自覚しなくてはいけません。
全く当たり前ではない残業時間
正社員なら仕方がない、これくらいやるのはどこの会社でも当たり前なんて考えは捨ててください。
はっきり言って仕方ないで終わらせるような時間ではなく、そこまで残業をしている人なんてごく少数です。
転職すればほぼ残業時間を減らすことはできるでしょう。
長時間労働の問題は同じ会社にいる限りは自分の力で解決することは困難ですが、外に目を向ければ解決はそう難しいことではないのです。
同じ職場の人がやっているから、上司がそれを当たり前だというからなんていう狭い視野で物事を決めつけてしまうのはやめましょう。
1日5時間の残業をしていてはいつまでたっても幸せにはなれない
はっきり言って1日5時間を超える残業が当たり前のような会社で働いていても、ほとんどの人はいつまでたっても幸せにはなれません。
たとえ年収が高くても、辞めるべき会社です。
あらためて、1日5時間の残業によって失うものを考えてみましょう。
心身への悪影響、最悪の場合過労死もありうる残業時間
まずは何といっても心身への悪影響が著しく、最悪過労死もありうるということ。
先ほども述べているように過労死ラインを軽く超えるような残業時間であり、働き続ける限りあなたの健康が害されていきます。
健康を害してまで会社に貢献したってなにも良いことなんてありません。
健康を害してまで人よりわずかに高い給料を貰えたとしても何も良いことなんてありません。
プライベートの充実もなし
プライベートを充実させる為の仕事なのに、1日5時間も残業していればプライベートで確保できる時間なんてほとんどありません。
1日8時間に残業5時間、休憩1時間を加えると会社にいる時間は14時間。
通勤が片道1時間だとすると2時間加わるので残りはたったの8時間。
睡眠時間を6時間に抑えても2時間しか残らず、食事やお風呂、支度の時間でなくなってしまいます。
毎日がこんなんだと休みの日だってなにかする気力はおきません。
趣味に割く時間もなければ、家族と一緒に過ごす時間もない。
プライベートが充実するわけがないんです。
1日5時間の残業ははっきり言って失うものが多すぎます。
残業代がしっかり支払われていない場合も多数
毎日残業を5時間以上させる会社は、たいてい他にも何かしらの問題を抱えている場合が大半。
特に残業代がしっかり支払われずサービス残業となってしまっていることも多いでしょう。
残業時間関係なく残業代が支払われる上限時間が決められている会社もありますね。
ここで一旦いくらサービス残業によって損しているのか計算をしてみましょう。
月給25万円、月の稼働日数が21日とした場合、残業時間の時給は1,860円。
月100時間の残業のうち、残業代が支払われるのが45時間分まですると、本来貰えるのに貰っていない金額は10万円にものぼります。
1年続けば120万円。10年続けば1,200万円です。
あらためて損している金額を見るとやってられないですよね。
健康を失い、家族との時間を失い、お金も失っている。働き続ける意味がありません。
ブラック企業は辞めなきゃだめ!働き続けても良いことなし
残業代がちゃんと支給されていない場合はもちろんですが、そうでなかったとしても1日5時間の残業が当たり前のように毎日続けられているのであればそれは明らかにおかしいことです。
違法でなかったとしてもブラック企業だと思っていいレベルです。
過労死する恐れが高い働き方を社員にさせているわけですからね。
そんな会社はできるだけ早く辞めなきゃだめ。あなたの貴重な人生を浪費し続けないでください。
もちろんここまで残業が多すぎてると転職活動する時間がないという人も多いでしょう。
ただそれで諦めていたらいつまでたっても今の状況から抜け出すことはできません。
過労死ラインを超えるような残業をしているなら退職後に失業保険をすぐ受給できますし、有給休暇がたくさん余っているなら退職前に一気に使うことで、転職活動期間も給料を貰い続けることだってできます。
転職活動期間はのびてしまうかもしれませんが、休日と平日の面接に有給休暇を数日使うことでやり切る人もいます。
時間がないことで無理を決めつけず、ぜひ今の状況を抜け出す行動に移してください。
転職におすすめの転職支援サービス
転職活動を行うなら転職エージェントを使うのがおすすめです。
特に時間がない人にとって、転職活動全般についてサポートしてくれる転職エージェントは非常に役に立つでしょう。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
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マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
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