製造業の工場勤務や24時間営業の小売業、看護師などの医療関係などでは、誰かは深夜も働かなければならない為、三交代制をとっている場合が多々あります。
ただ、人間は朝起きて、夜眠るというのが本来の形であり、日ごとに時間がころころ変わる交代勤務は決して良いものではありません。
関連:深夜残業の手当はどれくらい?時間帯や割増賃金、深夜残業時の注意点
関連:残業45時間以上が続いているなら失業保険はすぐに貰える!体を壊す前に退職してしまおう
三交代制はかなりきつい
三交代制で働いていると、8時から16時、16時から24時、24時から8時の3つの時間帯での勤務が日ごと、もしくは1週間ごとに変わっていくことになります。
時間の分け方は会社によって異なりますが、眠る時間が一定にはできないという点では同じです。
三交代制のメリット
三交代制には、悪いことばかりではなく、色々とメリットもあります。このメリットから仕事自体はきつくても続けているという人もいるのではないでしょうか。
残業時間が少ない
まず一つ目のメリットは残業時間が少ないことです。
基本的に時間が区切られており、勤務が終わる時間になるとまた次のシフトの人が出勤してくる為、やり残した仕事があってもたいてい引き継ぐことになります。
ただし、工場等では繁忙期などに需要増に対応する為、休日出勤が増えることがあります。
手当が多い
もう一つのメリットは、深夜の時間に働くことで手当てをもらえるという点です。
労働基準法でも22時から5時までの時間帯は通常の労働時間の賃金に対し2割5分以上の手当を支給しなければならないと定められています。
貰っている給料にもよりますが、だいたい4、5万程度貰えることになります。
三交代制のデメリット
三交代制には上記のようなメリットもあるのですが、それ以上にデメリットの面が大きくなります。
体調を崩しやすい
三交代制の最大のデメリットは、生活リズムが落ち着かないことが健康に多大な影響を与え、体調を崩しやすいという点です。
頭痛を引き起こしたり、免疫力が低くなって風邪を引きやすくなったり、自律神経が狂いうつ病になりやすかったり、ある調査結果によるとガンの確率が増加するなんていう報告例もあります。
本来眠る時間に寝ることができないのは、身体にとって大きなストレスとなります。
続ければ続けるほど、そのストレスは蓄積されていき、身体に非常に悪い影響を及ぼします。
常に眠い状態が続く
もう一つのデメリットが、常に眠い状態が続くことになり、残業が少ないにも関わらず思ったより自分の時間をとることができないという点です。
睡眠は一定の時間すればいいというものではなく、質も必要になります。質の悪い睡眠を8時間とるよりも、質の良い睡眠を6時間とるほうが重要なのです。
睡眠時間がばらばらだと、基本的に質の良い睡眠はできません。
その為、睡眠時間をとっても常に眠い状態が続いてしまうのです。
人によってはかなりきつい
でも、三交代制でも元気に働いている人はいますよね。そういう人を見ていると、自分がきついと感じているのは甘えではないかだとか、そのうち慣れるのではないかと考えてしまうかもしれません。
ただ、これはかなり個人差があるものです。適応力、調整力は人それぞれであり、簡単に慣れるものではなく、やる気があればなんとかなるというものではありません。
若い人のほうが体力もありなんとかなることも多いですが、若いからといって必ずしもなんとかなるというものではありません。
ですから、三交代勤務がきつい、もう辞めたいと思うのはすごく当然のことなんです。
体を壊す前に異動、転職したほうがいい
もし、今の三交代の仕事が自分に合わないと感じているならば、できるだけ早く異動や転職を考えましょう。
本当に体を壊してしまう可能性が高いです。実際、体を壊してしまい仕事を辞めざるを得なかった人を何人も知っています。
今はなんとかなっているという若い人であっても、このまま働き続けることができるのかは考えてみたほうが良いです。
若いうちはなかなか気づきにくいですが、年齢による体力の衰えは想像以上です。
転職するなら若いうちにするにこしたことありません。
手当が減ることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、はっきり言って深夜勤務で手当てをもらうよりも1日1、2時間残業したほうが実はずっと楽だったりします。
工場勤務から日勤のみのホワイトカラーの仕事になんて転職できないだろうと思う人もいるかもしれませんが、今はどの企業でも人手不足が顕著となっている為、未経験であっても正社員として就職できる可能性は非常に高くなっています。
このまま身も心も削って働き続けるのではなく、最も大事な健康を重視して自分の仕事を見つめなおしてみてください。
転職では不満を解消できた人が8割と非常に多く、年収アップも難しいものではありません。
そして今はかなりの売り手市場、転職が成功する可能性はさらに高くなっています。
転職支援サービスは気軽に使うことができる上、転職の全てをサポートして貰えます。ぜひ転職活動を始めてみましょう。
転職サービスのおすすめ順は以下の通り。
まずdodaですが利用は完全無料、登録には公式HPからオレンジ色の「会員登録をする」をクリックした後、必須となっているピンク色の項目を埋めていくだけで履歴書や職歴書の登録もないので5分もかからず終わります。
住所も都道府県のみを入れるだけでOK、業種や職種なども大体あってそうなもので問題ありません。
dodaは求人検索や診断テストの利用、プロによる転職サポートなど転職に必要な機能が揃っている満足度No.1の転職サービスであり、登録すると全国各地の転職フェアや転職セミナーへの参加も可能になります。
転職サービスとしては日本最大級で求人数は約10万件、全国に拠点があり経験者から未経験者まで若手からミドル層まで誰でも利用できます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より8万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている為、優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
大手なだけあって dodaは対策のテクニックの質も高く、求人数も十分。転職を強制されることもありませんので、どうせ無料と思って使ってみてください。
もちろん面談等はせずに転職サイトのみの利用も可能です。
■公式サイト:doda
次にリクルートエージェント。
転職エージェントと言えばこのリクルートエージェントと doda
が強く、求人数や実績が飛びぬけています。
非公開求人数は10万件以上。成功実績はNo.1。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
dodaとリクルートエージェント
でそれぞれ独占求人があるので、まずはこの2つを使って良い方を選ぶというやり方がおすすめです。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
■公式サイト:リクルートエージェント
もう一つ、さくっと登録しておきたいのがミイダス。
オファーを待つタイプの、dodaを運営しているパーソルキャリアから分社化した会社が運営している転職サイトです。
ここは最初に登録して後は待つだけ、基本放置でOKという手軽さ。
それだけで好条件の会社から面接確約のオファーを貰える可能性があります。
また登録時に年齢、職歴、学歴などから想定年収を算出してくれたり、7万人の転職事例を見ることができるといった点もかなり良いポイントです。
■公式サイト:ミイダス
20代にはハタラクティブもおすすめ。
第二新卒や既卒者などが対象となっていて、学歴や社会人経験を問われない若手向けの転職サービスとして最大手です。
未経験者の転職に関して強く、内定率は80%超えと高い数字、サポート体制の評判も良好なのでまずは相談だけしてみるだけでも価値はあるでしょう。
ただし難点なのが利用地域が限られる点。徐々に広がっていますが関東・関西・中部・九州以外だと利用できません。
なお、登録後はフリーダイヤル(0120-979-185)から電話が来ます。せっかく登録しても電話にでないまま放置しておくとサポートが始まりませんので、もしでれなければ折り返すようにしましょう。
■公式サイト:ハタラクティブ
大手では他にも、独占求人が豊富で年収アップに強みのあるtype転職エージェント、高年収案件を多数扱っているミドル向け転職エージェントのJAC Recruitmentなどがありますから、色々使ってみるといいでしょう。
ちなみに情報収集を目的にするなら国内No.1のリクナビNEXT。
転職希望者の8割が使うと言われているサイトです。
求人量、スカウトメール、診断テストなどが充実していますから、チェックしておくと何かと役に立ちます。
■公式サイト:リクナビNEXT